新エリー都に住む『あなた』とエージェントのお話   作:ぽこちー

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ツムツムやらウマ娘やらシャニソンやらをやってたら、

「こ、こんなはずじゃ……畜生ォ……(ネタ)持ってかれた……!!」

てな感じで、考えてたネタやリクエストを参考にしたネタが全部吹き飛びました。
きっと、クラウドツムが持ってた剣が合体剣ではなく青溟剣だったんだと思います。
青溟剣で超究武神覇斬やってたんだと思います。
許せねぇ、青溟剣……ッ!!!!



妄想エンジェル ①

 

 

 アイドル。

 それは少女たちの憧れであり、多くの人々を惹きつける存在だ。

 

 新エリー都にも、かつては数多くのアイドルグループが存在していた。

 だが、アストラやセルシーといった「歌姫」が注目を集めるようになると、状況は少しずつ変わっていく。

 

 圧倒的な歌唱力を持つ彼女たちの存在は、人々の関心を一気にさらい、ホロウ災害によって傷ついた心を癒していった。

 その影響もあってか、アイドルの話題は次第に減っていったのだ。

 

 とはいえ、それも一時の流れにすぎなかった。

 

 とある敏腕プロデューサーが手がけた『妄想エンジェル』というグループの登場により、アイドルという言葉は再び脚光を浴びることになる。

 

 そして、『妄想エンジェル』に憧れ、尊敬する少女たちが次々と現れ始めた。

 

 歌姫とは異なる形で、人々の心をつかむ存在。

 

 新エリー都に再び、アイドルの時代が到来したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ライブハウス404。

 

 妄想エンジェルが生まれ、今なお活動を続けているその場所の一室で、『あなた』はモニターに映し出される数多のアイドルたちの映像を眺めていた。

 

 妄想エンジェルは今や、新エリー都におけるアイドル戦国時代の将軍とも言える存在。現状を維持している限り、そのトップアイドルの座は揺らぐことはないだろう。

 

 しかし、いつその座を奪われるかは分からない。

 

 日々新たなアイドルが誕生するこの時代において、敵情視察は欠かせない。もしかすれば、妄想エンジェルを超える逸材が現れる可能性もある。

 

 千夏たちからは「心配しすぎだ」と言われている。それでも『あなた』は油断しない。

 

 それこそが、妄想エンジェルをトップアイドルへと導いた敏腕プロデューサーたる所以なのだ。

 

 映像を見終えた『あなた』は、キーボードのスペースキーを押し、椅子の背もたれにもたれかかって大きく息をついた。

 

 目を閉じると、瞼の裏に浮かぶのは先ほどまで見ていた数々のアイドルの姿。

 

 今のところ、妄想エンジェルに並ぶ存在は現れていない。だが、個性豊かなアイドルたちは次々に生まれ続けている。総合力では及ばなくとも、一部において妄想エンジェルを凌ぐ魅力を持つ者もいる。

 

 そうした存在にどう対抗していくべきか。

 『あなた』は必死に思考を巡らせていた。

 

 そして、ゆっくりと目を開け、ぽつりと呟く。

 

 

 

“やっぱり、おっぱいは正義だな”

 

 

 

 ガシャン!!

 

 

 突如、背後から物音が響く。

 『あなた』は椅子を回転させ、その音の主へと視線を向けた。

 

 

「なん……やと……っ!?」

 

 

「ふ〜〜〜〜〜ん………」

 

 

「嘘……ですよね……?」

 

 

 そこには、『あなた』がプロデュースするアイドル、妄想エンジェルのメンバーたちが、信じられないものを見るような目で立ち尽くしていた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 『あなた』はライブハウス404のステージ前で、両手足を縛られ、正座させられています。ステージの上では、千夏、羽、アリアの三人が机の前に横並びで座り、『あなた』を見下ろしています。

 

 すると、ステージのスクリーンが動き出し、デカデカと文字が映し出されました。

 

 

 

 

【裁 判 開 始】

 

 

 

 

「これより、僕たち、妄想エンジェルのプロデューサーの裁判を開始します」

 

 

