東方直葬録 作:ピーヒャラ
戦った後はやっぱ宴だよね
あと拙い戦闘シーンです。恥ずかしい(//∇//)
森の百鬼夜行は、まだ始まったばかりである。
「チッ、まったく埒があかないね…」
二丁拳銃と黒い小さな鎌を持ち、赤ずきんを被って顔の見えない女性、『赤ずきんの傭兵』は木の上を飛び回りながら銃で鬼を牽制したり、鎌で首を狙い首を断ち文字通り赤い噴水ができる。しかし鬼たちはそんなこと意にも介さず『赤ずきんの傭兵』に追いつこうと木を薙ぎ倒しながら迫ってくる。しかし上だけ見ていると当然横からの攻撃に反応ができない。
「キャャャャンディィィタァァベタイナァァァァ!!」
地面スレスレを泳ぐように動き鬼たちの足、正確には靭帯を高速で噛み切っていく、二つの口と虹色の舌をした下半身が人の青いサメ、『夢見る流れ』。それによりバランスを崩している鬼たちをよそに『夢見る流れ』はひょろひょろと木の上にいる『赤ずきんの傭兵』に近づいた。
「ァ、アノね、コ、コれがオワッタラネ、おねぇチャンがキャ、キャンディー作ってクレルんだってぇ〜。ダカら、ガンバロォォネェ」*1
「…ふふっ、そうね。アタシもこれが終わったらあいつにパイでも作ってもらおうかしら」
仲睦まじいものである。*2食べ物などは朱里が自分で作ってふるまったりするのでこの時代にあるの?ってものもある。あるったらある。
「それじゃあ、そのためにも、さっさと終わらせるわよ」
『赤ずきんの傭兵』は銃と鎌を構えました。
「ゥン、おわらセヨォー、オワラセヨぉー」
『夢見る流れ』は突撃体制に入り下を出して鬼たちを見据えた。
_______________________________________
みんな個人個人にちょっとした自立思考作ってみた。でも明らかに理性ない奴は本能しか作ってないけど。破戒僧の声ピーカみたいにしたら紫が膝から崩れ落ちてた。
『溶ける愛』と『女王蜂』が周りの動物たちから配下作って頑張ってる。他の各々は普通にタイマンでやり合ってる。殺すつもりでいけって言っといた。手加減が1と100しかないやつしかいないし。*3
『なにもない』さんは萃香と楽しくランデブーし「戦闘中に考え事か!!余裕だな!」
他に意識向けてたら勇儀が踏み込んで右腕をおおきく振りかぶって振り下ろす直前だった。受けたら潰れる。避けよう。そう思いバックステップ。したら拳を振り切り地面を砕いた後、さらに踏み込んでショルダータックルしてくる勇儀。その勢いだけで地面がまた砕ける。逃がしてくれないんじゃあ。右腕に黄金狂を作って思い切り相手の頭に打ち付ける。指が砕けるもすぐさま再生。突撃が止まりお互い後ろに飛ぶ。
「はっはっは!!あんたやるな!楽しいよ!あんたは楽しんでるかい!?」
「鬼だったら誰だって戦闘好きだと思うな戦闘狂が!!」
うわ〜ん、勇儀が戦闘狂すぎます!!頭から血流れてるのに笑いながら舌で舐めとってるもん。ふ〜ん、エッ◯じゃん。ちなみに森の中では巨大化した萃香が暴れててそれを『何もない』に抑えてもらってるとこ。流石に2人は無理ゲー。1人はフロムゲー《/ref》初見じゃほぼ無理じゃんね☆の意《/ref》ちなみに私直伝の変形術教えたから今なんて腕を鉤縄みたいにして萃香に引っ掛けながら切り付けてる。
そういえばあいつこの前『I LOVE YOU』って言いながら手を花に変形させて『憎しみの女王』にプロポーズしてた。もうお前見た目以外人だよ!あとどこで覚えてきたの!溶ける愛?そうなの… あとその子はまじでやめた方がいいと思う(メンヘラヒステリック少女)
「全く…酒を作っているだけだというのに……なんて厄日なのだろうな」
プルプル、僕、悪い鬼じゃないよ*4
「さぁ、まだまだ行くよ!朱里!」
