D×D? あのギャグ小説がどうしたって? 作:名無しのごんべい
目指せスランプ脱却を掲げて何も考えずに書いた作品。
基本ノリと勢いだけですので深く考えずに呼んでください。
一話 「いいのかい? ハイスクールD×Dの世界だよ?」 「大丈夫だ、問題ない」
「……知らない天井だ」
「いや、天井はないだろ」
目を開けたら何もない真っ白な空間。とりあえず呟いてみたら誰かからのツッコミが入る。
ツッコミの聞こえた方を見てみると、それはまあ街中を歩いていたら10人中10人は振り返るであろうイケメンがいた。
「ちょいとそこのイケメンさん。ここはどこデスか? ネオスペースですか?」
「ねお……? いや、知らないけど。ここは所謂死後の世界だよ」
「死語の世界……? キャハ☆ 私アヤ☆ ぴっちぴちの17歳デース! よろちくびー!」
「違う、その死語じゃない。死後だよ。死んだあと」
「……ファッ!?」
死後? 死語じゃなくて死後!? ということは……。
「音無君探さなきゃかっこ使命感かっこ閉じ」
「音無? 誰のことだい?」
「知らない? なら天使ちゃんでもいい! ダセ! ダスンダ!」
「いい加減落ち着いてくれないかな!?」
怒られた……ショボーン。
落ち込んでいる私を見て目の前のイケメンさんは頭を押さえながら話し出す。
「ここは死後の世界。君は……まぁ僕のミスのせいで死んじゃったんだよ」
「ミス? あなたの? 何者? あなたは何もん? ヘナもん? へんなもん?」
「信じられないだろうけど、僕は神様なんだ」
あ、スルーした。ツッコミが無いと寂しいにゃ~。
「君は本来このタイミングで死ぬはずじゃなかったんだ。だけど、僕が書類にコーヒーを零しちゃったせいで君は本来死なないはずの時に死んでしまったんだ。……本当にすまない」
と、目の前のイケメンさん改め神様が頭を下げる。
う~ん、と言われても死んだときの記憶とか無いし。気付いたらここにいた感じだし。
というわけで、私の答えは決まってる。
「許すさ。当たり前だろ?」
「……許してくれるのかい?」
「そりゃね。ミスなんて誰にでもあるよ。たとえばネタが滑ったりネタが滑ったりネタが滑ったりツッコミが来なかったり」
「あ、ありがとう」
う~ん、やっぱりネタが滑るのは結構クるものだよね。
あの時のみんなの無反応っぷりと言ったら……グス。泣いてないし。
「それで、君はこれから転生をしてもらうんだ」
「転生って?」
「君は死ぬはずのないときに死んでしまったからね。そう言う人は稀にいるんだけど、その時は別の世界で人生をやり直すことができるんだよ」
「それって、神様転生?」
「ん? まぁ、そういう言い方もあるかな」
おう、それは漫画の世界とかに行けるとか? どうしよっかなー、どこに行こうかなー。
遊戯王とか生徒会の一存とかハヤテのごとくとか行きたいなー。
……ナルトスの世界とかないかな?
「それでどんな世界に行けるの?」
「えーっとちょっと待ってね」
そう言って神様は指パッチンをする。
「……話塩塩」
「ん? 何か言ったかい?」
「いえ、なにも」
すると目の前に机とその上に四角いてっぺんに穴の開いた箱が出てくる。
「……クジ引き?」
「うん。これを引いてもらって出てきた世界に君が「ヒャァ! ガマンデキネェ!」ちょっと!?」
神様の説明が終わる前にクジに手を突っ込んで適当に紙を掴んでから引き抜く。
引いたクジを暫く天に掲げてからゆっくりと目の前に持って行く。
運命の瞬間!
「……『ハイスクールD×D』」
「……」
あ、神様が絶句してる。
えーっと確かハイスクールD×Dっていうのは……思い出した!
確か主人公がおっぱいおっぱいって叫んでるギャグ小説だよね。
天使と悪魔と堕天使が昔から三すくみの状態でいがみ合ってて、悪魔に転生した元人間の主人公が上級悪魔を目指しておっぱいを夢に見ながらハーレムを作るって話だったはず。
悪魔って言っても怖いのははぐれ悪魔って呼ばれてるやつらだけだし、主人公が冒頭で堕天使に殺されちゃうけどなんか転生したみたいだし……それにちらっと読んだ話じゃおっぱいビームとかおっぱいをつついてパワーアップとかギャグばっかりだったしそこまで危なくないでしょ。
進めてくれた友達(ネトゲ仲間)から聞いたシーンもさっきのおっぱいビームとかおっぱい召喚とかのギャグばっかりだし。
因みにこの情報はほとんど兄からもらったものです。こんなことなら薦めてくれた時に読んどくんだったなー。
「よし、行こうか!」
「ええ!? いいのかい? ハイスクールD×Dの世界だよ?」
「大丈夫だ、問題ない」
「……わかった。それと、転生の特典として3つ好きな能力をつけられるけどどうする?」
「一番いい能力を頼む」
「それじゃわからないよ……」
ふむ、能力か。
ギャグに行くと言うのなら、こちらもギャグで行かなきゃ失礼かな?
「たらいを降らす能力とハリセンを生み出す能力」
「……んぇ? 何だって?」
「たらいを降らす能力とハリセンを生み出す能力」
大事なことなので二回言いました。
「え!? いや、いいのかい? もっとこう……強そうなのとかできるんだよ? 君より前に来た子たちとかはもっと強そうなの頼んでたよ? ゲートオブバビロンとかオールフィクションとか」
「えー! チートじゃないですかやだー! っていうかあんまり強いの貰っても私じゃどうにもならないんでいいです。たらいを降らせるんですよ、自分の意志で。魔法の失敗とかじゃなくて自分の意志で!」
「……それで君がいいと言うのなら、もうそれでいいよ」
そう言って神様は大きなため息を吐く。
私ってそんなに変なこと言った?
「後の一つは?」
「あ、思いつかないんで神様に頼んでもいいですか? 好きなのを入れていいんで」
「ああわかったよ。……ん? どうしたんだい? 顔色が悪いけど……」
あ、気付かれた? いやーこのまま行こうかと思ったんだけどなー。
「実はですね……」
「……なんだい?」
急に真面目な表情を作った私に対し、神様も真剣な表情に変わる。
さぁ行くぞ! 私の一世一代の告白だ!
「……この部屋真っ白過ぎて気持ち悪い。吐きそう」
あ、神様のあほ面。写メ撮りたい。
「え? いや、そんなこと?」
「そんなことじゃないです! 私にとっては死活問題……やば、ほんとに冗談抜きで吐く」
「!? さ、最後の特典はこっちで決めておくから! さあ! 新しい人生の始まr「うっ!」いってらっしゃぁぁぁぁぁぁい!!!」
「おrrrrrrrrrr」
限界を迎えて吐き出した瞬間、私を青い光が包み込んでいった。
「……ホントに吐いたよ。これ僕が掃除するの? …………うっそん」
さてさて、パワーインフレの激しい世界で主人公ちゃんはどうやって生き抜くのか?
三つめの能力は未定です。候補が多すぎて決まらない……。
神様転生って自分で書くのは初めてだなー。これでいいのかなー?
どうでもいいけど転生する時にゲロ吐いたのってうちが初めてじゃないか? それなら嬉しい。
次回! 『「あなたに発言の自由はない! 返事は押忍かサー、イエスサーでしなさい!」』