 カンカン!! と、羽が木槌を机に叩きつけ、被告人の罪状を告げました。

 

 

「被告人、妄想エンジェルのプロデューサーは、僕たちがいるのにも関わらず、他のアイドルに色目を使い、さらには巨乳派宣言を行いました」

 

 

「プロデューサーさん……信じていたのに……!!」

 

 

「おっぱいなんて所詮肉の塊やないか……そんなんに何のタクティカルアドバンテージもあらへん!!」

 

 

“いや、タクティカルアドバンテージ(意味深)はあると思うけど……”

 

 

「黙りや!! うちだって成長すればセシリア先生やアストラさんみたいにボン!! キュッ!! ボン!! に……!!」

 

 

「どーどー、ちなっちゃん。……こほん。他にも罪状はあります。僕たちとデートしてくれない罪。僕たちに手を出してくれない罪。僕たちの気持ちに気がついてるのに気がついてないふりをしている罪。……挙げたらキリがないのでここまでにするけど、これらの罪状も含め、プロデューサーの判決は……」

 

 

 羽は再び木槌を鳴らしました。

 そしてスクリーンに、『あなた』の判決が映し出されます。

 

 

 

 

【死 刑】

 

 

 

 

“……すみません、弁護士を呼んでください”

 

 

「そんなもの、ここにはないよ」

 

 

「プロデューサーを殺してウチも死ぬんや!!」

 

 

 養豚場のブタを見るかのような冷たい目で見つめる羽と、ヽ(`Д´#)ノと怒りをあらわにする千夏を前に、『あなた』は何もできません。

 

 そもそも両手足を縛られている時点で、何もできないのですが。

 

 すると、アリアが立ち上がり、ステージから降りて『あなた』の隣に立ちました。そしてホログラムを展開します。その姿は、いつもの可愛らしい少女の姿……の、胸が大きくなったバージョンでした。

 

 アリアは少し照れた表情で、腕で胸をぎゅっと寄せながら『あなた』に話しかけます。

 

 

「ど、どうですか……? プロデューサーさんになら私、何されても良いです……よ……?」

 

 

「あー!! あー!! 抜け駆けだーーー!!」

 

 

「許されへん!! 許されへんでアリアちゃん!! 自身の武器(?)を最大限に使ってプロデューサーさんを誘惑するなんて、ウチは絶対許さへんからな!!」

 

 

 バンバンと机を叩きながら抗議する二人に対し、アリアは『あなた』へ上目遣いを向けます。

 

 しかし……

 

 

“ごめん。僕、胸が大きい幼児体型って癖じゃないんだよね”

 

 

「うわああああああん!!!!!!」

 

 

 『あなた』の発言を聞いたアリアは、泣きながら千夏と羽のもとへ駆け戻りました。

 

 

「おー、よしよし。辛かったね、アリアちゃん」

 

 

「プロデューサー、人の心とか無いんか?」

 

 

“えぇ……僕はただ正直に言っただけなのに……”

 

 

「僕たちの気持ちに気がついてるんだからさ〜、少しは配慮とかしてよ〜」

 

 

「せやせや!! ボン!! キュッ!! ボン!! な女の人が多いこの新エリー都で、うちらみたいな女の子は貴重なんやで!! ポケモンの色違いと同等なんや!! 」

 

 

“でも、色違いってハズレも多いじゃん”

 

 

「僕たちはハズレの色違いってこと!?!?」

 

 

「信じられへん!! 仮にもうちら担当アイドルやで!? その大切なパートナーに対してハズレの色違いなんて普通言わへんやろ!!」

 

 

“うるさいなぁ、この色違いカイリュー”

 

 

「色違いカイリュー!?!?」グハッ!!

 

 

「ぼ、僕はハズレ色違いなんかじゃないよ!! カラーリング的に、色違いの中でも大当たりの色違いゲッコウガだよ!!」

 

 

“僕、カエル苦手なんだよね”

 

 

「選択間違えた!! リザードンって言っとけばよかった!!」グハッ!!

