仮面ライダーインフィニットディケイドホロライブ 究極の決戦   作:極王ゴット

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[ニュードラシルの秘密を暴くべく、ニューヘルツの森のクラックから突撃を試みるインフィニットディケイドとデストロイディケイド。飛び込んだ壊羅の前に現れたのはプロフェッサー。ゴットの前では変身を解いたラプラス・ダークネスが真実を教えるというのだが……]


第二十話侵略スイッチオン!

三人称

ラプラスについてこいと言われたゴットは一歩ずつラプラスの後ろを歩いていた。

 

ゴット「どこに行くつもりだ?」

 

ラプラス「黙ってついてこい、引き返してもいいが」

 

ゴット「俺…いなくなったダチを探してるんだ。紅世灼ってやつでこの森に迷い込んだのは間違いない。何か知ってるなら教えてくれ!?」

 

ゴットがそう聞いてラプラスが何かを言おうとした時ニューレスが出てくる。

 

ゴット「こんな時に……」

 

ゴットはそう言いながらベルトを取り出す

 

ゴット「変身!」

 

ラプラス「変身」

 

《インフィニットライド!フォーゼ!》

 

《ネオカメンライド!ネオ!ダークネス!》

 

ゴットの変わったその姿は友情と共に学園の平和を守る戦士仮面ライダーフォーゼ!かつての世界でゴットが三番目に力を継承しライダーだ。

アロエにやられた壊羅はゆっくりと立ち上がりプロフェッサーを睨む。

 

壊羅「プロフェッサー……」

 

プロフェッサー「覚えててくれて光栄だ。ようこそ滅王壊羅君」

 

壊羅「歓迎されてるなんて意外だな」

 

壊羅がそういうとアロエは近くの椅子に座っていう。

 

アロエ「今日はここの秘密を暴きにきたみたいだぞ?」

 

プロフェッサー「なるほど、でも君は正義ではなく弱さを裁くことが目的のようだね?なら我々は敵ではないな」

 

壊羅「なに?」

 

一方のIFフォーゼたちはニューレスをあっという間に撃破していた。そして2人は変身を解く。

 

ゴット「次から次へと……この森はなんなんだ?」

 

ゴットはそういうと改めてラプラスを見て聞く。

 

ゴット「お前らはここでなにをしている?」

 

ゴットがそう聞くとラプラスはゆっくりと口を開く。

 

ラプラス「ここは地球ではないのか……違う世界なのか……正確なことは吾輩たちにもわからない」

 

プロフェッサー「それを解明するために作られたのがニュードラシルだ。今は多国籍企業という体裁を装っているが実態は研究機関なのさ」

 

説明を聞いた壊羅はプロフェッサーに聞く。

 

壊羅「そんな奴らが何故ここを支配してる?」

 

プロフェッサー「長い歳月をかけて我々はニューヘルツの謎を追っていた。そしてクラックの出現頻度が最も多かったのがここだったのさ。例えばこれもね」

 

プロフェッサーがそう言いながら触ったクラックを固定してる装置の木を見た壊羅は驚愕する。

それは壊羅が子供の頃見ていた神社のご神樹だった。

 

プロフェッサー「こいつを利用してニューヘルツの研究は飛躍的に進んだ」

 

壊羅「そうやってお前達が踏み躙ってきたものを!考えたことがあるのか!?」

 

プロフェッサー「立ち話もなんだ。場所を変えよう」

 

そう言って歩き出すプロフェッサーを見て壊羅は頭を冷やしてからプロフェッサーの後ろをついていく。

その姿をアロエが見て立つとるしあの声が響く。

 

るしあ「プロフェッサーはなにをお考えなのでしょうか?」

 

アロエ「さぁな、あやつが思いつくことは我々には理解なぞできんよ」

 

壊羅はプロフェッサーの後ろをついていきながら幸せだった頃の家族とそれを奪ったニュードラシルの恨みを思い出していた。

 

プロフェッサー「我々が憎いかね?」

 

壊羅「憎しみは……はらさなければ意味はない」

 

プロフェッサー「そうだね、でも今私に何かをしても君の復讐は意味がない。君のそういう判断とてもいいね」

 

壊羅「貴様に俺のなにがわかる!?」

 

プロフェッサー「その言葉そっくり返そう。我々を憎むよりまずニュードラシルの真意を知ってもらいたい」

 

一方のゴットもラプラスから説明を受けて激怒していた。

 

ゴット「この森を調べるためだけに街を丸ごと乗っ取ったのか!?」

 

ゴットがそういうとラプラスが言う。

 

ラプラス「それが人類の命運を決めるんだ。みろ」

 

ゴットがそう言われてラプラスが止まったところに行くとそこには廃れた都市のようなものがあった。

 

ラプラス「かつてはここにも人がいて街を作って文明を築いでいた」

 

ゴット「ここに住んでいた人たちは……」

 

ラプラス「お前達も見ただろ?ここの果実を食べたものがどうなったか」

 

