D×D? あのギャグ小説がどうしたって? 作:名無しのごんべい
展開上シリアスにしなければならなくなった……。コカビエル戦までシリアルが続きます。
皆さんこんにちは、古畑任三郎改め小野木 文です。
球技大会も終わって一段落、だけど何かまたひと騒動あるみたいです。なぜ私のいない間にイベントが始まるのか……。
「何があったのフー君」
「ん? イッセー先輩の家に協会関係者の人が来たんだと」
「教会? 神父さんとかシスターさんとか?」
「シスターの方。エクスカリバーを持ってたんだとさ」
むぅ? フー君のテンションが低い……どうしよう。
ともったら部室のドアが開く。誰か来た?
「邪魔をするぞ」
「邪魔するなら帰って」
「む、すまない」
あ、帰った。
「帰るのかよ!?」
一兄ナイスツッコミ。
あ、戻ってきた。
私、あの人たちと仲良くやっていけそうな気がする!
「先日、カトリック教会本部ヴァチカンおよび、プロテスタント側、正教会側に保存、管理されていた聖剣エクスカリバーが奪われました」
「なん……だと……? エクスカリバーの霊圧が……消えた!?」
「文、黙ってなさい」
ちくしょう……リーア姉からのプレッシャーで手wのw震wえwがw止wまwらwんw。
なんか難しい事話してるしさー、エクスカリバーが折れたとかなんとか。腹ペコ騎士王激おこだよ。
あーああ、最近シリアスばっかりだよ。おっぱいビームはまだかぁ! おっぱいドラゴンはまだかぁ!?
仕方ない、素振りでもしていよう。理想的なツッコミは理想的なフォームから生み出される! どっかに笹とか竹とか落ちてないかな? 覇竹とか使ってみたい。あれ? 練習方笹だっけ? 竹だっけ? 教えてミスター・フルスイング!
「……リアス・グレモリー、あれは何をやっているんだ?」
「気にしないで頂戴。文!」
「イエッサー!」
「やるなら外でやりなさい!」
「イエッサー!」
追い出されたよ……まあいいや。
ハリセンを持って外に出る。
「ちょっと待って」
「イエッサー!」
「あ、うん。元気のいい返事ありがとう」
呼び止められた。誰だっけ?
「えーっと、一兄のお父さんの祖父のいとこの友人の親戚のはとこの弟の親友の息子のおばの娘の孫娘だっけ?」
「なんでわかったの!?」
ファ!? え? あってるの!? うそぉ!?
「じゃなくて、どうしてあなたは悪魔と一緒に居るの?」
「……? いちゃいけないの?」
「だって悪魔だよ? 悪魔は人を惑わす邪悪な存在よ。いわば人類の天敵、そんな存在と何故ただの人間であるあなたが一緒に居られるの?」
え? 何この人中二病? 闇の炎に抱かれて消えろとか言っちゃう人?
『こんな時までふざけるな。言われた意味くらい分かっているだろう?』
……どうでもいいけどもう一人の僕、君はいつになったら私の中からいなくなるんだい?
『……グス』
さて、何故私がリーア姉たちと一緒に居るか……か。
「フ、フフフ……あはははははははははは!!」
「……な、なに? どうして笑うの?」
「いや、今更過ぎるなぁと思って……」
そう、今更だ。
本当に今更な問いだ。
「そんなの、面白そうだからに決まってるじゃん」
あら、アホ面。
写メをパシャッと! 神様の時はできなかったけど今の私ならできる!
「……たった……それだけ?」
「そうだよ(便乗)。
もともと終わった命なんだ、ただ普通に生きるだけじゃつまんないでしょ? なら、少しでも面白いことが起きる方に行くのは当然だよ。退屈で窮屈で平坦な人生より奇天烈で奇想天外で波乱万丈な人生の方がいい。せっかくの2回目なんだから、私は好きなように生きる。それだけ」
フフフ……メタルジェノサイダー。我が美声に酔いしれよ!
『この文面……お前の方が中二病っぽいな』
黙れもう一人の僕!
さてさて、とっとと外に行って素振りでもしますかね。
外に出て素振りをしてるとさっきの二人組とみんなが出てきた。と思ったら少し険悪な雰囲気ですね。またシリアスか……。そんなもんぶっ壊してやるよ!
