スーパーロボット大戦 無限戦争 マリ・ヴァセレート包囲網 作:ダス・ライヒ
神谷主水さん
Rararaさん
RX140さん
M Yさん
ヒラーズさん
ご応募いただき、ありがとうございました。
前回のあらすじ
凱が二人…? 来るぞ、遊馬!
https://www.youtube.com/watch?v=MWp3gxDRK2o
「な、なんだあいつ等!? あんな状況なのに、全く諦めてねぇぞ!?」
フォルコメンハイト・カンゼンダーは妖邪界由来の死霊術を使い、戦死者やファウン事変の犠牲者たちをカイライとして蘇らせ、マリや駆け付けた勇者王たち、GGGやレジスタンス軍などを攻撃させた。
だが、勇者王たちは怯むことなく、連邦軍と同盟軍、疑似ゾンダーロボや無人機と言った数よりも多いカイライの大群に対し、臆することなく挑んだ。
真っ先に安全圏まで逃げていたアギダは、これを双眼鏡から見て驚きの声を上げていた。
「どう転んでも、カンゼンダーはお終いだ! 奴らが倒れても、ヴィンデル・マウザーが刺客を送って殺されるのがオチだぜ! 共産主義政権で、俺は一生遊んで暮らせるポストに就くから関係ねぇけどな!」
ここでカンゼンダーが勝とうが倒されようが、現政権を攻撃中である共産主義者に寝返り、良いポストに就いたから関係ないと言って、用意していた宇宙船に飛び乗り、アギダは惑星ファウンから逃げ去って行った。
「ここで奴を倒さねば、全宇宙が奴の完璧主義の犠牲となる!」
「あんな自分以外認めねぇ自己チューな奴の好き勝手、許せねぇ!」
ガオガイガーを空高く飛翔させる獅子王凱に続く灼熱のガイこと凱は、その胸に獅子の顔を持つ鋼鉄の勇者王に飛び乗り、共にカンゼンダーに挑もうとしていた。
「なら、勇気を百パーセントにしないとね!」
「あの歌か? 歌うのは小学生以来だな」
『懐かしい! 一緒によく歌ったな、護!』
「そう! あの歌を歌えば、勇気百パーセントさ!」
カンゼンダーに勝利するには、今の勇気では足りないと思ったガオガイゴーを械道幾巳と共に駆る天海護は、勇気を百パーセントにするため、あの曲を歌わねばと提案する。
これに幾巳は曲を歌うのは小学生以来だと言えば、勇者王の凱は小学生時代の護とよく歌っていたと懐かしむ。
「なんだよお前ら、自分等だけ盛り上がりやがって!」
「君も歌えば、その良さが分かるさ!」
除け者にされた灼熱のガイが、何の歌なのかと問えば、勇者王の凱は歌ってみればその良さが分かると答える。
「なら、聞かせてやらないとね! マイク・サウンダース13世! あの曲を!」
『イエ~ス! マイフレンズ護のリクエストに応えて、システム・チェーンジッ!』
護が灼熱のガイにその良さを理解してもらうため、ずんぐりむっくりな体系をした超AIロボ、マイク・サウンダース13世に要請すれば、そのロボは変形を行う。
「マイク・サウンダース13世! 最高だっぜ!」
マイク・サウンダース13世はずんぐりむっくりな体系から一転、円盤型飛行ユニットをステージのように立つ八頭身のギターを豪快に弾くロックンローラーのようなロボットに変形した。
「護からのリクエストは、勇気を百パーセントにする曲だ! アプリで勇気を検索し、リクエストしている曲をタップして再生だ! 行くぜ!!」
八頭身のロボットに変形したマイク・サウンダース13世は、護からのリクエストに応え、勇気を100パーセントにする曲を再生する。
「おぉ、こいつは…!?」
「よっしゃぁ!! こいつを歌えば勇気100パーセントだ!」
曲が再生され、音楽が聞こえてくれば灼熱のガイは感動を覚えた。勇者王の凱は気分を高揚させ、勇気のパワーを上げる。
「すげぇ…! 激アツじゃねぇか!」
「なっ。ここからは、頑張ってやりきるしか無いぜ」
「はっ! 元からそのつもりだァ!」
感動した灼熱のガイに向け、勇者王の凱は頑張ってやりきるしかないと告げれば、心を躍らせる少年は応答した。それを受けた勇者王の凱はガオガイガーの速度を上げ、全長三千メートルはある巨大なカイライに居るであろうカンゼンダーに向けて突撃する。
