新エリー都に住む『あなた』とエージェントのお話   作:ぽこちー

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アンケートの回答にある「ダァスケヴェマスゥィンザリチャァジィ!!」ってどれくらいのレベルだよって話ですよね?
これが、俺の書ける「ダァスケヴェマスゥィンザリチャァジィ!!」です

ちなみに、ヴェリナ①、ダイアリン①くらいが「ドスケベマシンザリチャージ」です。



レミエール・ダン ①

 

 

 人っ子一人いない深夜の六分街。

 

 夜空に浮かぶ大きく美しい月に照らされながら、『あなた』は建物の屋上から静かな街並みを見下ろしていました。

 

 静寂の中を吹き抜ける夜風。

 遠くから聞こえる車の走行音。

 すべてが冷たく、どこか幻想的で、不思議と寂しさを際立たせていました。

 

 孤独。

 

 生きているはずなのに、生きている心地がしない。

 心の奥底にある何かが欠け、ぽっかりと穴が空いているような感覚。

 

 そう——

 

 大切な、何かが——

 

 

 

 

 

「——みつけた」

 

 

 

 

 

 背後から、パサリと何かが羽ばたくような音が聞こえました。

 振り返ると、そこには純白の天使が立っていました。

 

 天使は優しく微笑みながら、『あなた』のもとへゆっくりと歩み寄ります。

 

「今夜の月は、とっても綺麗ね」

 

 天使は『あなた』の隣に立ち、月を見上げながら言いました。

 ですが、『あなた』は突然現れた天使に困惑し、うまく言葉を返せませんでした。

 

「なーに? これは昔、『あなた』が言った言葉なんだよ? ——なんてね♪」

 

 一瞬だけ陰りのある表情を見せましたが、すぐに柔らかな笑みを浮かべ、『あなた』へ向き直ります。

 

「こんな夜遅くに一人で何をしてたの? こわーい人に襲われても知らないよ?」

 

「——こんな風にね」

 

 そう言って天使は純白の翼を大きく広げ、『あなた』へと伸ばしました。

 けれど、不思議と恐怖はありませんでした。

 

 理由は分かりません。

 ですが、目の前の天使は絶対に自分を傷つけることはしない——そんな確信だけがありました。

 

「ふふっ……♪」

 

 『あなた』の反応を見た天使は、嬉しそうに微笑みます。

 

「ここで会えたのも何かの縁だし、改めて自己紹介しよっか♪ 私の名前は——」

 

 天使が自身の名前を口にしようとした、その瞬間。

 

 『あなた』の口から、無意識に言葉が零れました。

 

 

 

“——()()()

 

 

「っ——」

 

 

 

 天使は驚いたように目を見開き、『あなた』を見つめました。

 しかし、その驚きはすぐに優しい笑みへと変わります。

 

「残念。私はラミルじゃなくて、レミエール。レミエール・ダンだよ」

 

 その笑みの奥には、どこか儚さが滲んでいました。

 

「ラミルは、私の昔の渾名。私が好きだった人がつけてくれた、大切な渾名なんだ——」

 

 その瞳は悲しげで、それでいて何かを期待するように『あなた』を見つめています。

 ですが、レミエールは諦めたように、小さく笑みを零しました。

 

 『あなた』はレミエールをじっと見つめます。

 

 美しく透き通るような桃色の髪。

 すべてを優しく見透かしながら、どこか悪魔的でもある瞳。

 見る者すべてを魅了する、美しい身体。

 一度見たら忘れるはずのない存在感。

 

 今日、この瞬間。

 初めて出会った。

 初めて出会った、はずなのに。

 

 胸の奥に引っかかる、拭えない違和感。

 自分は、彼女をどこかで——

 

 するとレミエールは唇に人差し指を当て、悪戯っぽく笑いました。

 

「あー、今ここを見てたでしょ?」

 

 レミエールは自身の胸元にあるホクロをもう片方の手で指差し、妖艶な笑みを浮かべます。

 

 

「——えっち♡」

 

 