ゴットがニューヘルツの身を食べて怪物となったココを思い出すとラプラスが言う。

 

ラプラス「吾輩達がニューレスと呼んでいる怪生物はかつてこの世界に住んでいた生物の成れの果てだ。その中にはもちろん人もな」

 

プロフェッサー「あの世界の生態系は段階を追った進化をしていない。ある時期を境に以前とは違う動植物によって根こそぎ塗り替えられている」

 

壊羅は座る。

 

プロフェッサー「森はある日突然現れ世界を覆い尽くした」

 

ゴットはラプラスと共に荒廃した街を歩いていた。

 

ラプラス「今のホロシティと同じ出来事がおそらくこの世界でも起こったんだろうな、突如現れた異世界の種。圧倒的な繁殖力に加えてこの植物は土壌を汚染し他の草木をすべてか枯らす」

 

プロフェッサー「外来種という言葉を知ってるかい?本来居なかった地域に異なる環境から持ち込まれた生物。土着の生物をすべて駆逐し自らの領土に変えることがある。例えばセイヨウタンポポの繁殖力に負け日本のタンポポは絶滅の危機に瀕している」

 

壊羅「絶滅?」

 

プロフェッサー「この果実はいわば、時空を超えた外来種だ。圧倒的な繁殖力に加え実を食べたものを支配した根を運ばせる。そのせいで一つの文明は破滅し次はこちらというわけさ」

 

ゴットはラプラスの案内で入った建物で家庭によくある食卓のような場所を見つける。

 

ゴット「なんで……」

 

ラプラス「理由なんてない。植物が生存範囲を広げるのは当然だろ?言ったはずだ!これは理由のない悪意だってな」

 

ゴット「俺たちの地球も……」

 

ラプラス「ホロシティに開くクラックの頻度は爆発的に増えてる。専門家は猶予は残り10年。それだけで地球はこの森に覆われニューヘルツと化す」

 

それを聞いたゴットは絶望し膝をつく。

 

ゴット「たった……10年……」

 

一方街ではゼイン(正)はニューレスとの激闘をしていた。

2体のニューレスにやや押されるもデストロイの仲間達の援護もありなんとか撃破する。

そして正義は変身を解き被害者に近づくと傷口から植物が生えていた。

 

雪花「なんで……呼び出したニューレスはこんなことなかったのに」

 

正義「とにかく病院に……」

 

住民「触るな!」

 

正義「うわ!」

 

正義が背負って病院に連れて行こうとすると住民が正義を突き飛ばす。

そこに声が響く。

 

凰蓮「チームあるところにニューレスありってわけね」

 

サルク「お前ら…!」

 

凰蓮「ニューレスゲームを終わらせたなんて嘘もいいところ。まだ街を騒がせて、やっぱり潰さないとね」

 

正義「さっきのは……僕たちは呼んでません」

 

正義はニューレスとの戦いと街の住民から突き飛ばされたことがショックで少し元気がなくなりながら凰蓮に返した。

 

凰蓮「おかしいじゃない、あなた達以外にニューレスは呼び出せないでしょ?」

 

雪花「だから私たちは知らないって!」

 

凰蓮「嘘ばっか!」

 

凰蓮が騒ぐとニューレスが現れる。

凰蓮はいつのまにか変身しておりニューレスを撃破する。

街では危険区域として立ち入り禁止となっているところにあった。

その中ではいろはがトルーパー達と共にニューレスと戦っていた。

いろははあっという間にニューレスを撃破し変身を解くとトルーパーは火炎放射器でニューヘルツの植物を燃やす。

そしていろはが急いでガレージに戻るとみんながダンスの練習をしていた。

いろははその時に考える。

 

いろは(これでいいんでござる……真実を隠していればみんなの笑顔を守れる)

 

みんなの練習が終わるといろはに気づく。

 

クロヱ「遅かったねいろはちゃん」

 

いろは「ちょっと用事が……」

 

そら「なんか疲れてない?」

 

いろは「大丈夫でござる」

 

みこ「無理しなくていいんだにぇよ?」

 

こより「もうニューレスゲームはないんだから」

 

いろは「はい」

 

ゴットは絶望しながらラプラスに聞く。

 

ゴット「なんで隠すんだよ……」

 

ラプラス「知らされてから起こるパニックが想像できるのか!?人々は自分のためだけに暴徒と化す。ニューヘルツより早く文明は崩壊する」

 

プロフェッサー「破滅するとわかっても歪み合い争うことしかできないのが人間だ。人種の違いや抱えるものをすべて棚上げしてニューヘルツの脅威に立ち向かうなど、不可能だと思わないかい?」

 

壊羅「だろうな、俺もそんな奴らばっか見てきた」

 

ラプラス「だからニュードラシルが担う。世界を救う責任を公平に果たすことができるのは吾輩達だけだ」

 

そう言ったラプラスにゴットが聞く。

 

ゴット「おかしいだろ、こんな時こそ一つになるんじゃないのか?みんな滅びるなんてわかったら争ってる場合じゃないだろ!?」

 