話を聞かない勇儀がまたもや突撃してきたので、黄金狂で拳をぶつけ合うように見せて伸びてきた腕を掴み後ろへ思いっきり引く。よろめいた隙を見逃さず足を踏み込んで右腕ラリアットをかます。しかし首にやった手応えがしない。まるで人の頃の鉄のような硬さ。あ、まず
「そーら!!」
「チッ!」
引っ張っり前に出ていた右腕を勇儀が無理やり回して私を殴ろうとする。さっきから力押しすぎるよぉ!黄金狂を胴体との間に潜り込ませ受ける。しかし膂力負けし弾き飛ばされてしまう。
周囲の木に鞭状に変えた左腕を巻きつけ飛びすぎないように耐える。バキッッっという音と共に木が折れてしまったが何とか他の戦場に乱入!とかはなかった。ラリアットは入りはしたが効いていないようだ。
しかし黄金狂は砕け、右腕も変な方向に曲がり切ってしまっていた。勇儀の戦法は正面から潰すもの、流派も型もへったくれもないただ力に物を言わせたもの。しかし勇儀など鬼たちにとってはそれが普通だし、それで今まで勝ってきてたのだろう。
私生まれてまだ数十年とかそこらだから膂力じゃ素で負けてる。そこに怪力乱神を持つ程度の能力でもっと怪力になってる(´;ω;`)
腕がバキバキと音を立てながら直す。あちらさんに有効な手段なんかないかな〜。物理じゃ多分何度殴っても先にこっちに限界がくる。能力を使っても妖力は少しずつ減っていくのだから。他にいい武器…そうだ無理に物理でなくたっていいんだ。Red攻撃じゃなくていいんじゃん。
考えながら歩きつつ、手の先に妖力を集中させる。それを自分の肉で外殻を作る。直接攻撃するんじゃない。相手の体の中、精神に干渉する。そのイメージを持って作る。妖怪の弱点は精神なのだから。
出来上がったのは黒い大鎌。持ち手だけは白く、手を相手の刃(今は拳)から保護するため黒い三本の線が半円状にあり、そこには音符のようなものがあり、反対側には黒い丸があった。*5『ダ・カーポ』。あぁ、まずいな。楽しくなってきてしまった。口角が勝手にあがってしまう。
それを見て勇儀は身震いがした。当然武者震いだが。いきなり出現した奇妙な形の大鎌。それに鬼の本能が反応したのだ。「あれは危険だ」「受けてはならない」と。しかし勇儀はそれを全て無視した。*6類稀なる強者との闘争、それ以上に心躍ることなどない。二番目は酒。
紫から話を聞いて行く流れになった時、正直あまり期待はしていなかった。正直酒の方が気になっていた。それがどうだ!?鬼の中では力が弱い部類なはずなのにあの体を操る力でこちらの攻撃を交わしつつあまつさえ血まで流れたのだ。
先ほど楽しんでいないなどと言ったがならばなぜ他の奴らを乱入させない。あの軌道を読めない何かを打っているやつにでも打たせればいいというのに*7。
つまり、朱里も楽しんでいるのだ。私との一騎打ちに。あぁ、血が、沸る。拳を握るだけで手が軋む。こっちもかなりきているな。
2人の間に言葉はない。それは、無粋であろうと、どちらもわかっていた。一方が鎌を構える。もう一方は拳を。鬼の血か、はたまた『幻想体』の血か、それが飛ばされてきたのか2人の間に飛んできて、
そして、落ちた時
両者は同時に地面を蹴る。一方の地面は轟音を立てながら蜘蛛の巣のような亀裂を作り、一方は静かな、雫が落ちたのかというような音を立て、
拳が前に出る。大鎌が横に薙ぎ払われる。守備など考えない。攻撃こそが全て。朱里には能力が、勇儀はその硬さと精神力があるのだから。
拳と鎌が互いの体に、食い込
はーい、そこまでー
もうとした瞬間、勇儀の拳と『ダ・カーポ』の先端にはスキマにあり、2人の攻撃はどちらにも当たることはなかった。私と勇儀は硬直し、ゆっくりと互いに顔を見合わせ、「私、いいことしちゃった♬」みたいなドヤ顔してる紫に
「何してくれてんだーーー!!!」
「いいとこだっただろーーー!!」
2人で突撃するのであった。
「え、私悪いの?」
