一発ギャグとお小遣いを賭け、室井と勝負する橘。しかし実力が発揮できずに苦戦していた。そこで突然、室井は叫びながらレーンの上を突っ走っていく。驚愕する中川らと客たち。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーッ!!」
「うわあああああああああ!」
「おおおおあああああ!」
「ぬおあーッはっえええええ!?」
「何やってるのおおおおおォーッ!?」
ガシャコリカラカロンッ!!
「ひゃおおおおおおおおおおおおああああああああああああああおおう!!!」
室井はそのまま体ごと突進し、ピンを全て倒した。
「すとらぁぁああぃいくッッッ!!」
誇らしげに叫ぶ室井。
「…。」
4人は口を半開きにし、呆れ返っている。すぐに店員たちが駆け付ける。
「ちょ…ちょっとお客様!何やってるんですかァッ!?」
「何って普通にボーリングしているだけだが?」
室井はケロッとした顔で立ち上がる。
「…いや、レーンの中に入るのは禁止されていますッ!!」
店員は怒鳴る。
「なぜだ?私は普通にボーリングをしていただけだよ。今こうしてストライクを決めた。何がおかしいのか?」
「…何あの人…?」
「アホでしょ。」
「…頭おかしいんじゃないか?」
大の大人のとんでもない奇行に、客たちは呆れと恐怖でざわついている。
「いい加減にしてくださいッ!!」
ブチギレる橘。
「室井…流石にやべえだろォw。」
「…。」
ドン引きする高橋たち。室井は滑らないように、ゆっくりとベンチの方に戻ってくる。
「大体、ボール使わずに点を取るってルール違反でしょォッ!?」
「橘さん、君は勘違いをしているね。」
「は?」
「私はボールなんだ。」
室井は至って真剣な眼差しで言った。
「…はぁ!?」
「人間の意識、つまり人間の肉体に対する感覚っていうのは、我々の思い込みなのだよ。」
「………何言ってんのォ……?」
「……え….?」
「…ふふッw…ふふ…」
室井の奇天烈な発言に戸惑う一同。
「生後間もない赤ちゃんは、自分と他人の区別がつかないらしい。人間の自己意識とは元々存在してるのではなく、我々が自分で作り上げたものなんだ。」
「…。」
「では、この肉体だけに意識が存在しているという証拠はどこにある?客観的な事実に基けば、人体とボールは同じただの物質であり、それらの違いというのは我々が作り出した幻想なのだ。肉体とボールとは同じであり、ボールがピンを倒そうと、この体がピンを倒そうと、同じことなのだ。だから、私は不正をしていない。」
「…どゆことw?」
「ふふ…ふははッ!」
意味不明な主張に、高橋と大崎は笑う。
「ふざけるのも大概にしてくださいよォ!どう考えたってボールと先生の体は別でしょうが!」
怒り狂う橘。
「…だ、だとしたら、ピンとボールとの違いもないことになりません?」
中川は不思議そうな顔をする。
「そうですよ!それならボーリングという競技自体成立しなくなるしッ!」
「…。」
室井は一瞬黙り込むが、新たな論を展開する。
「いいや、違うね。人間は、恣意的に自己と外部との境界を引くことができるのだよ。我々は通常、自分の肉体を自我と外界との境界だと設定しているが、私は今、ボールも自分の一部として捉えている。私にとっては、ボールは私であり、私はボールなのだ。しかし、そこにピンを含めようが含めまいが自由じゃないか。ボールは私だが、ピンは私じゃない。したがって、私の論は矛盾していない。」
「でも、ボールと室井先生の肉体は全然違うじゃないですか。室井先生の肉体は室井先生の意思で動かせるけど、ボールは室井先生の意思では動かせない。」
橘はムキになって反論する。
「ボーリングは自分の意思では動かせないものを投げてピンを倒すから難しいのであって、自分の意思で動かせる肉体でピンを倒しても全然難しくないッ。だから、室井先生のしたことはズルですよォッ!」
「いいや、人間の肉体の中にも自分の意思では動かせないものがある。例えば、皮膚の細胞や爪、耳、内臓や血流などは自分の意思では動かせない。肉体にも自分では動かせないものが含まれてるのだよ。そう思ったら私の肉体もボールも全く性質が異なるとは言えないのではないか。したがって君の意見は肉体とボールとが異なるということを示すには不十分だ。」
「…よくわかりませんが、レーンに入るのだけは本当にやめてください。今度やったら出禁にしますよ。」
「…はい、すみません。」
店員に注意され、室井は肩をすくめる。
「もう意味わかんない!私投げるッ。」
橘は室井を無視して競技を再開した。
ゴロンッ
カラコラカランカランッ!