そう言ったゴットにラプラスが呆れたように言う。

 

ラプラス「お前はつくづく人の悪性を知らないみたいだな」

 

ラプラスはそういうと歩きながらいう。

 

ラプラス「ニュードラシルの研究成果を得るためなら各国はどんな強行手段でも取るだろう。ニューヘルツに対処する方法を独占すれば世界を得たのと同じだ」

 

ゴット「誰も……信じられないの?」

 

ゴットがそういうとラプラスは真剣な目でゴットを見て言う。

 

ラプラス「1人の憎しみは何万人もの善意を打ち砕く力がある。そうやって人の歴史は幾度も血に染まってきた」

 

アロエ「実際にニューヘルツの侵略が逃れられないのなら世界はニュードラシルに託すしかない。問題は誰が背負うのは誰かということだ」

 

るしあ「ラプちゃんなのでは?」

 

アロエ「よくいうな、プロフェッサーに鞍替えしておいて」

 

るしあ「アロエちゃんはラプちゃんの部下なのに随分なものいいですね?」

 

アロエ「誰が禁断の果実を掴むかであいつらを守れるかが決まる。ネオライドなら手が届く」

 

るしあ「アロエちゃんに資格が?」

 

アロエ「吾輩だけじゃない、ベルトを持っていたら誰でもな」

 

るしあ「そうなのですね」

 

るしあがそういうと2人はエスカレーターに乗って下に降りていく。

 

ゴット「他の人間はなにも知らないでいろって!?」

 

ラプラス「お前の家族や友のことを考えてみろ、たとえ事実を知ってもなにもできないものは絶望するしかない。彼らの平穏な日々を奪うのがお前の正義か?」

 

その言葉にゴットは返す言葉がない。

 

ゴット「それは……」

 

ラプラス「侵略の恐怖に立ち向かう役目は力を持つ者が担えばいい。それでこそ平和は保たれる」

 

ラプラスがそういうとニューレスが現れる。

 

ラプラス「長いが過ぎたみたいだな、変身」

 

《ネオカメンライド!ネオ!ダークネス!》

 

ラプラスが変身するのを見てゴットはベルトを取り出すが……

 

ゴット「あの怪物達も……元々は……」

 

止まるゴットにネオダークネスが言う。

 

ネオダークネス「躊躇うな!果実を食って理性を失えばもう死体と同じだ!こいつらは人々を襲う怪物でしかない!」

 

ゴットが迷っているとニューレスがゴットを攻撃してくる。ゴットはなんとかかわしてカードをとしだす。

 

ゴット「変身!」

 

《インフィニットライド!ディケイド!》

 

ゴットは変身するがどうしてもニューレスを攻撃できない。

 

ネオダークネス「なにをしてる!?ここで死ぬつもりか!?」

 

ネオダークネスはそう言いながらIFディケイドを助けニューレスを完全に撃破する。

IFディケイドはそれを見て更なる絶望を感じる。

一方壊羅のところにはラプラス以外の新世代ライダーが揃う。

 

プロフェッサー「さて!ここまで説明すれば理念は納得してもらえただろう。世界の平和のために協力してくれるね?」

 

プロフェッサーがそう言うと壊羅は近くの椅子を蹴る。

 

壊羅「そもそも俺はなにも納得していない!まずなぜこの世界を守る必要がある?平和のために機密を守る?ふざけるな!そんな嘘偽りで塗り固められた世界など壊れて仕舞えばいい!戦うことを忘れたものに生きる資格はない。むしろいいチャンスだ」

 

壊羅はそういうとプロフェッサーが保管していた果実を取る。

 

壊羅「力のあるものと弱いものがはっきりわかる。ニューヘルツと戦い生き残ったものだけが未来を掴めばいい」

 

壊羅はそう言いながらニューヘルツの実を握りつぶして地面に投げ捨てる。

それを見て周りが笑う。

 

アロエ「お前はそういうやつか」

 

るしあ「ようやくわかったのです。プロフェッサーがあなたを見出した理由」

 

プロフェッサー「君ならそういうと思った。期待通りだよ滅王壊羅君。改めて歓迎しよう同士よ。これからは我々と共に野望の道を歩もうじゃないか」

 

壊羅「お前達はなにを企んでいる?」

 

壊羅は怪しげに睨む。

 

THENEXTSTORY

ゴットの悩み

ゴット「もし世界が滅びるってなったらどうする?」

 

いろはの選択

いろは「力を得た人だけが戦わなければならないんでござる」

 

アロヱ再び

アロエ「歯向かう気か?ニュードラシルに?」

 

ゴットの答え

ゴット「俺は逃げない!お前達の好きにはさせない!」

 

第二十一話覚悟、決めるぜ!




ついに本格的に動き出そうとするプロフェッサー達と真実を知って絶望するゴット、それに対して逆にチャンスだと言い切る壊羅、そしてもうすぐ更なる絶望がゴットを襲います。
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