ようこそバカ派手モテ至上主義の教室へ   作:綾(あや)

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遂に体育祭きたー!!!
これやりたいがために神楽君のキャラ決めただけあるかもしれません


怪物と天才

 

 

陽光が容赦なくグラウンドを照りつける中、体育祭がその幕を開けた。

 

全学年を赤組と白組に分けた対抗戦。だが、その実態は単なるスポーツの祭典ではなく、クラス間のppを競い合う特別試験の一環であった。

 

「おい神楽。準備はいいか」

 

龍園がパイプ椅子に腰掛け、不敵な笑みを浮かべて問いかける。その周囲には、石崎やアルベルト、伊吹といったCクラスの主力が、まるで王を護衛する騎士のように控えている。

 

「準備?朝はしっかり食べてきたよ。ひよりちゃんが作ってくれたのは最高だったなぁ」

 

神楽は全校生徒が放つピリついた緊張感をどこ吹く風と受け流し、のんびりと屈伸を繰り返している。その隣では、石崎が少し近況した様子で小刻みに震えていた。

 

「神楽さん…ほんとに俺たち勝てますかね?」

 

「ん?不安なの?」

 

「い、いえ!そうではないんですが…神楽さんは緊張しないんすか?」

 

「俺はしたことないけど?まぁ大丈夫だっていしざっきー。俺についてくりゃ朝飯前だよ。あ、昼飯なに食べんの?」

 

「食いもんの話はもういいっすよ…それよりほら、もうすぐ開会式が始まりますよ!」

 

白組のテントには、一之瀬率いるBクラスの面々も集まっていた。一之瀬は合同練習での一件以来、神楽と目が合うたびに顔を真っ赤にして視線を彷徨わせている。

 

「神楽くん!今日はよろしくね!一緒に頑張ろう!」

 

「あ、天使様。今日もご機嫌麗しゅうことですね」

 

「てててて、天使ぃ!!??」

 

神楽が軽くウィンクを飛ばすと、一之瀬は「ふにゃっ」と奇声を上げて後退った。その瞬間、神楽の背中に冷たく確実な殺気を持った指先が突き立てられた。

 

「移くん。あまり他のクラスの女の子に鼻の下を伸ばしていると、次から勉強の時間が二倍になりますよ?」

 

「ひよりちゃん!?いつの間に後ろに…いだぁ!?」

 

そして椎名は神楽のすねを執拗に蹴った後、静かに圧を放ちながら微笑んでいる。

 

「移くんが誘惑に弱いのは知っていますが、今は試験の最中です。私の友達として、相応しい振る舞いをお願いしますね??」

 

「へいへい…よし!行くか!」

 

そして第一種目の男子百メートル走。スタートラインに立った神楽の周囲には、Aクラスの葛城やBクラスの神崎など、各クラスの猛者たちが揃っていた。

 

パンッ!

 

乾いたピストル音が響いた瞬間、観客席の全員が息を飲んだ。しかしその瞬間、神楽がいなくなった。神楽の姿がスタートラインから消失したのだ。

 

いや、消えたのではない。あまりの加速に、動体視力が追いつかなかったのだ。

 

一歩。二歩。

 

砂煙が爆発したかのように舞い上がり、後続の走者たちがまだ数メートルも進んでいないうちに、神楽はすでにゴールテープの目前にいた。

 

「え?」

 

観客の一人がが呆然と呟く。他選手が地面を蹴り、これから加速しようとした刹那、神楽はすでに駆け抜けていた。

 

「へ…?はぁぁぁぁぁ!!??」

 

計測係の生徒が手元のストップウォッチを疑うように叫んだ。それは高校生の記録どころか、人類が数世紀かけて到達すべき領域すら超えた数値だった。

 

「「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」」

 

会場は一瞬の静寂の後、地鳴りのような歓声と、それ以上に深い困惑に包まれた。

 

「うっしゃ」

 

神楽は息一つ乱していない。首を左右に鳴らしながら、呆然と立ち尽くす他生徒の横を鼻歌まじりに通り過ぎた。そしてテントに戻ると、伊吹が忌々しそうに吐き捨てる。

 