これに続くように、曲を歌いながら続く護と幾巳が駆るガオガイゴー、ルネのガオファイガーが二人の凱が乗るガオガイガーに続く。最後尾に続いているのは、マリが駆るガオライガーだ。
「こんな
再びファウンを地獄にせんとするカンゼンダーに対抗するため、惑星全土の人々に希望と立ち向かう勇気を持たせるべく、マイク・サウンダース13世は真っ赤なバルキリーを駆って戦場に乱入し、ゲリラライブを行う歌手に倣い、スピーカーのハッキング機能を使っていま再生している曲を惑星全土に向けて流そうとする。
「へ~い! この星のみんなぁ! 俺の歌じゃなく、勇気の歌を聞けェェェッ!!」
マイク・サウンダース13世はその叫びと共に、自分の機能を使って惑星ファウン全土をハッキングし、いま流している曲を惑星全土に轟かせた。
「な、なんだこの歌は!?」
「一体どこから流れているんだ!?」
突如となくスピーカーから流れる曲に、連邦軍や同盟軍を含め、惑星ファウンの人々は混乱する。
「だが、懐かしい…! 幼い頃に聞いた曲に似ている…」
「あぁ、あの頃が懐かしい…! 今じゃ、戦意高揚のプロパガンダばかりが流れている…」
「自然と勇気が湧いてくる曲だ…」
「少なくとも、戦えとは強制されていない!」
混乱はしていたが、懐かしさを思い出して絶望から立ち直り、無差別に襲い掛かるカンゼンダーのカイライたちと戦い始めた。
「この戦闘機、飛ばせるか?」
「あぁ、燃料も弾薬の補給も済ませてある。アスメックドロイドも搭載済みだ。後は乗って飛ぶだけだ」
「そうか。ならば乗せてもらう!」
「お、おい! ドロボー!!」
GGGやレジスタンス軍に救出されたルーク・アルフィスは、黒いTー70型のXウィングが飛ばせるかどうかを問えば、ブラスターを持っている整備士は飛ばせると答える。それを聞いたルークは、黒いXウィングに向かって猛ダッシュし、それに飛び乗ってキャノピーを閉めてしまった。
乗る予定であったパイロットが泥棒と叫んでいるが、ルークはお構いなしに操縦桿を握り、飛び去ってウィングを開き、空飛ぶカイライたちと交戦を始める。
「戦闘機と思って舐めていたが、ザク以上に扱い易いな!」
Xウィングには初めて乗るルークであるが、じゃじゃ馬の自分専用のザクⅣより動かし易いと豪語し、次々と四門のレーザー砲で仕留めていく。敵の攻撃すら容易く避け、自分の身体のように機体を操っている。
それから攻撃を躱しつつ、次々とゾンビのようなカイライと兵器を取り込んだカイライらを倒していく。重量化にも関わらず、ルークのXウィングはバレルロールと呼ばれる機体を回転させる飛行テクニックをおこなっていた。
「この見たことも無いザク、整備終わった」
「凄い整備性だ。これなら、難民にだって出来るぜ」
「簡単すぎて、ちょっと面白くない」
小柄な異星人であるアンゼラン族らは、戦場で中破して乗り捨てられたザクⅣの整備が終わったことを知らせる。
アンゼランはかなりの小柄であるが、極めて高い技術力を持ち、その小さ過ぎる体系を活かして数々の精密部品や電子機器、ドロイドの修理を担う銀河を陰から動かす小さな鉄人たちである。
正規軍が開発したザクⅣの整備力はジオン残党やネオ・ジオン残党が開発した物より優れており、おかげでそこらの残骸から無事な品を組み合わせることで、ザクⅣを戦闘可能な状態まで復元することが出来た。アンゼランからすればつまらない物だが、整備兵曰く難民でも整備が可能なので、ザクⅣの整備性がどれほど凄いか分かる。
「何処の勢力か分からん貴様らでも、このザクⅣの凄さを理解したようだな? ネオ・ジオンが戦意高揚のために作った生産性や整備性軽視の物とは違い、極めて整備性も生産性、新しい技術の導入でそれが足元にも及ばん性能を有したまさにザクの後継者とも言える正当なモビルスーツなのだ!」
「あんた誰?」
「いきなり出て来た」
ザクⅣの復元したと同時に、救出されていたルザー・ヴァハークが勝手にやって来た。
無類のザク好きである彼は、非正規軍の頃に開発されたネオ・ジオンのザクⅣとは大いに違い、現在の同盟正規軍のザクⅣこそが正当なザクの後継者であると熱弁し、近付いていく。アンゼランたちはルザーの事など一切知らない。
