ハリー・ポッターの呪われた双子   作:フォンテ

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9話 変身術の授業

 

 その教室に集めり、アイラは緊張していた。

 ホグワーツ入学後で、初めての授業が始まる。

 

 スリザリンとグリフィンドールの1年生全員が、同じ空間に揃えられている。

 机の配置も普段とは異なり、列の間隔がわずかに広い。魔法を使うことを前提とした空間の作りだと理屈ではわかるが、どんな魔法を学んでいくかもわかっていない。多少教科書を読んで予習しているとはいえ、今日の朝に初めて杖を振って、魔法を使ってみせた存在だ。

 

 グリフィンドール側は落ち着きがない。小声が途切れず、椅子がきしむ音も多い。

対してスリザリン側は静かだった。クラッブとゴイルが『腹減った』とぼやく声が聞こえる以外、私語はほとんどない。

 隣のダフネは背筋をまっすぐに伸ばし、机に置いた杖から指を離していない。セオドールも同じで、表情は淡々としているが、視線は教卓の前に固定されている。

 

 マルフォイが言っていたようなスリザリンのポイント増減があるが、こういった教育は真面目に受ける生徒が多い証拠だと感じた。

 

 ルークは珍しく、こちらを見なかった。

 話しかけてくることもない。ただ椅子に深く腰掛け、呼吸を整えるように目を伏せている。その様子がアイラには少しだけ意外だった。

 

 まばたきした瞬間のことだった。

 

 教卓の上には、なぜか1匹の黒猫が現れている。

 つややかな毛並みで、こちらを見返すその金色の目に、ざわめきが一瞬だけ走る。

 

 次の瞬間、黒猫の姿は歪み、伸び、硬質な音を立てて机へと変わった。そうして、変身術教授、ミネルバ・マクゴナガルが教室に立っていた。

 

「静粛に」

 

 低く、鋭い声が教室を制する。

 

「変身術は、最も複雑で、最も危険な魔法分野のひとつです。注意深さと集中を欠いた者は、取り返しのつかない結果を招きます」

 

 アイラは無意識に背筋を正した。

 マクゴナガルの声には、誇張がない。事実だけを告げる重みがある。

 

「私はマグゴナガル、早速ですが、本日の課題を示します」

 

 彼女は杖を一振りし、黒板に文字を浮かび上がらせた。

 『マッチ棒を銀の針に』、たったそれだけのことだが、呪文を言葉にして唱えていない。老練の魔女であり、相当の実力者だと感じさせる。

 

「今から40分以内に、机の上のマッチ棒を、同じの長さの銀の針へと変えなさい」

 

 教室に息を呑む気配が広がる。

 いきなり実技であり、まだ1年生にしては高難度の魔法だ。魔法界で暮らしてきた者ほど、その難易度の高さを感じている。

 

「より継続し、より先端が鋭く、より金属としての光沢を備えたものを目指しなさい。難易度が高い要素に関しましては、その者の寮に成績を加点します」

 

 マクゴナガルは生徒全員を見渡した。

 その目で全員の針をすべて確認できるかのような感覚だった。

 

「呪文と動作は、黒板に書いた通りです。ですが、それだけでは足りません」

 

 それ以上、ヒントは与えられなかった。

 ぶあつい教科書にも、どのページの、どの魔法理論を使うのか、それすらハッキリされない。

 

 アイラは、思わずダフネを横目で見た。

 ダフネはほんのわずかに息を吸い、唇を引き結んでいる。額に冷や汗が浮かんでいた。グリーングラス家として、先に魔法を学び始めた者として、40分以内には成功させなければならないと焦っている様子だった。

 

 生活魔法とは、まったく違う。

 この小さな木材を金属へ変えるのだ。それも銀という特定の材質だ。

 

「こんなの簡単だ」

 

 そう言って、マルフォイが真っ先に杖を構えた。

 

 呪文を唱えれば、魔法が放たれ、マッチ棒は即座に形を変える。それは見た目だけなら、確かに針だった。光沢すらある。

 

 だが、マクゴナガルは一瞥しただけで首を振った。

 

「太さと形状は及第点です。魔法による光沢も付与されています。しかし」

 

 教授は視線を上げる。

 

「これは本物の銀ではありませんね」

 

 教室の空気が一段と冷えた。

 幼少期から魔法を学んできただろうマルフォイでさえ成功しなかったのだ。彼は何か言い返そうとしたが、教授の視線を受け、黙り込むしかなかった。

 

 とはいえ、彼が流れを作った。

 あちこちから呪文を唱え始める声が聞こえる。

 

 アイラもまた、自分のマッチ棒をじっくり見る。

 まず何から手を付けるべきか、頭の中で整理した。

 

 まずは、色の変化だろうか。

 形の変化は上手くいかなかった。

 

