東方直葬録 作:ピーヒャラ
あれから10年?くらいたった。*1日付表ないから体感時間に任せるしかないけど鬼の感覚だから正直怖い。
あれから私は自分の能力がどんなものなのかを自覚した。あの時脳の情報を読み取ったのはおそらくだが能力が自分が自分のできることを本人に自覚されるために勝手に発動させたのだろう。そんなのがあってはこまるがあれからないため、おそらく能力が「こんなこともできるよ〜」みたいな善意でやったんだろう。
全く嬉しくないけど。あれがトリガーで心まで鬼になってしまった。もう自分は人ではない。鬼だ。妖怪だ。それをあの能力で自覚してしまった。だから喋り方や思考が少し変わってしまった。たまに戻るけど。
例として一人称が【私】になっていること、生前は【自分】だったんだが変わってしまった。そして人の生き死ににそこまで関心が持てなくなってしまった。感性も鬼化してしまったのかさっきまで殺してしまった、なんだと考えていたのがどうでも良く感じてきた。
この調子だとおそらくまた記憶を見てもなにも罪悪感を持たなくなる。それで情報をもらえるのはいいが、それを是と思えてしまう自分が嫌になってきてしまう。
はい!この話終わり!まずは解決しなきゃいけないことがある。私の体がクトゥルフの【ア◯トース】みたいになってる。他の例を出すとロボトミの【規◯済み】みたい。
わからん人に説明すると、その姿を見たものはほぼ確実に狂う。理由はその見た目があまりにも醜悪であったりとか、逆に神みたいに美しすぎたり、たまにあるやつで人が聞いちゃいけない音を聞いてなったりとか。
私の場合はあの男の記憶によると醜悪でもなく、しかし狂うほど美しいわけでもない。しかしなぜか種として本能的に恐怖を感じる。そんな感じだったから仮定だが、私の周りに強制的にみると強制超低確率1d100やらされるバリアがある説。
それか細胞構成がもう恐怖の対象説。試しに余分な肉を蓑みたいにかぶってみたけど無理だったのでおそらく程度の能力由来ではなく転生特典。クソほどいらねぇ特典よこすんじゃねーよ。
そして今どこにいるのかというと森の奥深くにいくつもの木が絡まり合って半径が15m、高さは50mはあるバケモンみたいな木があったのでその中を掘り抜いて居住スペース作った。
でも私のせいで枯れて住めなくなるのは嫌なので【骨肉を操る程度の能力】で内部構造を変えて内側で維管束が全てつながっているものを削る予定のないとこに寄せて仕上げる。骨肉、生き物を構成するもの、なら植物もいけるよねぇ?的なノリでやったらできた。案外自由。
削り出すのは能力と鬼の馬鹿力で少し小さめにやる。まず片手を薄いチェンソーの形に変えて馬鹿力でブスッと刺します。そしたら少し小さめに、繊細にならなすぎないくらいで木を切り出す。そしたら奥が切れないだろうって?指差して無理やり引っ張り出すのよ!
そうやって下から入って上まで繋がるようにして削り出していく。上まで突き抜けるのを作ったり、横穴(窓のつもり)を作って光源代わりにする。まぁ、鬼だから夜目きくからいらんけど!雰囲気ってやつ。
削るのは能力でも無理やり形状を変えてもいいように感じるが能力の練度が低いのと今のうちに馬鹿力に慣れておかなくてと思った次第。よし、雨宿りできる拠点はできた。食に関してもそこらへんの鹿とか取りに行けばいい。服は汚れないし問題なし。
さて、これからやることをまとめよう。まずは必須でこの会った人無条件で発狂させるこの体をどうにかする。まじでこれどうにかしなきゃ単なる虐殺マシーンだし下手すれば変な妖怪殺して恨み買うかもしれない。
そしてどっかにいる伊吹萃香か星熊勇儀、誰かに会って共に地獄に行くこと。だがこれはあまり重要ではない。まず鬼が元から群れるはずがない。となるとみなどちらかの力に魅せられてついていったのがあってるだろう。だから無理に探そうとせずどっしり待っとけばいい。
でも1番は自分のやりたいことを定めること。これが定まったのなら前述した合流はしない。なにか自分に使命を持つもよし、こんな私を気にいるとは思えないが付き従いたいと思う者がいれば服従する。これは私の人生、ならば自由にやってしまおう。
そして今1番ハマってるのは……
お さ け ☆
記憶読み取ったのが果実酒作ってる人を嫁にしてくれてたおかげで私にも酒の作る技能を持っていた。鬼ってお酒好きらしいじゃん?そんでもって前世学生だから飲んでないじゃん?だったら飲みたくなるのが世の定めってやつさ。
そんな感じで住居にしてる木の上の方で記憶(他人)ので作って飲んでみたんですよ。そしたらもうすんごい美味しくてね?それからというものここらへんで美味しく実ってる場所頑張って探していろんな果実酒作ってるの。
いや〜、いろんな果実で作れるもんなんだね。林檎に梅、蜜柑に桃!いや〜、よりどりみどり!でもこれ潰して汁を発酵させる製法だからあの日本酒とかの…なんだっけ?酵造酒?の作り方知らないんだよな〜。誰か教えてくれないかな〜?
