無個性です。ただ、ホワイトスネイクという悪霊が取り憑いています。   作:通りすがりのファイヤー

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前回の予告で30倍と言ったが•••あれは嘘だ。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――!!!」




7話:個性把握テストその②

 

 マジでヤバイぞ•••あれは本気の目だ。

冗談やハッタリなんかじゃ断じてない。

前回の記録2618m以下を出したらマジで除籍にするつもりだ。

 

さっき行った通り21倍以上なんて使ったら体がぶっ壊れてしまう•••リカバリーガールが治せる範囲だろうか•••リカバリーガールは治癒力を活性化されるだけで彼女が治してくれるわけじゃない•••それに体力も消費するらしい。体力を使い過ぎる怪我だと逆に死ぬ可能性もあるとも言っていた。リカバリーガールで治せない怪我が『再成』で突然直ったら可笑しすぎる。『再成』は使えない。『再成』じゃ体力も戻せないからだ。

 

覚悟をしなくてはならない•••五体を失うかもしれない覚悟を•••

最悪死亡さえしなければ良い•••腕だろうが脚だろうがどこでも好きなところを持っていけ!

それに好奇心もある。21倍以上を使ったらどんな風に体がぶっ壊れるのか•••実験として試してみたい•••これも経験だ。

 

「次緑谷」

 

「(このままだとマズい•••僕が最下位で除籍だ•••冬華くんも気になるけど人の心配してる場合じゃない••• オールマイト•••‼︎ お母さん•••‼︎」

 

「出久くん 最小限の力で最大限にだよ! それにもっとリラックスしなきゃ!良い結果なんて出せないよ」

 

「(自分だって•••マズいくせに•••君って奴は•••冬華くんはいつも僕に勇気を与えてくれる。彼の期待に応えなくちゃ! 最大限の力を最小限に抑える!)」

「(僕は人の何倍も頑張らないとダメなんだ! 最小限の力で最大限に•••! 僕は絶対なるんだ!)」

 

スマッッッッシュ!!!

「(ありがとう•••冬華くん それしか言葉が見つからないや•••)」

 

出久くんは『O F A』の指先だけの力を使いボールを投げた。

 

「記録:1030.3m」

(夜桜の応援で原作より記録UP!)

 

「(ッ•••! 力まかせの一振りじゃなく 指先にのみ力を集中させたのか!)」

「先生••••••••! まだ••••••イケます!」

「こいつ••••••!」

 

出久くんやっぱすごい!あんなアドバイスで乗り切っちゃうなんて!あんまり心配してなかったけど•••これで安心だね。

次は僕か•••どうせなら30倍の増強を見せてあげるよ!(フラグ)

ちなみに爆豪はというと僕が個性を見せた時よりも震え怯えてた顔をしている。怒りもあるようで今すぐにでも出久くんの方へ飛び出したいが警告出てるもんね。次人に向かって個性使ったら除籍って•••手が出せないね。

 

ずっと見下してた僕達に負ける気分はどう? 君今物凄い惨めな顔してるよ? あれ涙ぐんでる?

これは出久くんが頑張って勝ち取ったものだからね。

卑怯でもなんでもない。

 

「次爆豪」

 

「クソがァァァァ!」

 

球威に爆風を乗せたようだが原作と変わらず705.2mだった。

さらに爆豪の顔が曇ったところで全員投げ終わり最後に僕の番となる。

 

「夜桜お前は一度投げてるから1回だけな さっき言った通り2618mを超えられなかったら除籍にするから」

 

「相澤先生って除籍にするの好きですね。僕の全力が見たいなら出力をもっと上げてあげますよ。滅多に見れるものじゃないですよ よーく見てて下さい」

 

倍率をドンドン跳ね上げていく•••段々と地面に揺れが起こり大地が震えていく•••

 

「おいおい、なんだ地震か?」

「何が起こっているんだ!」

「夜桜の奴尋常じゃない•••スパークを纏ってるぞ」

「こんな音初めて!」

「みんな離れろ!俺達にも被害が出かねない!」

 

皆夜桜から一定の距離をとった。

 

「(30倍がこんなにキツいなんて•••こりゃ腕終わったかな•••)」

 

「ダメだ!冬華くん! これ以上出力を上げたら•••体が•••」

「なにっ•••! 待て夜桜一旦中止だ!クソッ•••」

 

相澤先生は個性を発動し夜桜の個性を消そうとするが何故か不発に終わった。

 

「いっけええぇぇぇェェェーーーーーっ!」

 

バキッ

 

「しまった•••!(あのレベルの身体強化をして果たして無事でいられるか? マズいぞ•••流石にプレッシャーを与えすぎたか•••お灸を据えるだけのつもりが•••俺の責任だ•••怪我なんかのレベルじゃないぞ•••!あれは•••)」

 

「なに•••これ•••もはや兵器じゃん!」

「すっげぇー!地面や建物が抉れてるぞ!」

「まだ球威落ちねぇのか!やっぱ夜桜すげぇよ!」

「ウチはあまり心配してなかったよ」

 