____________________________________________
「いや〜、やっぱりあんたの酒はうまいねぇ〜!濃いしなりより雑味がない!」
「ほんとなー!でも紫が出し渋るからここにきてみたが、こんなにくれるとはね!」
「ま、全部紫が悪いってことがわかったからな。言っとくが今回だけだからな!全く……」
「そッカー、そレはカノじョがワルいワ〜。わタしナラそんナコトシないのに〜」
「聞いたなお前ら!!全部飲み切る勢いで飲んじまえ!!」
「「「「「「「いただきやす‼︎‼︎朱里の姉さん」」」」」」」
「姉貴になった覚えはないんだがな、まぁいいか」
その後2人で紫を話し合い()をした後、全体に喧嘩終わったから酒飲むぞ〜!!って叫んだらみんなすっ飛んできた。君たちお酒好きだね。え?姉さんの酒が美味いから?照れるじゃないかこのこの〜。こっちは鬼を複数体殺しているんだが弱い奴が悪い理論で流された。命の軽さよ。
鬼と幻想体のぶつかり合いは痛み分け。あっちの鬼も減らしたが幻想体も相当数やられた。まぁ、死んだらこっち戻ってくるだけだし大丈夫なんだけど。『何もない』は萃香と意気投合して一緒に飲んでる。お前やっぱ人だろ。『地中の天国』はいっぱい人(鬼)がいてすごいハッスルしてた。君他人の視線が養分だもんね*8
「へへへ〜、このさけはぜんぶあたしのもんだぞぉ〜」
「あぁ、王よ。それは皆のものであると同時に主が我々のために賜えられたものなのです。独り占めは…」
「騎士ちゃんの言う通りだよ王ちゃん!みんなのものなんだからみんなで飲も!みんなで飲んだ方が美味しいよ!あ、お酒いる〜?」
「お、あんがとな。てかそこの黄色のやつは下戸なのか?」
「昔から弱いんだよね〜」
わァ…あ…泣いちゃった‼︎いやこれには言い訳があるんすよ。あんまりにも闇堕ちしてるみんなが可哀想だったから作る時に善性注ぎ込んだらこうなっちゃったんだ。てなわけで魔法少女の王、女王、騎士です。魔法少女はわしが作った。それに合ったアルコールの耐性もな。他人の体でやる()のは数えられぬほどな……こうやるのだ!(迫真の卑劣様(尊称))あぁ、癒される………。
「結果よければ全てよし、ね!」
「私はまだ許してないぞ?」
隣で呑気に酒を飲んでいる紫に突っ込む。元はと言えばこいつがここの情報漏らしたのがいけない。興味を持つようなこと話すな!行ってみてとは言ってない?おだまり。被害受けんのこっちなんだよ。ヤメロバカ。横目で見れば少し頬を赤らめた紫が見える。美人だからゆるすっぴ!
「他の子達と関わって欲しかったのよ〜。あなたなかなか外に出ないじゃない?だからきっかけ作りってやつよ」
「だとしても人選がおかしいだろう。まさかお前の知り合い全員これとか言わないよな?」
そういうと紫はこっちを見て、フッと笑う。こ、こいつ自分の見せ方を分かってやがる…。堕ちるわけ…堕ち…堕ちちゃえ♡
「今後は相談してくれ。唐突すぎて困る…。」
「うふふ、でもよかったんじゃない?」
何が。そう言おうと紫の方を見ると顔に手を置かれて顔を覗き込まれた。アッ↑スピキイジメナイデ
「楽しかった、でしょ?」
…
まーね
__________________________________________________
朱里は私の顔が苦手らしい。だけどそれは好もしい方で。顔を近づけると顔を背けたりしてわかりにくいけど頬が少し赤くなる。
今回のことは確かに私が仕組んだ。わざと情報を流した。他の子に関わってみて欲しかったのも本当。だけど、勇儀と戦ってる時に見せた笑顔は私に向けられたことのないもので、それを見て私は止めてしまった。それはやっぱりわたしが
「妬けちゃった、からかしらね」
だって、私は最初なんだもの。
湿度めちゃ高ゆかりんだと!?いいじゃあないか。なんかいつの間にかできてたのゆかりん。怖いね