あとナギサ様の喋り方もおかしい所があったら指摘してくださいm(_ _)m
「はいッ!失礼します!!本日はありがとうございましたッ!!!」ダッ!ガチャ!バタン!!
彼女は急いで出ていってしまった。
「仕事の話だけでなく、いつものように友達としても話したかったのですが…」
しかしまぁ、これでミコトさんは私の補佐官だ。そうなれば四六時中一緒に入れるのだから焦る必要は無い。
そう考えると思わず口元が緩んだ。
「いけませんね。職権乱用だとミカさん達にはなじられるかもしれませんね。。しかし、ミコトさんはフィリウス分派の一員ですし、彼女はああ卑下していましたが外交は群を抜いて上手いです。別に私情で任命したわけでは決してありません。」
そう独り言で言い聞かす。
傍から見ると、贔屓しているのは明らかだろう。
彼女と初めて会ったのは2年生の初め頃のお茶会
その頃の私は桐藤家の長女としてフィリウス分派の中では次期ホスト候補の1人として一目置かれ、絶妙な距離感ができていた。近づいてくる方々も私ではなく桐藤家の次期ホスト候補である桐藤ナギサとのコネクション欲しさに擦り寄ってくる方ばかり。
強いて友人と言えるのは幼馴染のミカさん、後に意気投合するセイアさんくらいだった。
お茶会を開いたのは私だった。
当時ホストだった先輩にそろそろ自分の派閥を作っておいた方が良いとアドバイスされ適当に未だ中立の方々を招待した。それは浮動票を得るための単なる政治行為に過ぎなかったし、招待された側も薄ら理解していただろう。
お茶会を開いて2日後、制服の着こなしや振る舞いがイマイチぎこちなく、
「あの、桐藤様!先日はお茶会に招待していただきありがとうございました。」
御形ミコト。トリニティには珍しい転校生であり、入学試験で好成績を収め、地区外の出身でありながら、ティーパーティーに推薦され所属している。
当初は、その経歴の珍しさもあって、皆どこか好奇の目で彼女を見ていた。
しかし実際に顔を合わせてみれば、彼女は常に自信なさげでおどおどとしており、語尾も弱い、人前に立つ者の雰囲気には程遠かった。やがて皆の関心は薄れ、ひと月もしないうちに人々の話題から忘れられていった。
先日のお茶会でも、特に発言することもなく、目立つ様子はなかった。
「その、これ、お礼です…お茶会で出されていたものには遠く及ばないものですが、ロールケーキがお好きと仰っていたので作ってみました。良かったら仕事の合間にでも食べて頂けたら嬉しいです……」
珍しい。
そう思った。この世界だと貸し借りは作らないのが基本だが、お茶会はただの業務の一環であり、貸し借りと思ってない人が多い。
それでも律儀にお礼をして下さる方もいるが、手作りとは。
嬉しかった。私の嗜好に合わせてわざわざ作ってくれたことが。
味は普通であったが、それもまた嬉しかった。彼女は自分のお菓子作りの腕前を自慢したい訳でもなく、本当に私の為に普段はしないであろうお菓子作りに挑戦してくれたという事実が。
その頃から、私も彼女を浮動票の1票としてではなく御形ミコトとして見始めた。
今思えば、私も彼女らを単なる1票としてしか見ていなかったのだから、私の事もホスト候補としてしか見ないのは当然だろう。それでいて本当の自分を見てほしいなんておかしな話だ。
それに気付けたのも彼女のおかげだった。
それから数回お茶会に誘った。お茶会の時は静かだけど、後日に満面の笑みでお礼を伝えてくるのがいじらしかった。私だけが彼女の笑顔を知ってる気がした。
それからして、彼女は前よりも明るく、よく話すようになった。
些細な気遣いができ、目が合えば笑顔で返すような、誰にでも愛想振りまく彼女は直ぐに人気者になった。他学年、他派閥の方とも打ち解けていたし、いつの間にかミカさんやセイアさんとも仲良くなっていた。
しかし私は、友人が人気者なのは良い事のはずなのに、何かが心に澱の様に溜まっていく感覚をおぼえた。
ある日、羽にミカさんとお揃いのアクセサリーをつけて来た時、自覚した━━━━━
━━━━━これは【嫉妬】だ。
どうやら私はミカさんに負けず劣らず独占欲が強くなってしまったようだった。
それでも、無理に誘うと彼女は断れない性格だろうから、負担になって嫌われるのは避けたかった。彼女から誘ってくることもないため、2人きりでお茶会する頻度も減っていった。
私がホストの1人となると仕事も増え、より関わりが減っていった。
ある日ティーパーティー内の廊下を歩いているとミコトさんについての雑談が聞こえた。
それは可愛いという普通のものから、手篭めにしたいという過激なものもあった。(その方の名前と学籍番号は押さえておいた)
焦った。誰かに取られるんじゃないかと。特に現ホストで独占欲の強いミカさんなら有り得る。
何かミコトさんをどこにも行かないように縛りつけたい。その口実が欲しい。
そうだ。補佐官にしてしまえばいい。
思いついてからは早かった。
勝手に手続きを進め、書類を用意し彼女が一言「はい」と言えばいい段階まで進めた。勿論彼女が断っても他の手段はあったが、彼女のことだ断らないだろう。
そう思っていた。
「まさか、退部届だなんて……」
私は突飛なことに呆気を取られ問い詰めることは出来なかったし、彼女も誤魔化していたが、記述欄にしっかり名前も退部理由も書かれていたし、判子も押されていたことから、本気だったのだろう。
「まさか、私の補佐官になるのが嫌で…?しかし、あんなに必死に否定していましたし…別の原因があるとしたら早めに潰さないとですね…」
やっと私のモノにできるのだ。そう易々と手放していいものか。
ああ明日からが楽しみだ。
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ミコト「補佐官かー、給料増えるかもなー楽しみー」
これから2月いっぱいまで忙しくなるので
更新は一旦ここまでにしときます。
もし更新されていたら、それは私が自己破壊的現実逃避をしているということです。。
主人公にクソ重感情向けてほしいキャラ
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ミカ
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セイア
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サクラコ
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ミネ
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ハナコ
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イチカ