「このザクのパイロットは居るのか?」
「いや、予備戦力として復元を…」
「フッ、なれば俺の出番と言う事だ!」
「えっ!? うわぁぁぁっ!?」
復元したザクⅣのパイロットが誰かと問うルザーに、整備兵は予備のために復元したと答えれば、彼は問答無用でそのザクに乗り込んで起動させる。これに驚いた整備兵とアンゼラン等は一目散に逃亡する。
「何が何だか分からん状況であるが、このザクさえあれば怪物どもなど、物の数では無い!」
ザクⅣに乗り込んだルザーは、水を得た魚の様だった。
武装も無しに飛び出したルザーのザクは、機動兵の残骸を取り込んだカイライにスパイクの付いた左肩によるショルダーアタックを行って転倒させた後、偶然にも落ちていたザクマシンガンを右足でストック部分を蹴って飛ばし、それを受け取って十数発を撃ち込んでトドメを刺す。
更には左手でヒートホークを拾い上げ、右手でマシンガンを撃ちながら左手のホークで次々と迫り来るカイライらを掃討し続ける。
「みんな凄いな! 勇気を百パーセントにするあの曲の所為か?」
「(ちっ、俺抜きで盛り上がりやがってよ…!)」
ルークのXウィングが空を駆り、ルザーのザクⅣが地上で活躍する中、全身大火傷を負っていたエムリス・ナイドレイブンは救出され、バクタ・タンクの中に放り込まれていた。
カイライの接近に備え、ブラスターなどで武装した衛生兵や医師たちが曲の所為で立ち向かう勇気のおかげかと声を上げる中、バクタ・タンクの中に居るエムリスは不機嫌だった。彼も戦いたいのだが、全身大火傷の所為で身体の自由が効かず、そればかりかタンクの中に放り込まれているので全く動けない。
「(クソが! 俺なら、みんな燃やしてやるってのに!)」
タンクの中から戦いの様子を眺めるしかないことにエムリスは苛立ち、八つ当たりに蹴ろうとしても、その脚は動かなかった。
「監督…! いま流れているこの曲は…?」
「へへっ! なんて懐かしいもんを流してやがんだ…! おかげで忘れていた夢を思い出しちまったじゃねぇか…!」
マイク・サウンダース13世が広範囲で流した曲は、基地で押し寄せるカイライらと応戦しているスパルタンⅤのスパルタン・アーサーことアーサー・ロバーツの元にも届いた。
数十体を纏めて始末したアーサーは、基地内のスピーカーから流れている曲に懐かしさを思い出せば、監督は忘れていた夢を思い出し、散弾銃で迫るカイライを吹き飛ばす。
「よし、もう子供を人殺しにするためのプロパガンダ作りは止めだ! 俺は俺の夢を追う!」
「か、監督!? 何を仰ってるんですか!? 貴方は…」
「お前は辞めるんじゃねぇぞ。妹が居るんだろ? くだらねぇプロパガンダでも、妹を良い大学へ行かせてやれる!」
忘れていた夢を思い出した監督は、突然軍を辞めると言い出し、呼び止めるアーサーに向け、妹のために軍を辞めるなと告げた。
「それと軍隊には絶対に入れるな! お前や俺みてぇになっちまうからな! んじゃ、達者でな!」
「か、監督ぅーッ!!」
持てるだけの武装を持った監督は、去り際に妹を絶対に軍隊へ入れるなとアーサーに告げ、二人の凱が居る方向へと走って行った。必死に呼び止めるアーサーであるが、監督は振り返ることなく、自分の夢に向かって走り続けていた。
「こんな旧式のMSだが、コックピットはジェガンの物に変わっているな」
クランシェカスタムを乗り捨て、撤退する味方に続いて基地に戻ったファベーラは、現地で接収したZプラスA型のレプリカモビルスーツに乗り込み、押し寄せるカイライの迎撃に出ていた。
外見こそ大気圏内用のA型であるZプラスであるが、内部はレプリカと言われる通り違う機材が使われており、コクピットはジェガンの物が使われていた。武装に至っては、リゼルのビームライフルである。
「だが、ジェガンには慣れている。これなら戦力になるな!」
ファベーラはジェガンに乗り慣れているので、レプリカモビルスーツでも十分に戦力になると言って、押し寄せるカイライにビームライフルを撃ち込んだ。
