D×D? あのギャグ小説がどうしたって? 作:名無しのごんべい
出し切った……燃え尽きたぜ……真っ白だ。
斧さんの能力名を一部修正しました。
シリアス……圧倒的シリアス!
「――見ていてくれたかい? 僕らの力は、エクスカリバーを超えたよ」
目の前にあるのか砕け散ったエクスカリバーと、刃の無くなった柄だけのエクスカリバーを握って茫然自失となっているはぐれエクソシスト。そして驚愕の表情で僕を見ているバルパー・ガリレイ。
ホント、イッセー君には感謝してもし足りない。
僕の為にエクスカリバーを破壊する舞台を整えてくれたり、この戦いで新しい『譲渡』の能力に目覚めて力を貸してくれたり、ピンチになったみんなのために左腕を神器の中の龍に捧げて限定的な"禁手"に至り、みんなを護ってくれた。
「バルパー・ガリレイ。覚悟を決めてもらう」
もう、聖剣を折られて戦意を喪失した目の前のはぐれエクソシストに用はない。奴を斬り、そしてすべてに決着をつける!
僕がバルパーに切り込もうとした瞬間、バルパーの体が浮いた。見れば膝をついて呆然としていたはぐれエクソシストの体も浮いて、校舎の屋上でずっと僕たちを見下していたコカビエルとフードを羽織った小柄な人物の方へ吸い寄せられていく。
「……回収……します」
「ほう……やはり面白い能力だ。これで分割されていると言うのだから末恐ろしいものだ。
さて、ではここで次の余興に移ろうか。貴様らグレモリー眷属+デュランダル使い対鬼だ。せいぜい俺を楽しませてくれ」
コカビエルがそう言ってフードの人物の背中を押すと、フードの人物は屋上から飛び降りる。
フードの人物は音もなく校庭に着地し、そのフードに隠れていた素顔を露わにした。
「……文?」
部長の声が遠く聞こえる。
今僕たちの目の前にいたのは、昨日から連絡がつかなかった小野木さんだった。
一瞬だった。
彼女が斧を振り上げ、何かを呟きながら斧を振り下ろした瞬間僕たちは吹き飛ばされた。
「これはこれは……分割された能力でさえこの威力か。まったく、神器とは恐ろしいものだな」
「……分割? あなたたち、文に……何をしたの?」
「なに、アザゼルのところから持ってきたおもちゃを使っただけだ。人の命を奪わずに神器を抜き出す装置の試作品……だったか? 中途半端に抜き出してしまったせいであの人間も半分に別れてしまったがな」
半分?
「バルパー、説明してやれ。お前の得意分野だろう」
「いいだろう。あの装置は未完成だったらしく、神器の半分の力しか抜き取ることができず、さらに抜き取られた人間にも副作用がある。その副作用の結果が今お前たちが相対している少女だ。そいつは本体の少女から抜き取られた神器の半分を核にして生まれたもの、神器そのものだ。顕現する際に幾分か本体の少女から力と一緒に身長やらも抜き取ってしまったらしいがな」
つまり、小野木さんの力と身長、その他諸々を吸い取ってできたのが目の前の娘という事か。
堕天使総督も随分な装置を発明するもんだね。
「シシシ……分割された状態でこの威力が出せるとか、ほんとアヤタンは規格外の神器を持ってますなー」
何でもないようにつぶやくフリード君だけど、その声にはいつものような元気がない。この中でただ一人、特殊な武器も神器も持たないただの人間の彼にはさっきの一撃は辛いものだったんだろう。
「さて、この程度で死んでくれるなよ? グレモリー眷属。この女の力はまだまだ底が見えないのでね、実験台にさせてもらおうか。やれ」
「……我が内なる強欲の炎よ」
彼女がそう呟いた瞬間、僕とイッセー君の体が浮き上がる。
「おわ!?」
「これは、さっきの!?」
そのまま彼女の方に吸い寄せられていく。そして彼女はどんどん吸い寄せられる僕たちに備えて小さな身長には不釣り合いな大きな斧を構える。
これはマズイ!
「ッ! イッセー君!」
「木場!?」
自由の利かない体を何とか動かし、僕とイッセー君の目の前に聖魔剣を盾のように展開する。
だけど、僕が作った聖魔剣の防壁はあっさりと破壊された。
(なんてパワーだ!)
「木場!!」
その瞬間、体の自由が戻ったのかイッセー君が咄嗟に魔力弾を放ち、その反動で僕の前に躍り出て左手の籠手で斧を受け止める。
「ぐ……がぁッ!?」
「ぐっ!?」
そのままイッセー君と一緒に吹き飛ばされる。
くそっ! 彼女一人のここまでいいようにやられるなんて!
