それは第七十層を攻略した――まさに翌日のことだった。
僕達は拠点にしていた第六十二層の転送門から次なる最前線へ行こうとしていた。
その途中――
地面を揺るがす轟音と、空高く立ち上る土煙が視界を覆う。
「――あれって……!」
瞬間、胸を刺すような既視感に息を呑む。
間違いない。あの光景は――第五十層で街が崩壊した、あのときと同じ。
「モンスターが街に入ってきてるぞ!!」
転送門の方角から、NPCやプレイヤーが雪崩のように駆けてきた。恐怖に引きつった声が響く。
即座に判断を下す。
「諜報班は避難誘導!ギルドホームを避難所に!ディアベルは盾持ちを率いて周辺防衛を固めて!高レベル組は――僕と一緒に迎撃!」
号令と同時に、アルゴは諜報班へ素早く指示を飛ばし、ディアベルは自警団を率いてギルドホームへ走る。僕は高レベルの仲間を引き連れ、迫るモンスターへと立ち向かった。
街を駆け回り、モンスターを討伐して回る戦いは前回同様にイレギュラー対応となった。
――幸いだったのは、この街が僕達の拠点であったこと。初動が早かった分、被害は最小限に抑えられたこと。
けれど、それはまだ“ことの序章”にすぎなかった。
モンスターを殲滅した直後、各地に散っていたメンバーや他ギルドから相次いで連絡が入る。
《他の街でも、同時多発的に襲撃が起きている》
背筋に冷たいものが走る。
僕はディアベルにNPCの自警団と連携をするよう、その場の指揮を任せ、急ぎ各地の街を巡った。
状況は街ごとに大きく違っていた。
――大都市。ギルドホームを多く持つ場所は既に迎撃が終わり、被害も比較的軽微。
――小さな街では、僕達が駆けつけた時点でまだ戦闘が続いていた。
当然だけど、どの街に、どれだけのプレイヤーが残っているのか、誰も把握しているわけない。
だから僕達は、街を隅々まで回り、ひたすら殲滅していくしかなかった。
すべてを終えたのは、日付が変わろうとする頃。
最後の街での戦闘を終えた時には、皆の顔に疲労の色が濃く滲んでいた。
かくいう僕も、全身が鉛のように重い。
最前線ではなかったとはいえ、一日中走り続け戦い抜いたのは久しぶりだった。
ギルドに戻りながら、各地から届いた報告を確認する。
襲撃は散発的。けれど――この一斉発生は、何かあるのは間違いないはず。
一緒に行動したメンバーに休憩を指示した僕は、アルゴ達と情報の再整理をするためギルドホームへ。
中に入ると、ディアベルが避難者として受け入れたプレイヤー達に部屋割りを指示している最中だった。
僕に気づいた彼は、指示を仲間に任せて、一緒にギルドマスター室へ入った。
そこでは既にアルゴが複数のウィンドウを展開し、情報を整理していた。
「ふたりとも、お疲れ様。とりあえず現場対応は一段落ついたよ。――今、どんな状況?」
目を離さずに操作を続けながら、アルゴが答えてくれた。
「カーくんもお疲れ様ダ。確認を取れた限りじゃ死者はゼロだ。各ギルドもよく踏ん張ってくれたゾ。」
ディアベルも続けて報告する。
「こっちも最初の襲撃以降は沈黙。避難所運営の方が手間取ったくらいだな。」
「……うん、本当にありがとう。面倒、押しつけちゃって。」
僕が頭を下げると、ディアベルは苦笑しながら手を振った。
それからはアルゴから共有された情報をもとに、僕達は思考を巡らせる。
襲撃された街は――全部で23。
その最初が、僕達のいる第六十二層。
以降は、まるで“時間差攻撃”のように、他の街でも順番に発生していた。
完全な同時多発は存在していなくて、わずかに時間をずらして。
「……作為的なんだろうね。」
まるで僕達の《対応速度》を測っているかのようなタイミングだった。
さらに、第六十二層が最上層だったのを皮切りに、狙われたのはすべて第五十層以下の街。
街の規模や配置に明確な法則は見えない……けれど、“意図”のようなものを感じずにはいられなかった。
「でも、このままじゃ……次はどこが狙われるか分からないな。」
深く息を吸い、僕は決断する。
「事態が事態だから――今度は全プレイヤーと直接相談しよう。もちろん、各々代表を出してもらう形で。ギルドもソロも、上層も下層も関係ない。できるだけ“全員”に呼びかけたい。」
その言葉に、アルゴとディアベルは一瞬驚いたように目を見開いた。
けれどすぐに、力強く頷いてくれる。
そこからの数日は、ひたすら奔走だった。
各ギルドのマスター、組織の長、そして名前すら知らなかったソロプレイヤーにまで――僕達は持てる限りの伝手を辿り、呼びかけを続けた。
そして迎えた、集会当日。
