スーパーロボット大戦 無限戦争 マリ・ヴァセレート包囲網 作:ダス・ライヒ
パウル・ディートリヒ
ヴィクトール・フーベルトゥス・フォン・ライン・ファルツ准将率いる特務装甲旅団に属する地球連邦軍の中佐。
一般兵用に調整されたブラックナイトスコードの改修型「シュヴァルツリッターB型」で編成された大隊の指揮官。
搭乗機はシュヴァルツリッターB型
迫り来る連邦軍と同盟軍の連合軍は、次々と英霊たちを排除しながらマリのライジングフリーダムガンダムへと迫り来る。
カンゼンダーが送り込んだ疑似ゾンダーロボ軍団も迫っており、英霊たちの相手を連合軍に押し付け、真っ直ぐとマリのフリーダムへと目指していた。
「あれはゾンダーロボ!
ASのM9Dファルケを駆るベルファンガン・クルーゾーは、マリのフリーダムを目指すゾンダーロボ軍団を捕捉し、データベースを読み込んで疑似ゾンダーロボと見抜いた。
「このラムダ・ドライバも無いASでは、ゾンダーロボには敵わないだろう。だが、どうにかして止める!」
ゾンダーロボ相手にファルケでは敵わないが、それでもクルーゾーは止めるべく、単独で挑んだ。
「こちらウルズ1から各部隊へ! 単独でゾンダーロボ集団を食い止める! 手助けは不要だ!」
クルーゾーは助けに来るなと他の者達に告げ、ゾンダーロボ軍団の注意を引き付けるためか、頭部のチェーンガンや手に持っているアサルトライフルを撃ちながら敵集団に向けて突撃する。
このクルーゾーのファルケの奇襲攻撃は功を奏し、数機の自爆型ゾンダーロボを撃破してしまう。
『ぞ、ゾンダァァァッ!?』
「まぐれ当たりだ! 浮かれるつもりはない!」
予想外にも自爆型ゾンダーロボの装甲は脆かったが、クルーゾーは調子に乗らず、まぐれ当たりと言って引き続き攻撃を続けた。
「フン! そんなちび助など、雑魚共にやらせれば良い!」
ナイト・ラプターを駆るゼファーはその気になれば仕留めることが出来たが、相手を小型のASと侮り、対処をゾンダーロボ軍隊に任せ、マリのフリーダムを目指す。
「ぬぁぁぁっ!」
ゼファーの予想を反し、小型と侮られたクルーゾーのファルケは、次々と自爆型ゾンダーロボを撃破していた。
『アニメを、アニメを規制する奴は死刑だァァァッ!!』
『萌え文化こそ世界一だ! 他はゴミだ! ゴミィィィ! 存在する価値無しィィィッ!!』
『オタクは人類の頂点だァ! オタクこそ世界そのものなのだァァァッ! みんなオタクのために働けェェェッ! 人類はオタクの奴隷だァァァッ!!』
「こいつらはオタクか…? いや、あの発言からして、オタクでは無いな。ネットで良く見掛けるアンチやヘイトを好む異質な輩か」
凄まじい発言をしながら自爆するべく突っ込んでくるゾンダーロボに対し、クルーゾーは真に受けることなく冷静に対処する。
「自爆型に近接戦闘は危険だが、止む負えない!」
一機、二機と仕留めれば、弾切れとなったアサルトライフルを捨て、グルカナイフのようなAS用ナイフであるクリムゾンエッジを二振り抜き、突っ込んでくる自爆型ゾンダーロボ軍団に挑んだ。
近付いて来れば、クリムゾンエッジを振るう。その動きは一切無駄な動きが無く、爆破範囲から直ぐに離れ、近付いてくるゾンダーロボを次々と斬り捨てていく。
「俺の戦い方を
かつての自分の発言を若気の至りだったと叫びつつ、クルーゾーは自爆するために突っ込んでくるゾンダーロボを斬り捨て続ける。
既にクルーゾーは、たった一人で三分の一以上の自爆型ゾンダーロボを撃破していた。これにはタニス博士も驚きであり、直ぐ誰かに排除するように告げる。
「たかがアームスレイブ一機に何をしているんだ!? 誰か、あのちびを潰せ! 俺がカンゼンダーに粛正されるだろうが!!」