「ッ•••••!」

爆豪は先ほどよりも震え涙目にもなっている。圧倒的な力を緑谷出久に見せつけられ今回ので完全にトドメを刺された。今の彼は絶望の底にいる。

 

「かっちゃん!どこいくの?」

「うるせぇ デク•••1人にさせろ」

 

元気のない声でそう言って爆豪はグランドを去る。

夜桜がもしこのやり取りを見ていたらこう思うだろう•••『崩れ落ちる自分の貧弱さを思い知れェエーーーッ!』by 夜桜

 

「お!止まったみたいだぞ!」

「記録はどうだ?」

 

「記録:15020m」

(素の力150.2m)

 

「うぉぉぉーー!10000越えってマジ?」

「やはりすごいですわね•••夜桜さん」

「俺目的に•••あいつは壁になってくるな•••」

「でも夜桜ちゃん•••あんな力出して体は大丈夫なのかしら•••」

「大丈夫だから出したんだろ?あいつなら平気だって!」

 

周囲は盛り上がっているが•••2名だけはそうじゃない。

 

「(あ、あれだけの電気を使用して無事なはずがない•••! 体への負担は尋常じゃない! 下手したら死んでしまう事だって•••)」

(※緑谷は『電撃操作』での身体強化だと思っています)

 

「冬華くん!」

緑谷が夜桜に近寄るが返事がない。

 

「と、とうか•••くん•••? え•••」

 

夜桜は立ったまま気絶していた。

 

「緑谷!急いで夜桜をリカバリーガールのところへ運ぶぞ!」

「テストは中止だ! 除籍も嘘! 皆教室に戻ったらカリキュラム等などの書類があるから目ぇ通しとけよ! じゃあ解散!」

 

「「はーーーーーーーーーーー!!!!!???」」

 

「なんだよ•••嘘かよ•••」

「完全に一杯食わされた•••」

「あんなのウソに決まっているじゃない••• ちょっと考えればわかりますわ•••」

(※夜桜に関しては本気でした。ガチで除籍にする腹だった)

 

「「(気づかなかった•••)」」

 

「それにしても•••夜桜くんは大丈夫か•••立ったまま気絶なんて普通じゃない•••先生も少しやり過ぎだ!嘘をつくなんて•••」

「心配だよね•••」

「ねぇ、夜桜ちゃんも緑谷ちゃんもオールマイトの個性に似ているとは思わない?」

「確かに超パワーってのは似てるけど•••あんな風に怪我はしないだろ•••オールマイトは」

「夜桜くんのは麗日くんが投げた時の抗議で『電撃操作』がなんちゃと言っていた•••体に電気を流して身体能力を活性化させたんじゃないか? 今さっきのは体への許容量を超えてしまったから倒れたのでは•••」

「緑谷くんのはよく分からないな•••」

「あはは•••確かにあれは反則だったかな•••」

「いや!そんなことはないぞ!麗日くんのあれも立派な個性の応用だ!」

 

「大丈夫さ!心配しなくても彼は明日も何事もなく登校してくるよ」

「ちょっと心配だけど•••先生達がいるもんな!」

「あいつ鍛えてて頑丈だって言ってたしね」

 

みんなは思うところはあれど•••深くは考えず着替えて教室に戻った。

次の日夜桜は学校を休んだ。

 

 

◆  ◆  ◆  ◆

 

 

すぐに救急車を呼び冬華くんは病院に運ばれた。

リカバリーガールが処置できるレベルを超えていたからだ。

手術を行う必要があると言われ今は手術中である。あれから10時間が経過した。今は夜の22時僕と相澤先生は病院の待合室で手術が終わるのを待っている。

 

「これは俺の責任だ•••あいつに変にプレッシャーを与えすぎた•••そのせいで体の許容量を大幅に超える出力を出させてしまったらしい•••俺はあいつにお灸を据えたかっただけなんだ•••あの調子の乗り方は良くなかったからな•••だがまさか俺の『抹消』の個性で消せないなんて•••計算外だった•••すまない緑谷•••」

「いいんです•••僕も冬華くんが最大出力を出すなんて思っていませんでした。僕が悪いんです 知ってて•••止められたのに•••」

 

互いに今回の件の責任を負おうとする2人•••誰が悪いのだろうか•••

調子に乗った夜桜か? 止められなかった緑谷か? 夜桜を追い詰めた相澤か? これはまだ夜桜の(複数の)個性を知らなかったゆえ生まれてしまった。不幸な事故である。

 

 

結果から言うと冬華くんの手術は無事成功で終わった。

命に別状はないようだ。

ただ、全身の骨は砕け、靱帯も何箇所か切れてしまっているらしい。リカバリーガールの『癒し』で完治できるか分からないレベルの怪我だ。

 

「とうか•••くん•••」

 

重症な為冬華くんは未だ眠ったままだ•••

 