「この金ピカのレプリカモビルスーツ、コックピットはジェガンだし、アサルトジャケットのAEGより性能が低過ぎるな!」
スパルタンⅤのスパルタン・ロビンことロビン・レヴェントンも基地に帰投していたが、接収した百式改のレプリカモビルスーツを駆り、押し寄せるカイライの迎撃に出ていた。
Zプラスのレプリカモビルスーツと同じく内部にはジェガンの機材が使われており、外見だけが本物であった。ライフルはジェガンの物が使われているが、肩部のハードポイントは完全再現され、右肩にはビームガトリングガン、左肩にはパルスレーザー砲が装備されている。
「アサルトジャケットより物足りなさ過ぎるが、この化け物共相手じゃ十分だぜ!」
軍用ではないレプリカモビルスーツであるため、ロビンは物足りなさを感じたが、カイライは弱いので、それだけで十分だと言って、機体の全武装による一斉射撃を行う。
「ラランよ、お前も行くつもりか?」
「いえ、行かないわ。地上の方じゃ、いま流れている曲に浮かされ、戦っている様だけど」
一足先に宇宙へと脱出していたチイムは、惑星ファウンを眺めているラランに問う。これにラランは行かないと答えた。次にマイク・サウンダース13世が周辺をハッキングして流している曲に浮かされ、地上ではカンゼンダーが解き放ったカイライと交戦していると口にする。
「あぁ、この曲を聞けば、誰もが幼少期の頃を思い出すことだろう。今の我らが出ないと言う事は、心の中にもう子供は残っていないと言う事だ」
「出撃した連中の中には、心に子供が残っていたって、言いたいわけね」
「左様だ。作戦司令官気取りのカンゼンダーとやらは、もう終わりだ。最後までつきあうことは無い」
いま流れている曲に浮かされて戦うのは、心の中に子供が残っているとチイムは告げ、もう完全に終わっているカンゼンダーに最後までつきあうことは無いとも語る。ラランもそれに同調し、チイムと共にその場を離れた。
「ちっ、色々と思い出す曲だね!」
地上へと視点を戻し、先に戦線を離れたレヴィア・ヴェノムにも、カイライらが押し寄せていた。足が付かないようにVガンダムを処分してしまったことに公開していたレヴィアであるが、同じく逃げた仲間や現地の者たちと共にライフルを持って押し寄せるカイライを迎え撃つ。
ここにもマイク・サウンダース13世が流している曲が届いているのか、曲を聞いていたレヴィアは葉巻を咥えながら色々と思い出すと口にし、飛び掛かろうとするカイライを持っている銃で撃ち抜いた。
「マイクの奴め、派手にやりやがる…!」
「シンパレート値が百パーセントに近い状態に!? 曲名なだけにか!?」
「なら、シンメトリカルドッキング、開始だ!」
『シンメトリカルドッキング!!』
『トリニティドッキング!』
戦闘を行っている竜型ビークルロボ軍団にも届いており、彼らの合体に必要な数値を満たしていることに驚けば、彼らは直ちに各々の機体へと合体を始める。
「超竜神!」
氷竜と炎竜が合体し、赤と青の合体ロボ、超竜神。
「撃龍神!」
風龍と雷龍が合体すれば、緑と黄の合体ロボ、撃龍神。
「天竜神!」
光竜と闇竜が合体し、光と闇の合体ロボ、天竜神。
「翔星龍神!」
超竜神や撃龍神、天竜神とは違い、月龍と日龍は先に合体して星龍神となった後、翔竜と合体して翔星龍神となっていた。
『変身!』
『メビウス! エターナル!』
援軍として現れたのは、GGGやレジスタンス軍だけではない。仮面ライダーも援軍として駆け付けていたのだ。
その一人である仮面ライダーWのように二人で一人のライダーである仮面ライダーメビウスの変身者二人は、メビウスのメモリとエターナルのメモリを変身ベルトに挿入し、変身を始める。
「さぁ、お前たちの野望もここまでだ!」
合体した竜型ビークルロボ軍団と共に現れた仮面ライダーメビウスは決め台詞を吐いた後、専用マシンであるメビウスボイルダーに跨り、合体ロボ集団と共にカイライたちを一掃する。
「一時はどうなるかと思ったが、どうにかなりそうだ!」