なんと、ストライクである。
「うおおおおお!」
「おおおお!すげえ!」
歓声を上げる高橋たち。
「見ましたか?先生。これが本当のストライクですよッ!」
得意げな橘。
「そうだな。では、私も…。」
室井は、今度は普通の投げ方で投球する。
ゴロォ…
ガラゴロガランッ!!
ストライクである。
「なァんだ!普通に投げられるじゃん!最初から真面目にやってくださいよッ!」
「だが、それだと絶対私が勝ってしまうから、多少ハンデがあったほうがいいと思ってね。ちょっとふざけてみたのさ。てへ♪」
室井は舌を出し、自分の頭をコツンと叩く。
「…舐めやがってェッ!!」
橘は荒々しく投げる。スペアである。
「やっぱ橘さんも上手いわ…!実力は確かだぜ。」
「…でも、室井先生が化け物すぎて…。」
中川は得点表を見る。現在橘は64点、室井は90点である。
「マジか!もうこんなに点差あるのか!」
「多分、室井先生は今後もストライク続きだよ…。」
「まずいなァ、このままじゃ確実に追いつかねェ。」
その後も試合は続く。室井は第8フレームまで全てストライクで、合計130点。一方で橘はあまり振るわず、106点である。
「畜生…畜生ゥッ!」
圧倒的な実力差を知らしめられ、橘は地団太踏む。
「やはり何かしらハンデをつけたほうが面白いんじゃないか?もう結果が目に見えているのだし。」
室井はボカリスエットで首元を冷やしながら、ベンチでゴロゴロしている。
「…いいや、悔しいけどこれが私の実力です…。全力で戦って負けるなら悔いはないッ…。」
唇を噛む橘。
「じゃあ、一発ギャグのネタでも考えておいたほうがいいね。」
「それは嫌ああああァッ!!!」
一方で、男子ら3人は1万を失う恐怖に焦っていた。
「残り2フレームだよォ…。」
「ヤバいヤバい…。」
「ズルいっすよ室井先生!!自分が絶対勝てると分かってて橘さんに喧嘩売ったんだろォ!!」
「ぐぬぬぅ…。」
高橋に痛いところを突かれ、煩悶する室井。
「…で、では、こんなルールはどうだ!?次の2フレームは、倒すピンが少ないほど得点が増える。ただし、ガターとストライクの場合は0点!!」
「なるほど、じゃあ、9個倒したら1点で、1個倒したら9点ってことっすか?」
「ああ!これで勝負の行方は予想不可能になるッ!!これが俗に言うボーリング・ラビリンスよ。」
室井はスッと立ち上がる。
「おもしれぇ!そうしようぜ!!」
「…なるほど、むしろストライク狙うよりもコントロール力が試されるってことですね!よォしッ!やってやろうじゃないのッ!」
橘は機嫌を取り戻す。
「得点はどうやって計算すればいいんだ?」
「スマホでやればいいんじゃない?」
「そうだな。」
高橋はスマホのメモアプリを開いた。
「ちゃんと正しく計算してくれないと困るぞ。」
室井は高橋の画面をのぞき込む。
「勿論っすよ!俺らはズルはしませんッ。」
「ふふふ…よろしい。では、早速始めようか。新たなルールでねッ。」
いざ構える室井。しかし、何やらぎこちない様子である。
「…ん?」
首を傾げる中川。室井は投げる。
ゴロゥ…
ガラゴロガシャラカン!
ストライクである。
「…え!?」
「ストライク…。」
「ハハハハッ!!何やってんですか!?」
橘は指差して笑う。
「クソォ…。」
ゴロォ…
ガラカリコレキラカンッ!
再び投げるもストライクである。
「…。」
表情がひきつる室井。
「…も、もしかして先生、ストライク以外打てないんすかw!?」
「ハハハハ!!」
「そ、そんなバカなァw!!」
男子たちは室井の意外な弱点に沸く。今度は橘のターンである。目を細め、よく狙いを定めて玉を放つ。
ゴロロォッ…
カランッ
1個だけ倒れた。
「おおおおお!すげええええ!」
「1個だから、9点だ!!」
「すごい…!!」
感心する3人。
「ざっとこんなもんよッ!下手に投げる方法もわかっていてこそプロだからねッ。」
橘は鼻高々である。
「…つ、次は私の番だ。このルールの場合、9点がストライクということになるからね…。」
室井は投げるが、また全部倒してしまう。
「やっぱ先生、ストライクが体に染み込みすぎてコントロールが効かなくなってやがるwww!」
「フッハハハハハッ!ストライク打つしか能がない癖によくもあんな偉そうにしてくれましたねッ!」
スキップしながら室井を嘲笑う橘。現在、室井は130点、橘は124点である。次に室井がミスった場合、橘はあと7点以上取れば勝利することとなる。
「…ええいッままよォッ!!」
室井、やけくそなフォームで投げる。
ゴロォッ…
カラリケラコラカンッ!!