「緑谷•••心配なのは分かるが 時間がもう遅い お前は今日は帰れ••• 医者は命に別状はないと言っている 俺は残るから何かあったらすぐ知らせる 明日も学校を休んで病院に見舞いに行ってていい」

 

「わ•••かりました」

 

納得はできないと言う顔をするが母が心配している為素直を従うことにする。

 

「気をつけて帰りなよ」

「はい•••さようなら」

 

あとは相澤に任せて緑谷は帰宅した。荷物などは置いて来たが制服や書類は母が回収してくれたので問題はない。

 

 

◆  ◆  ◆  ◆

 

 

うぅ•••全身が痛い•••目が覚めたら知らない天井で寝ていた。

ここって多分病院の病室だよね。ってことはあのあと気絶して病院に運ばれたのか•••それに五体は無事だ!全身の骨が砕けてるから動けないけど•••これぐらいならリカバリーガールの治癒の後『再成』を使ってすぐに直せる。リカバリーガールの治癒のおかげで治ったように見せかけれるぞ!

 

とりあえず、ナースコール押して起きたこと知らせなきゃ!

1日過ぎる前にリカバリーガール連れて来てもらお!

 

 

その後はリカバリーガールの治癒と『再成』でかなり回復した。

完全に治ってないのは怪しまれない為である。けど明後日には退院できるかな。

 

「冬華くん•••!」

「とうかちゃん!大丈夫?」

 

出久くんやそのお母さんも深夜3時を回っているのに目覚めたと聞いて駆けつけてくれた。

 

「うん•••リカバリーガールのお陰でかなり回復した! 心配掛けてごめんね•••」

「よかった•••!」

 

出久くんは安心したのかそのまま眠ってしまった。

 

「出久•••心配で眠れなかったらしいのよ•••本当に無事でよかったわ•••」

 

ああ〜出久くんのお母さんは物凄くいい人だね•••この人だから出久くんみたいな優しい人が生まれたわけだ。この人みたいな人が親だったらなぁ〜 息子が倒れて見舞いにも来ないんだぜ?ウチの両親•••

 

「出久くんには心配しないで明日も学校行ってって伝えて!僕も明後日には退院できるから!」

「分かったわ お大事に」

 

出久くんを連れてインコさんは帰って行った。

 

 

◆  ◆  ◆  ◆

 

 

ここは雄英の会議室である。

今回の件での相澤の処遇を決めている。

 

「まったく、どう言うつもりだ? 初日から夜桜冬華に重傷を与えるとは」

「事故とはいえ、これは君の責任じゃないのかね?」

「君のやり方には前からやり過ぎだと思っていたんだ•••今回ではっきりとしたな」

「彼は未来のNo.1ヒーロー候補だぞ?それを除籍処分とは•••何を考えているんだ•••」

「君の指導に些か問題がある A組の担任を変えるべきでは?」

「相澤先生には重い処分を与えるべきだ!」

 

と、会議では相澤への批判的な声が多かった。

 

「皆!相澤先生に言いたいことがあると思うけど!相澤先生の言い分も聞いて欲しいのさ!」

根津校長が相澤に弁解を求める。

 

「今回の俺のやり方は少し度が過ぎたと反省しています。どんな処分も受け入れます。ただ、夜桜の個性を消そうとした瞬間ナニかによって(• • • • • • •)弾かれました。夜桜冬華はまだ何かあるのかも知れない•••」

 

相澤の弁解の後オールマイトも相澤の肩を持つ。

 

「私もそう思う。一部始終見ていたが相澤くんは個性を確かに発動していた•••だが不発に終わっていた。原因はまだ分からないが私の個性さえ消せる彼がしくじるとは思えない。生徒を疑っている訳じゃないが私も彼を調べてみようと思う•••それに私も現場に居たんだ•••相澤くんだけじゃない私も責めてくれ」

「と•••こう言うワケなのさ!これは不幸が重なった事故•••誰が悪いかは決められない•••相澤先生の処分も減給だけにするつもりさ!担任の交代もなし!引き続き相澤先生にはA組を任せるつもりさ!」

 

夜桜本人も無事ということで相澤の処遇は減給だけに終わり丸く収まった。

夜桜も明後日には退院して普通に登校していた。

 





相澤先生の『抹消」ではDISC化個性を消すことは出来ない。
夜桜は個性のコントロールを完全にはできない。
(レールガン然り暴発する)
最大倍率の100倍を出してしまった。
これに関しては不幸が重なった事故だと思う。
ついでに言うと『A F O』でも奪うことは出来ない。
DISCがガードして邪魔してる。
使ってる本人達は無個性だからね。
元々持っていた自分の個性が消されたり奪われたりはするけど。

この中で曇らせたい(酷い目に遭わせたい)ヒロインを1人決めなさい。 ヤオモモは確定

  • 1. 芦戸三奈
  • 2. 蛙吹梅雨
  • 3. 麗日お茶子(N〇R)
  • 4. 耳郎響香
  • 5. 葉隠透
  • 6. 拳藤一佳
  • 7. 波動ねじれ
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