カンゼンダーの粛正を恐れるタニスが喚き散らす中、酔拳型の疑似ゾンダーロボを駆るガレンドが動いた。
「ヒック! まぁ、カンゼンダーさんには世話になっとるからなぁ。ここは、ワシが動くかぁ」
このタニスの要望に応じたガレンドは、クルーゾーのファルケを排除するために向かう。
「この動き、他のゾンダーロボとは違う? 無人機ではないのか?」
偶然にも付近に居たため、ガレンドの酔拳型疑似ゾンダーロボはクルーゾーのファルケのもとに到着する。動きが明らかに自爆型とは違うため、クルーゾーはデータを確認し、警戒する。
『アニメを理解できねぇ奴は、生きている価値はなァァァ』
『一々煩いカス共だ。男なら戦いに女、ギャンブル、そして酒だろォ? ヒック!』
「味方を破壊した…?」
到着して早々、ガレンドの酔拳型は攻撃を継続する自爆型を掴み、捻り潰してしまった。これにクルーゾーがさらに警戒する中、ガレンドは彼のファルケを捉える。
このらしさを強調する発言からして、ガレンドの思考はやや古い物と分かる。
『四十にもなって童貞で趣味はアニメ鑑賞…? けっ、男として終わってるぜぇ。いや、男じゃねぇ。人間として終わってるな』
「その言葉、聞き捨てならんな。アニメの制作進行として関わった俺の前で、アニメを否定するなど…!」
『んぁ? なんだ、あんたアニメ業界の関係者かァ? クケケ、んないじめられて同然の社会のゴミ共相手に商売なんてよォ…! 人として終わってるなァ、お前ェッ!!』
「戦いと信仰以外しか知らなかった俺に、他に生きる道を教えてくれたアニメを否定するとは! 許せんッ!!」
味方を捻り潰したガレンドが、生前にアニメ業界に関わり、製作も担当していたクルーゾーの目の前でアニメを否定するような発言をしたため、彼はそれを咎めた。これにガレンドは気にも留めず、ヒョウタンに入っている酒を一口ほど飲み、更に酔っ払ってクルーゾーの職業を貶める。
それにクルーゾーは激昂し、ファルケは地面を高く蹴って飛翔して二振りのクリムゾンエッジをガレンドの酔拳型疑似ゾンダーロボに叩き込んだが、自爆型には搭載されていないゾンダーバリアによって防がれた挙句、刀身を破壊されてしまった。
「ゾンダーバリア!? クリムゾンエッジが!?」
『自爆する奴には勿体ないからなァ! フンッ!!』
ゾンダーバリアが搭載されていることに驚き、得物を破壊されてしまったクルーゾーが直ぐに離れようとするが、ガレンドは自分のゾンダーロボをその名の如く酔拳の突きを放ち、彼のファルケを吹き飛ばした。即座にクルーゾーは反応したために致命傷は避けられたが、乗っている本人は衝撃でダメージを受けて出血する。
「この突きは…酔拳か!?」
『ヒック! その通り、俺は酔拳の使い手だ。故に酔えば酔う程、力を増すのよ!』
先の突きで痛みに耐えながら、クルーゾーはガレンドが使う技が酔拳であると気付く。これにガレンドはヒョウタンの酒を飲んでから答え、ゾンダーロボのパワーを兼ね備えた酔拳を再びファルケンに見舞う。
ASの小ささを活かし、酔拳型の突き出される拳を避けるクルーゾーのファルケであるが、乗っているパイロットのダメージは凄まじく、徐々に内蔵にダメージが蓄積する。
「ぐっ…! 機体には何のダメージも無し…!? ダメージを与えられているのは、俺の身体か!」
『ご名答! ヒック! 俺はお前さんにダメージを与えているのよ。俺の拳を受け続ければ、いずれは死んでしまうかもなァ! ガハハハッ!!』
真に攻撃しているのは、搭乗者である自分だとクルーゾーが気付けば、ガレンドは正解だと酒を飲みながら答え、高笑いしながら酔拳による攻撃を続ける。
