新エリー都に住む『あなた』とエージェントのお話   作:ぽこちー

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リクエストにありましたプルクラにちょっと私の性癖をぶち込みました。
ご了承ください。



プルクラ ①

 

 

 プルクラがカリュドーンの子に所属したことを耳にした時、『あなた』が感じたのは安堵でした。そして、それと同時に確かな寂寥感もありました。

 

 情報屋である『あなた』とプルクラの付き合いは長く、これまでプルクラに仕事を与えていたのも『あなた』でした。

 

 プルクラは時に危険な仕事を引き受けることもありました。危険な目にあってほしくないという感情と、情報屋として仕事を全うしなければならないという責務。その二つの感情が、常に『あなた』の胸の内で入り混じっていました。

 

 しかし、カリュドーンの子に所属したとなれば、これまでのような無茶な仕事をすることもなくなるはずです。プルクラの安全が確保されたことに、『あなた』は確かな安堵を覚えました。

 

 一方で、以前のようにプルクラと接する機会が減ってしまったのも事実でした。

 プルクラは郊外を根城とするようになり、『あなた』のもとを訪れることはめっきり少なくなっていたのです。

 

 『失って初めて、自分の本心が分かる』

 

 情報屋である『あなた』が、顧客であったプルクラによってその事実を思い知らされることになるとは、なんと皮肉なことでしょうか。自嘲気味に微笑みながら、『あなた』はグラスに注がれたワインを口に含みました。

 

 その時、『あなた』のプライベート端末に着信が入ります。相手はバーニスでした。

 情報屋としてカリュドーンの子と連絡を取る機会は多いものの、バーニスとは個人的にもやり取りを重ねていました。

 

 バーニスからの連絡内容は、プルクラがやけニトロフューエルをかましてしまったため、彼女を迎えに来てほしいというものでした。

 

 プルクラに無理をさせるなという苛立ちと、久しぶりにプルクラに会えるという期待。その二つの感情が入り混じりながらも、『あなた』はバーニスの頼みを引き受けました。

 

 通話の最後、バーニスが含み笑いを漏らしたことにわずかな違和感を覚えましたが、『あなた』は深く考えず、すぐさま郊外へと向かい始めました。

 

 郊外に到着した『あなた』の目に最初に飛び込んできたのは、バーニスのバーのカウンターで、顔を真っ赤にしながら倒れ伏しているプルクラの姿でした。

 

 久しぶりに目にするプルクラの姿に喜びを覚えつつも、ここまで飲まなければやっていられないほど忙しいのかと、『あなた』は胸を痛めます。

 

 『あなた』はプルクラの肩を揺すりますが、返ってきたのは間の抜けた声だけでした。

 

 周囲を見回しても、バーニスや他の客の姿は見当たりません。その時、『あなた』はカウンターの上に置かれた一枚の置き手紙に気が付きました。

 

 手紙には、プルクラが拠点としている家までの簡単な地図と、そこまで送り届けてほしいというバーニスからのメッセージが記されていました。

 

 『あなた』は呆れたようにため息を吐きつつも、自然と頬が緩むのを感じながらプルクラをおぶります。そして、地図を頼りにプルクラの家へと向かい始めました。

 

 

「……行ったみたいだな」

 

 

「まったく、世話の焼ける子猫ちゃんですわ」

 

 

「ヒュ〜、若いってのはいいねぇ〜」

 

 

「プルにゃんも素直じゃないよねぇ」

 

 

「ん、ライト? 何で十字架を切ってるんだ?」

 

 

「……気にしないでくれ」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 プルクラの家は、郊外のさらに外れにありました。

 道中、郊外の住人たちに冷やかされたり、酔ったプルクラに首筋の匂いを嗅がれたり、舐められたりと様々な苦難がありましたが、『あなた』は何とか無事に目的地へ辿り着くことができました。

 

 『あなた』はプルクラをベッドに寝かせ、酔い覚ましのために水を差し出します。

 

 しかし、プルクラはそれを受け取らず、むくりと上半身を起こしました。

 

 嫌な予感を覚えた『あなた』は、慌てて立ち上がりビニール袋を探そうとします。ですが、その動きは途中で止められました。『あなた』はプルクラに手を引かれ、そのままベッドに仰向けに倒されてしまったのです。

 

 気が付けば、プルクラは『あなた』の上に馬乗りになり、じっとその顔を見つめていました。

 

 

「こうやって二人きりになるの、久しぶりだねぇ……どうして連絡をくれなかったんだい?」

 

 

 突然の問いかけに、『あなた』は言葉を選びながら、自分なりの理由を伝えました。

 

 プルクラはその答えを反芻するようにしながら、納得のいかない様子で言葉を続けます。

 

 

「迷惑をかけたくない? だからって、こんなに長い間放っておくなんて、酷すぎやしないかい?」

 

 

 『あなた』が返答に詰まり、言葉を濁したその瞬間、プルクラはそれ以上の言い訳を許さないとばかりに、人差し指を『あなた』の唇に当てました。そして、悪戯めいた仕草で『あなた』の頬を舐めます。

 

 

 

「まあいいさ。私を放置した分のツケは……これから、たっぷり支払ってもらうからね」

 

 

 





いや、本当は別で投稿しているブルアカ×上条当麻のクロス小説も書かなきゃいけないんですけど(宣伝)、皆様のリクエストをみてバカスカ妄想が膨れ上がって手がつけられないんですよ。
長編小説と違って、前後の話を繋げななくていい、2000文字前後で通勤中に1時間程度で書けるってのもありますが、、、

これも全部、魅力的なキャラを輩出しまくってるゼンゼロのせいですね。
いいぞもっとやれ。



【定期】

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また、『あのキャラの話を書いてほしい』『こんなシチュを書いて欲しい』等のリクエストがありましたら活動報告にコメントくれると嬉しいです。


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