新エリー都に住む『あなた』とエージェントのお話 作:ぽこちー
新台禁書目録2で8000枚出して気分が良かったので、頭空っぽにして書きました。
どうしてこうなったのだろうか。
『あなた』は目の前で繰り広げられる先頭を見て、心の中でつぶやきました。
「垂直軸線、誤差修正! 射出電圧臨界! 今だオルペウス!」
「いけぇぇぇぇ!! でありますっ!!」
何故か黄金に塗装された鬼火隊長の口から放たれた熱線が、ホロウ内で蔓延っていたエーテリアスを焼き尽くしました。コンクリートは溶け、熱風が周囲を覆い尽くし、凄まじい爆音が鳴り響きます。
「よくやったオルペウス!」
「やれやれ、不可能を可能にするのも辛いであります……!!」
“いや、不可能を可能っていうか、正当を理不尽に変えてるだけだからね? エーテリアス相手に道理とかは無いけど、それでももっとちゃんと戦ってあげなよ。もっとこう、パリィ!! からのブレイク、そして連携スキルみたいな戦闘をしようよ。いきなり終結どころのレベルじゃないよこれ。エーテリアスにとっての
すると、熱線から逃れたエーテリアスの一体が、オルペウスと鬼火の背後をめがけ、お返しとばかりに光線を放ちました。
しかし……
「そうはさせないわ」
「11号!?」
「11号さん!?」
飛んできた11号がオルペウスと鬼火の盾になるように、エーテリアスの光線を受け止めました。
……何故か熊の着ぐるみを着た状態で。
あれは確か、ロスカリファでクッキー屋を営んでいる『ミスター・ガオ』という熊だったはずです。
ここ最近の11号は、ガオの着ぐるみを着た状態で任務へと就いています。何故着ているのかは謎です。それと、昨日11号に内緒でラーメン食べてたいたら、めちゃくちゃ不機嫌そうな顔でこちらに早歩きで迫ってきたのも謎です。
エーテリアスの光線により、ガオの着ぐるみはじわじわと溶かされていきます。茶色と毛は燃え尽きていき、溶けてところどころ開いた穴からは、中身がチラリと見え隠れしています。
次の瞬間、ガオの着ぐるみは発光しました。そして、周囲の空気を震わせるほどの爆発を起こし、煙が舞います。
その煙の中から、何かが現れました。
その正体は、11号です。
着ぐるみをパージした11号は、空中からエーテリアスに迫り、エーテリアスを一刀両断しました。
“……なんで着ぐるみを着てたの? なんで着ぐるみを爆散させたの? 訳がわからないよ”
『あなた』はオルペウスと鬼火と11号から目を逸らすように、視線を横に向けました。
「分身は、こうやるんです!!!!」
そこには、何人にも分身したトリガーが、スナイパーらしからぬアクロバティック射撃をエーテリアスに繰り出していました。
“……いや、そうはならんやろ”
猛烈に襲いかかる頭痛を感じながら、『あなた』は頭を抱えました。
そして、最後のメンバーであるシードというと……
ドゥンドゥンドゥンドゥン…
ドゥンドゥンドゥンドゥン…
テンテンテテン!テンテンテンテンテテン!
テン!テンテンテテン! テンテンテン!テン!テン!
ビッグ・シードに乗ったシードは、黄色とピンクの粒子を周囲に纏いながら、空中で仁王立ちをしています。……すごく聞き覚えのあるシンセサイザーなイントロを流しながら。
『ディスラプターを使うよ〜。シード准将、ディスラプター使用を申請〜』
“……えっ、あっ、うん”
急に無線を飛ばしてくるものだから、『あなた』は思わず適当な返事をしてしまいます。“いや君、准将じゃないよね?”というツッコミを脳内で繰り出した次の瞬間、シードの額がパカっと開き、一筋の光が放たれました。その直後、数百メートル離れた地形が切り裂かれ、周囲にいたエーテリアスを一掃しました。
……もう、意味が分かりません。
上層部に通信をしようとしても、着信拒否。お前がなんとかしろ、という意思をひしひしと感じます。
やっぱり、ビデオ屋の店長たちにシードでフリーダムな映画を借りてみんなで観たのが悪かったのだろうか。そんな後悔を抱きながら、『あなた』は言いました。
“……もう、しーらないっ♪♪”
なお、この任務の後に夜のロマンディクス(意味深)が待っていることを、『あなた』が知る由もありませんでした。
やはりハリラン・ザラが最強か……!!
あっ、ちなみに新台SEEDは負けました。
399は無理です。
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