D×D? あのギャグ小説がどうしたって? 作:名無しのごんべい
作者は「人生の
ど~もみなさん! アヤタンかと思ったか? おれっちだよ!
今おれっちたちはギャスパー坊やを連れて校庭に来ています! いや~あのイッセー先輩の驚いた顔は最高だったな!
「ではこれよりギャスパー君強化実験を始めます!」
「じっじじじじじ実験!?」
アヤタンの言葉にビビるショタっ子……やっぱこいつホントそそるよなぁ……。
「そう! この実験が成功すれば君のパンチの速度は倍になる……」
「パンチ!? そんなことしません!」
と思ったらアヤタンが首を傾げる。
「って言うか何の特訓だっけ?」
忘れたのかよ! 仕方ねえなぁ。おれっちのベストアンサーを聞け!
「あれじゃね? 最強の吸血鬼を作る特訓じゃなかったっけ?」
「姉さんもフリードも覚えてないの? 究極を超えた絶対勝利の吸血鬼を作るの」
「じゃあ木星に行かないとね」
「うん。ザ・パワーが必要」
「あとGストーンか」
「ん? アヤタンフミタン、何の話だ?」
この2人は相変わらず唐突に不思議なネタを入れてくるぜ。
「勇気があればなんとかなるって話」
「勇気ある限り!」
「勇気は不滅だッゼ!」
「お、いいなそれ。これから勇気が合言葉だ!」
「これから毎日勇気を灯そうぜ?」
「うん、ドンドンやろう」
「だからなんなんですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
あ、忘れてた。
わざわざ叫んでおれっち達に存在を知らせるなんて、ホントこいつはドMだな! いじめがいがあるやつだぜ!
「さて、では引き籠り脱出プロジェクトを開始します!」
「「あらほらさっさ!」」
「覚えてるじゃないですかぁぁぁぁぁぁ!!!!」
とりあえずアヤタンがハリセンを3つ用意して二つをおれっちとフミタンに渡す。
「まず、ギャスパー君!」
「は、はい……」
「そう! それだよ! 君は畏縮しすぎ! 何を恐れると言うの!? もっと頭を柔らかくしなきゃ! そうすればみんなハッピーだよ!」
「え? あ、頭?」
「というわけで今から大空を自由に飛ぶわよ!」
「飛ぶ!? え? え?」
やっぱぶっ飛んでるよなぁ、アヤタン。にしてもどうすんだよこれ。
「ん? 羽はあるけど飛び方を知らない? よーし! まずは私を真似して助走をつけるの!」
「ほぇ? え?」
困惑するギャー助を置いて走り出すアヤタン。
「行くよ! 『私は振り返らない……ただ進むだけだ!』」
……んん?
なんだろうか、今のアヤタンをどう表現すればいいんだろうか。
えーっと、あれだ。アヤタンがすっごくだらしない顔をしながら腕を振り回してやけに中二くさいセリフを吐きながら校庭を走り抜けていった。
「何をしているのギャスパー君!? 早く……」
「えっと……僕は……」
「早く!」
「う……あ……」
「早くッ!!」
「ぼ、『僕は振り返らない! ただ進むだけだ!』」
や、やった!? まじか……さすがのおれっちでもあれはやらねぇわ。
「よーし、一気に飛ぶよ!」
は? 飛ぶ? アヤタンそれガチか?
「『私には翼がある……これでどこまでも飛べる! どんなものよりも高く!』」
と、飛んだーッ!?
アヤタンの背中から翼が生えて飛んだーッ!?
ちょっと待ってくれ。おれっちも頭が追い付かないんだが!?
「さぁ! ギャスパー君もお腹から声を出して羽ばたいて!」
「あ……う……」
「早く!」
「ぼ、『僕には翼がある! これでどこまでも飛べる! どんなものよりも高く!』」
と、飛んだ!? ってギャスパー君は普通に飛べるんだったわ。って言うかどこまで行くつもりなんだ!?
「さあ。あそこの屋上までレッツ・ゴー!」
「は、はい!」
あれ? ギャスパー君なんか雰囲気が……ってこうしちゃいられねえ! おれっちも追わないと!
「行くぞフミタン! ……ってもういねえ!?」
クッ! おれっちだけで遅れるなんて、そんなことがあってたまるか!
アヤタンたちが屋上に着く前におれっちも屋上に……って普通にあそこまでジャンプすればいいじゃん。足場なんていくらでもあるんだしな。
校舎の窓わくとかを足場にしてぴょんぴょんっと。おれっちが屋上に着いたと同時にアヤタンたちも屋上に到着した。
「よし着地! さてギャスパー君……」
「は、はい」
「今のが私のレッスン1♪ しかし今のは30点♪ 羞恥があるから出遅れた♪ 仕方ないからお仕置きです♪」
そう言ってアヤタンは歌いながらいつものハリセンを取り出し。
「アホのビンタをお見舞いよ♪」
ギャスパーに往復ビンタを……ってハリセン使えよ! なんの為に取り出したんだ!? って言うかなんでおれっちがツッコミに!?