「っ痛~。あれで半分の力かよ」
「大丈夫かい?」
「なんとかな。初めて籠手らしい使い方をした気がするよ」
籠手は元々防具だしね。流石神滅具なだけあって頑丈だ。
「どうする? 部長たちはさっきの爆発のダメージが大きいし、俺たちは俺たちでいっぱいいっぱいだ」
「あの吸い寄せる能力は厄介だ。使われている最中はほとんど抵抗できない。爆発も今のところ防御手段が見つからない」
どうする? 傷ついて動けない部長たちを庇いながら彼女を倒し、そして残ったコカビエルを打倒する。それも僕とイッセー君の二人だけで? タイムリミットのこともある。このまま戦いが長引けばこの町は消滅する。解除するにはコカビエルを倒すしかない。どうやって? どうすればいい? 戦力が足りない。
「しかし貴様ら悪魔も教会の人間も仕えるべき主を亡くしてまでよく戦う」
「どういう、意味だ?」
「ん? そうか知らなかったんだったな。先の三つ巴の戦争で四大魔王だけでなく神も死んだのさ」
な!?
「知らなくて当然だ。神が死んだなどと誰が言える? 三大勢力でこの真相を知っているのはトップと一部の物だけだ」
「ウソ……だ」
「……主はいないのですか? 主は……死んでいる? では、私たちに与えられる愛は?」
「アーシア!? アーシアしっかりしろ!」
イッセー君がアーシアさんに駆け寄る。
ゼノヴィアもマズイ。まともに戦える状態じゃない。
こんな時、型破りな彼女がいたらどれだけ気楽だっただろうか。いつも笑顔で、誰よりも楽しんで生きることに夢中で、暗い雰囲気が嫌いで、だけど一瞬だけ見せた彼女の心の闇。小野木さんがいれば、笑いながらこの窮地を破壊してくれるんだろう。
「上から来るぞ! 気を付けろ!」
ほら、こんな風に。
あれ?
「ダイナミック着地! ぎ~り~ぎり~ま~で~がんば~って~♪」
いや、まさかほんとに来るとは思わなかった。
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「翼を使って気ままな一人旅をしていた私なんだがな道中駒王学園を見てみると私そっくりな少女の前にみんなが這いつくばって「あ~れ~!」なんてことをしているから私の中にあるドM根性がふつふつと湧き上がってきたんでSMプレイに乱入すれば精神的にも肉体的にもご褒美があるかな~と思って最速で飛び降りて地球産ウル○ラマン並みのダイナミック着地を決めたわけだ! なんせ私はグッドマゾフィストだからな! それに私は最速で滑舌に挑んでいるんだけど最速であることを心情としている私はみんなの話を聞かずに限界に挑み続けみんなのSMプレイに混ざろうとしたのさ! そしたらみんなが拍手喝采でお礼の一つに鞭打ちでも「パンッ!」ってプレゼントしてくれるのかと思ったらいきなりシーンとしてよよくよく見てみたら実はSMプレイをしていたわけじゃなく中二病の人達がシリアスな雰囲気を作って戦ってたらしいんだよおいおい! そんな誤解を招くような構図を作っているんじゃないと思ったけど最速を心情としている私は即座に謝って即座にトンズラしようとしたわけだがなんと! そこに見えない壁があって外に出られなくてな! みんなの絶対零度の視線が私を襲ってさー大変! 食うや食わずの漫才劇が始まって早2分そんなこんなしている今ここでツッコミを入れる! お前ら私の漫才仲間に何してくれとんじゃぁ~ッ!!!」
怒りのままにハリセンで地面をズバンッ!
「私は! 今! 猛烈に激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームゥゥゥゥ!!!」
この怒りは収まることを知らない! 事情は知らんけど私だって同級生と先輩がやられて黙ってられるほどギャグに徹しきれないんだよぉおん!?(憤慨)
「な、なんだと!? 術式が破壊された!? 小娘、何をした!?」
あん? 波平ヘアーが何の用だよ。
なんかああいう人ってエロ同人に居そうだよね。汚っさんタグ付きそう。pi○ivは私のおかずを探す場所。
「ヘイおっさん! さっきはよくも私を眠らせて拉致ってくれたわね! どうせ私が寝てる間にひどいことしたんでしょ!? エロ同人みたいに!」
「そんなことはしていない!」
あれそうなの? 意外と紳士? それともヘタレ?
『遊んでいる場合か。目の前を見ろ』
うん? おお!
私がいるじゃないか! さっそく幽体離脱ネタを……。
『だから遊ぶな! さっきの憤怒の感情はどこに行った!?』
あーあーはいはい。まったく、私のシリアスなんて1分持ったらマシレベルなのにねー。
っと? 私と私の目が合う。メトメガアウー。これ2回目のネタだな。
……やるのか? 私よ。よかろう。
「左手に」
「ピストル」
「心に」
「花束」
「唇に」
「火の酒」
「「背中に」」
今だ!