やはり10本倒してしまう。男子3人は狂喜乱舞する。
「っしゃああああああああ!!!」
「橘さん、あと8点だよォ!」
「そうだ!!あと8点さえ取れば!」
「1.5万!」
「よっしゃ!任せなッ!」
橘は投げる。
ゴロォ…
ガラゴカラロガシャン!
9個倒れる。つまり1点である。
「うわあ!危ない!!」
冷や汗をかく橘。第9フレームのストライク分に1点、そして第10フレームに1点加算されて合計2点追加である。橘は現在126点。
「落ち着け橘さん!大丈夫だ!」
「あと5点!!5点だよォおう!!!」
「頑張れえええ!!」
「さて、どうなるかな?次間違えてストライクやガターでもやれば、私の勝利だということも忘れるなよォッ!!」
室井はプルプル震えながら見守る。橘は集中する。まさに運命の一投である。
「てやぁあッ!!」
ガロォ…
ガラシャゴラガンッ!!
8個倒れる。
「…。」
「2点っていうことは?ええっと…。」
第9フレームのストライクに2点追加され、さらに第10フレームにも2点加えられる。したがって、橘の合計得点は4点増えて、130点である。
「…引き分け?」
「…。」
「…。」
「ええええええええええええええええええええええええええ!!?一番つまらない終わり方じゃあん!!!」
橘は頭を抱えながらしゃがみ込む。
「…じゃ、じゃあ、君らのお小遣いも無しで、橘さんの一発ギャグも無しってことで。」
室井はペットボトルを片付け、そのまま帰ろうとする。
「いや、それはおかしい!!!!!」
室井の腕をつかんで引き留める男子たち。
「先生はお小遣いを払って、橘さんも一発ギャグをやる。これでみんなハッピーですよ!!」
高橋は訴える。
「ハッピーなのはお前らだけだろうがァーッ!!」
「私に関してはハッピー要素ひとつもないがね。」
顔を青くする橘と室井。
「だって言い出しっぺは先生じゃないっすかァ!!」
「嫌だぁああッ!なんでギャグなんかやらなきゃならないのォ!!」
「頼む橘さん!俺らの1.5万円のためだァ…!!」
「お、お願いします…!」
土下座して頼む男子たち。橘は室井を怪訝そうに見る。
「本当にお小遣いとやらはくれるんですね?」
「ああ!約束したからにはねッ!」
「…。」
橘はしばらくその場に立ちすくむ。
「…がちょ〜ん…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
蚊の鳴くような声で囁く橘。フロア内の喧騒で掻き消えるような小声である。
「…え?今の一発ギャグのつもりか?」
「もう1回ちゃんとやってくれないかい?撮るから。」
室井はスマホを取り出す。
「もういいでしょ!!いい加減にしてよォオッ!」
橘は顔を真っ赤にしながら、靴を履き替え、荷物を片付ける。
「じゃあ、先生は約束通り…。」
「…ふふふ!」
「1.5万円!」
目を輝かせる3人。
「…あ、ああ!いいともッ!勿論払うよォ!!」
苦し紛れに、室井は自分の胸をドンッと叩く。
「…やっと終わりましたか。では、シューズをお返しいただいて…。」
店員と他の客たちからの冷たい視線に見送られながら、5人はボーリング場を去った。
「俺は…グラタンと、フライドチキンと、あと、パスタと…」
「俺、これがいい!トマトソースと唐辛子のやつ。あとォ…アボカドのサラダと…ハンバーグと…。」
駅ビルの中のサエズリヤでランチを食べる5人。高橋と大崎は涎を垂らしながら注文を重ねていた。
「…じゃ、じゃあ僕は、ペペロンチーノで。」
トンッ
「うっ!」
「何遠慮してんのッ。食べたいもの食べなさァい!」
申し訳なさそうに俯く中川の肩を、豪快に叩く橘。
「おい、気をつけろよw。あんま頼むと1.5万使いきっちまうぞォ〜!」
高橋は口をグラタンソースまみれにしている。
「いいのいいの、昼飯くらい奢ってくれるでしょ。ね、先生?」
「ああ…構わないよォ。1ヶ月6万ちょっと支出が増えるくらい、倹約家の私にとっては屁みたいなものだッ。ガハハハッ!」
若干涙目になりながらも、室井は笑い飛ばす。
「やったァ!じゃ、私デザート頼んじゃお。」
「お、早いな〜!俺はもっと普通の飯で腹を膨らませてからにするぜェ。」
「先生…。」
中川は心配そうに室井を見つめている。
「大丈夫ですか?先生…。」
「…おぉ、中川君。なぁに、心配いらないさ。もっと食べなさいッ!」