広い集会所に、見たこともない面々が次々と集まっていた。
胸の奥で緊張が高鳴る。これほどの人数を前に話すのは、やっぱり怖い。
「……大丈夫だよ。」
ポン、ポン。
背中を軽く叩く感触。アルゴが、少し照れたような笑みを浮かべていた。
それだけで、胸の重石が少しだけ軽くなる。
「ありがとう、アルゴ。」
壇上に上がった瞬間、ざわめいていた会場がスッと静まった。
空気の重みが、背筋を自然と正させる。
「皆、忙しい中、僕の呼びかけに応じてくれてありがとう。黄昏の騎士団、団長のカイトです。」
まずは素直に、感謝を伝える。
「今日は――多数の街がモンスターに襲撃された件について、皆と相談したくて集まってもらいました。」
一拍置いて、僕は続ける。
「まずは、少し前に起きた五十層の街の襲撃から話そうと思います。」
そこから、かつての異常発生と、今回の同時多発的襲撃の詳細を順に語っていく。
一気にしゃべり終えると一息呼吸を置いて、口調を強めた。
「前にも周知したように……今回のような襲撃で“街の一部が崩壊”すると、そこはもう《安全圏》ではなくなる。つまり、このゲームの根幹だった《安全圏》は、確実に減ってきている。」
会場がどよめく。
「これは、全プレイヤーに関わる問題だ。攻略組だけじゃない。中層の者も、下層に残った者も……全員にとって命に直結する問題なんだ。」
ざわつく空気に、僕は手を挙げて制す。
「だからこそ、僕はお願いしたい。どこの層にいるとか立場とかそんなものは取っ払って。協力し合って――《生き残る》ために、力を貸してほしい!」
深く頭を下げる。心からの祈りを込めて。
会場に、重い沈黙が落ちる。
――すぐには賛同得られないか、そう考えが過った。けれど。
「当たり前だろ!!」
それを破ったのは、クラインの声だった。
「今さら立場なんて気にするかよ!」「カイトさんには何度も助けられてる!協力するに決まってる!」「今日、アンタとは初めて会ったけど、ずっと信用できるって思ってた!」「下層にまで名前が届いてるんだぞ、アンタは!」
次々と賛同の声が上がる。
名乗らずとも分かる、各ギルドのリーダー、攻略組のソロ達、中層、下層のギルド。それに釣られるように、黙っていたプレイヤー達も次々と頷き始める。
胸の奥がきゅっと熱くなった。
涙腺が揺らぎそうになる――けれど、今は泣いてはいけない。
《良いと思えることをやっていこう》
僕がずっと信じ、貫いてきた信条。
そして今、その“良いこと”が確かに実を結びつつある。
だから僕は、深く深く頭を下げて、静かに言葉を落とした。
「ありがとう、みんな。」
会議が終わり、広間に残っていたのは――攻略組だけだった。
大人数がいたプレイヤー達の足音が消え、残された空間には重い沈黙が降りている。
僕は中央に広げたマップを見下ろしながら、口を開いた。
「……防衛の準備は整った。けど――これは、あくまで対処療法にすぎない。」
言葉の意味を、皆は理解していた。
「この襲撃がもし続けば……いずれ最前線の街が狙われるかもしれない。」
それが意味するものは、攻略の停滞。
いや――最悪の場合は、全安全圏の崩壊。そしてプレイヤーの全滅。
「けどよ……肝心の“原因”が分からねぇ以上、どうしようもねぇだろ……。」
クラインが低く呟く。
誰もが腕を組み、顔をしかめ、思考に沈む。
けれど、結論は出ない。場を支配するのは、ただ重苦しい沈黙だ。
そのとき――ヒースクリフが何かの通知を受け取った仕草を取る。
「……ふむ。興味深い報せが入ったな。」
メニューを開いたヒースクリフの目が細められる。
「……どうしたの?」
僕が問うと、彼は淡々と読み上げた。
「『門を破壊する瞬間を見た』――そういう報告だ。
目撃者の証言では、“黒いズボンに黒のポンチョ、そして出刃包丁のような武器を持った男”だったと。」
――その言葉を聞いて僕は息を飲み、場の空気も一変した。
「おいおい……まさか……。」
エギルの呟きに、ディアベルの眉が険しくなり、クラインも引きつった顔を浮かべる。
「PoH……!」
名前を挙げるとさらに皆の顔が引き締まる。
「ラフィン・コフィン討伐戦には……奴の姿はなかった。生きているとは思っていたが……。」
ディアベルが歯噛みする。
《ラフィン・コフィン》のリーダーにして、SAO最悪のレッドプレイヤー。
彼が関与しているなら――この襲撃は、ただのシステム的な事件ではなくなった。
バグ。そして――AIDA。
「……」
拳を強く握りしめる。
(……もう、隠しておくわけにはいかない)
