時系列と出来事わからんス。書いてて少しずつ文体変わってて気持ち悪いのでそのうち修正すると思います
静一は日露戦争のことを話す前、ふと思い出したことがあった。
兵舎での暮らし。志願兵だった自分は、比較的早めに兵舎に入っていた。
あの男との出会い、今になってそれ自体に意図があったのかとさえ思ってしまう。
_土の匂いが、はっきりとわかる季節になっていた。
雪解け水はすでに引き、射撃場の地面は乾ききらないまま踏み固められている。
陽は高く、軍帽の庇の下で汗が滲んだ。まだ夏ではない。だが、風はもう冷たくなかった。
的紙が、ぱた、と音を立てる。
強い風ではない。ただ、一定でない。
山で覚えた風とは違う。人工的な場所の、落ち着かない流れだ。
距離は三百少し。修正はいらない。引き金を引く。
乾いた音が響き、遅れて的紙が震えた。中心から、わずかに右。
問題ない。
「……相変わらずだな」
声は背後から聞こえた。
気配は、少し前からあった。だが、振り向かなかった。装填を済ませ、銃を下げる。
「よく当てる」
事実だ、と思った。当たったのだから。
振り返ると、同じ第二十七聯隊の兵が立っていた。何度か見かけたが、名前は知らない男だ。
鋭い目をしている。獲物を見る目だ、と誰かが言っていた。
「距離は?」
「だいたい」
「風は?」
「読める」
それだけ答えた。余計な言葉はいらない。そいつは、ふっと笑ったようだった。
面白がっているのか、値踏みしているのかはわからない。
「足、遅いって聞いたぞ」
「事実だ」
「狙撃手にしちゃ致命的だな」
「突撃は、別の人間がやる」
男は鼻で笑った。だが、馬鹿にする響きではなかった。射撃を再開する。
次の弾を込める。指先に、油の感触が残る。
撃つ。当たる。それだけだ。
その男は、しばらく黙って見ていた。
視線が、銃ではなく、こちらの動きを追っているのがわかる。
「撃つの、嫌いじゃないだろ」
唐突だった。嫌いかどうか。考えたことはなかった。
「仕事だ」
そう答えた。それ以上でも、それ以下でもない。
男は何か言いかけて、やめた。代わりに、空を見上げる。
「もうすぐ夏だな」
そうだろう、と思った。空は高く、雲は薄い。この季節は嫌いではなかった。
山にいれば、獣の動きが読みやすくなる。風も、素直になる。
「……なあ、」
「何だ」
「将校になりたいと思ったことは?」
その言葉に、手が一瞬だけ止まった。将校。考えたことは、ない。
「ない。」
「即答か」
「必要ない」
必要とされることと、なりたいことは違う。自分は、それを混同しない。男は、こちらを見た。
じっと、奥まで覗くように。
「変わってるな」
そうかもしれない。だが、それで困ったことはない。号令がかかり、射撃訓練は終わった。
的紙が回収され、穴の数が数えられていく。尾形は何も言わず、踵を返した。
去り際、肩越しに一言だけ残す。
「また話そう」
話す必要は、ないと思った。だが、否定もしなかった。的紙を見上げる。
穴は、ほとんど中心に集まっている。風は止み、紙は揺れていなかった。
――この頃は、まだ。撃てていた。撃つことが楽しかった。
最初に声をかけられてから、七日ほどが経っていた。
夏に入るにはまだ早いが、朝の空気は確実に軽くなってきている。射撃練習場の土は乾き、靴底にまとわりつく感触も薄れていた。
静一は銃を構え、的を見ていた。
距離。風向き。旗の揺れ。
数字にする前に、身体が答えを出す。
父に叩き込まれた癖だ。
「今日も精が出るな」
背後から、聞き覚えのある声。
振り返ると、あの男が柵にもたれて立っていた。軍帽の影にある目が、相変わらずこちらを観察している。
「……お前もな」
上等兵_同格だ。敬語を使う理由はない。
男は口の端を少しだけ上げた。
「外さない所が、見ていて面白い」
「見世物じゃない」
「分かってる。だから見てる」
意味の分からない返しだった。男は的に視線を向ける。
「距離を読むのが早いな。目がいいのか?」
「……慣れだ」
「山育ちか?」
「まあ」
深くは話さない。この一週間、同じやり取りを何度かしている。
男は肩をすくめた。
「足は遅いのに、こういうのは一流だ」
「余計なお世話だ」
「事実だろ」
否定はしなかった。突撃向きじゃない。それは、自分が一番よく分かっている。
沈黙が落ちる。射撃場には、遠くの発砲音と、風に鳴る布の音だけがある。
しばらくして、別の兵が声を張った。
「次、尾形!」
その呼び方で、静一は一瞬だけ首を傾げた。男が、軽く手を上げる。
「ああ」
