D×D? あのギャグ小説がどうしたって?   作:名無しのごんべい

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 日刊ランキング29位だと!? 何かの間違えじゃないのか!? まるで意味が解らんぞ!? どういう……ことだ!?

 まさに「なぁにこれぇ!?」

 今回のイッセー視点は飛ばしても問題ないです。
 ちょいとここらで文ちゃんの能力の説明をしたかった。




九話 「……コーッコッコッコッコッコ!!」 「うわ!? いきなりどうしたんだ文ちゃん!?」

 皆さんぐーてんたーく! 小野木 文です!

 今私は山に来ています! ここで修行をするんだって! バトル漫画のノリだね。

 この前私は「来るな、来るなぁ!!」と言われてフー君と一緒に部室から追い出されました。なんでも大事な話があって私は邪魔をするから帰れと。

 いや、悪かったと思ってるんですよ? だけど火じゃん? 危ないじゃん? 消化しなきゃじゃん? ほら、私悪くない。

 

 この前来たフェニックスって人とレーティングゲームなるものをするらしい。私もリーア姉の眷属(予定)だから手伝ってほしいんだって。

 それで今はその修行の場になる山奥の別荘へ。

 

「……コーッコッコッコッコッコ!!」

 

「うわ!? いきなりどうしたんだ文ちゃん!?」

 

「いや、この景色は言わないといけないと思って」

 

 私は人を超え、民になる! 我こそはお社様なり! ポテチよ悟志君! そんな感じの山奥。村はない。

 因みにフー君は見学らしい。リーア姉にまだ眷属だと認められてないけど監視のために一緒に連れてきたらしい。なぜ監視? 漢字を後ろから読んだら視姦。ヤハリソウイウコトカ。

 

 そしてたどり着いた別荘! 荷物を整理していざ修行開始! ……で? 私は何をすればいいの?

 リーア姉と基礎訓練? 筋トレ? ……やらなきゃおやつと晩御飯抜き? ……とりあえず走ればいいんスか?

 

「体育会系なんて嫌いだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! リーア姉のばかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 なんで!? なんで走るの!? 嫌! もう帰して! おうちかえるぅぅぅぅぅぅ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 知ってた? 悪魔からは逃げられないんだよ? 空中から爆撃される本物の暴力(てかげん)。今ならランカちゃんの気持ちがわかるよ……。

 っていうかたった10日で体力なんてつくわけないじゃん。ギャグ補正でもできることと出来ないことがあるんだよ? リーア姉はそこんとこわかってる?

 

 聞いてみたらギャグ補正って何? と聞き返された。ごめんなさい、何でもないです。

 せめてもうちょっと楽しいものだったらいいんだけどなー。修行なんて辛いだけだよー。

 私普通の女の子よ? ちょっとギャグが好きでシリアスが大嫌いなハリセンとたらいを生み出せる普通のどこにでもいる女の子よ? そう言えば特典って3つあるらしいけどあと一つってなんなんだろうか?

 今まで気にも留めなかったけどなんかこうなってくるときになるなぁ……。

 

『やっとそこに至ったか……まったく15年も無駄な時間を過ごした』

 

 ……?

 

「リーア姉何か言った?」

 

「何も言ってないわよ? とりあえず休憩しなさい」

 

「はーい!」

 

 やったー休憩だー! ワタシノカラダハボドボドダー!

 

『おい、無視をするな。せっかく話ができるようになったんだ、会話をしろ』

 

 変だな、幻聴が……まさか、もう一人の僕!?

 

『どうしてそうなる。俺はお前の神器だ』

 

 じんき? 確か一兄が使ってる籠手のことだっけ?

 

『そうだがあれは別格だな。あれと同じようなものだ。俺の名前は斧鬼。これからよろしく頼む』

 

 おのき? ナニイッテンダ!フジャケルナ! それは私の名字だよ!

 

『あー、まあそれはいい。これからフェニックスと戦うんだろう? なら俺をつかえ。あんな若造、俺の力の2割程度で十分倒せる』

 

 うん。よくわからんけどもういいや。

 祐兄のところいこ。

 

『あ、おい待て! もう少し会話を楽しませろ!』

 

 だが断る!

 おお! 一兄と祐兄の一騎打ち? 祐兄の動きが全く見えない。

 なんかやる気が出ないなー。ギャグが足りないんだよギャグが。

 みんなピリピリしてるし、居心地わるー。

 

『なら俺が我が斧の使い方を説明してやる』

 

 いりません。

 

『クッ! 斧鬼の斧と言ったら当時は誰もが羨むものなんだぞ!? 今までだれも発現したことのない準神滅具クラスの神器だぞ!?』

 

 そのロンギヌスなるものが何かわからないのでどうでもいいです。あ~ああ、私はこんなに電波じゃなかったんだけどなぁ……。

 

『どの口が言うんだ? 普段のお前の言動は十分電波だぞ?』

 

 黙れ小僧! お前にサンが救えるか!?

 

『仮にも鬼の俺を小僧呼ばわりか……キチ○イって言葉知ってるか?』

 

 私の事?

 

『自覚はあったのか……』

 

「文ー? 修行を再開するわよー?」

 

「逃げるんだよぉォォォォォォォォッ!!」

 

『なぜ逃げる? 強くなれるんだぞ?』

 

 御免こうむる! ギャグに強さなど不要! 逃げ切って見せるぜぇぇぇぇぇえ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 普通に捕まりましたけど何か?