「お前、これ食う?唐揚げ。」
大崎はピリ辛チキンの小皿を差し出す。
「…うん。じゃ、もらおっかな。…むしゃ。」
1つだけもらう中川。
「なんだ、唐揚げくらい何皿でも頼めばいいさッ!ふぉおおおおう!どんどん食え〜ッ!!」
室井は調子に乗って唐揚げやジュースなどを頼みまくった。4人はたらふく腹を膨らませる。
「ふう…食った食った!」
「ご馳走様でした~!」
満足げな生徒たちを横目に、室井は全員分の昼飯の会計を済ませる。さらに、5千円を中川、大崎、高橋に、1.5万円を橘に手渡した。
「…ありがとうございますッ。」
「ありがとうございます!!」
「ありがとうございま〜すッ!」
「あ、ありがとうございまーす。」
「貴重な1.5万円。大切に使っておくれよ。君ら未来ある若者たちの成長に、私の端金が貢献することを祈るよ。」
室井は真顔で言う。
「…でも、中学教師の給料って30万くらいでしょ。本当に大丈夫なんすか?」
急に思い出したように訊く高橋。
「大丈夫だと言っているではないかッ!月収24万は初任給の時と同じくらいだから、23歳の時に戻ったと思えばいいだけの話よ〜ッ!それに、金欠になればそこら辺の雑草や虫でも食べればいい。」
「…おえ。」
苦虫を嚙み潰したような顔をする橘。
「じゃ、気をつけて帰るんだよ。」
「ありがとうございます〜!」
「ごちそうさまでした〜。」
室井と別れ、4人は帰路に着く。
「ったく、ムカつくわ〜室井!教室で陰謀論話し出した時から変な感じはしたけど…。」
「まあまあ、1.5万もらえたんだからいいじゃないのォ〜!」
能天気な高橋。
「何よりッ私のボーリングスキルをコケにしてきたのが許せんッ。」
腕を組みながらプンスカする橘。
「それにしても、本当に生きていけるのかァ?室井。」
「知らないッ!どうせ副業でもやってるんでしょッ。流石に雑草食べるなんて無理だろうし。」
「…いいや、室井先生ならやりかねないよォ。」
室井の異常性を誰よりも知る中川は反論する。
「うんうん。」
にやつきながら頷く大崎。
「まあいい。次こそは10フレーム全部ストライク決めて見返してやるッ。」
橘は歩きながら、何度も右手を振ってフォームの確認をしている。苦笑する男子たち。
その日の夕方、住宅街の一角の公園では、小学生たちがボールを蹴って遊んでいた。
「ヘイ!佑介、パスパス!」
「…ん?」
「おい、パスよこせよ!」
「…見ろよあれ。」
「何だよ!」
黒い服を着た男が、茂みの隅で何やらガサゴソやっている。
「…あの人さっきからずっといるぞ。」
「何やってんだろ?」
「なんか落としたんじゃない?」
「不審者かな~!」
子供たちは面白半分に近づく。
「お、おいやめとけよw。」
「フフフ…。」
バシッ!
1人が思い切って、男に向かってボールを蹴った。
「な、何やってんだよ!!」
ドスッ
ボールは男の腰に当たる。
「…。」
彼はギロリと子供たちを睨み、ゆっくりと立ち上がった。
「…ひいい!」
約190センチの巨体に、子供たちは戦慄する。
「す、すみません!!」
「ごめんなさあいィ!!」
ボールを蹴り当てた少年は土下座した。
「いやいや、いいんだよ。サッカーの邪魔になっていたのならこちらこそ申し訳ない。なんせ、今日の晩飯を探していたものでねぇ~。」
微笑む室井。
「…晩飯…?」
「まあ、見てなさい。」
室井は素手で茂みの下の地面を掘る。そしてカブトムシの幼虫を取り出し、タッパーに入れる。容器の中には既に10匹くらいがもぞもぞと蠢いていた。
「ギャアあああああーッ!!」
子供らは悲鳴を上げる。
「こんなに獲ったのは大学時代ぶりだよォ。君らもいるかい?この時期の幼虫は身が厚くて濃厚だからねェ。」
「いや…いいです…。」
「そうか〜?まあ、捕まえるとこからやるのが醍醐味だからな。いや〜楽しみだッ。夜くつろぎながらカリッと揚げたのをつまむのが最高なのさ〜。」
そう言うと、タッパーの蓋を閉め、室井は公園を後にした。
「…何なんだ?あの人。」
「…さあ…。」
「…。」
得体の知れない奇人に、少年たちは呆然とする。
室井は公園の階段を降りていく。一面に広がる住宅街は夕日に照らされ、濃いオレンジに染まっている。そよ風を受けながら、彼は爽やかに呟いた。
「LIFE IS BEAUTIFUL.」