歩き出しかけて、ふと思い出したようにこちらを振り返る。
「……そういや」
射線から一歩外れた位置で立ち止まる。
「まだ名乗ってなかったな」
静一は、そのとき初めて気づいた。確かに、この男の名前を知らない。
「尾形だ。尾形百之助」
あっさりした名乗りだった。特別な調子はない。
「……間宮、静一」
静一も短く返す。尾形は、その名を一度だけ繰り返した。
「間宮」
それ以上、何も言わない。だが、その目は、初めて声をかけられた日と同じだ。
――値踏みしている。
「じゃ」
それだけ言って、尾形百之助は射線へ向かった。
静一は、その背中を少しだけ見送る。
名前を知った。
ただそれだけのことのはずだった。
だが、その名は、妙に耳に残った。
夏は、もうすぐそこまで来ている。
演習の合間、上着を脱いでいる兵も増えた。
兵舎に戻ると、汗と油と土の匂いが混じり合い、空気が重たい。それでも風が抜ける裏手に出ると、わずかに涼があった。
その日、荷の整理を命じられて、兵舎の裏に回った。物陰から、声が聞こえた。
「おい、聞いてんのか、山猫」
からかうような声。続いて、乾いた笑い。
覗くと、数人の兵が一人を囲んでいた。
特徴的な目。まるで何者にも興味がないかのように立っている。
__ああ、あいつだ。
射撃場で、いつも妙に絡んでくる男。尾形百之助上等兵。
「お前さ、狙撃だけは一丁前だよな」
「でもそれ以外は何ができるんだ?お偉いさんにすり寄ってるんじゃあねえの?」
肩を小突かれても、男は何も言わない。視線だけが、静かに相手を測っている。
__このままだと、殴られる。
そう判断した時、もう体が動いていた。
「用があるのは、
声をかけると、三人がこちらを振り返った。一瞬の間。
「なんだよ、間宮」
「関係ねえだろ」
「関係ある。そいつは、俺と同じ持ち場の人間だ」
咄嗟に出た言葉だったが、嘘ではない。射撃場で、同じ線に立っている。それだけで、十分だった。
静一の力の片鱗を知っている兵たちは舌打ちし、興が削がれたように離れていった。
最後に一人が、吐き捨てるように言う。
「ハッ、相変わらず都合のいい”野良猫”だな。猫同士仲良くやれよ」
足音が遠ざかる。
残ったのは、風と、草の擦れる音だけ。尾形は、少し間を置いてからこちらを見た。
「……助けたつもりか」
「殴られる前だったからな」
そう言うと、男は一度だけ鼻で笑った。短く、乾いた音だった。
「余計だ」
「そうかもしれん」
それでも、離れなかった。男も、行こうとはしなかった。
「フ、本当は気晴らしに一発殴りたかったところだが、そうもいかん」
静一はやや皮肉気味に息を吐いた。
尾形は、こちらをじっと見た。その目が、妙に冷静で、年上のように見えた。
「……いつもお前は、何を見て撃っている?」
いきなりの質問に、静一はえ、と呆れた様子で答えた。
「距離と、風と、癖だ」
「癖?」
「人は、同じ動きをする。それが分かれば、当たる」
尾形は、少し考えるように黙った。それから、ゆっくりと息を吐いた。
「ふん、」
それが、会話らしい会話の始まりだった。
それから数日、また射撃場で顔を合わせることが増えた。
話す内容は、相変わらず弾道や照準、距離の測り方。無駄な雑談はしない。
_ある日、射撃の片付けをしていると、背後から声がした。
「間宮」
振り返ると、尾形が立っていた。
名を呼ばれること自体は珍しくない。だが、なぜかその声は、周囲とは違って聞こえた。
「さっきの射撃だが」
「何だ」
「風を読んだな」
「当たり前だ、今日は木枯らしが強い。思った通りに飛ばない」
「……そうだな」
尾形は、それ以上言わなかった。だが、その視線は、的ではなく、こちらに向いていた。
その日から、尾形は時々、妙な話を振ってくるようになった。
「_撃つだけじゃ、駄目な場所もあるらしい」
独り言のような口調だった。
「考えるやつが、生き残る」
誰に向けた言葉か、分からない。
「”そこ”から見る景色は、違うそうだ」
それでも、「将校」という言葉は使わない。
命令でも、誘いでもない。ただ、思考の端を、そっと撫でるような言い方だった。
俺は、ただ答える。
「撃つだけでいい場面もある。景色が変わっても、やることは同じだ」
尾形は、それを聞くと、何も言わない。ただ、次の弾を装填する。
__こいつは、何を確かめている?
そう思いながらも、その問いを口に出すことはなかった。
それは、本当に些細な出来事だった。
二人が射撃場から戻ろうとしていた時、倉庫裏で補給物資の移動を命じられた。木箱が一つ、どうにも引っかかって動かない。