 恐る恐る杖を向け、呪文を唱える。

 魔力を込めすぎないよう、ただ銀色になることだけを意識する。

 

 確かにマッチ棒は変化した。

 銀色だが光沢はなく、太さもマッチ棒のままだ。銀メッキを施しただけのような見た目だった。

 

 それでも、形は保たれている。

 時間が経っても戻らなさそうだ。

 

 グリフィンドールの生徒の多くは、まだマッチ棒のままだった。なぜなら、形を変えられるほど魔力を込められない者が大半だ。スリザリンでも、半分ほどが同じ状態に陥っている。

 

「おー、悪くないな、アイラ」

 

 そんなルークの声が、アイラに届いた。

 

「まだ学び始めでそれならすごい」

 

 彼の奥から、顔を見せて確認したセオドールも頷いた。

 

「あとは朝のように形状変化、挑戦してみなさい。私が教えたんだから」

 

 ダフネは安堵と評価が入り混じった視線を向けてくれる。

 

「はい!」

 

 友人が自信をくれた。

 アイラは早速、形を変えるよう挑戦してみる。太さが変化するよりは、ぐにゃぐにゃ曲がってしまうが。

 

 そんな様子を見ていたマルフォイが、口元を歪める。

 

「同じマグル育ちでも、妹は見込みがあるな」

 

 教室の空気がざわつく。

 明らかにハリーを見て言ったようで、実際に彼のマッチ棒は、まだ変化すらしていなかった。スリザリンの何人かから嘲笑されるだけでなく、グリフィンドールの仲間すら、ハリーの才能を疑問視する声が出ている。

 

「……そんなの」

 

 ハリーは、マルフォイの奥で杖を振ってみせているアイラの姿を見て、何も言い返せなかった。一緒に魔法を学び始めるタイミングのはずなのに、真剣に妹はマッチ棒の形を変化させていた。

 

「教え合うことは結構ですが」

 

 マクゴナガルの声が即座に割り込んだ。

 

 まだ1年生ということもある。

 明らかに何人も、課題に集中する手が止まっていた。

 

「必要のない私語は慎みなさい。これ以上続くようなら減点します」

 

 マルフォイは不満を隠せない顔で口を閉じた。

 ハリーとロンが、わずかに表情を明るくする。

 

 アイラは、それどころではなかった。

 

「……ぅ」

 

 次は、太さだ。

 細くしようと意識した瞬間、マッチ棒は歪んで、針とは呼べない形になっていた

 まずは戻そうとしても、うまくいかない。元の形に戻すこと自体が、想像以上に難しかった。

 

 魔法に多少慣れていそうな何人かのスリザリン生ですら、同じような失敗が続いている。グリフィンドール生の何人かは、まず変化させることすらできていない。

 

 1年生にとって、変身術は容赦がなかった。

 

 アイラは唇を結び、再び杖を構える。

 まだ、終わっていない。

 

 アイラは一度、深く息を吐いた。

 焦っても形は整わない。それは、もう充分に思い知らされた。先ほど先生は、『必要のない私語は慎みなさい』と言っていた。つまり相談することは可能だ。

 

 ましてや、他の人が魔法をかける様子を見て、ヒントを得ることは完全に自由だ。

 ふと視線をずらすと、ルークの机の上に目が留まった。

 

 そこには針ではなく、明らかに別のものがあった。

 細長く、まっすぐで、先端は鋭い。そこまでは針の形状となっているように見える。

 

 だが色は鈍い灰色で、金属特有の重さを感じさせる。

 

「……釘?」

 

 アイラから思わず小さく声が漏れた。

 ルークはちらりとアイラを見て、口の端をわずかに上げる。

 

「銀の針にしていたつもりだぞ?」

 

「……つもり?」

 

 持ち手の部分を見れば、完全に釘だ。

 あえて意識しなければそうはならないはず。

 

「ふむ、先端の角度にこだわりすぎたのか、丈夫さを意識しすぎたのか」

 

 ルークはそれを持って考え込む仕草を見せる。

 先端の鋭さに至っては、裁縫用の針よりも凶悪にも見えた。

 

「……やっぱり釘にした?」

 

 アイラが正直に問うと、ルークは小さく笑った。

 

「何を言う。模範的な優等生を目指している生徒に向かって」

「そ、そう?」

 

 ルークのことだから、何かその行動にもヒントはあるように思えた。

 アイラは他の人からもヒントを得ようとする。

 

 セオドールも、ダフネも、まだ銀の材質変化に苦戦している様子だった。

 だが、まだ2人ともマッチ棒の形状に戻していた。一瞬見た時は、針の形状にできていたはずなのにだ。

 

 3人の様子を重ね合わせて、アイラははっとした。

 

 形、太さ、材質だ。

 1つずつ意識しすぎて、魔法が分断されていた。

 