「アンタ…ほんとに人間?」

 

「ひどいなー。これでも一応、いぶいぶとかには『カッコいい』って言われたいんだぜ?」

 

神楽はニコッと笑い、伊吹の右手を握る。そしてそのまま手の甲にキスをした。

 

「んなぁぁぁ!?死ねッッッ!!!!」

 

そしてその直後、伊吹の容赦ない回し蹴りが放たれた。しかしそれを見切っていた神楽は軽く体を捻って回避するはずだった。

 

(ん?体が動かな…ちょお!?ひよりちゃんんん!?)

 

しかしそれを許さんとばかりに、額に青筋を浮かべた椎名が後ろから神楽を羽交い絞めにした。身動きが取れない神楽はそのまま顔面に伊吹の蹴りがクリーンヒットし、石崎の方向へと吹っ飛ばされた。

 

神楽が伊吹に蹴っ飛ばされるというハプニングはあったが、その後も神楽の無双は止まらなかった。

 

ハードル走ではハードルを跳ぶ動作すら省略し、その上を空歩きするかのような超低空の滞空時間で他を圧倒。

 

障害物競争ではネットを潜る速度も圧倒的、棒倒しでは棒を倒す一瞬の動作すら観客には見えず、気づけば棒の上に乗った神楽の姿が。

 

そして個人競技全てを世界記録を軽く更新し一位を独占。白組の得点板は、神楽一人によって異常な数値へと跳ね上がっていった。

 

しかし、この体育祭は個人の身体能力だけで決まるほど甘くはない。

龍園の真骨頂は、神楽の裏で計画を練っていた、団体競技における絡め手と心理戦であった。

 

「ククク…そろそろ始めるか。石崎、伊吹。予定通りだ」

 

龍園の合図で、Cクラス全体の動きが変化した。

 

そしてメインイベント、男子騎馬戦。

 

「うっし!アルベルト、しっかり頼むぜ!」

 

「Leave it to me, my best friend.(任せておけ。マイベストフレンド)」

 

「てか負ける未来が見えないんだが…」

 

小宮が歓喜と呆れ半分の顔で騎馬を見つめる。それもそのはず、全ての競技で圧勝した神楽を騎手にし、前方には学校でも屈指の肉体を持ったアルベルト。そして横には運動神経の高い石崎と小宮。他の騎馬が全て倒れたとしても勝機がある一騎当千型である。

 

Cクラスの主力騎馬に対し、AクラスとDクラスが密約を交わしたかのように連合して包囲網を敷く。

 

「神楽を止めろ! 奴さえ落とせば勝機はある!囲めッ!」

 

Aクラスの葛城が咆哮し、複数の騎馬が神楽へと突撃する。だが、そこには龍園が仕掛けた卑劣な罠が待ち構えていた。

 

「おいおい、そんなに急ぐなよ」

 

審判の死角。密集した騎馬の足元で、Cクラスの生徒たちが相手の足を露骨に払いのけたり、ユニフォームの裾を強く掴んで引き倒す。

 

「なっ、おい!今のは反則だろ!」

 

葛城の騎馬をしていた戸塚が叫ぶが、龍園は下卑た笑いを浮かべて肩をすくめる。

 

「おっと悪い悪い。手が滑ったぜ」

 

混乱に乗じ、白組は悠々と相手のハチマキを回収していく。神楽自身は作戦に加担していないものの、龍園の手段を問わない作戦と神楽の身体能力は正に鬼に金棒であった。

 

「神楽、お前は葛城の騎馬を潰せ。足止めはザコ共にやらせてる」

 

「おっけー。あ、でも足止めはいらない…ぜッ!」

 

相手が複数で襲いかかろうと、神楽の反射神経を突破できる者など存在しない。赤組のハチマキが次々と宙を舞う。

 

そして結果は白組の圧勝。

 

しかし、グラウンドを去る赤組の生徒たちの目には、スポーツマンシップのかけらもない憎悪と屈辱の色が濃く滲んでいた。

 