「クソ……」
尾形が押しても引いても、びくともしない。周囲には人がいなかった。
静一は無言で箱の横に立ち、腰を落とした。下に手を差し込み、息を吸う。
「待て、無理を__」
尾形が言い終わる前に、力を入れた。木箱が、ぎ、と鈍い音を立てて動いた。
さらに押すと、ずるりと位置が変わる。
「……」
尾形は、何も言わずにそれを見ていた。しばらくしてから、ぽつりと呟く。
「お前、自分がどれだけ規格外か、分かってないだろ」
「そうか?山育ちはこんなもんだろ」
「そんなわけないだろうが」
言い切りだった。
その後、箱を定位置に戻し終え、二人で倉庫裏に腰を下ろした。汗が背中を伝う。草の匂いが濃い。
「足は遅いのにな」
尾形が言った。
「力はある。目もいい。考えも悪くない」
それは、これまでになく率直な言葉だった。
「それで?」
「いや」
尾形は空を見上げた。薄い雲が流れている。
「使い道が、違うだけだと思ってな」
__使い道。その言葉が、少しだけ引っかかった。
「お前は、上官にどう思われてる」
唐突だったが、口調は軽い。
「知らん。命令をこなしているだけだ」
「それが一番つまらない答えだ」
「そうか」
「そうだ」
尾形は、笑わなかった。
「評価されるやつと、されないやつがいる。同じことをやっていてもな」
「評価なんて、気にしたことはない」
それは、本音だった。尾形は、こちらを横目で見た。
「気にしないやつほど、本当は一番、損をする」
その言い方が、妙に静かで、まるで自分自身に言っているように聞こえた。
まるで尋問ではないか。*1一体どうしたというのだこいつは。
数日後、射撃訓練で的の配置が変わった。距離が長く、風も読みにくい。
他の兵が外す中、俺は当てた。
尾形も、当然のように当てる。
「……なあ、間宮」
弾を詰めながら、尾形が言う。
「お前がもし、ここじゃない場所にいたらどうする」
「どういう意味だ」
「同じ腕でも、使われ方が変わる場所だ」
「分からん」
「だろうな」
尾形は、それ以上説明しなかった。ただ、その後にこう付け加えた。
「でも、上に行けば、自分で選べることが増える」
_また”出世尋問”か?
しかし、初めてだった。“上”という言葉を、はっきり使ったのは。
俺は、引き金から指を離した。
「選びたいものなんて、ない。興味もない」
「今はな」
尾形は、確信めいた口調で言った。
「だが、人は変わる」
その言葉に、胸の奥がざわついた。理由は分からない。俺は、人を撃つことに躊躇がない。
それだけで十分だと思っていた。
「変わらない人間もいる」
_父親だって、そうだった。
そう返すと、尾形はようやくこちらを見た。
「そう思っているうちはな」
その視線は、まるで的を覗くときのように正確だった。
その日から、尾形の言葉は少しずつ形を変えた。
「考えるやつは、生き残る」
「使われる側で終わるかどうかは、自分次第だ」
「撃つだけの腕は、いずれ腐る」
どれも、直接的ではない。だが、確実に同じ場所を突いてくる。
俺は、その意図を完全には理解していなかった。ただ、尾形が自分に何かを“見せようとしている”ことだけは、分かった。
熱を帯びた空気の中で、俺はまだ知らない問いを少しずつ心の奥に積み上げられていった。
秋の終わりの空気は、澄んでいるのに冷たかった。
兵舎の中庭は日当たりが良く、昼間でも霜の気配はないが、立ち止まっていると足元から冷えが上がってくる。
銃の整備を終え、布を畳んでいると、背後から穏やかな声がした。
「__君が、間宮上等兵だね?」
振り返ると、少尉の階級章が目に入った。若いが、背筋の通った立ち姿。自然と姿勢を正える。
「はい。間宮静一であります」
少尉はにこやかに頷いた。
「花沢勇作だ。よろしく頼む。尾形上等兵から、よく話を聞いていてね」
尾形が。人に。それも、将校に。
一瞬の戸惑いを、表に出さぬよう言葉を返す。
「……そのような、取り立ててお話しするほどの者ではありませんが」
「いやいや」
勇作少尉は、やわらかく笑った。
「射撃のことになると、兄様__尾形上等兵は、珍しく饒舌になるんだ」
兄様。
その呼び方に、少しだけ納得がいく。
そういえば、この二人は異母兄弟らしい。そんなことに興味はない。
「距離の読み方が独特だ、と言っていたよ」
「理屈で撃っているようで、直感で全て測っている、ってね」
評価なのか、ただの感想なのか。少尉の口調からは、どちらとも取れた。
「恐れ入ります」
短く頭を下げる。