作り置きして中身もどんどん美味しくなっていく。しかしここで多大な問題がある。一緒に飲む相手がいない!!いやだってしょうがないじゃん!あった瞬間強制SAN値チェックで相手発狂か失神の二択なんだもん!前根性で耐えてる子がいたから連れ込んで一緒にお酒飲もうとしたら失神しちゃったんだもん!これじゃあネームドくらいしか耐えられなくね?てかネームドでも危なくね?くそがぁ!!!酒飲めば多少SAN値チェックゆるくなるけどさぁ…1d100の1d10から1d100の1d20くらいしか変わらないんだもん!!*2歩き回って探せ?それでネームド死んだら自刃するぞ貴様!?
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妖怪が最も活発に動く満月の夜、森の奥深く。人による踏破など不可能と言わざるおえないほど木に囲まれ尽くした奥地にその木はあった。複数の木が複雑に絡み合い、溶け合ってしまったような周りから逸脱した木。その木によって周りの栄養が吸い取られているのか近くには木がないためその違和感はより一層強くなっていた。
しかしそのような巨木より存在感を放ち、そして違和感を放つ存在が一人、いや、一体いた。巨木の上で足を揺らし、この時代には見ないような金の差し色の入った黒の軍服ロリィタ。胸に赤いリボンをつけ左前頭部に軍帽を被った、白髪の鬼。右側の額からは紅い、紅いツノがある。おそらく左のツノは帽子で隠れているのだろう。赤い盃を静かに傾けながらその深く引き込まれるような青い目は光る星々に、そして満月に向けられている。
「暇じゃないの?」
声が響いた。
そのときその鬼の左側に、空間に亀裂が入った。いや、亀裂にしては真っ直ぐすぎるし、端にリボンがついている。するとその裂け目は開けていき、中から紫色の和洋が合体したような服装をした金髪の少女が出てきた。しかし少し妖怪と対峙してきたものならばわかる。このものは妖怪の中でも大妖怪になるような存在であると。上半身だけを出した妖怪は扇子で口を隠しながら問いた答えを知りたがっているようだった。射殺すような目は確かに鬼を見ていた。
それに対して鬼はとても冷めた目を向けた目を妖怪に向けた後、ゆっくり盃を傾けるのをやめた。そして横目で彼女を見ながらはっきりと答えた。
「共に呑む前に、目を合わせることですらできぬものが多いものでして」
「あら、それは自分では操作できないのね。不便でしょうね〜」
「まったくです、まともに話せたのは貴女が初ですよ」
「あら?じゃあ私はあなたの【初めて】をもらってしまったわけね。」
「まぁ、そうですね。取られてしまいました。」
鬼は静かに目を落とし盃を置くと手で木を撫でた。その行動に大妖怪は扇子で口を隠しながら僅かに小首を傾げた。すると気が僅かに軋む音の後、鬼の右側から瓢箪と盃がお盆に乗せられた状態で出てきた。これには大妖怪も目を見開いて驚いて「おぉ」と感嘆している。それを気にせず鬼は瓢箪と盃を持つと盃を大妖怪に渡す。そして瓢箪の蓋を取るとこういった。
「ならば、私の共に酒を呑むという【初めて】。いただいてくれるだろうか?」
「!…ええ、では遠慮なくいただいてしまいましょうか」
そういって盃を持った大妖怪に鬼がお酌をする。そして自分の盃にも瓢箪から酒を注ぐと盃を大妖怪の方に向けた。その盃には青白く光る満月が反射している。すると大妖怪も扇子で口を隠すのをやめ、盃を鬼に向ける。
「「乾杯」」
カコォン
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ゆ☆か☆り☆ん☆出☆た☆*3
ほっ、ほわぁあぁ!?!?ゆかりんだ!ゆかりんだ!胡散臭そうな顔してるゆかりんだ!写真ないから網膜に焼き付けなきゃ!