「グフフフッ、ヒック! どうだ、一方的に嬲り殺しにされる気分は? 対するお前の攻撃はゾンダーバリアに防がれ、例え攻撃を当てたとしても、再生能力で無意味だ。そう、餓鬼が見る物なのに、大人向けアニメなどと言うアニメ制作をしているお前と同じくな!!」
ガレンドはクルーゾーのファルケを嬲り殺しながら、攻撃はゾンダーバリアで無意味で当てても驚異的な再生能力で全くの無意味だと告げる。酔った勢いなのか、大人向けアニメすら否定した。
これにクルーゾーは身体の痛みを精神力で耐えつつ、ファルケを立ち上がらせて反論する。
「大人向けアニメか…! アニメ業界に入った身だが、その手の製作には余り関わっていない。俺がイスラム教徒の為、イスラム教監修のために参加しただけだ。主に関わった製作は、低年齢層向けだ」
『ほぅ、分かってるじゃねぇか。ヒック! アニメは餓鬼が見る物だよなァ? 大人が、それも大の大人の男が見るなんてよぉ。いじめられて同然だなァ! 被害者ぶりやがってよ! テメェがきもいからだろうがァ!! それにそいつ等が見るアニメを作る連中も同じくカスだぜェ! ガハハハッ!!』
「あぁ、確かに! アニメは子供が見る物だ。大の大人が見るなんて、恥ずかしい事この上ない! 周りに言えるわけがない! だが…!」
『だがァ? ヒック!』
大人向けアニメを否定するガレンドに対し、クルーゾーはイスラム教徒として、その手の作品にはイスラム教監修として関わっていないと返答する。更に主にやっていたのは低年齢層向けであると付け加えると、ガレンドは自分の認識が正しかったことを大いに喜び、視聴者層どころか、製作者すら蔑んだ。
この偏見めいた返答にクルーゾーは認めつつも、その製作に関わった者たちを蔑んだガレンドに怒りの反論を行う。
「彼らの見たい物を作る熱意は本物だ! それは、自由であり多様性に溢れる物だ! 作る作品は少々ドン引きするが、夢に溢れている! 自分の認識以外を認めず、酒に溺れ、他者に暴力を振るって喜び、破壊しかしない生産性の無い貴様のような飲んだくれの暴力漢には、一生理解できん物だ!!」
クルーゾーはその手のアニメを作る者達に対し、理解は多少していなかったが、熱意は本物で自由な創作性に溢れた人たちだと認めていた。視聴者層のみならず、製作陣を陥れて嘲笑うガレンドに反論した後、返す刀なのか、彼を酒に溺れた暴力漢でしかないと指摘し、更には一生理解できない奴だと告げた。
「俺が一生理解できない事だとォ…!? それに俺が飲んだくれの生産性が無い暴力漢だと? ゴミ共しか見ねぇ無意味でくだらねぇ物を夢中で作るカス共の気持ちなんぞ、分かるわけねぇだろうがァァァッ!!」
自分が以下に狭小で単なる酒に酔った暴力漢でしかないことを指摘されたガレンドは、持っていたヒョウタンを怒り任せで握り潰し、本気でクルーゾーを殺しに掛かる。
怒りの余り酔拳の型を忘れており、力任せで両腕の剛腕を振るっていた。まさにクルーゾーが指摘した通り、酒に溺れた他者に暴力を振るう暴力漢そのものであった。
『死ねェェェッ!!』
「フッ、俺の言った通り、飲んだくれの暴力漢だな。怒りの余り己の技の型を忘れるなど、武闘家として失格ッ! 隙だらけだぁぁぁっ!!」
型を怒りで忘れて力任せに拳を振るうガレンドの酔拳型ゾンダーロボは、冷静さを保っているクルーゾーから見れば、余りにも隙だらけであった。これをクルーゾーは逃さず、直ぐにファルケの膝蹴りを巨大な敵ロボットに叩き込んだ。
『無駄だァ! ゾンダーバリアと再生能力で無意味だァ!!』
「無駄ではないッ! 何度もでも打ち込めば勝機はあるッ! パラジウム・リアクター、最大稼働!!」
