本人無自覚のうちにクソ重感情を向けられてるやつ   作:占城稲

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お久しぶりです。全然更新しなくてごめんなさい……。履修登録がムズすぎて横転してました。


6話 転校生

「転校生?」

 

「うん。そうなの。私の知り合いの子がね今度転校してくるんだ」

 

「この時期に転校って珍しいですね。しかもこのトリニティになんて」

 

トリニティは少し━━いや、かなり外部の者に厳しい。学園内の生徒は殆どがトリニティ地区内の学校出身者で構成されており、私みたいな地区外からの進学者は珍しく、異様な目を向けられる。それに加え、他の学園とは違う特有のお嬢様文化があり、それに馴染めない部外者ははっきり言ってかなり浮く。

 

「少し手続きが手間取っちゃったみたい。それでね、ミコトちゃんに頼みがあるんだけど」

 

「なんでしょう?」

 

「その子がトリニティに上手く馴染めるまで少しの間、面倒を見てもらいたいんだよね」

 

「なるほど」

 

「ほら、ミコトちゃんも転校生じゃないけど地区外出身じゃん?でね、その子も地区外からの子だから、ミコトちゃんがちょうどいいかなって」

 

地区外の者がトリニティに来て、やっていくのが最初はかなり大変だということは、私自身もよく分かってるつもりだ。

それに、この時期の転校となると、周囲は既にグループ化が始まっており、尚更馴染みにくいだろう。

何も知らない新天地で一人ぼっちの心細さは想像に難くない。

私では頼りないかもしれないが、出来る限りサポートしてあげたい。

 

「確かにそうですね!私でよければ頑張ります!」

 

┈┈┈┈┈┈

 

「初めまして、指導係の御形ミコトです。よろしくね。」

 

「白州アズサだ。よろしく頼む。」

 

か、かわいい……。

制服のアレンジとかアクセサリーとかが、ミカちゃんのセンスに少し似てるかも……?

 

「なるほど。あなたが今日から指揮官か。」

 

「あははっ、指導係って名前だけど、まだ学園に来てばかりのアズサちゃんのサポート係みたいなものだから、そんなに畏まらなくていいよ。」

 

「指揮系統はハッキリしておいたほうがいい。いざと言う時に混乱を招く。」

 

うーん……?なんだろう、軍隊ごっこ?

 

「じゃあ、上官から命令です!今から学園を案内するからアズサは私から離れないこと!」

 

「了解。だが、司令はあまり大きな声で伝えない方がいい。他の人にバレてしまう。」

 

「あはは……」

 

┈┈┈┈┈┈

 

「ここが下駄箱だよ」

 

「ここが本館、奥に行くとA館、突き当たり右がB館があるよ」

 

「ここが食堂、2階に理科室、向かいに家庭科室があって━━━━━」

 

「ここが体育館、あっちに見えるのが旧校舎。今は使われてないけどね。」

 

ある程度、普段の学校生活で使うであろう施設は紹介し終わった。一つ一つの距離が遠く、案内だけでかなり疲れた。

 

「随分とトリニティは大きいのだな。あんな立派な建物なのに誰も使っていないなんて。」

 

「だよねー。私も慣れるのに相当時間かかったよ……。」

 

時計台の針は15時過ぎを指している。歩いて疲れたし、おやつにしよう。

 

「学校の施設は粗方見終わったし、次は放課後の過ごし方を教えます!!」

 

「放課後の訓練か。楽しみだな。」

 

なんか、勘違いしてる気がするけど……。楽しそうだしいっか!!

 

----------

 

「な、なんだこれは……?」

 

「じゃーーん!トリニティ名物、アフターヌーンティーです!!」

 

「これ、食べていいのか?」

 

「勿論!私からのアズサの転校記念だよ〜。ここ、完全予約制でチケットがないと入れないんだけどね、なんと、私にはそのチケットが余ってるのでした〜。」ヒラヒラ

 

くじ引きの景品で2人分のチケットが当たったが、一緒に行く相手が見つからず悩んでいたことは内緒。

 

「……どうして…そこまでしてくれるんだ?」

 

「どうして……?うーん…………私も同じだったからかな……?」

 

「?」

 

「アズサと同じで私も他の場所からここに来て、最初すっごく不安だったの。意味わかんないくらい皆お金持ちだし、当然意地悪な子もいるし、私のことを色眼鏡で見てくる人もいた。でも、私のことを受け入れてくれる人もいた。」

 

「その人はビクビクしてる私の手を取って、私の知らないところに沢山連れていってくれた。どれもが新鮮で煌びやかで楽しかった。」

 

「だから、私もアズサに同じ景色を見せたいなって。」

 

「……」

 

「えへへ。なんか今の偉そうだったね……ごめん!忘れて!」

 

……ありがとう…… 」フフッ

 

かっっっっっわいい!!!ずっと無表情だったから不安だったけど、喜んでくれてよかったー!

 

「さ、ささ、早く食べよっか……!」

 

アズサはアフターヌーンティーが初めてだったみたいで、ティースタンドに乗ってるお菓子を一つ一つ指をさしながら聞いてきた。

 

「これは、なんて言うんだ?」キラキラ

 

かわいい

 

店を出たあとはショッピングモールなど放課後に皆が遊ぶ場所を紹介した。

 

「じゃあ、今日はこれでおしまい!!帰ろっか!」

 

 

「……」スタスタスタ

 

「……」スタスタスタ

 

「…………アズサ?そっちは私の帰り道だよ?」

 

「一緒に帰らないのか?」

 

「いや、先にアズサを送るつもりだけど。」

 

「?……離れるなと言ったのはミコトだろう??任せてくれ、ミコトが寝るまでしっかり護衛する」

 

「ええ!?あれは、冗談っていうか……なんていうか…」

 

「安心しろ、野営の準備もバッチリだ。」

 

「別にいいから!!ほら、早く帰るよ!!」

 

「ああ、設営はまだ明るいうちに済ました方がいい」

 

「ああ!もう!!なんで話を全部そっちにもってくの!?」

 





更新出来てなかったのは時系列について悩んでたってのもあるのですが、「トリニティはイギリスと同じく9月から新学期である」と決めつけることで強引に解決しました。

昨年
9月 ミコト入学
10月 ナギサとのお茶会、ミカとの邂逅
11〜8月のどこか セイア、イチカ、その他諸々との邂逅

今年
9月 1〜5話 ミコト補佐官になる
10月 6話 アズサとの邂逅
11月セイア襲撃
12月シャーレ設立、連邦生徒会長失踪

来年
1〜2月 先生就任、本編開始

って感じです。

ガッツリストーリーに絡ませるべき?

  • 補習授業部ともがっつり絡ませて欲しい
  • ストーリーにはサラッと関わるだけ
  • エデン条約編以外にも絡んで欲しい
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