TS転生の白狐は2度目の命でエリー都に何を見る   作:白狐リィン/黒狐リィン

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感想ありがとうございます。
個々に返信するのは苦手なのでここで代表してまとめて返信したということにさせていただきます。
エミュ力なしの計画なしで進めているので内容がぐちゃぐちゃになる可能性があります…
変にならないように能力付け足し等は行わず、増えるのは武器がメインとなるようにしていきます。(多く見積って2本程)
前話はこれまでとして新話をお楽しみください。


第4話:目覚めし獣は鉄を砕く牙を振るう

「アンビー! 左のエーテリアス達を頼む! 俺は右の奴らを相手する!」

 

「了解…ッ! はッ!」

 

ビリーの声と共にアンビーは飛び出し数を削っていく。

青く美しく煌めく電撃を纏った刃でエーテリアスを切り刻んで行く。

一方ビリーは狐のシリオンの少女を担いだまま片手のみで対処してるせいか少しやりにくそうに戦っている。

 

「ビリー…1度彼女を何処か物陰に寝かせて来た方がいいと思うけど…?」

 

「アンビー…スターライトナイトファンとしてな…女性を危険地帯に寝かせて戦うなんてことは出来ない! それに…弾代の節約になるしな…

 

最初の言葉は良かったものの、最後の呟きが全てを台無しにしているが今はそんな事を気にしている場合では無い。

何せ戦いの音を聞きつけてかより多くのエーテリアスが集まってきているからだ。

 

っておいおいおい! 幾らなんでも集まりすぎじゃねぇか!?

 

「…流石に多すぎる…私が後ろを守るからビリーはその子を守りながら走って」

 

「守らないって選択肢はねぇけど…ッな!」

 

脱兎の如く素早い逃げ足でエーテリアスから距離を取っていく2人。

それを追う複数のエーテリアス。

ホロウの中で始まった命懸けの鬼ごっこの開始である。

 

//

 

(〇〇…ちゃんとしていればもっといいところに行けたのに…)

 

『…』

 

(〇〇は優しいんだけどね…そういう所が勿体ない…)

 

『煩い…一言余計』

 

夢と現実の狭間。

意識が少し浮上し前世の記憶の一部が夢として出てきていた。

 

『…爺ちゃんが亡くなってから2年…婆ちゃんが亡くなってから5年…母さんや弟達を遺して俺が先に亡くなるなんて想像出来なかったよな…』

 

夢を見て前世に取り残してきてしまった母親や弟達に思いを馳せた。

 

『しかも…あるはずのないと思っていた転生をして…だ…

よく読み返して記憶に強い武器を持ってあんまり記憶にないゲームの世界に来て第二の命を持って行き始めてるし…女として…』

 

そしてここに来てからのありえない現象などなどを考えを向けていた。

 

『…そういえば今どうなってるんだ…?

風の傷を放って足元が崩れ落下してる途中で急に意識が無くなったんだよな…』

 

そう思った瞬間

 

[なぁ!? また元に戻ってきちまった!?]

 

[っ!?]

 

聞き覚えのない声が聞こえてくる。

男性っぽい声と女性らしき人の息を飲む声。

 

[チキショウ…このままだと本当に弾代だけで大赤字だぜ…!]

 

『推測するに俺はこの人達に拾われ…多分担がれてるな』

 

感覚が戻ってきたのかお腹辺りに硬い鉄のような物を感じる。

 

『早く…起きて……感謝の言葉を伝えないと…な』

 

そう思うと同時に視界が眩い光を覆われていく。

 

//

 

ぼふんっ

 

と何かが破裂する音と共に煙幕がビリー達とエーテリアス達を包んでいく

 

「……」

 

「ちげぇって!? 今は俺じゃねぇ!?」

 

前科があるのかビリーを軽く睨むアンビーだが、今回は違うのか全力で首を横に振るビリー。

ちょっとしたコントをした瞬間。

 

【おーい! こっちだよこっち!】

 

アンビーとビリーの後方からスピーカー越しに声を掛ける1匹の兎のようなロボ。

意図を理解した2人は急ぎ煙幕から離れそのロボの所へ駆けつける。

 

「ふぅ…助かったぜ… オレンジのスカーフに喋るボンプ…間違いねぇ! "パエトーン"!」

 

「まさかニコが連れてきた助っ人がパエトーンだったなんて…意外」

 

助けてくれた存在であるロボ[ボンプ]、そしてそのボンプの所有者兼操縦主のパエトーンと呼ばれる"少女"の声。

 

【ニコの今月3回目の一生のお願いをされちゃったから…

それに2人の事は心配だったからね】

 

落ち着いた声色でビリー達と言葉を紡ぐパエトーン。

視線はビリーの頭の横に向いた。

 

【気になったけどビリー…ついに人攫いでも始めたの?】

 

「やらねぇよ!? そんな事やったらスターライトナイトファン失格だろ!?

んん"っ! こいつは説明しにくいんだが逃げてる途中上から落ちて来たんだよな…酷い怪我をしてる訳では無いみたいだが疲弊が酷いのか眠りっぱなしなんだけどよ」

 

パエトーンのえげつない一言にツッコミを返しながらも今に至るまでの状態をあっさりと説明し、担いでいた少女を下ろし横にさせる。

 

【なるほどねぇ…どのくらいホロウの中に居たか分からないけどこれ以上滞在させちゃうと侵食現象が始まっちゃうかもしれないからこの娘の為にも早めに動こうか】

 

「え"っ…俺ちょっと休みたかったんだけど…」

 

「パエトーンの言う事は間違ってない…早めにここから脱出しよう」

 

ビリーの残念な呟きは綺麗に流され、アンビーとパエトーンは動き出す。

 

【それに…さっきのエーテリアスが近くに戻ってきてるみたいだからね

休んでる暇は無さそうだよ】

 

パエトーンの言葉に周囲をこっそり見渡すと確かに今隠れている物陰近くにまで迫ってきていた。

 

「…みたいだな とりあえず目の前まで来たエーテリアスを…」

 

そこまで言いかけた所で轟音が響いた。

迫ってきていたエーテリアス達が居た方面で。

 

「おわぁぁぁあ!? 何だ!?」

 

「ッ!?」

 

【何…!? 何が起きたの!?】

 

パエトーンとアンビー達は驚きつつも轟音の元を見る。

ゆらりゆらりと揺れる大きい9つの尻尾、大きく目立つ狐耳、狐のシリオンの娘がその場に立って居た。

その手には大きい大剣のような武器を持ち、振り下ろした体勢でこちらに背を向けていた。

視線に気が付いたのか大きい剣を鞘に仕舞い、こちらに振り返り…。

 

「気絶してて動けない俺を守ってくれてありがとうな…無事か?」

 

ニッ、っと聞こえそうな笑顔を向けて言葉を掛けてきた。

これがこの先長く関わることになる人との出会いであった。




原作の流れは取り入れつつもオリジナルにしたい…
けど現状思いつきで書いてるからこの先の話が想像できない…
キャラの解像度が足りない…二次小説って書くの難しいね
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