『な、なにッ!?』
一見すれば無駄な攻撃だろうが、クルーゾーは直ぐに敵の攻撃を躱し、背後に回り込んで裏拳、ローキックからの抜き手と言う連続技を叩き込んだ後、リアクターを最大稼働させ、目にも止まらぬ速さの連撃を繰り出す。
「おっ、オォォォッ!? ゾンダーバリアが!? 再生が追い付かない!?」
この連撃は凄まじく、酔拳型ゾンダーロボのゾンダーバリアと再生力が追い付かない物であった。
「さ、酒だ! 酒を飲まねば! 恐怖が! 恐怖が来る!!」
余りの恐怖にガレンドの酔いは醒めてしまい、恐怖から逃れるべく酒を追い求めて予備のヒョウタンを取ろうとしたが、時すでに遅く、ファルケはとどめの一撃を見舞おうとしていた。
「取っておいたHEATランスだ! 受け取れェェェッ!!」
『おっ!? オボロシャァァァッ!!』
奥の手として残しておいたHEATランスを、クルーゾーはトドメの一撃としてガレンドのゾンダーロボに投げ付けたのだ。再生能力が落ちた彼のゾンダーロボは、それを防ぐことも出来なければ、搭乗者を守る能力を失っており、ランスの先端についた成形炸裂弾はガレンドの身体を粉砕した。
「ぐふっ…! 次はジブリの世界に召喚か…同じイスラム教徒のヒーローであるミズ・マーベルことカマラ・カーンと共闘を、所望、したい…!」
辛くもガレンドの酔拳型ゾンダーロボに勝利したクルーゾーであったが、機体も自身も既に限界であり、英霊ながら自分の願望を口にしながら消滅した。
「クソォォォッ! 貴重なゾンダーコアを無駄にしやがって! アル中の老害野郎が!!」
クルーゾーに敗れたガレンドに対しタニスは、その死を惜しむのではなく、貴重なゾンダーコアを惜しみ、それを無駄にした彼に激しく激怒して罵倒する。タニスもまた、自身が作り上げたフォルコメンハイト・カンゼンダーと同じく、自分の事しか考えていない身勝手な人なのだ。
「マスターは!? マスターはどうなってるの!?」
遺跡で押し寄せる連合軍の大群に対処する不知火を駆る
『現在、ブラックナイトスコード一個中隊に包囲されています! 兜少尉のジャスティスは、ザクⅣ部隊との攻撃に阻まれ、向かえません!』
「誰か迎える!? このままだと私たちのマスターが!」
『馬鹿を言うな! こちらも手一杯なんだぞ! 回せる戦力はもう無い! 殆どやられている!』
『カラスの言う通り、私たちも余裕がない!』
遙の返答によれば、マリが駆るライジングフリーダムガンダムは、ブラックナイトスコードと呼ばれる中隊規模のMSに包囲されている状況であった。遠くを見れば、ブラックナイトスコード、否、そのナチュラル用に改修されたシュヴァルツリッターB型十数機にマリのフリーダムが包囲されているのが見える。どうやらヴィクトールが頃合いと見て、シュヴァルツリッター隊の出撃を命じたようだ。
この返答に宗像は誰か行けないのかと問えば、カラスは殆どの戦力を失っているので、ここを維持するだけで手一杯だと応戦しながら返答する。同じ不知火を駆る
「こちらも余剰無し! と言うか、マスターは来れるの!?」
涼宮遙の妹である
彼女の言う通り、マリはシュヴァルツリッターの集団に包囲されてとても来られる状況ではない。ケンジローはルザーのザクⅣに抑えられ、レギオス・エータを駆るスティックも包囲されていた。唯一手が空いているとされるウォルマのムラサメ改でさえ、別のシュヴァルツリッターの隊に阻まれている。
「ビームが効かんだと!? 対ビームコーティングか!」