「山での猟の延長のようなものです。軍の教本ほど、立派なものではありません」
「謙虚だね」
勇作少尉は、少し首を傾げた。
「でも、そういう人の方が信用できる」
中庭を吹き抜ける風が、枯れ葉を転がした。
「津軽の出身だそうだね?」
「はい」
「なるほど」
少尉は、納得したように頷く。
「寒さに慣れている立ち方をしている。こわばらず、無駄に力が入っていない」
見られている。だが、それは値踏みではない。
「尾形上等兵もね」
勇作少尉は、ふと空を見上げる。
「君のことは、悪く言わないんだ」
それは、あいつにしては珍しい。
「口数は少ないけれど、“間宮であれば、無駄な気遣いをしなくて済む”、と」
胸の奥で、小さく何かが引っかかる。信頼、という言葉に近い感触。
「過分なお言葉です」
「そうかな?」
勇作少尉は、穏やかに微笑んだ。
「私は、彼が人をそう評価するのを、あまり見たことがないからね」
一瞬、何と返すべきか迷う。結局、事実だけを口にした。
「……尾形上等兵は、射撃に関しては、尊敬しております」
「うん」
勇作少尉は、満足そうに頷いた。
「それでいい」
将校としての距離は保ちながらも、そこには兄を思う弟の感情が、はっきりとあった。
「また、機会があれば話をしよう。寒くなるからね、体調を崩さないように」
「ありがとうございます。お気遣い、感謝いたします」
深く一礼すると、少尉も軽く会釈を返した。去っていく背中を見送りながら、思う。
あれが、尾形百之助の腹違いの弟。
同じ血を引きながら、あまりにもまっすぐで、温度のある人間。
十一月。
冬の気配の中で、戦争という言葉がまだ現実味を持たない季節だった。
__それから、いつの間にか、尾形と組むことが増えた。誰かが決めたわけではない。
配置を指示されると、自然と隣にいる。射撃訓練でも、哨戒でも、荷運びでも、気づけば二人だった。
言葉は多くない。必要なことだけを言い、終わればそれ以上踏み込まない。
それが、妙に楽だった。尾形は、よく見ていた。
俺の撃ち方、息の詰め方、目の動き。何かを盗もうとするようでいて、露骨には聞いてこない。
代わりに、ぽつりと投げる。
「結局その判断か」
「迷わないな」
「……また山育ちの癖か?」
肯定も否定もしない。ただ、事実だけを並べる。俺も同じだった。
尾形は、相変わらず正確だった。技術だけではない。ためらいがない。
引き金を引く瞬間、心が一切揺れない。
__ああ、同じだ。
そう思った。理由は違っても、同じ場所に立っている。
季節は、確実に進んでいた。演習場の草は伸び、風に混じる土の匂いが変わる。
上官の顔つきも、どこか硬くなっていった。
そしてある日、号令がかかった。
全員、集合。
ざわついていた兵舎が、一瞬で静まる。伝令の声は、はっきりしていた。
ロシアとの開戦が決まった。
日露戦争。
言葉だけは、前から聞いていた。だが、実感はなかった。その日を境に、空気が変わった。
訓練は実戦を想定したものに切り替わり、弾数が増え、荷が重くなる。
笑い声は減り、夜は静かになった。
数日後、出兵先が告げられた。
旅順。
名前を聞いた瞬間、胸の奥が、ひどく冷えた。
地図の上で、何度も見た場所だ。
要塞。激戦区。死ぬ場所。
尾形は、何も言わなかった。ただ、いつも通り銃を手入れしていた。
その背中を見ながら、俺はふと、父のことを思い出した。
津軽の、山の家。
無口で、不愛想で、表情の変わらない人。叱られた記憶も、褒められた記憶も、ほとんどない。
ただ、それなりの教養を与えられた。
作法。
読み書き。
数。
銃の扱い。
異国の言葉。
山で生きる方法。
__義務だったのだろう。そう思っていた。
母を殺して生まれた自分を、愛しているはずがない。だから、戦争に行くと言ったときも、止めなかった。
止める理由が、なかったのだ。
これで、俺が死のうと。
__あの人は、悲しまないだろう。
胸に浮かんだ考えに、痛みはなかった。それが事実だと、信じていたからだ。
そうやって育って、愛がわからない人間が、死んだところで。誰の人生も、変わらない。
そう思うことで、引き金を引ける。
それでいい。
出兵の準備が進む中、尾形がぽつりと言った。
「戦争だな」
「ああ」
それだけだった。
だが、その一言の裏に、この先何かが決定的に変わる気配があった。
ここからだ。
ここからが、
俺が、旅順で何を見て、何を失い、なぜ”死んだ”のか。
__この回想の、本題だ。
そう、今になって、はっきりわかる。
日露だヨ!全員出兵~!
尾形君しつこいですね
同期に出世ハラスメントする男