な、なんか風情あるから外でお酒飲んでたらなんか出てきたんですけど!?てかバリバリ目合ってるのに全然狂う予兆もない!ゆかりんほどにもなるとこんなこと全然聞かないってことか!流石ゆかりん、略してさすゆか。
あ〜、会話続けなきゃ。ゆかりんいかないで!てかゆかりんって呼びたいのに名前聞いてないや!聞こ
「そういえば名前を聞いていなかった。名前を聞いてもよろしいだろうか」
「それぐらいなら大丈夫ですよ。私の名前は八雲紫と申します。あなたの名前は?」
ん?名前……名前…もしかして→そんなものはない。やばい、前世はもう覚えてないからそれを使うという選択肢はない。そんでもって今の名前今まで何も考えてなかったからない)^o^)くそっ、適当にアブノマからもじるか。
盲愛様…?あんま名前には良くないな。1人目に罪善さん入れるか。私が好きなのは罪善さんと赤い霧しかいないから。赤い霧は紅霧異変と被る(涙)。あとは…ポチ、もじるものがない。白夜、すっこんでろまじで、お前のせいで触れてはならない触っちまったんだぞ。(私怨)笑う死体の山、論外。……墓穴の桜…これで行くか。←お前と寄生樹だけは許さん。名前はあれやこれやして…でけた!
「罪桜朱里、かな。すまない、名乗るのも初めてなもので。」
「罪桜朱里ね。じゃあ朱里と呼んでもいいかしら?」
「ああ、では私からは紫と呼ばせてもらおう」
しれっと紫呼びゲットだぜ!!にしてもゆかりんは普通にこの体耐えれてるのか境界あれやこれやしてるのかどっちなんだろう。体質のこと難儀って言ってたからある程度は狂っちゃうのかなぁ?
「なぁ、紫。聞きたいことがあるのだが私のこの体は一般的にどのようなものなのだ?そこらへんの妖怪や生き物では耐えられないというのはわかっているのだが」
その問いに対してゆかりんはセンスをしまって頬に手をつけ頭を斜めらせる。あぁ!?ゆかりんそうやってすぐ誘惑してくる!だめだぞ!いいぞ!(錯乱)
「そうね、そこらの木っ端妖怪じゃ見ただけで、100年くらいの妖怪でも肉声を聞けば、大妖怪一歩手前程度であれば触れれば発狂してしまうんじゃない?私は大丈夫だけれど」
まっっっっじでいらないオレつぇぇぇぇじゃないすか。大妖怪じゃなきゃ面会謝絶かよ。原作キャラと絡みて〜よ〜。もこたんもこもこにして〜よ〜。そういうのってどうかと思うんすよね。
考えていることが顔に出たらしい。こちらをとても微笑ましいものを見るような目で見てくる。
「そんなつまらなさそうな顔をしないで。私がここに来たのはそれをどうにかしてあげようと思って来たのだから」
そういうとスキマにゴソゴソと手を突っ込みあれでもないこれでもないとドラ◯もんみたいなこと言いながら取り出したのはなんとなんとの金属っぽい手枷。鬼の方々がつけてるやつ。片腕用しかないようで一個しかない。え、もしかしてだけど!?
「この手枷には私の特別な封印が施されていてあなたのその呪いじみた物を緩和するものよ。まぁ、完全にはできないけれど精々勘のいい妖怪とかが違和感を感じるだけよ。あなたを観察しながら作ってみたの」
ゆ、ゆかりんすげぇ!!!!!そんなものを直接会わずに(覗き)できてしまうなんてマジゆかりん神。最高ですよあなた。あなたは神だった。それに萃香とか勇儀とお揃いだしいや嬉し!てかあれゆかりんが作ったやつだったんか。力抑制的なアレか。
でもな〜、ゆかりんが善意でから作ってると思えないのはやっぱりあるんだよな。あのゆかりんが?ただの善意で?ないない、なんか打算的ななんかがあるでしょ多分。
「それは…とてもありがたいものを作ってくれたんだね。しかし見返りなど私では酒くらいしかないのだが…」
「あら、そんな気にしなくていいのよ。でもそうね、そしたら私が情報を渡すからかわりにお酒貰っちゃおうかしら。こんな美味しいお酒なかなかないもの。ただ、私がピンチの時に来てくれたら助かるわ」
おぉーい。後半が本命やろがい!許さないかんな!そ、そんな可愛い顔しても絶対許さな……許さ…………許しちゃう♡(完堕ち)
「はぁ…わかった。それでいい。私も新しい酒の作り方を教えてもらえるやもしれんのなら願ったり叶ったりだ。あと紫がピンチになるような時に私など役に立つのか?」
「当然よ、あなた強いもの」
そう言ってこっちにウインクすると盃を傾け酒を飲んだ。
うぐぅ(死因:ゆかりんのウインク可愛かった)
終わり方これでええんやろか…