巨乳大好きマン   作:覚め

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後に死。
なないよ〜〜〜ん!!!!



思案

萃香が俺を地上に誘ってきた。もちろんお断りだ。が、力という名の輸送機によって俺は颯爽と運ばれた。くそっ、俺の非力さが嫌になる。まあそもそも人間が鬼に勝てる訳ねえんだよな。…あ、巫女は別ね。アレは人類側としても突出した値だから。平均で語るなよ。外れ値だ。人間の最大値は…まあ多分だけど俺か魔理沙じゃないだろうか。魔理沙のマスタースパークは普通に怖いし、多分巫女の陰陽玉よりも雑に強い。誰が人間から風見幽香のマスタースパークが出てくると思うんだ?馬鹿か?

 

「…なにこれ」

 

「おう!神霊だな!」

 

「…つまりどういうこと?」

 

「…ボコそうよ!」

 

「見た目と言ってることが変だぞお前」

 

「雑魚は須磨元に任せた!」

 

「はぁ!?」

 

しっかし神霊か。…なんか、俺の知ってる幽霊とは違う動きしてんな。こう、ふよふよと動くんじゃないの?俺の目にはたんぽぽの綿毛みたいな…ん?たんぽぽの綿毛じゃないかこれ。…掴んでみる。…たんぽぽの綿毛だ、これ。萃香は何を見て神霊と言っているのか。別行動をされる前に萃香の腕をしっかり掴む。神霊が見えないから、何をしようとしてるのかくらいは言ってほしい。というかボコすって言ったって誰を。誰を殴るのさ。というかそれに俺必要か?

 

「お前良いのか?」

 

「何が」

 

「異変の二つに関わってるお前が、異変解決を手伝わないってなるだろ?」

 

「…?」

 

「地上に出たいと思っても、その時には地上では『異変時に地上にこいつが出てたら関係ある人間』だぞ?」

 

「巫女が来るとか?」

 

「異変に寄るけど。だからたまには恩を売るぞ」

 

いや俺天子が起こした異変の時に恩は売ってるから。…聴いてる?…ダメだこれ。聴いてもらえなさそう。どう考えても萃香は巻き込みたかっただけだな。萃香嫌い。けっ、ぺっ、つばでも何でも…こっち見ないでよ。何もしないよ。怖いんだけど。帰りたいのに萃香のせいで帰れない。何でたまにガチの方の鬼を見せるんだよ。怖い。まあとにかく萃香について行くことにした。これで場をかき乱すだけだったら俺の信用は血に落ちるからもう地上には出ないぞ。嫌だぞ。

 

「…露払い、よろしくな!」

 

「え、この人誰」

 

「食〜う〜ぞ〜」

 

「あれ完全に人肉食やってるよね」

 

「は〜や〜く〜!」

 

なんか顔色の悪い人に襲われる。…こいつ、腕を前に突き出したままだな。胸は…ないな。子供相当と言ったところ。声的に女だろう。妖怪だろうから当てにはならないけど。頭のお札はなんなんだ?可愛らしい帽子つけやがって。…俺は帽子とかよくわからないけどな。胸が小さければ怖くない。顔色の悪い人がこちらに飛んでくる。視界が一転、久しぶりの感覚故に酔う。…弾幕ごっこじゃないならやりやすい。

 

「こうなるってわけ」

 

「せ〜が〜!」

 

「だろうな」

 

「霊夢達は何やってるんだ」

 

「動いてるけど…って感じかな。まあ神霊に沿って動けば大体黒幕に着くから」

 

そういう話は誰もしてないすよね。帰りたい。せーがー、という名前なのかわからん言葉を叫んで何処かへ消えた顔色の悪い人を見送りながら、萃香先導で動いて行く。みんな幽霊見えてるのかな、やっぱり。俺は全然見えないけど。どう考えても見えない俺がここにいることはおかしいんだな。帰って良いですか。帰らせて。帰れない。勇儀姐さん助けて…いや、あの人なら逆に乗ってきそうだな。…ヤマメ助けて…ヤマメじゃ無理だな。もう無理だなこれ。霊夢助けて…

 

「…私の芳香ちゃんに、何したの。」

 

「変なのきた」

 

「また露払いだな」

 

「萃香ちゃん頑張って!」

 

「はぁ!?」

 

「俺の布団にゲロ吐いたの、まだ謝ってもらってないよね」

 

「…はぁ。」

 

「貴方の方が弱そうだがら、貰うわね」

 

「えっ」

 

目の前を薄い布で覆われる。そのままの勢いで頭を引っ張られるかと思いきや視界が一変、白い布が消えたかと思えば後ろに微かな温もり。すぐに離れる。…?…なんだ、今の。よくわかんねーけど、よくわかんねーぞ?さっきの怪しい奴…全体的に青い人。と、さっきの顔色悪い人。何かなと思ったら…二人揃って胸か。青い方は顔色の悪い奴よりはあるだろうが、それでも尚並みより下。恐らくは美乳とか言うやつに分類されるものだろう。…俺にはよくわからんな…せめて無いよりはあって欲しい人間だし。

 

「まあ、私の胸を見て。下品な方」

 

「私のだぞ〜」

 

「まあ、芳香ちゃんったら!」

 

「何だあいつ気持ち悪いな」

 

「そう?二人組なだけじゃん」

 

「は?…須磨元にはわかんないか。札の貼ってる方、あれ死体だ」

 

初耳ですけど。俺知らないよ。えー、あれ死体だったのか。…なら胸部くらいは豊かな体にしてあげたほうがいいんじゃない?そっちの方が…あ、やべえ口に出てた。めっちゃ青い方が睨んでくる。気がつけばまた薄い布が。何なんだよこの布。視界が一変する間もなく羽交締めに。あれ、避けなかった。何で?…人が多い訳じゃないし、それに胸を見違えた訳じゃない。前回も萃香に助けられた訳じゃないし。何があったのか…あ、やべえ首絞められてる。羽交締めからどうやって首絞めてんだよ。

 

「うらっ」

 

「あら、お仲間さんも殴るの?可哀想…」

 

「っ…」

 

「ふふっ。芳香ちゃん!」

 

「…このっ、離れろ!」

 

「残念、貴方の能力は大体分かったの。だからもう良いのよ」

 

「はぁ!?」

 

「敵意がなければ触れられる。私からすれば今のこの行為は戯れなの。」




青蛾「当ててんのよ♡」
芳香→変換で出てこないので頭がバグる子。小さい。絶対小さい。この子を作る時に可愛いを目指したのなら、よほどの頭のおかしい美的センスをしていなければ小さめに作るはず。え?青蛾は頭のおかしい美的センスを持ったよほどの人間?黙れ。
青蛾→小さめ。美しくあれ。デカいだけが良いんじゃない。美しい身体を持つ。よほどの側の人間。一応須磨元のことは軽く見知っている。胸に対するコンプレックスはなく、むしろこの胸が良いだろと思っている。芳香の胸の大きさはこいつの一存。胸の大きい芳香は芳香ちゃんじゃないと言ってすぐに辞めた。
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