 

 

 

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 修行7日目。

 今日の修業が終わり、夕飯を食べてお風呂に浸かった後、文ちゃんは「先に寝るぜ! なに、心配するな。あとから必ず起きるさ……」と無駄にかっこいい顔で言ってから俺達より先に寝た。

 そこで俺は、前々からあった懸念を聞いてみた。

 

「部長、本当に文ちゃんを戦わせるんですか?」

 

 そう、文ちゃんのことだ。

 文ちゃんは俺たちと違って人間だ。バイザーを圧倒する実力があるとはいえ、相手は上級悪魔で不死のフェニックス。人間である文ちゃんでは最悪の事態も……。

 

「おうおうイッセー先輩、そいつはちょいと人間を舐めすぎじゃねえかね?」

 

 そこで、フリードが口をはさむ。

 

「あんたは悪魔になっちまったからまー忘れちまったんだろうけどね、人間ってのはどこまでも諦めが悪く、生きぎたない。あんたたち悪魔や天使、堕天使は上から目線で下等生物呼ばわりしてるけどよぉ、そんならいま人間と悪魔たちが戦争すればどっちが勝つと思う?」

 

「そんなの……悪魔じゃないのか?」

 

「カッー! まったく、そりゃ魔法なんて便利な力を知っちまったらそう思うのも無理ねえかもなぁ。だけど残念ながら違う。結果は人間の勝ちだ。どれだけ悪魔一体の力が強くても、死ねばそれまでだ。数も少ない。それに比べて人間は? 数なんて数えるのも馬鹿らしいほどいるし、戦力も兵器を持ち出せば簡単に解決できる。イッセー先輩は核爆弾に耐えれるかい?」

 

「そ、それは……」

 

「そういう事よ。人間の強さっていうのはいろんなもんで決まる。武器だったり、数だったり。そしてアヤタンは殺傷能力はないけど最高の武器を持ってる」

 

「あのハリセンが?」

 

「それはグレモリー先輩の方がいいだろうよ。おれっちのような仮説ではなく確信があるみたいだからな」

 

 そこでみんなの目線が部長に集まる。

 文ちゃんのハリセンが強い……それは部長も思ってたらしい。

 

「……最初に違和感を持ったのは文がバイザーを倒した時。ただのハリセンでは悪魔に毛ほどのダメージを与えられないわ。それはわかるわね? だから、文のハリセンは特別なモノ、だと言うのは確定ね。

 次は私が文にハリセンではたかれた時。あれは全くダメージを受けなかった。叩かれた衝撃はあれど、痛みは0。だけどイッセーが叩かれたときは激痛が走った。そうね?」

 

「そ、そうっす。俺が喰らったでかい奴はそりゃもう痛かったです。その後のは痛くなかったですけど……」

 

「そして教会で使ったハリセン。私の使い魔が監視していた映像を見た時は目を疑ったわ。非力な人間の振るったおもちゃの一撃で、人間と堕天使が次々教会に突き刺さっていく光景。この時点で、もう確信したわね」

 

「確信、ですか?」

 

「ええ。おそらく、文が生み出すハリセンにはそれぞれ文の思い描いた通りの効果がつくはずよ」

 

 ……? 思い描いた通りの効果?

 

「たとえばバイザーを倒した時、あれは通常のハリセンでしょうね。無意識に「ハリセンは痛いもの」と思っているんじゃないかしら? だから、当たったバイザーは痛がった」

 

「なるほど。部長に使ったハリセンは「痛くないハリセン」を思い描いたと言うことですね? 上級生である部長を気遣った一撃だった」

 

「理解が早くて助かるわ祐斗。イッセーへのハリセンはお仕置きの意味も込めて痛くしたんでしょうね。教会で使ったのも神父たちの群れを気味悪がっていたから「遠くへ吹き飛ばす」ということを願ったんじゃないかしら?」

 

「僕の魔剣創造に限りなく近い能力ですね。いや、もともと戦えない、武器ともいえないものの能力を引き上げているから僕の神器以上かもしれない」

 

 木場の神器以上!? それってすごくねえか?

 

「……だけど、使うのはただの人間の文さんです。……悪魔や堕天使に当てるだけの技量はないはず」

 

 そうだよな、小猫ちゃんの言う通りだ。修行で剣を使ったからわかるけど、ただ振っただけじゃ絶対に当たるはずがない。

 

「それなら簡単だぜぃ。「ツッコミは当たるもの」アヤタンのこの概念が覆らない限り、あのハリセンはガード不能回避不可の絶対の一撃になるぜ」

 

 ちょ!? なんだそりゃ!? つまり、文ちゃんの思い込みをどうにかしない限りあのハリセンに一方的に殴られ続けるってことか!?

 

「……道理で、戦車一つだけでは足りないはずだわ。下手をすれば神滅具クラスの能力ね。見た目はどうあれ」

 

「ええ、味方でよかったとホッとしましたよ。敵だったらその見た目で惑わされそうです」

 

 そうだよな。木場の魔剣創造みたいに一本一本形が違うわけでもないからどんな効果のハリセンが来るかわからないもんな。

 下手をすれば、文ちゃんがこの中で一番強いってことになるかもしれない。

 

「さ、もう寝ましょう。ゲームまであと3日、それまでにやれることはすべてやるわよ!」

 

 そうだ、俺は俺にできることをやるんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この時、俺たちは知らなかった。

 まさかこのゲームが、あんなことになるだなんて……。

 

 俺は、思ってもいなかった。

 

 

 

 

 




 隣の席のK君に「お前の作品日刊乗ってるwwwwww」と言われてハガになった作者です。
 次回は焼き鳥編ラスト。はやい! もう来たのか!?

 次回! 「……諦めよう、イッセー君」「木場……」
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