これは、<アルター王国三巨頭>と呼ばれる<超級>の話。
王国クランランキングトップ。
<月世の会>のオーナー、【女教皇】扶桑月夜。
王国決闘ランキングトップ。
”無限連鎖“【超闘士】フィガロ。
そして王国討伐ランキングトップ。
”正体不明“【破壊王】シュウ・スターリング。
彼らこそが<アルター王国三巨頭>。
かの<SUBM>【三極竜 グローリア】を討伐してみせた者たち。
【破壊王】が暴き、光を破壊。
【女教皇】が減算し、死を破壊。
最後に【超闘士】が闘い、力を破壊した。
そして【犯罪王】が介入、行方を晦ました最後の命を破壊した。
それによって【グローリア】は討伐され、それぞれ四つの得点武具が彼らに渡った。
【破壊王】は極光の権化となり。
【女教皇】は人を殺す死を纏い。
【超闘士】は力を引き上げ。
【犯罪王】は、未だに使うことは叶わない。
彼らの奮闘で王国は救われた。それぞれ異なる思惑、意思があれど、その結末は、救済は、踏破は、彼らが成し遂げたもの。
【グローリア】が倒されたという事実に、変わりはない。
では、どのようにして管理AIからして完成度の高いと称された【グローリア】が倒されたのか。
その一部始終を、お見せしよう。
◀▼◀▼◀▼
その場には三者……いや、二者がいた。
一人は【破壊王】。
一人は【女教皇】だが、クランの者たちを率いている。
そして本来ここにいるはずの【超闘士】は……
彼らは皆それぞれの考えでこの場に立ち、前を見据えている。
その先にいるのは翼をもがれ、尻尾も
そのHPは……既に50%を
彼等の前に立ち塞がった者がそこまで削ったのではない。
【グローリア】自身が、自らを
全ては立ち塞がるであろう【破壊王】を、万全の状態で迎え撃つため。
【グローリア】は自身が打倒されたことを理解し、学習していたのだ。
本来ならば、まず【超闘士】が【グローリア】と戦う予定だった。彼の性質は、どうやっても他者との共闘が出来ない故に。
しかしもうそれは出来ない。選べない。
【破壊王】の情報から、【グローリア】は鎧のように極光を纏うことが出来てしまうことを知っているから。
ここまでHPを減らした【グローリア】ならば、その鎧……《
だからまず【破壊王】が出た。
「その邪魔な鎧、俺がぶっ壊してやる」
そうして【破壊王】は【グローリア】と交戦を開始。
最初の【グローリア】戦で消費した弾薬の補充もろくにできないまま、以前よりも弱体化した状態で必殺スキルを用いて殴りかかり、本来ならば死ぬはずの最終奥義を
その極光の鎧を纏わせていた首が死んだのとほぼ同時に、
「レベルを測定して殺すゆうなら、同じようにレベルで死にはったらよろしいわ」
不意を打つように、【女教皇】の最終奥義が死の結界を張っていた首を消し飛ばした。
この交戦で【破壊王】及び【女教皇】が死亡。
残されたのは本来ならば戦闘に参加するはずだったクランのメンバーたちと……
「最後は、僕が一人でやる」
疾走しながら現れ、そのまま戦闘に突入した【超闘士】フィガロのみ。
その時点で【グローリア】のHPは10%を下回り、それによってステータスも極限まで高められていた。
如何にフィガロであろうと敵うはずがない─────その場にいた<マスター>はそう誰もが思った。
しかしそれは、ここにいるのがフィガロでなければ、の話。
そして、ウォーミングアップを済ませていなければ、の話だ。
この時点でのフィガロは……かの”物理最強“と並ぶほどの”最強“になっていた。
【グローリア】に蹂躙されると思われた戦いは、両者ほぼ互角の死闘を繰り広げた。
互いに膨れ上がったステータス。一方は攻撃力こそ膨大だがステータスに振り回され、一方は攻撃力やステータスでこそ劣るが十全に自身の力を使いこなしている。
竜と獅子。この二者の争いは、切り札を持ち合わせていたフィガロに軍配が上がった。
四度の必殺スキル。
それは【グローリア】の僅かなHPを、強化されたENDすら超えて削り切り……同時に反動によってフィガロは死亡した。
戦場となったその場所は、もはや更地しか残されてはいなかった。
これにて【グローリア】の事件は終結する。
既に行方を晦ませていたはずの尻尾……四本角は、フィガロが到着する前に【犯罪王】によって倒されている。
故に、ここに【グローリア】は討伐された。
四者四様の超級武具を獲得し、彼らはその力を存分に振るうことだろう。
そして、もはや原典とは変わり果てた世界が何処に行くのか。
それはもう、誰にもわかりはしない。
(◎n◎)<ここで決定しました、超級武具の変更。
(◎n◎)<フィガロとシュウの内容が入れ替わった感じです。それぞれ名前が、
【極光機関 グローリアα】
【臨戦昇越 グローリアγ】
(◎n◎)<となります。
(◎n◎)<どんな感じなのかは、皆さんぜひとも考えてみてください。
(◎n◎)<ちなみに戦闘前に【破壊王】と【犯罪王】がコンタクトを取って尻尾を【犯罪王】に任せてました。