新エリー都に住む『あなた』とエージェントのお話   作:ぽこちー

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リクエストの内容とは異なりますが、ライトの話です。
また、私がライトを持ってないから口調が変かもしれません。



ライト ①

 

 

 ブレイズウッドのソファにふんぞり返りながら、『あなた』は背後に立つライトへと声を投げた。

 

 

“なぁ、マコモ湯って知ってるか?”

 

 

 ライトは眉をひそめる。

 

 

「いや、聞いたことねぇ。怪しい匂いしかしねぇが……続けろ」

 

 

“都市部で流行ってるらしいんだよ。『うちのお風呂、一年半お湯変えてません』ってな。その湯に浸かれば健康になれるとかなんとか”

 

 

「……ぶっ飛んでるな。そりゃ健康どころか病気一直線だろ。お湯じゃなくて汚湯だ」

 

 

 露骨に顔をしかめ、エンガチョの仕草をするライト。

 それを見て、『あなた』は喉の奥で笑う。

 

 

“だがよ。その湯がアストラ嬢やリナ嬢が浸かった後の湯だったら?”

 

 

「同じ汚湯だろ」

 

 

“チッチッチ、分かってねぇなライトくん。美女が浸かったお湯は万物に効く。むしろ浸かりたいどころか飲みたいレベルだ”

 

 

「今のお前、最高に気持ち悪いぞ」

 

 

“へへ、褒めんなって”

 

 

「褒めてねぇ」

 

 

 ライトは深くため息をつき、眉間を押さえる。

 

 

「そんなに欲しいなら、ウチのお嬢たちに頼めばいいだろ」

 

 

“……お前は何も分かってねぇ”

 

 

 なんかのモンスターのような重いため息を吐く『あなた』。

 

 

“俺が求めてるのはボンッ! キュッ! ボンッ! なレディだ。ウチのガキンチョどもが入った湯なんざただの汚湯。俺が飲みてぇのはミックスジュースでもガッツギアでもねぇ。熟成されたウィスキーみてぇな———”

 

 

 カコーン!!

 

 

 鉄パイプが綺麗な放物線を描き、『あなた』の頭部に直撃した。

 

 

“あいたっ!?”

 

 

 涙目で振り向けば、カリュドーンの子の女性陣が氷のような視線を向けている。

 ルーシーが何やら怒鳴っているが、内容はどうでもよかった。

 

 

“ほれ見ろ、これだからガキンチョは……”

 

 

「今のは100%お前が悪い」

 

 

 冷静に言い切るライト。

 『あなた』は気を紛らわせるようにタバコを咥える。

 

 

「ほらよ」

 

 

“……ん”

 

 

 指を弾くと、ライトの指先に炎が灯る。

 自然な動作でタバコに火を移すその仕草は、無駄がなく、美しかった。

 

 タバコの火をもらった『あなた』は、煙を吐き出しながらぼやいた。

 

 

“やっぱカリュドーンの子は俺に向いてねぇよ。ヴィクトリア家政しか勝たん。ライカンに頼んで入れてもらおうかな”

 

 

「かの“()()()()()()()()()”様が何を言う。お前ほどヴィクトリア家政に向いてない男は新エリー都を探してもいねぇよ」

 

 

 ライトは口角を上げる。

 

 

「それに、俺との()()をそう簡単に破棄できると思うなよ?」

 

 

“野郎にモテても嬉しかねぇよ。契約なんざ時効でいいだろ。黙って俺との()()だけ守ってろや、“()()()()()()()()()””

 

 

 わざとらしく挑発する。

 ライトは鼻で笑った。

 

 

「その“無敗のチャンピオン”を下した“坊や”はどこのどいつだ?」

 

 

“知らね。牛の糞にでも埋もれて窒息死したんじゃね?”

 

 

「なら高圧洗浄機で洗い流してやらねぇとな」

 

 

“死ぬわ。体真っ二つだわ”

 

 

「お前がそんな柔なタマかよ」

 

 

“傭兵からの信頼が厚すぎる件について。治安局で朱鳶ちゃんと交換できねぇかな”

 

 

 その瞬間だった。

 

 

「ぼ、“坊や”!!」

 

 

ブレイズウッドの住人が血相を変えて駆け込んでくる。

 

 

「積荷を乗せたトラックがホロウレイダーに襲われてる! このままじゃ物資が全部……!」

 

 

 空気が変わった。

 軽口は消え、『あなた』の目が静かに鋭くなる。

 

 タバコを深く吸い、吸い殻をライトへ放る。

 ライトはそれを掴み、指先の炎で一瞬にして燃やし尽くした。

 

 

「久々に本気出すか?」

 

 

 ライトが肩を回しながら、にやりと笑う。

 

 

“ばーか。んなことしたら俺がルーシーに叱られるわ。『なんなんですのこの請求書はぁぁぁ!?!?』ってな”

 

 

「ははっ、違いない」

 

 

 低く笑い合う。

 そして二人は、目的の場所へとゆっくり歩き出した。

 

 

“さて、仕事の時間だ、ライト。今回は救助優先。派手にやるなよ”

 

 

「了解だ、()()

 

 

“だから、ボスは俺じゃねぇって言ってんだろ。シーザーが五月蝿くてたまらねぇ”

 

 

「妹の面倒を見るのも“お兄ちゃん”の仕事だろ?」

 

 

“言ってろ馬鹿”

 

 

 






ライト復刻まだ???


【定期】

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『あなた』に超能力的な力(他作品クロス)を付与するのは?

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