MS形態のムラサメ改のビームライフルで、シュヴァルツリッターB型の集団を攻撃するウォルマであるが、オリジナルのブラックナイトスコード同様、電力消費無しに半永久的に防御力を維持するフェムテク装甲が施されており、ビーム攻撃は全く通じなかった。
「この程度の雑魚は、俺が対処する。貴様たちは、標的の攻撃に集中しろ」
ウォルマのムラサメ改に対しシュヴァルツリッターを率いるパウル・ディートリヒ中佐は、部下たちにマリのフリーダムの攻撃を続けさせ、自分だけの邪魔をしてくる敵機の対処を行う。
「一機だけで十分だと!? 舐めやがって!」
『貴様程度の雑魚一機、俺だけで十分だ!』
隊長機のみが対処してくることに、ウォルマは軽い扱いを受けたことで苛立ちを覚え、ビームサーベルを抜いて怒りの接近戦を仕掛ける。これにパウルは実体剣とビームの刃も兼ね備える重斬刀を抜き、その斬撃を防いだ。鍔迫り合いとなるが、機体性能はパウルのシュヴァルツリッターが上であり、ウォルマのムラサメは押されていた。
『自分が捨て駒にされているとも知らずに、よくも最後まで付き合っていられるな』
「そんなはずはない! 彼女は、彼女は俺をこの地獄から連れ出してくれるんだ! そして楽園へと導いてくれるはずだ!」
『だったらどうして、イモータルジャスティスを貴様に与えないのは何故だ?』
「なにっ…!?」
パウルは機体性能で押すだけでなく、ウォルマに対し精神的な攻撃まで仕掛けて来た。自分がマリにとって捨て駒にしか過ぎないと告げるパウルに対し、ウォルマは彼女に付き従う本当の理由を明かすと、何故イモータルジャスティスを与えないのかと相手は返してくる。
この問いかけに、ウォルマは動揺を覚え、同時にマリを疑い始めた。
これほど命を懸けて仕えたのに対し、マリが信用したのはケンジローであり、彼にガンダムであるジャスティスを与えた。自分に与えたのは、他の傭兵と同じく量産型の可変機であるムラサメ改だ。与えられるのは自分であるはずと言うのに、経験が不足しているケンジローにガンダムを与え、自分の背後を守らせているのだ。これにウォルマは、マリが自分のことを駒の一つしか思っていないのかと疑う。
「そ、そんなはずは…! 俺は彼女に…」
『現に彼女は、お前の事な駒の一つしか認識していない。もしくは、使い勝手の良い捨て駒かな?』
「黙れ! 彼女は俺を…! っ!?」
『追い詰められ、彼女に縋ったか。あの時、他の傭兵と同じく裏切っていれば良かった物を』
このパウルの精神攻撃は功を奏し、ウォルマを激しく動揺させ、彼のムラサメの右腕を斬り落とすことが出来た。更には両脚を斬り落とし、残った胴体を蹴り入れて地面へと墜落させる。
「クソォォォッ! あのガンダムさえ、あのガンダムさえ俺にくれていれば! こんな事には!!」
パウルに敗北したウォルマは、墜落していくムラサメのコクピット内で、自分にジャスティスを与えてくれなかったマリが、自分の気持ちを裏切ったと思いながら彼女を恨んだ。
そのウォルマが思った通り、マリは彼の事など毛頭も気にせず、単に命欲しさに自分に従っている傭兵の一人としか認識していない。本当に信用しているなら、性能の良い機体を与えているはずなのだ。
「フン、ここから抜け出すために利用していただけだろ? お前も彼女も、お互いを利用し合っていただけさ」
墜落していくウォルマのムラサメにパウルは、お互いの目的のために利用し合っていただけと告げ、マリのフリーダムを攻撃する部下たちと合流しようとその場を去った。
クルーゾー「原作者といい、この二次創作の作者といい、俺を戦いの場に放り込みたがるな。どうしてジブリの世界へ行かせてくれないんだ?」
前半がクルーゾー回だわ。
ウォルマがここで退場…と、言いたいところですが、まだ出番がありますので。