 

 

「な、なら私はみんな大好きテールナーですっ!! とっても可愛いし色違いも当たりですよっ!!」

 

 

“僕、ブリガロン派なんだよね”

 

 

「御三家最終進化不遇ポケモン!?!?」グハッ!!

 

 

“いや、最新作でメガシンカ貰えたから不遇じゃないよ。……多分”

 

 

 『あなた』からのカウンターパンチを受け、三人はステージの上で無様に倒れ伏しています。

 

 そんな三人を見かねた『あなた』は、堪忍したように大きくため息をつきました。そして、倒れている三人へ向けて優しく語りかけます。

 

 

“羽の言う通り、僕は君たちの気持ちを理解している。けど、もし君たちの気持ちを受け入れてしまったら、君たちのアイドル人生はどうなる?”

 

“僕はね、プロデューサーなんだ。君たちをトップアイドルに導く義務がある”

 

“僕の身勝手な行動で、君たちの未来を奪いたくない”

 

“君たちは、新エリー都の新たな光だ”

 

“君たちを応援するファンのためにも、アイドルを終えるその時まで、我慢してくれ。頼む”

 

 

 『あなた』は自身の想いを三人に伝え、深く頭を下げました。

 

 その様子を見た三人は顔を見合わせ、優しい笑みをこぼします。そして、『あなた』の両手足の拘束を解き始めました。

 

 

「ほんまに、この朴念仁プロデューサーは……」

 

 

「女の敵だよね、全く」

 

 

「でも、こういうところに私たちは惚れたんだよね」

 

 

“みんな……!!”

 

 

 拘束が解けた『あなた』はゆっくりと立ち上がります。そして三人に向けて両手を広げました。三人は顔を見合わせた後、『あなた』の胸へと飛び込みます。

 

 『あなた』は、改めて決意しました。

 

 この子たちがアイドルを引退するその日まで、目の前のこの温もりを、決して失わせはしないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“じゃ、僕はこの後セルシーさんとデートがあるから、あとはよろしくね”

 

 

 

「「「は?」」」

 

 

 

 

  妄想エンジェルの『ぜったいれいど』。

  一撃必殺!!

 

 この日、妄想エンジェル改め暴走エンジェルの公式アカウントに投稿された内容は、ファンたちの間に大きな波紋を広げることになったそうです。

 

 

 

 

 

 


 

 

突然のご報告となりましたことをお詫び申し上げます。

このたび、私たち妄想エンジェルには、結婚を前提にお付き合いしている方がいることをご報告させていただきます。

 

ファンの皆さまの中には、驚かれたり、残念に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、私たちは真剣な思いでお付き合いをしております。

 

今後とも妄想エンジェルを温かく見守っていただけましたら幸いです。

引き続き応援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

 


 

 

 

 

『しってた』

 

『今更何を言っているんだ?』

 

『俺たちモーソー族はこれをずっと待ってたんだ』

 

『やっとあのプロデューサーも諦めたのか』

 

『いやいやwwwアイドルが恋愛とか炎上不可避やろwww』

 

『妄想エンジェルエアプ乙』

 

『(エアプモーソー族は)失せろ……ッ!!』

 

『俺たちがプロデューサーに勝てるわけねぇだろうが!!!!』

 

『いやワンピース!?!?』

 

『妄想エンジェルとプロデューサーのイチャイチャを妄想してこそ俺たちモーソー族だからね』

 





ぼく「猛アタックしてくる『あなた』に塩対応してるように見えて実は自分好みに染めているリナさんの話とか、オルペウスを甘やかしつつ鬼火隊長(オルフェウス)とイチャコラする『あなた』の話とか、カリンちゃんと一緒にチェーンソーぶんぶん振り回す『あなた』の話は何処いった……?」

タッカーさん「勘の良いガキは嫌いだy……いや何それ知らない」



【定期】

感想・高評価・お気に入り登録お待ちしております。
モチベーションに繋がります。

また、『あのキャラの話を書いてほしい』『こんなシチュを書いて欲しい』等のリクエストがありましたら活動報告にコメントくれると嬉しいです。

『あなた』に超能力的な力(他作品クロス)を付与するのは?

  • あり
  • なし
  • 構わん、好きにしろ
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