浄解された他の三名が怯える中、一人ブラスターピストルを持ってカイライと戦うウォルマ・デュレイドは、次々と勇気を持って戦う者たちを見て、こちらの勝利に終わると思い込んだ。
「へへへっ! ガキが見るアニメに流れる曲だと思っていたが、中々元気になる曲だな!」
エイブリー・J・ジョンソンは葉巻を咥えながら押し寄せるカイライに向けて散弾銃を撃ち、流れている曲が元気になると言って、ポンプを引いて次弾を薬室に送り込み、再び撃ち込んで次のカイライを倒した。
『酒、酒ェェェッ!!』
カイライとして無理やり生き返らされ、己の拳も忘れたガレンドは、ディン・ジャリンことマンドーとグローグーに襲い掛かった。
『おぼろっしゃぁぁぁッ!?』
だが、グローグーがフォースで飛ばした大きな残骸をぶつけられ、豪快に吹き飛んでいく。
「地獄へ戻れ」
『ウリリリリィィィッ!!』
そのままマンドーが持つアンバン・スナイパーライフルを無情に撃ち込まれ、カイライ・ガレンドは断末魔の叫びを上げながら消滅した。
「もう、誰の手も借りない…!」
『首、首ィィィッ!!』
カイライ・クレアラと対峙するサムライトルーパーの烈火のケンジローことケンジロー・カブトは、鎌を持って襲い掛かる巨大なカイライに臆することなく挑む。
『首ィィィッ!』
振るわれた大鎌にケンジローは背中から抜いた大太刀で弾き、一気に距離を詰める。それから二撃目を入れようとする胴体を斬って倒したが、燃え盛る胴体からクレアラの首が脱出し、口から光線を放つ。
『首ィィィッ!』
「っ!
自分を攻撃するクレアラの首に対し、ケンジローは小太刀を抜き、刀身に炎を帯せて投擲した。炎を帯びた小太刀は弾丸の如く飛んでいき、クレアラの首を射抜いた。
『うわっはぁぁぁッ!!』
投擲された炎の小太刀に射抜かれたクレアラは、火達磨となって地面に落ちて行った。
『ぬぉぉぉん! この薄汚ねぇ難民がァ! 逃がすかァァァッ!!』
RFガウと融合して悍ましい姿となったカイライ・ベルドドは、カンゼンダーを討ちに行く勇者たちを攻撃しようとする。ケンジローは自分の手元に戻ってきた小太刀を回収して鞘に戻した後、カイライ・ベルドドを止めるためにビーム筒を撃ち込んだ。
「俺が相手だ! この醜い化け物!」
『この移民めがぁぁぁ! 次期ウィルティネクス大統領であるわしの、このわしの邪魔をするなァァァッ!!』
撃ち込まれたビームに苛立つベルドドはケンジローに標的を変え、正面をそちらに向けて口から強力な破壊光線を放った。凄まじい光線に対し、ケンジローは大盾を構えてそれを防いだ。
「くっ! これくらい耐えなければ、あいつ等に近付けない!!」
凄まじい攻撃であり、耐えているケンジローは今にも吹き飛ばされそうになっていたが、マリに獅子王凱を初めとする勇者たち、灼熱のガイには近付けないと思い、踏ん張って耐え切る。
『おほぉぉぉっ!? しつこいぞ貴様ァァァッ!! 今度こそ、死ねェェェッ!!』
破壊光線に耐えたケンジローに向け、ベルドドは激怒して戦闘機やミサイルと同化したカイライを多数発射する。凄まじい数であるが、耐え凌いだケンジローは盾を背中に仕舞い、全身に力を籠め始める。
「ウォォォッ! 烈火ァァァッ!!」
更なる力を高めるケンジローは全身に炎を纏い、空高く飛翔した。その間にもカイライ・ミサイルが飛んでくるが、ケンジローが全身に纏う炎はその全てを焼き尽くし、当たる前に爆発させながら高速でカイライ・ベルドドに向けて突撃する。
『おほぉぉぉっ!? にゃ、にゃんでちなにぇぇぇぇッ!?』
「烈火、
背中の大太刀を抜き、剣先を向けながら突撃してくるケンジローに、ベルドドは死んでいるにも関わらず恐怖を覚え、全身の火器を乱射していた。
必殺技である烈火炎突剣を繰り出すケンジローに命中しているが、彼が全身に纏う炎で全て燃やされており、全くの無意味であった。そのまま額に大太刀を突き立てられ、ベルドドは地獄の業火に全身を焼かれる。
『ほげェェェッ!? 烈火の、ジャブロォォォッ!!』
ケンジローが突き立てた剣先により、地獄の業火に焼かれたベルドドは、奇妙な断末魔を上げて焼死した。