剣を持って構える祐兄とエロイ服を着た紫髪の人に近付く。物騒な剣だね。
「ねえ、それがエクスカリバーる?」
「(る?)ああ。破壊の聖剣といってな、純粋な破壊力なら凡百の聖剣では相手にならんよ」
「へー……見せてもらってもいい?」
「む? ……まぁいい、これからそこの先輩とやらと模擬戦をするから少しだけだぞ」
「ほいほい、ほー。これが聖剣……」
ショボ。なんか、只の光る剣にしか見えない。
「これって喋るの?」
「は?」
「喋るの? 歌うの?」
「……君は何を言っているんだ?」
「エ~クスキャ~リバ~♪ エ~クスキャ~リバ~♪」
「変な歌を歌わないでくれ」
「だまらっしゃい!」
そんなこと言うやつにはこうだ! たらい!
クリーンヒットォ! フハハハハ! 頭上でヒヨコが回っておるわ!
「~~っ!! な、なにを」
「人のネタが終わっていない時にしゃべりかけない! まったくマナーがなってないんだから……」
「だから、さっきから何を」
「うるさい!」
今度はハリセンスパン! ただでさえエクスカリバー関連の引き出しはそう多くないんだからちょっとは静かにしろ!
「だいたい、今日日喋らない武器に何の価値がありますか! 私の斧でも喋るんだよ!? そこは喋ろうよ! エクスキャリバーじゃないんなら腹ペコ王でもいいからインストールしとこうよ!
第一、さっきから黙ってりゃ勝手にシリアス始めやがって、私はシリアスが嫌いなんだよ! この世で4番目くらいに! あんまり重い空気を作り出すなら終い目にはぶっ飛ばすぞ!!」
息がつまるんだよ! 最近になって急に祐兄もシリアスになったりするしさ! もううんざりなんだよ!
「……小野木さん、どいてくれないかな? 僕はそのエクスカリバーを破壊しなくちゃならない」
あ? 祐兄は私の話を聞いてなかったのかな?
おらもう一人の僕、出番だぞ。
『……へ? なんだって?』
出番だって。早く出てこい。
『や、やったッ! ようやく俺の本分が果たせる!』
「言ったよね祐兄、シリアスなんかしてたらぶっ飛ばすって」
ガイアクリーヴァーさんの腹で祐兄の顔面をシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!
見事旧校舎の壁に激突! 小僧、派手に飛ぶじゃねえか! これから毎日人を吹っ飛ばそうぜ?
「まったく、ほんとにまったく……フー君! 目の前に倒れた人がいるとして、君はどうする!」
「うい! 悪戯をします!」
「具体的には!?」
「それは……こうだ!」
縄を持ったフー君が祐兄に突撃する。私もガイアクリーヴァーさんを放り投げて参戦! おらおらぁ! ネタ神様のお通りだぁ!
『おいバカ投げるんじゃない! 結局こういう扱いか!』
祐兄をフー君が縛り上げる。イケメンの亀甲縛り……じゅるり……。
「今から性癖改造手術を始めます。フー君、鞭」
「あいよ先生! おれっち特別性の『痛そうで痛くないでも実は痛い鞭』だっぜ!」
「うむ。では、それを……私に来いやぁぁぁぁぁッ!」
「それを待っていたぁ! 行くぜぇぇぇぇぇ!!」
ぁあん! いい! そうそれ!
「もっとぉ! バッチ来い! 私のてっぺんはまだまだこんなもんじゃないよぉッ!!」
「おぉし! ならおれっちはここで蝋燭もつけちゃうぜ!」
「ふはははは!! こんなおいしい役を譲ると思ったの祐兄!? 期待したんでしょ!? 縛られてる最中こうなることを期待したんでしょう!? 残念でしたぁ!」
「イケメンをシバクより美少女をシバく方がいい……これ世界の真理なり……齢15にしておれっちは悟りを開いちまった……」
「フー君マジ修羅神仏! これなら問題児だらけの異世界でもやっていけるね! ところで攻めが足りないんだけど三角木馬はまだかのぉ?」
「アヤタン、それは先週姫島先輩とやったでしょう?」
おおそうだった。朱姉、そこから私に雷を……ああ!? いい! すごくいい!
「……それでは、私たちはここで失礼する」
「ええ。あれは気にしないのが一番よ」
おや、あの二人帰るのか。
今度は喋る聖剣を持ってきてほしいなぁ。
コカビエル戦でふと浮かんだネタを披露するための充電回。作者だってシリアスくらいできるんです! 偉い人にはそれがわからんのですよ!
あと、お気に入り600突破、評価30人突破しました。日刊ランキングにのってルーキーランキングも常連、こんなキ○ガイがまさか皆さんにここまで評価されるとは思ってませんでした。本当にありがとうございます!
次回 「この『天閃の聖剣』で悪魔に憑かれたお前を天に還してやろう!」「ブハッ! ちょっと待って……タイム……お、お腹痛い……」