TS転生の白狐は2度目の命でエリー都に何を見る 作:白狐リィン/黒狐リィン
他人の見てると読み応えあるのに設定とかしっかりしててすごいなぁって思う
あと文字数も
文弱すぎて泣けてきますわ…
《誰かが居る》
その希望を頼りに敵を斬り続け、歩みを進める。
ただし現状の彼女にはやや問題が発生していた。
《空腹と乾き》
そしてホロウの中に転生し、元の世界でなることのなかった戦闘と自身に与えられた能力の使用等など。
慣れない戦闘による興奮作用、飢えと乾き。
様々な要素が絡み合いとても早いペースで疲弊していた。
「…ははッ!」
無意識の中で思わず笑い声が響く。
手に持つ武器を一段と強く握り、重い足取りではあるが前に進む。
『せっかく不意の事故で転生させて貰えたとはいえ…2度目の人生の終了はしたくねぇぞ…』
生への渇望、たったそれだけの理由だが歩みを進める理由としては十分だった。
「せめて…ここから脱出くらいはしてやる…!」
直後現れる
「ここから生きて出る為にも…どけぇ!」
”風の傷”
轟音と共にエーテリアスは切り刻まれていく。
「…よし…進もうか」
敵が消え攻撃で新たな道が開けた為歩みを再び進めていく。
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「すごい音…あの上級エーテリアスじゃないといいんだけど…」
「あぁ… 流石に今見つかっちゃ弾代だけでも大赤字過ぎるぜ…」
同じ白髪だが片や緑と黒を主体とした服装で纏まった少女、片や機械のような表面に赤いジャケット来た男性?が物陰に隠れながら会話をしていた。
そしてその物陰の前を複数のエーテリアスが通り過ぎていく。
「ったく…ニコの親分…まさか金のために自力で脱出しろとか言わねぇよな…? 来年に出る予定のスターライトナイトの新作ベルトを拝みてぇってのに…!」
「拝みたいなら尚のことここから離れる事ね、油圧ロッドのせいで動けないなら墓に新作のスターライトナイトのベルトを供えてあげるけど」
「ま…まだまだ動けるって!? 縁起でもないこと言うなよ…しかも冗談に聞こえないやつ…」
少女の言葉が思ったより刺さったのか赤いジャケットの男性はしょぼんと落ち込むもその手に武器を握り、ちらりと物陰の隙間から周囲を見渡す。
「…今はエーテリアスが居なさそうだ 場所を移そうぜ"アンビー"」
「ええ "ビリー"」
そして2人は同時に物陰から出ていき、アンビーは前衛を担当し、ビリーが後衛から援護できる状態を維持しながら次の安全に休息出来る場所を探し進んでいく。
//
『戦闘音が聞こえない…居なくなったのか……?』
他者の戦闘音を頼りに動いていた彼女は足を止める。
『えっと…うる覚えだけどは"秩序のない混沌"…だっけか? 意味は…どの道死か地獄みたいなはず…』
人を守るべきルールがない。
そしてあったとしてルールを守ってくれる化け物などここにはいない。
『いや…流石にまだやられてないはず……だよな?』
ここで希望が潰えたら本格的に命が途絶えかねないためにいやいやまさかと首を振る。
「とりあえず……人を探す為にも…
ホロウの中に転生させられ武器を創造してからずっと握ってきたこともあり、我流ながらも流れるように敵を吹き飛ばしていく。
しかしそれと同時に古びた建物は耐久性に欠ける。
それが何を意味するか。
ピシリ…
「…う……嘘だよな…?」
転生し狐のシリオンとして生まれ変わった自身の能力の高さを恨みたくなった。
小さく響いた音は足元から鳴った。
それは示す結果は…
落下である。
//
「ん? アンビー…何か聞こえねぇか?」
「…えぇ…聞こえるわ…ビリーの頭上から」
「マジか? どれどれ…ってどわぁぁ!!?」
それと同時に上を見上げると白い毛玉…にしては大きい物ががビリーの顔面を直撃した
「ってて…鼻が折れちまうかと思ったぜ…アンビー…無事か?」
「私は大丈夫…それよりも…」
ビリーとアンビーが見下ろすのは先程落ちてきた白い毛玉本人である白い狐のシリオン。
落下してる途中で気絶したのか意識はない。
アンビーが警戒しつつも脈を確認する。
「生きてはいる…けど身元が分かるようなものが何も無い」
「バックは勿論無いし持っている物が武器だけってのが随分と不思議だな……ニコの親分ならどうする?」
「…いい拾い物をしたわって言って連れて帰りそうな気がする」
「ヨシっ! じゃ…一応保護しながら動きますか…生きてるのに見捨てるのはスターライトナイトファンとしては見過ごせねぇしな!」
ビリーは肩に狐のシリオンの女の子を担ぎ、武器を1つしまい1丁だけを握りアンビーの後ろをついて行く。
スタスタと進むアンビーが不意に振り返ってきた。
「…機械人だからってセクハラはダメだからね ビリー」
「しねぇよ!?」
満足したのか歩みを進めるアンビー、ちょっとため息を付きながらも周囲を警戒しながらついて行くビリー。
気絶した少女は未だ機械人の肩で眠る。
コロナでダウンしてました辛い
色々機能を試して使えるようになったら書くのが楽しい(尚文弱)