「龍園さん!今の足払い見ました!? 完璧に決まりましたよ!」

 

「ククク。騒ぐな石崎」

 

そして次の競技は二人三脚。この競技はクラス間の絆と調整能力が問われる。

 

神楽のパートナーは、事前の抽選という名目で行われた龍園の工作により、Bクラスのリーダー、一之瀬に決まっていた。龍園は正義感の強い一之瀬がCクラスの不正を自己申告する可能性があると睨んでいた。

 

しかし優待者試験以降一之瀬と距離感が近くなった神楽と組み合わせることにより、警戒を薄くさせる狙いのためこのような組み合わせにしたのだ。

 

ちなみにその際椎名がとてつもない形相で龍園を睨みつけており、龍園は無意識に冷や汗を流していた。

 

「よ、よろしくね神楽くん!足を引っ張らないように頑張るね!」

 

一之瀬ははち切れんばかりの胸元を揺らしながら、顔を真っ赤にして神楽の隣に立つ。足首を太い紐で結ぶ際、神楽の指が一之瀬の柔らかな肌に触れる。

 

「帆波ちゃん緊張してる?心臓の音がこっちまで聞こえてくるぜ?」

 

「だ、だって…こんなに近くで男の子と並ぶのなんて、初めてだから」

 

「大丈夫。俺に身を任せてくれればいい。君が転びそうになっても抱いてあげる」

 

「だ、抱くぅ!?…は、はいっ! お願いします!」

 

一之瀬はすでにオーバーヒート寸前だったが、競技開始の合図と共に神楽の驚異的なリードが始まった。

 

「いくよ、イチ、ニの…サン!」

 

神楽が踏み出す一歩は、通常の二人三脚の三歩分、いやそれ以上に相当した。一之瀬は地面を蹴っているというより、神楽の腕に抱えられながら高速移動しているような感覚に陥る。

 

「すごい!景色が流れていくみたい…!」

 

「帆波ちゃん!俺たちは風になるぜー!!」

 

二人は他クラスのペアを文字通り子供扱いして独走。ゴールテープを切った勢いで、一之瀬は神楽の胸の中に勢いよく飛び込む形になった。

 

神楽は満面の笑みで一之瀬を受け止めていた。観客席からは美男美女の走りに歓声が飛び交うが、一部の男子生徒たちは血涙を流して睨んでいた。

 

「移くん。一之瀬さんとも体育祭のポイント稼ぎと同じくらい順調なようですね?」

 

テントに戻った神楽を待っていたのは、本日何度目かわからないひよりの氷のようなジト目だった。

 

「いや、これは競技だから! 帆波ちゃんが転ばないように支えただけだから! 不可抗力!」

 

「…そうですか。ですが、支えるにしては、少し抱きしめる力が強かったようにも見えましたが??」

 

「気のせいだって! ほら、次の種目の準備しなきゃ!」

 

「あれは絶対確信犯だろ」

 

「いぶいぶぅ!?」

 

神楽は冷や汗を流しながら、ひよりの追及から逃れるように次のフィールドへと向かった。

 

そして体育祭も終盤。

 

龍園の作戦はより過激さを増していた。クラスポイントでリードを広げるため、彼は赤組の主力、特にDクラスの須藤を精神的に追い詰める計画を実行に移す。

 

「いいか。次の団体競技、Dクラスの須藤を徹底的に身体接触を繰り返せ。怒らせて暴力を振るわせるんだ」

 

龍園の指示に、石崎たちが頷く。

 

「俺は普通に勝てばいいんだよな?」

 

「ああ。お前は変わらず圧倒的な力を見せつけろ。絶望ってやつを刻み込んでやれ」

 

神楽は、龍園の手段にはあまり賛同はしていない。彼の戦略そのものに不満がある訳ではない(理解していないだけ)だが、男女関係なく巻き込み他クラスの女子との関わりが少なくなるのを恐れているためだ。

 

だがこの学校で生き残るためには、リーダーの指示に従う必要があることも理解していた。神楽は他クラスの生徒を傷つけるのではなく、「絶対に勝てない」という事実を突きつけることで、龍園の作戦を補完していた。

