TS転生の白狐は2度目の命でエリー都に何を見る 作:白狐リィン/黒狐リィン
誤字脱字や変な文になっていても気にせずしてもらえると何よりです
死
それは突然だった…
何も無い普通な日常
腹が減り、何もないからとコンビニに出掛けて帰るかと車に乗った。
そこまでは良かった…が、そこからが余りにも突然であった。
「お…青信号か…出発出発って……あん? なんかトラック加速してきてねぇか…? 赤信号だぞおい…!」
左折しようとウィンカーをあげ、車が十字路となった道路の中央に出た時であった。
赤信号となり普通であれば止まるはずのトラックは速度を緩めるどころか加速し、迫ってきたのである。
「ふっざけ…! こんな所で事故れっか…っ! がっ!!?」
言葉を紡ぎ続ける前にトラックは衝突、左折しようとした車の右側に時速80キロの速度で衝突。
『あぁ…ゲームのデイリーやれてなかったな……死ぬ間際の思考がこれとか…ゲームの……やり……すぎだ…………な…』
意識が辛うじて残ったものの、僅かな思考をした後に…男はこの世を去る事となった。
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「……んっ………あ……? なんで…声が出せる…?」
ほぼ即死した…とそう確信していた男は自身の状況に困惑していた
車に押し潰され顔から下はミンチより酷い状態になっていたと最後の感覚が伝えてきていたからだ。
(それはこの我が一時的に魂を拾い留めているからだ…)
見えはしないが空間全体に響く声が男の状態に関する問を答えていく。
「魂……ってことはよく二次創作でありがちな転生って奴か! 実在していたんだな…」
(あぁ…その転生で合っている…最も転生場は決まっているがな…)
そう声が響き渡ると魂だけのはずの男は急な浮遊感を覚えた。
これもよく言えばテンプレだろう…。
「ってぇ…! 落とし穴方式の転生なのかよぉぉぉお!!?」
男の声が静かに遠のいていくと共に魂を拾い留めておいた空間が収縮し消えていく。
(お主が苦労しない程度に能力はくれてやる…)
消えきる前に一筋の光が落とし穴に向かって飛んでいき、生まれ変わる男に宿った。
(これから始まるその世界はお前の知る世界に酷く酷似した世界…お前はどう生きる…?)
崩れ消える部屋に響く声は問う…数多の脅威が待ち受ける世界でお前はどう生きると…
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「っ痛てて……未だに落とし穴方式の転生とかありえ…な……?」
声を出し文句を言うと同時に違和感を覚え言葉が詰まる。
何故自身が話して居るはずなのに”女の声”が聞こえるのか…と。
『いや…いやいやいや…!!? まさかな…見たくない…見たくないぞ………』
そういい顔を手で覆い現実逃避をしつつ思考を落ち着かせる。
『そう…きっと全く自分と同じ事を言っている人が近くに居るってことだよな…そうだと言ってくれ……』
思い込みもしつつ顔をチラリと下に向ければ前世にはなかった2つの山が胸に存在し、自身の顔を覆わせていた手も男とは思えないほど美しい手をしていた。
「……TS転生かよふざけんなぁ!?」
虚しい叫びは虚空へ消えていき、どこからとなく風が吹き込み、悲壮感を強調させる。
それと同じくし、顔に1枚の紙が張り付く。
「んぶっ!? な……なんだぁ…? ってこりゃ……」
それは神からの手紙であった。
(この手紙が読まれたということは多少なりとも落ち着いた頃合いだろう。
お主のスペックや特典に関するもの、そして世界についての情報を書いたものがこれだ。
お主はゼンレスゾーンゼロの世界…その世界のホロウ内に落ちた
が、心配はせずとも良い。
侵食耐性は限りなく完璧に近く3ヶ月居ても余程でなければ問題なく動けるだろうからな
そしてスペックだが…
現状のお主は虚狩りに匹敵する実力になれる素体にはしておる…が 何もしなければ少し強い程度の民間人程度でその世界の人生を歩むことになる。
鍛錬等は欠かさぬ事だな…そして特典は虚狩りの卵としてのスペックに合わせたものになっている。
それが武具創造と収納だ…。
お主が前世で見たもの、今の世界で見たものを創造する力だ。
ただしこの世界で見たもので作るものは本家本元の半分程度の性能まで下がる…
…長くなってしまったな
要点を纏めれば
・虚狩りに匹敵する実力になれる素体と強い侵食耐性
・武具創造と収納、デメリットはこの世界で見たものの性能は半分で作られる
そして世界はゼンレスゾーンゼロだ
餞別として50万ディニーは贈ろう 我からの命を無駄にするではないぞ。
追記:時間が経過する事にお主の口調や仕草、思考の一部が身体に見合ったものになるように
読み終えると同時に紙は燃え、ディニーが入った袋が地面に落ちる
「……ホロウ内って言ってたよな……しかも最後の追記……要らねぇだろうがよぉ!!?」
本日3度目の叫びがホロウに響くのであった
初心者パエトーンでスキップ勢に近いエアプ民なので色々ガバガバですがよろしくお願いします