BLEACH 猫のしあわせ 作:やばばばやば
翌日
学校を終え、ホロウのほの字も無い。けど、これは、この霊圧は
「......死神、だな」
「にぁー」
肩に乗ってる黒猫が返事を返す。既に、僕は死覇装の姿になっている。この霊圧、確実に副隊長以上。そして、もう1人は
「どーすんですか、これ。喜助さん、この人、隊長ですよぉ」
確か、朽木さんのお兄さん、えぇっと、びゃ、......白哉さんだ。そうだ、朽木白哉さん。千本桜の人だ
うわぁ、どーしよー!
「吐けよルキア。てめぇの力を奪った人間は、誰だ?」
「な、何を言っておるのだ......?」
「言い訳は通用しねぇよ! なぁ、朽木隊長!!」
「.........」
「白哉、に、兄様......」
「......ルキア」
うわぁ!? 来ちゃったよぉー! どうするんだよー!!
「丸腰の女の子相手に2人がかりなんて、好きじゃないね、そう言うの」
「誰だ、てめぇ」
「ただのクラスメイトだよ」
うぅ! 知らないからね!? 喜助さんが何も言ってないのが悪いんだからね!!
「うん。気が合うね、石田さん」
「うわっ!? き、君は、猫叉さん!? え、死神!?」
「今は気にしないでよぉ。僕も加勢するよ! 朽木さんは、僕のバイト先の常連さん候補だからね!」
「もう1人か。お前、どこの所属の死神だ!」
「あ、フリーで死神をやっている猫叉という者です」
「フリーだぁ!? なんじゃそれ! そんなのが通用すると思ってんのかぁ!?」
赤毛刺青のコワモテお兄さんに恐喝されるけど、何も怖くない。だって、彼らはかなりの制限をされてきている。この程度なら、僕でも余裕だ
「......恋次、お前はそのメガネを相手しろ。私がそのまま死神を相手しよう」
「え? あ、いや、えぇっと、ここはあの人が僕たちをまとめて相手するって流れじゃないんですか?」
「兄の霊圧は、今の恋次を大きく上回っている。それが分からない兄ではあるまい」
「う、うそーん。さ、流石に隊長とは戦いたくなかったんですけどぉ」
マジで? え、多分5分の1とかに制限されてると思うけど、それでも最低でも副隊長以上の力はある──────────
──────────ギィンッ!!
「......ほう?」
「あ、危ねぇ!?」
僕は、瞬時に斬魄刀を抜刀し、防御に成功する。おい! いきなりはズルいだろ!!
「アレを見切るか」
「なっ!? 俺でも、見切れなかったのに、な、ナニモンだてめぇ!?」
「は、速すぎる」
「猫叉、一体、きみは?」
「いや、防御しただけだからね!? そんな持ち上げないで!!」
僕は、ルキアさんを拾い距離を取る。そして、石田さんの前に立ち、構える。まだ、余裕で見えるけど、これが、制限されている状態での速度か。速いなぁ
「......散れ【千本桜】」
「うっそぉ」
ドガガガガガッッッ!!!
周囲の物体全てを削り取りながら、無数の斬撃の花びらが僕に炸裂する。どうにか、防御に集中し、致命傷は避ける
勢いを消せなかったから、かなりの距離を吹っ飛ばされてしまった。途中、民家も削られてたけど、大丈夫かなぁ
立ち上がる。腕や足に斬撃の跡が残り、血が流れる。死覇装もズタボロだ
「......相性悪いよ」
ため息をつく。僕の斬魄刀は、攻撃手段が無い。皆無。本当に無いのだ。だから、質量攻撃は苦手。黒崎君みたいに、斬魄刀で倒すって感じなら何とかなるんだけど、あんなふうにされると、厳しい
はぁぁ、しょうがない。相手も始解を切ったんだ。僕も始解するしかないか
鬼道を乗せた瞬歩、『刹歩』を使い、元の位置にもどる
そこには、何故か倒れ伏してる黒崎君。そこに傘をさして、いる喜助さんがいた。ちょうど、雨が降ってきたところだった
「......どうでしたか?」
「どうとはって言いたいところですけど、まぁって感じでしたよ。これからどうするんですか? まだ、喜助さんの事はバレて無さそうですけど」
「うーん。一護さん次第ですかねぇ」
喜助さんはそう言って、黒崎君を肩に担いで移動する。その表情からは、本音は見えない。いつもの薄ら笑い
僕は、頭を振りその後ろを着いていく。