 『あなた』は顔が熱くなるのを感じ、慌てて弁解しました。

 

「ふふっ、可愛い♪ ほら見て、ここにもあるんだよ?」

 

 そう言いながら、レミエールは谷間にあるホクロを指差して揶揄います。

 『あなた』は思わず見惚れてしまい、慌てて顔を背けました。

 しかしレミエールは下から覗き込むように『あなた』の顔を見上げ、にこりと笑います。

 

「そんなに恥ずかしがらなくても良いのに♪♪ キミになら、もっと恥ずかしいところも見せてあげても良いんだよ♪♪」

 

 『あなた』は逃げるように一歩後退りました。

 目の前の女性は危険だ——そう、本能が告げていたのです。

 ですがレミエールは、『あなた』が下がるたびに一歩ずつ距離を詰め、そっと手を握りました。

 

「あっ、もしかして私のこと、男の人を誘惑する危険な女だと思ってる?」

 

 レミエールは『あなた』の耳元でそっと囁きます。

 吐息が耳をくすぐり、身体がぞくりと震えました。

 さらに、ほのかに漂う甘い香りが、『あなた』の思考を静かに揺さぶります。

 

「えいっ♪」

 

 次の瞬間、『あなた』の手のひらに柔らかな感触が伝わりました。

 レミエールが『あなた』の手を、自身の胸へそっと押し当てたのです。

 

 手に収まりきらないほどの大きさ。

 すべてを包み込むような柔らかさ。

 手のひらから伝わる温もり。

 

 ドクン、ドクン——。

 

 鼓動はどんどん速くなり、身体の奥から熱が込み上げてきます。

 ですが、その鼓動は『あなた』のものだけではありませんでした。

 

「ほら、分かるでしょ? 私も、すっごく緊張してる——」

 

 手のひら越しに伝わる激しい鼓動。

 ほんのり赤く染まったレミエールの頬と耳。

 その意味を理解するのに、時間はかかりませんでした。

 

 するとレミエールは『あなた』の手をぎゅっと引き寄せ、そのまま優しく、けれど力強く抱きしめます。

 全身を包み込む柔らかな温もり。

 必死に抑えていた劣情が少しずつ溢れ出し、それと同時に、どこか懐かしい感覚が『あなた』を優しく包み込んでいきました。

 

 

 

「この感触……この匂い……この温もり……100年前と変わらない、『あなた』の感覚……っ」

 

 

 

 レミエールは震える声で、小さく呟きました。

 そして、ポタリと一滴の涙が頬を伝い、静かな屋上の床へと落ちました。

 『あなた』がレミエールに声をかけようとした、その瞬間。

 レミエールは羽ばたくように『あなた』から距離を取りました。

 

「はい、今日はここまで♪ 続きはまた今度、ね?」

 

 小悪魔のような笑みを浮かべるレミエール。

 その赤く潤んだ瞳を見て、『あなた』は胸の奥に言いようのない切なさを覚えました。

 

「次に会ったときは——ふふっ、どうなっちゃうんだろうね?」

 

 そう言って、レミエールは『あなた』の背後へ回り込み、小さな声で囁きます。

 

 

 

「私、我慢できないかも……♡♡♡」

 

 

 

 そう告げると、レミエールは優しく微笑みました。

 

「じゃあ、またね♪♪♪」

 

 純白の翼を大きく広げると、レミエールは夜空へと舞い上がり、その姿は月明かりの中へ溶けるように消えていきました。

 

 一人残された『あなた』を、冷たい夜風がそっと包み込みます。

 けれど、心に刻まれたレミエールの存在だけは、決して消えることはありません。

 

 

 

()()()——”

 

 

 

 『あなた』の小さな呟きは、静まり返った深夜の六分街へと静かに溶けていくのでした——

 

 





記憶喪失でも、生まれ変わりでも、クローンでも、好きなのを選んでね

あなたが読みたいのは???

  • シールドをチャージするよ!
  • ドスケベマシンザリチャージ!
  • ダァスケヴェマスゥィンザリチャァジィ!!
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