 

しかしこれは誰にでも可能な訳では当然ない。神楽の場合は龍園に認められ、適材適所として結果を残しているため文句が言われないだけだ。だが、石崎は違った。

 

彼は喧嘩の腕は立つものの、神楽のような天賦の才を持っていない。だからこそ、泥に塗れてでも龍園の期待に応えようとしていた。

 

「神楽さん…俺はアンタみたいに凄くないんです。でも…龍園さんに認められたいんすよ!」

 

「うーん…十分認められてると思うけどな?」

 

「…へっ?」

 

「だってかけるんくんがいつも隣にいさせてるのっていしざっきーだろ?信用してない人は普通させないって。だから自信持てって!」

 

「神楽さん…ありがとうございます!俺頑張ります!」

 

神楽に鼓舞された石崎は、須藤との接触でボロボロになりながらも、決して退かなかった。龍園もそんな石崎の姿を見て頬を釣り上げていた。

 

そして体育祭もクライマックス。最終競技である六人選抜の男女混合のリレー。今までとは異なり全学年が同時に参加するため、勿論各クラスの精鋭揃いである。

 

一番手は石崎であり、伊吹、小宮、木下、真鍋の順である。アンカーは当然神楽である。

 

対するD組のアンカーは、綾小路。そして三年Aクラスからは生徒会長の堀北学。この日のために調整を重ねたエリートたちが揃っていた。

 

「うっし!皆んな、円陣組もうぜ!」

 

石崎が提案すると、一つの輪になる。神楽の横には渋々と言った形で肩を組む伊吹と、ときめいた表情で顔を真っ赤にしている真鍋だ。そして宣言は勿論…

 

「絶対勝つぞ!!」

 

「「おおおおお!!!!」」

 

神楽が力強く宣言し、一致団結する。円陣終わりに、神楽は一人の男子生徒に話しかけに行った。

 

「俺Cクラスの神楽移、よろよろ。君は?」

 

待機する神楽が、隣のレーンに立つ無機質な瞳の少年に声をかける。

 

「お、オレにか?オレは綾小路清隆だ」

 

「カッコいい名前〜、なんかキヨぽんって雰囲気がサスケみたい」

 

「キヨぽん…?サスケ…?」

 

綾小路は珍しく戸惑った様子で答える。

 

「じゃまたな!」

 

神楽は能天気に笑いながら、スタート位置へと戻っていった。

 

そしてレースも終盤、バトンが繋がれていく。序盤は石崎が死に物狂いの走りでトップを維持し、途中転倒しそうになりながらも、這いつくばって次の走者にバトンを繋いだ。しかし木下がバトンを貰う頃には、既に多くのクラスに抜かされていた。

 

「移くん!あとお願いッ!」

 

そしてバトンは真鍋を経てついにアンカーの神楽へと渡った。

 

「任せて」

 

神楽がバトンを握って走り始めた瞬間、背後から凄まじいプレッシャーが迫る。綾小路はそれまでの無気力な様子を完全に捨て去り、地を這うような鋭いフォームで猛烈な追撃を開始していた。

 

「おっ?」

 

一歩進むごとに、トラックの土が爆発したかのように弾け飛ぶ。神楽と綾小路。二人の影が体育祭という枠組みを完全に破壊し、デッドヒートを繰り広げる。

 

広がっていた差はぐんぐんと縮まっていく。他クラスを全て追い抜かし、二人がゴール目前へと迫る。

 

「これ程までとは…神楽」

 

綾小路が静かに呟く。神楽は自身の身体能力を限界以上に解放する。心臓が激しく鼓動し、アドレナリンが脳を焼き尽くす。

 

「行くぜカウンターあほんだらぁ!」

 

神楽はコーナーで重力を無視したような鋭い傾斜を見せ、最短距離を突っ切る。そして最後の直線。二人の天才が、観客の絶叫を置き去りにして加速する。僅か数センチ。胸一つの差で先にゴールラインを割ったのは…

 

 

 

--

 