「「人 生 を」」
私がとったのは荒ぶるグレートサイヤマンのポーズ! 体ごと横を向いて顔の前で両手をひらひらしてるあれね。さーて、私はどんなポーズを……ば、バカな?! まったく同じポーズだと!? 見れば私も驚いた顔をしている。傍から見れば私たちは鏡写しの様だろう。かーがーみーなーんだー♪
私と私、同時にポーズを止めどちらからともなくお互いに近付く。
まったく同時に手を出し、ガシっと握手!
そのままお互いの定位置に戻る。
「この惨状は貴女の仕業ね!」
「ちょっと待て今のなんだ!?」
む? なぜ一兄は驚いているのかね?
「こんなことをした貴方は何者!?」
「……何もん?」
「ヘナもん」
「「変な門」」
再び握手! 私が二人いるって素晴らしい!
そして再び定位置へ。
「……私は貴女。貴方は私。貴女を元にして、私は作られた。いわば、貴女の妹」
「なんだって!? それは本当かい!?」
「……お気の毒じゃないよ?」
「じゃあ名前は?」
「……ない」
「ならフミね。私の名前の違う読み方。妹っていうか双子みたいな容姿だからいいでしょ?」
「……姉さん」
「フミ」
近付く。私が寝ころぶ。フミが私の上に寝る。
「「ゆ~たいりだつ~」」
「……いい加減にしてください」
アウチ!? 小猫ちゃん、ツッコミのキレが上がってきたね。
「……真面目にやってください」
「ドウモ、ありがとうございました~!」
「……した~」
そのままフミの手を引いて校庭の端っこに行く。
「ねんがんの イモウトをてにいれたぞ!」
「ニア 殺してでもうばいとる」
「な、なにをするきさまらー!」
手に入れた妹に妹を奪われた! な、何を言っているかわからないと思うけど私にも何が何やらわからなかった!
「……なんだこれは? !? グォア!?」
ん? 羽の生えた中二病の人が吹っ飛んだ。まさかっ! あれは!
「文に気を取られて油断したわねコカビエル! 喰らいなさい!」
「これならどうですか!?」
リーア姉! 朱姉! 私たちの漫才の最中にあそこまで接近していたのか! さすがだぜ!
「……イッセー先輩、祐斗先輩。お先に失礼します」
「ひゃっはー! 今晩の夕食はカラスのあぶり焼きだー!」
「イッセー君! 僕たちも!」
「……お、おう」
あ、あれがRINTIというものか。酷い(褒め言葉)。あんなに偉そうにしてた人が殴られて蹴られて撃たれて斬られてしてる……いいぞもっとやれ!
「……主よ。私はどうしたらいいのですか? いや、主は既にいないんだったな」
「参加しないの? ストレス発散になると思うよ?」
「……うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
あ、泣きながら剣を構えて突っ込んでいった。
っていうかあの剣なに!? この前の聖剣(笑)よりかっこいいんだけど!
「くっそぉ! 行くぞデュランダル!」
デュランダルだとぉ!?(ガタッ
やっべぇ、蝶欲ちぃ! ここは私も歌いながら突っ込むべきなのか!?
「……どういう状況なんだ? これは」
おや? 真っ白な鎧を着た人が浮いてる。新キャラかな?
「……とりあえず、コカビエルを連れて帰って来いと言われているが……まぁ、いいか」
おや、波平ヘアーの人と私を襲った中二病患者を連れて帰っちゃった。
にしてもお腹空いたなー。
「……お腹空いた」
「おやフミも? じゃあ帰ろっか」
そのままフミの手を引いて校庭を出る。壁が無くなってる? そう言えばあの白い人が来る前に何かが割れる音が……まあいいか。
その後、偉い人が到着するまでフルボッコは続いたそうです。
イッセーェ……コカビエルェ……ヴァーリェ……。
めんどくさかったからエクスカリバー関連は全部カットしました。だいたい原作通りに進んでると思ってください。要所要所で小猫ちゃんのハリセンが入ってるんじゃないかな?(適当)
次回投稿は一応元旦予定。正月番外編をやって、その次は未定です。ネタを整理する時間をください! お願いします! なんでも(ry
一応次回予告。 「いけ! おれっちのフラ○ゴンさん×2!」「なんの! 行け、ボーマン○にガ○リアス!」
君は、ドラゴンの涙を見る……。
神器『斧鬼の戦斧』
能力。
使用者の七種類の感情に合わせて違う能力が発現する。
傲慢―――???
強欲―――吸引。使用者の強欲の感情が大きいほど周囲の物質を斧へと引き寄せる。
嫉妬―――模倣。使用者の嫉妬の感情が大きいほど嫉妬した相手の能力を模倣し、その完成度を上げる。
憤怒―――爆発。使用者の憤怒の感情が大きいほど斧の刀身が当たった箇所に起こる爆発が大きくなる。
暴食―――???
色欲―――???
怠惰―――???