D×D? あのギャグ小説がどうしたって?   作:名無しのごんべい

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 作者、何度でも言っちゃう! 作者は何も考えてないのでみんなも何も考えずに読もう!


三話 「は? あ、熊? どこに熊が?」 「悪魔よ悪魔。あ・く・ま」

 

 皆さんどうもこんにちは、あるいはこんばんは、大穴であはようございます。小野木 文です。

 

 

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 はい、私は今駒王学園の旧校舎に来ています。夜の学校ってすごい雰囲気があります。全裸で校内を練り歩いてみたいです。嘘です。

 

 あれから少しして。

 あの女性をツッコミまくって満足できた私はその後視線に気づきました。

 「何奴ッ!?」と思い振り返ってみるとそこには何と駒王学園の制服を着た男女の一団。

 反射的に「ビックリするほどユートピアァァァァアアアアッ!!!」と叫びながら団体様の横を走って通り過ぎる私。やったね! これで明日から学校で変な人確定だ!

 

 と思ったらいつの間にか私の目の前には通せんぼをするかのように男の人が! よく見てれば二年の王子こと木場先輩!

 やべぇよ……やべぇよ……と思いながら脇を「ちょっと通りますよ」と言いながら通り過ぎようとしたところで木場先輩が「ごめんね」と言いながら再び通せんぼ。

 あらやだ声までイケメン! でも私帰る! おうちに返して! とばかりに反対側を通り過ぎようとしてまた通せんぼ。

 

 その瞬間、私は悟った。逝ける! と。

 

 そのままカバディを開始。

 カバディカバディと迫る私に驚いたのか木場先輩は少しづつ後ずさる。

 

 カバディしてくれない木場先輩に少しがっかりしながらもこのまま押し切ろうとした瞬間、襟を引っ張られる感覚。

 そこにいたのは小柄な私よりも少し小柄なみんなのマスコット塔城さん! まさかのクラスメイトですよ、奥さん! 

 そして周囲を見渡してみればなんと! そこにいるのは変態三人組の一人である兵藤先輩と2大お姉様ことグレモリー先輩と姫島先輩!

 

 「アイエェェェ!? 有名人!? 有名人ナンデ!?」と思っている間に私は塔城さんに引っ張られていく。どうやらグレモリー先輩たちもどこかに行くようだ。

 どうでもいいけど塔城さんって力持ちなのね。せめてもの抵抗として体からだらんと力を抜いて全体重をかけたけど塔城さんなんてそれをものともしないで引きずっていくんだもん。

 フフフ……意識が飛びかけました。

 

 そして今は旧校舎の一室、オカルト研究部の部室。

 内装を見てみるとあら素敵! いたるところに魔方陣やら怪しい水晶やらがいっぱい!

 そう言えばあの女性はどうしたんだろうか? ちゃんとほねっこ以外食べているといいんだけど……。

 

 そして私が通されたのは部屋の真ん中にあるソファー。ふかふかだ。フカーッ! って鳴く猫の新刊が読みたい。この世界にないんだよねぇ。

 

「お茶です」

 

「あ、どうもどうも」

 

 姫島先輩がお茶を淹れてくれる。ちょいと一口。ぅぅんまいッ! テーレッテレー!

 

「美味しいです。ありがとうございます」

 

「あらあら、どういたしまして」

 

 もちろんお礼も忘れない。紳士の鏡だね! 女だけど!

 

「さて、そろそろ説明してもらってもいいかしら?」

 

「はい?」

 

 説明? はて、何かあったかな?

 

「……と、言うかなんで私は連れてこられたんですか? 連れて? いや、拉致だ! ……待って、なんで私ここに連れてこられたんですか?」

 

 お茶を飲んでまったりしてる場合じゃなかった!

 笹喰ってる場合じゃねえ!

 

「惚けないで頂戴。どうしてただの人間であるあなたが、悪魔であるバイザーを圧倒できたの?」

 

「は? あ、熊? どこに熊が?」

 

「悪魔よ悪魔。あ・く・ま」

 

「……? え? ん?」

 

 うん。熊じゃなくて悪魔なのはわかった。

 それでなんで今悪魔の話?

 

「宗教の勧誘ですか? 間に合ってます!」

 

「ふざけないで頂戴!!」

 

 怒られた。(´・ω・`)

 一体どうすればいいんだ?

 

「ハァ……本当に何も知らないの?」

 

「失礼な。ボケとツッコミくらい知ってます」

 

「知らないみたいね」

 

 スルーされた。グレモリー先輩はボケ殺しだね。

 

「なら、説明しておくわ」

 

 そこで私はグレモリー先輩に説明を受けた。

 曰く、この世界には昔から天使、悪魔、堕天使の3種族がいて三つ巴の争いを続けてきたと言う。大昔の戦争でどこの陣営も壊滅的な打撃を受け、今は休戦中らしい。

 そして私がハリセンでシバキ回した女性……バイザーさんというらしい……も悪魔で、彼女は自分の主を殺して逃げた悪い悪魔だと言う。

 それを同じ悪魔でこの町の管理を任されているグレモリー先輩とその眷属であるオカルト研究部の面々で退治しに来たら、私がハリセン片手に彼女をシバいていたところを目撃。ここまで私を連行したと言う。