『マキシマムドライブ!』
「地獄へ戻りな! ベイベー!」
ベルドドがケンジローによって倒された後、カイライ・デアハルトとカイライ・バンデルに向け、仮面ライダーメビウスは必殺技を発動する。
「インフィニティ、キック!」
空高く飛翔した仮面ライダーメビウスは、必殺技であるライダーキックを行う。だが、そのライダーキックは同じガイアメモリを使う仮面ライダーWと同じく、左右二つに分かれての物だった。
『クケェェェッ!?』
『オレは幸せじゃねぇのかァァァッ!?』
左右に分かれた仮面ライダーメビウスは、デアハルトとバンデルを同時に仕留めた。
『に、任務遂行ォォォッ!!』
『お前を、お前を、殺すゥゥゥッ!!』
カイライ・DKとカイライ・ゼファーが知ってか知らずか、マリのガオライガーに襲い掛かった。
ガオガイガーや灼熱のガイと共に向かっているので、これに気付いたマリは直ぐに振り返り、両手にウィルソードを持って迎え撃つ。
「邪魔、するなっ!」
『のはぁぁぁっ!?』
憎しみで襲い掛かったDKとゼファーであるが、あっさりとガオライガーが持つ二振りのウィルソードに切り裂かれて爆散した。
『わちは高貴な、高貴な身分な執事だジョォォォッ!! お前らをぶち殺しても、無罪なんだジョォォォッ!!』
次に襲い掛かるのは、悍ましい偽ウルトラマンセブンと化したカイライ・ラクサスだ。かなり恐ろしい敵に見えたが、三機の合体型スーパーメカノイドの前には、単なる打ち破れる壁であった。
『ブロウクン、マグナム!!』
『ブロウクン、ファントム!!』
『おへぇぇぇっ!? わしは出オチィィィッ!!』
ガオガイガーのブロウクンマグナム、ガオファイガーとガオガイゴーのブロウクンファントムと言う放たれた三つの鉄拳を食らったラクサスは、呆気なく粉々に砕けた。
『同化、僕と同化してぇぇぇ!!』
それでも、敵はしつこく立ち塞がってくる。
だが、これで最後である。その最後の門番とは、カンゼンダーの手によって醜いベトベトの怪物にされたタニスであった。カイライ・タニスと表すべきだろう。本体がスライム状の生命体であった為に、このような醜いベトベトの怪物となってしまったようだ。
しかし、先のラクサス同様、勇者たちにとっては打ち破れる壁なのだ。
「退けェェェ!
ガオガイガーの上に乗る灼熱のガイは、奥義である心頭滅却を発動した。火炎剣とは比較にならない紅蓮の炎であり、その紅蓮の炎はタニスを焼いた。
『ヤダァァァッ! 死にたくなぁぁぁいぃぃぃっ!!』
死んでいるにも関わらず、タニスは死にたくないと叫びながら灰となった。
「残るは、フォルコメンハイト・カンゼンダー!」
数々の壁を突破した勇者たちは、遂にフォルコメンハイト・カンゼンダーの喉元に迫った。
「あの役立たず共がァァァッ! 死んでも役に立たんだとォォォッ!!」
巨大カイライに乗るフォルコメンハイト・カンゼンダーは、無理やり生き返らせたカイライたちが役に立たないことに苛立ち、八つ当たりの攻撃を始めた。巨大カイライに埋め込まれている全ての兵器を使っての攻撃であったが、その全ては勇者たちのプロテクトシェードによって防がれる。
「無駄だ!」
「とっととケリを付けるぜ!」
二人の凱は、ガオファイガーとガオガイゴー、ガオライガーと共にカンゼンダーに挑んだ。
サプライズゲスト
ライダー名:仮面ライダーメビウス
本名:
性別:無一・男 ラーラ・女
年齢:どちらも17歳
簡単な外観の特徴:エターナルをベースにウルトラマンメビウスのカラーにしたような感じ。頭部にアルファベットMを逆さまにした角がついている。
またダブルのようにハーフになっておりフォームチェンジも可能。
必殺技:インフィニティキック メビウスのメモリをマキシマムドライブして発動する。
乗機:メビウスボイルダー
概要:ディバイン・ドゥアーズに属する仮面ライダー。仮面ライダーWと同じく二人で一人の仮面ライダーである。
元々このキャラが今作のM Yさんの応募キャラだったが、諸事情により別キャラに変更した。
キャラ提供はM Yさん
次で本当に最終回です。