Asyu-on Archive 作:非キヴォトス人のアコード
11.エデンに先立つカンブリアへ
ハレルヤと唱えれば良いわけではない。
To be, or not to beでもない。
今をどう生きるか、それとも無駄にするか。それこそが問題だと彼女は言うだろう。
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これを読むオマエタチが知る歴史へやってきた。
しかしこのTimelineはオマエタチの知る歴史であり、かつオマエタチの知る歴史ではない。
何故なら、例の事件を起こして捕まった白洲アズサが装着しているのは、物々しいガスマスクではなく
「あ、あはは…圧がすごいですね…」
“ペストマスク…”
阿慈谷ヒフミと連邦生徒会連邦捜査部シャーレに所属する“先生”は、その姿にただ困惑と驚愕を示すのみ。
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さて、ここに来て漸く“先生”という符号が登場したのですが…ヒラサワは先生に対し、肯定しつつも懸念点を見出しております。
子ども達がどう袖振っても窮す難題へ助力する姿は、アビドスという土地への介入において良い手腕を見せていたと感じているものの。
しかしその姿勢が振り切れれば、子ども達が『自身で解かねば意味が無くなるもの』さえも掠め取り『ヒトとして成長する機会の損失』を行う搾取構造を、無意識のうちに構築してしまう可能性が否定できない。
私見ではあるものの、現状かの人は他のゲマトリアと同レベル…自ら望むものの為に他者を悪辣に利用する者になりかねぬも、寸前で耐えるくらいのバランスで成り立っている人と言えるだろう、という寸評でしょうか。
ヒラサワとしては敵対する気はないですけど、強いて言うなら知恵比べくらいの優しい対決はしてみたいと思っています。
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起きろ…起きろ外道…オマエは延々と「無理だ」と唱えて、みすみすヤバイトーンの風が吹くを見過ごすのか?
起きろ…起きろ外道…。
いやはや、まさか初対面で外道などと呼ばれてしまうとは思わなかったよ。
明晰夢なのか予知夢なのかはどちらでもいいが、わざわざ夢の世界まで出向いて忠告に来てくれたようだね。
夢の世界で会った人だろと歌う都都逸がございますがまさにそれの通り。
そしてオマエはそんな夢の世界で閉じ籠る。
仲深まる程に消える口数と歌う都都逸がございますがまさにそれの通り。
そしてそれは悪い方にです。
ふむ…君はどこまで見えているのだろうか。
あの2人と私の関係性さえも、私に何があったのかも、そして先々にどのようなカタストロフが起きるのかも。
ともかく…私が見た予知夢は起きるものなのだよ。これまでも起きてきたのだからね。
「それはない」と言うその時までは、その予知夢は現実に起きるものかと。
オマエが「それはない」と言えば、それは幻想として消える。
何よりもオマエの持ち得る力が如何程であるかというのは、口数を重ねなければ伝わらない。
しかしだね…そうは言えども、今の私は夢の世界で立つ方が気が楽なんだ。
心情の方が2人に口数を重ねて伝えられる状況にない。
簡単だ、オマエが「それはない」と言うのがあまりにも遅過ぎたというだけだ。
それに対しての直視はしなければならない。
手厳しいね……それはその通りなのかもしれないけれど。
ともかく早く起きろ外道、腐れムーンは近付いている。
私も手筈を整えている。地の果ての子らがエデンを捨てないように調整した。捨てるのはHEAVENだ。
地の果ての子ら…?捨てるのはHEAVEN…?
…!?待ってくれ!!それはどういうことだい!?
あの子らは確かにトリニティへ襲撃をする筈だ!
はいやかましい、オマエが「それはない」といつまでも言わないから代わりに今回だけやってやっただけだ。
そして地の果ての子らに宿るコスモは、それはもう果てしない。
さあ、とっとと起きろ外道。
次はオマエが明晰夢の定理を変える時。