 

 ん? 最後の部分で私いらなくない? と思ったら悪魔と人間では絶対的な力の差があって生身の人間がハリセンだけで悪魔に勝つことは不可能らしい。

 人間ってよわー。っていうかギャグ世界にしては設定が練ってあるなーと思わずにはいられない私である。

 

「それで、あなたのそのハリセンを見せてもらえないかしら?」

 

「ん? いいですよ。はい」

 

 と言われ、私はいまだに手に持ったままだったハリセンをグレモリー先輩に渡す。

 それは、見事なまでのハリセンだった。ハリセンと言えば? と道行く人に聞けば絶対にこうだと答えるくらいにハリセンだった。

 

「……見事に普通のハリセンね。ホントにこれでバイザーを倒したと言うの?」

 

「まあ、なんといってもハリセンですからね!」

 

「どうして威張るのよ……」

 

 グレモリー先輩はハリセンと私を見比べながらうんうんと唸っている。

 これはまさか……フリか? フリなのか?

 このハリセンでツッコンでほしいと言うサインなのか!?

 きっとそうだ。心なしかグレモリー先輩の眼も「何をしているの? 早くツッコミなさい!」と言っているように見える!

 さ、さすがみんなのお姉様だ。まさか自らネタを振ってくるなんて思わなかった!

 

 なら、期待に応えなければッ!!

 

「何時まで見とんねーんッ!!」

 

 新しいハリセンを虚空から出現させ、思いっきり……だけど上級生だから痛くないように……叩く。

 スパァンッ! という音と共に先輩は「キャンッ!?」という可愛らしい悲鳴を上げた。

 

 や、やった! さすが私! ただの生徒にできないことを平然とやってのけるッ! そこに痺れる憧れるーッ!

 どこかからか「YOU WIN」という声が聞こえてきそうなくらい私のテンションは上がった! 私は、今! ツッコミをしたどー!!

 ほら、みんなもおめでとうって周りで拍手しながら……あれ?

 

 感じるのは絶対零度の視線。あのー皆さん? どうしたんですか?

 姫島先輩、その手、バチバチ言ってるけど痛くないんですか? 木場先輩、その剣はどこから出したんですか? かっこいいですけど人に向けると危ないですよ? なんで私に向けるんですか? 兵藤先輩? あなたの籠手はどこから? 私は喉から。それなら青のベンザ。塔城さーん? あなたの力で殴られたら私死んじゃいますよー?

 

「い……たく、ない? あら?」

 

 と、ここでグレモリー先輩が復活する。

 

「あ、あなたね。いきなり何のつもり?」

 

「ツッコミです。え? ツッコミ待ちじゃなかったんですか?」

 

「違うわよ!」

 

 なんという事だ。ということは私はいきなりグレモリー先輩をハリセンでシバいたという事になる。

 ということは、みんなから見れば私はいきなり先輩を攻撃したと言う事か。うわ、私悪役ジャン。ハヤクアヤマッテ!

 

「す、すいませんでした」

 

「別にいいわよ。痛くなかったし」

 

「痛くなかったって……部長、すごい音がしましたけど痛くなかったんですか?」

 

「ええ、叩かれた衝撃はあったけど痛みは全くなかったわ。だけどバイザーは痛そうだったわね。どういう事かしら?

 ……というか、そのハリセンはどこから出したの?」

 

 ん? これはネタを振られているのか? ならば!

 

「え? ここからです」

 

 と言って私は自分の胸に手を突っ込む。ちっちゃくないよ! Dはあるよ! あれ? 塔城さんからの視線が痛い。あと兵藤先輩はガン見し過ぎ。あとでツッコもう。

 そして私が胸から手を引き抜くとなんと! そこには私の身長を超える大きさのハリセンが!

 

「「デカ!?」」

 

「なんで自分で驚いてるの!?」

 

 私と兵藤先輩の声がハモる。なぜ驚いたかって? ノリです。

 

「というか胸をガン見し過ぎです! の○太さんのエッチ―!」

 

 そのまま私はハリセン(大)を兵藤先輩に振り下ろす。

 スパァンッ! といういい音が鳴る。あれ? そんなに勢いつけてないのにどうしてこんな音が鳴るの? 私、気になります。

 

「う、ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?」

 

 頭を押さえて蹲る兵藤先輩。

 あれ? そんなに痛かった?

 

「イッセー、痛いの?」

 

「い、痛いなんてもんじゃないっすよ……」

 

「そんなバナナ!」

 

 新しいハリセンを生み出し(今度は普通のサイズ)もう一度兵藤先輩をシバク。

 

「い……たくない。あれ?」

 

 今度は痛くないらしい。(・3・)あるぇ~?

 

「不思議な力ね。神器……でもないみたいだし」

 

 ん? また新しい単語が出た。ワタシノアタマハボドボドダー!(容量的な意味で)

 

 するとグレモリー先輩の眼が怪しく光る。え? なに?

 そして、

 

「あなた、私の眷属にならない?」

 

 グレモリー先輩がそう言った。

 





 ここから主人公のキチガイ度が跳ね上がります。
 アゲアゲ。
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