 理由はわからないが、ルークは明らかに、『鉄の釘』に変身させて遊んでいる。

 セオドールとダフネは、すでに針の形状は完璧だから、銀の材質変化を模索している段階だ。

 

 アイラは、まだ材質変化は置いておくとしても、形状変化については1行程でいいと思えてきた。野菜を切って、形を変えるようなものだ。

 

「まずは針を……まずは針を……」

 

 つまり、完成した姿を、最初から思い描くべきなのだ。

 

 アイラは目を閉じた。

 頭の中で、1本の針を描く。

 

 呪文は、ただ自然に。

 意志と魔力の流れを、ひとつにまとめる。

 

 そして杖を振った。

 

 マッチ棒が揺れ、歪み、形を変える。

 

 次に目を開いたとき、そこにあったのは、確かに針だった。

 銀色はまだ浅い。光沢も本物の金属には及ばない。だが形状は安定している。

 

 ちゃんと時間が経っても、戻る気配がない。

 

「……できた」

 

「アイラ!」

 

 ダフネが気づき、思わず声が大きくなった。すでに形状変化について、魔法を使い始めた初日からコツを掴んできているからだ。

 

「ちゃんと針になってるじゃない」

 

「えと……まだ銀メッキといいますか」

 

 それでもだ、とダフネは力強く頷いた。

 今回の課題においては、もうダフネやセオドールの段階までは追いついたこととなる。

 

「私が先に完成させてみせるから」

「……ん、負けません」

 

 お互い頷き合って、再び杖を構える。

 アイラの成功は、ダフネに火をつけたかのようだった。

 

 そしてそんな喜びの声は、なぜかハリーの耳に響いていた。

 彼は気にするように妹がいる方向を見るが、その間には偉そうにしているマルフォイがいる。

 

「そっちはまだマッチ棒のままか、ポッター」

 

 そんな挑発だった。

 

「ミスター・マルフォイ、これ以上はスリザリンを減点しますよ」

 

 名指しで注意され、それでも機嫌よくマルフォイは黙る。

 挑発され、妹に先を越され、どんどんハリーは集中できなくなっていく。杖を強く振りすぎて、マッチ棒を思わず宙に浮かせてしまったほどだ。

 

 一方で、教室の最前席で声が上がった。

 

「できたわ!」

 

 それはグリフィンドール側だった。

 

 机の上には、はっきりとした銀色の尖ったものがある。

 形はやや不揃いだが、その材質は紛れもなく本物に近い。

 

 彼女はハーマイオニー・グレンジャーだった。

 

「わぉ! すごいじゃないか!」

 

 思わずロンが叫ぶが。

 

「話しかけないで!」

 

 ハーマイオニーは鋭く言い返した。

 集中を乱された苛立ちが、そのまま声に出ている。

 

 ロンは唇を尖らせ、理由がわからないまま黙るしかなかった。

 

 ハーマイオニーの針は、やがて3分ほどで元のマッチ棒に戻ってしまう。

 だが、それでも教室に与えた影響は大きい。

 

「銀の材質変化、初の成功例ですね」

 

 マクゴナガルが厳かに告げる。

 

「グリフィンドールに3点」

「はい!」

 

 進歩を褒められ、ハーマイオニーの悔しそうにしていた表情が、ぱっと明るくなった。それにより、グリフィンドールの生徒たちは勢いづいている。

 

 ハリーは無意識に胸を張り、マルフォイの方を見る。

 さらにその視線は、スリザリン側のアイラにも向けられた。

 

 マルフォイは歯噛みする。

 

「……あのボサボサ頭の女子か、覚えておこう」

 

 彼はクラッブとゴイルに向かって呟くが、2人は自分のマッチ棒に呪文をかけるのに必死で聞いていなかった。

 

 その直後だった。

 

「……できてる?」

 

 ダフネの声はおそるおそるだ、確かな自信を含んでいた。

 

 そんな彼女の机の上にも、銀の材質の尖ったものがある。

 その光沢ははっきりしている。

 

 アイラは思わず見入っていた。

 ダフネもまた、3分ほどその材質変化を継続してみせた

 

「すごかったです」

「ええ、ありがとう」

 

 ダフネは短く答えたが、頬がわずかに赤い。

 マクゴナガルはその針を確認し、頷く。

 

「スリザリンにも3点」

 

 教室がざわめく。

 順序は問わず、材質変化に成功したならば3点貰えるとわかったからだ。

 

 そして残り時間は、5分だと告げられる。

 アイラのように、自分たちも材質変化させてみせると集中する生徒も少なからずいるが。

 

 いつの間にか、ダフネとハーマイオニーを中心に、空気が張り詰めている。代表同士の競い合いのように、半分以上の生徒が集中を欠いて視線を向けている。

 