 

 

オレ、綾小路清隆は怪我をした堀北の代わりにアンカーに選抜され、様子を眺めていた。

 

オレはCクラスのテントで、一際目立つ男に視線を合わせた。

 

神楽移

 

龍園という男が信頼…いや、一種の畏怖すら含んだ視線を向ける相手。神楽は円陣を組むと、一際大きな声で宣言した。

 

「絶対勝つぞ!」

 

「「おおおおお!!!!」」

 

龍園の恐怖政治とはまた違う、本能的な心酔。

 

神楽が放つカリスマ性は、オレのような人間には到底理解しがたい異質なものだった。円陣が解けた後、神楽がふらりとこちらへ歩み寄ってくるのが見えた。

 

瞳には策謀も、悪意も、緊張感すらも存在しない。ただ、どこまでも澄み切った底の知れない空虚に近い純粋さがあった。

 

「俺Cクラスの神楽移、よろよろ。君は?」

 

話しかけられたのはオレだった。意外と言えば意外。

 

「お、オレにか? オレは綾小路清隆だ」

 

「カッコいい名前〜、なんかキヨぽんってサスケみたい」

 

「キヨぽん…? サスケ…?」

 

「じゃ、お手柔らかにな、キヨぽん!」

 

神楽はそれだけ言い残すと、陽気に手を振って去っていった。嵐が過ぎ去った後のような、奇妙な静寂が俺の周りに残る。

 

「神楽、移か」

 

アイツこそが、俺がこの学校で平穏を勝ち取るための最大の不確定要素である。そのことを、俺は確信せざるを得なかった。

 

そして、バトンが神楽に渡った。それとほぼ同時にオレの掌にも、重みのあるバトンが収まった。

 

無意識のうちに、オレは全力で走っていた。地を這うようなフォーム。

爆発的な筋肉の収縮。肺が酸素を渇望し、血管が破れんばかりに脈打つ。

 

景色が線となり、音が消え、世界には俺と神楽の二人しか存在しないような錯覚。

 

「これ程までとは…神楽」

 

オレの口から漏れたのは、驚愕だった。

 

全力を出せば、この世の誰にでも勝てると思っていた。しかしホワイトルームが教えたその真実が、神楽によって砕かれようとしていた。

 

コーナーに入った瞬間、神楽は重力を無視したような鋭い傾斜を見せる。

 

通常ならありえない角度。だが、神楽はその遠心力をすべて推進力に変えてみせた。

 

「行くぜカウンターあほんだらぁ!」

 

神楽の叫びと共に、彼はさらなる次元へと加速した。

 

視界が一瞬だけ揺らぐ。指先が神楽の背中に届きそうな、あと数センチ。

 

だが、届かなかった。

 

(……っ!)

 

神楽が最後の一歩。魂を叩きつけるような一歩で、ゴールラインを割った。僅か数センチ。胸一つの差。

 

オレはゴールを駆け抜け、ゆっくりと足を止めた。視界が赤く染まり、肺が焼けるように熱い。

 

敗北を身近に感じたことは、かつてなかった。全力を出し切り、すべての計算を尽くし、それでも届かない相手だった。

 

平穏な生活を送るためには…神楽を排除する他ないのだろうか。





後書きです。

無事綾小路とのレースに勝利した神楽君。パワーバランスというかどっちが強い?という疑問に改めて答えていきます。

パワー:神楽
神楽君の握力は鉄パイプやコンクリートを軽く粉砕できます。綾小路も可能だとは思いますが、単純な馬力だけなら神楽の方が格上です。

スピード:神楽
これも今回の体育祭編でお互い全力を出し切り勝利したためです。練習では100m8秒台でしたが、体育祭では更に早くなっています。

知性・学力:綾小路
言うまでもなく綾小路の圧勝です。比べものにすらなりません。

成長性:神楽
神楽の才能と成長性は人類の中でも群を抜いています。綾小路も同等レベルでありますが、現時点では神楽の方が上です。

総合運動:神楽≧綾小路(現時点)
総合知性:綾小路>>>>>>神楽

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