「さてさてそれではレッスン2♪ アホのお手玉行ってみよう♪ 手本はその辺にいたおじさんです♪」
そうしてアヤタンが紹介したのは……は?
「……アザゼル総督?」
「……なんで俺が……こんなことを……」
え? なんで堕天使総督がこんなところに葉っぱ一枚葉っぱ隊スタイルでいるんだ!? ヤベェ……全然ついていけねぇ!
「『
「ギャスパー!! 覚悟しろぉ!!」
アヤタンが何かをボソッと呟いた瞬間、アザゼル総督からものすごいやる気がみなぎってきた!? いったいアヤタンは何をどうしてアザゼル総督をコントロールしているんだ……。今度教えても~らお♪
「行くよアザゼル……」
いつの間にかスタンバイしていたフミタンがアザゼル総督に向かってボールを投げる。
ボールを受け取った総督はそのままお手玉を始めた!
「『このボール一つ一つがお前を死に追いやる……絶望がお前のゴールだ』」
「ブフッ!?」
中、中二台詞を言いながらやっていることはただのお手玉wwwwww腹痛いwwwwww
「『さぁ……絶望の宴を始めよう……』」
やwwwwwやめてwwwwww死ぬwwwwwwおれっちが腹痛で死ぬwwwwwwww
って、ギャスパー君は何でそんなに尊敬の眼差しで総督を見てんの? 君の頭おかしくなった?
「アホのお手玉お見舞いだぁ!!!」
うおっ!? 今までお手玉してたボールをいきなりギャスパーに投げつけやがった!
「チクショーッ!! 約束は守れよ小野木 文ーッ!!!」
そう言って、総督はどこかに飛んで行ってしまった……。
その後もアヤタンは中二くさいセリフを言ってギャスパーの特訓を……ギャスパー? なんでそんな尊敬の眼差しでアヤタンを見てんの?
「ギャスパー! 君はなに?」
「愚問ですね! 僕は最強種の吸血鬼! 天は僕の下に天を創らず! すなわち僕こそが全なる一!」
ギャスパーが壊れちまったぜ……あのショタコンが発狂するMっ気のあったギャスパーはどこへ?
まぁ面白そうだからこれでいいか!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここで、君たちに昔話をしよう。
あれは今から36万……いや、1時間前の事だったか。まぁいい。
あいつには二通りの名前があるから、何て呼べばいいのか……文が最初にあった時の名は、そう。
『
あいつは最初から不憫な奴だった……。
文がフリードと合流してギャスパーの特訓をしようと夜道をフミとともに歩いていた時、あいつは唐突に文の目の前に現れた。
「お前が小野木 文だな?」
「そうです。私が変なおじさんです」
文の切り替えしに一瞬アザゼルは驚くが、事前の調査でこういう性格と分っていたのでさして動揺せずに話を続ける。
「俺はアザゼルだ。今日はお前に詫びとお願いがあってきたんだが……」
『アザゼル』。そう聞いた瞬間、文の横を歩いていたフミの眼がきらりと光る。
「アザゼル……」
「ん? そっちの……フミだったか? お前は俺のことを知ってるんだな」
後にアザゼルは後悔する。
なぜ、この時自分はフミに話しかけてしまったのか……と。
「知ってる。『
ビシリ。と、アザゼルが固まる。
「ん? 何それ」
「この人が恥ずかしい病気を発症した時に黒歴史ノートに書き留めたおりじなる武器。因みにこの人は偉い人。ギャスパー君を特訓するためにもネタを作るためにも何かと有用」
「ほっほ~う」
文の眼が変わる。
疑惑の眼から、おもちゃを見つけた眼へと。
「な、なんで知ってやがる?」
「コカビエルに聞いた。え~っと……『アザゼルめ! 半端物を掴ませてくれる! こんな中途半端なモノしか作れないから『
「」
言葉も出ず、三点リーダーすらつけられずに絶句するアザゼル。
「え~っと、『
「その名前で呼ぶな!」
「じゃあアザゼルさん。ちょ~っと頼みたいことがあるんですけど……」
その後、文はこれからやるギャスパー強化訓練の協力をアザゼルに依頼。
報酬は『
そこにアザゼルは文が持つ神器の調査もつけることで了承。
アザゼルの胃痛生活は、ここから始まった。
作者は『金色のガッシュ』を見つけた!
いや、ガッシュはマジ最高。あそこまでギャグとシリアスが融合した作品は見たことない。
今回のネタを予想できた人はいるんだろうか? いないだろう? こんなネタ誰が予想できると言うのか。
次回! 「私の本当の力を見せてやる!」「あれをやるんだね、姉さん」
次回は駒王会談です。