 マクゴナガルはやれやれと息を吐いたが、止めはしなかった。

 お手本を見るのも悪くはないからだ。

 

 やがて、5分が経過する。

 

 教室に澄んだ音が響いた。

 マクゴナガルが手のひらを合わせて出した合図だった。

 

「そこまでです」

 

 張り詰めていた空気が、わずかに緩む。

 最後まで挑戦していた生徒たちは名残惜しそうに杖を下ろし、自分の机の上を見つめた。アイラやセオドールも悔しそうにしていた。ルークはそんな2人の姿を、愉快そうに見る。

 

 ダフネの銀の針は、5分を越えても形を保っていた。

 ハーマイオニーの方も同様だ。彼女たちはコツを掴んだようで、あとは銀の針の形状変化と行程を合わせるだけの段階だ。

 

「持続時間、条件ともに優秀です」

 

 マクゴナガルは淡々と告げる。

 

「ミス・グリーングラス、ミス・グレンジャーに、各自10点を与えます」

 

 一瞬、教室が静まり返り、次の瞬間に小さなどよめきが広がった。

 

「さすがです、ダフネさん」

「アイラもすごい進歩よ」

 

 アイラはダフネを見上げる。

 英雄と呼ばれるには静かすぎるが、スリザリン生の視線が彼女に集まっているのは確かだった。

 

「さて、本日の課題は以上です。次回の初回授業に、再度確認を行います。何度も練習してきなさい」

 

 マクゴナガルは続けた。

 黒板の呪文を指し示す。

 

「なお、私の授業においては、レポート提出や理論論文は必要ありません」

 

 グリフィンドール側から、安堵の息が漏れた。

 

「ただし」

 

 一拍置いて、視線を巡らせる。

 

「実技は誤魔化しがききません。机に置かれているマッチ棒は、そのまま残していきなさい。代わりに、新しいマッチ棒を3本ずつ配布します」

 

 生徒たちは頷く。

 達成できなくて悔しがっていた生徒ほど、早く練習を再開したい気持ちだった。あのマルフォイでさえ、鼻を鳴らしながらマッチ棒を手に取った。

 アイラもまた、3本のマッチ棒を大切にしまう。

 

 授業が終わり、生徒たちは教科書などを手に持って、教室を後にし始める。

 誰よりも先にハーマイオニーは、誰にも声をかけず、さっさと出ていく。今回の授業の復習、次の授業の予習で、頭がいっぱいいっぱいなのだろう。

 

「感じ悪いな」

 

 とはいえグリフィンドール生の中では浮いていて、ロンが小声で言う。

 

「……そうかな」

 

 ハリーは曖昧に相づちを打ちながら、歩みを止めた。

 一瞬、アイラの方を見る。だが、その間にはマルフォイが立っている。

 

 何も言わず、ハリーは背を向けた。

 

 

 

「ダフネさん、もしよかったらコツとか……」

「次の授業があるけどね」

「午前に2コマ、午後に2コマ、15時には放課後」

 

 アイラやダフネやセオドールやルークは自然に集まり、このまま次の授業に移動することとなる。

 

「ところで、なぜ鉄の釘?」

「それがな。こだわりすぎて、な?」

「そうらしいです?」

「まったく、何か意図はあるんでしょうけど」

 

 マルフォイを先頭にスリザリン1年組は移動開始している。それを追いかけるように、アイラの歩調に合わせるように4人で移動する。

 

 そんな姿は、仲の良い友人同士に、ちゃんと見えた。

 

 

 

 やがて教室が空になる。

 

 マクゴナガルは静かに歩いて、机の列を見渡していく。

 その中で、ひとつだけ異質なものがある。

 

 銀でもない。針でもない。

 鉄の釘だ。

 

 形は完全に維持され、魔法の揺らぎすら感じられない。

 このまま数時間以上は変化を維持していることだろう。

 

 魔法の才能があり、姿に彼の面影まであるが、しかし何も隠そうとしていない。無意識に騙されているのではないかと、自分を疑ってしまうほどだ。

 

「……本心は読めていたはず」

 

 課題が始まった直後、無言で開心術を試みた瞬間が脳裏をよぎる。

 

 その時、確かに返事すらされた。

 

『心を覗く趣味がある教師が多いんだな』

 

 無遠慮でもなく、怒りでもない。

 ただ事実を述べるような声だった。

 

「このように疑っているうちは、模範的な優等生となってはくれないのでしょうね」

 

 思い浮かべるのは、アイラたち友人と仲良く話す姿だ。

 マグゴナガルは少年を信頼し、今度こそ光に導くことを決断した。

 

 そんな意識の変化が通じたのか、次の授業の最初から、4人で銀の針に変化させる光景を見せてくれることとなる。

 

 

 

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