ゆっくりと息を吐き、覚悟を決める。
「……みんなに話さないといけないことがあるんだ。この世界で、いま何が起きているのか――全部。」
意図が分からず首を傾げる人達がいる中、ディアベルが眉をひそめ、アルゴがそっと視線を寄越す。
「まずは……僕自身のことから話すよ。」
一度、深く息を吸い――そして告げた。
「――僕は《The World》ってゲームで、『蒼炎のカイト』と呼ばれていた。」
ざわ……と空気が揺れる。
集まっているのは精鋭達。さすがゲーマーが多いだけあって皆名前くらいはしってるんだね。
「皆の反応を見る限り、《The World》の説明はいらなそうだね。あのゲームで起きた“事件”――噂の多くは事実なんだ。」
僕ははっきりと言葉を重ねた。
「“第二次ネットワーククライシス”も含めて、あの混乱の原因は《The World》にあった。――そして、僕達《.hackers》は、実在する。」
ヒースクリフの目が細められる。
誰かが信じられないように僕を見つめ、顔を見合わせたりしている。
戸惑いの中――でも、誰一人として否定はしない。
エクストラスキル”蒼炎”を見ているだけあって疑いようはないのかもしれない。
「“The World”で何が起きていたか――話せば長くなる。今回は省略させてほしい。」
広間に集まった攻略組の面々を見渡し、僕は静かに本題へと踏み込んだ。
「僕が伝えたいのは……その“ネットワーククライシス”を引き起こした原因が、このSAOにも存在しているってことなんだ。」
ざわり、と場が揺れる。
「……それは、バグやコンピューターウイルスのようなものだと考えてくれればいい。だけど――ただのバグじゃない。それはシステムの根幹を揺るがす可能性があるもので、しかもプレイヤーの精神にも影響する。
PoHはその力を、自分の力みたいに扱っているんだ。」
騒然とする空気。僕は右手を軽く上げ、静かに制した。
「そのウイルスバグについては、茅場晶彦本人が僕の前に現れて、明言した。そして僕はPoHと接触して、その事実を確認している。――PoHは、もう“普通のプレイヤー”じゃない。」
「じょ、冗談じゃねぇ……!」
誰かが震えるように呟いた直後、前列のプレイヤーが声を荒げた。
「そんなイリーガルなやつ……どうやって倒すんだよ!?」
その叫びに――僕は、まっすぐ応えた。
「……僕は、あれに“対抗できる力”を持っている。」
一斉に注がれる視線。
「“データドレイン”。バグやAIDAに匹敵する、イリーガルな力だ。”アウラ”という存在から託された、この世界で唯一対抗できる“鍵”。」
場が水を打ったように静まり返る。
僕は深く頭を下げた。
「……こんな大事なことを黙っていて、ごめん。けど、バグやAIDAは普通のプレイヤーじゃどうにもならない。無用な混乱を招きたくなかったんだ。」
そのとき――
「それは、俺達も同じだ。」
最初に頭を下げたのは、ディアベルだった。
「カイトからすべて聞いていた。……その上で黙っていて、本当にすまない。」
続いて、アルゴ、キリト、アスナ、エギル、クライン、そしてキバオウ。
一人、また一人と共に頭を下げていく。
……それでも、空気は晴れない。
疑念と困惑、不安と恐怖――それらが入り混じり、広間は重く濁っていた。
どうしようか、頭を下げながら考えていると――
「……実物を見せてくれ。」
低く澄んだ声が、空気を裂いた。手を上げたのは、ヒースクリフ。
口元にわずかな笑みを浮かべながら、含みのある声音で言う。
「百聞は一見に如かず――というだろう?」
挑むようでいて、導くような声音だった。僕は顔を上げ、真っすぐその視線を受け止める。
「……わかった。」
広間にいる全員を見渡し、はっきりと宣言する。
「崩壊した街へ向かおう。僕がどんな力を持っているのか――そして、“バグ”がどんなものなのか。実際に見てもらう。」
長い沈黙の後。誰かが静かに頷いた。
それを皮切りに、他の者たちも一人、また一人と頷いて立ち上がっていく。
崩壊した街に着いた僕達は、その変わらず歪んだ光景を前に、足を止めた。
瓦礫、黒ずんだ煙、この街が完全に沈黙していることを示している。胸の奥が重く沈む。
「……これが、バグの一つだよ。」
少し離れた場所を指差した。
そこには視界を断続的に走るノイズ、狂った色彩、遅れて響く音。
現実感のない“歪み”が広がっていた。
「これくらいなら……放っておいてもシステムが自己修復する。まだ軽微なものだよ。」
息を呑む音が周囲から漏れる。僕は言葉を続けた。
「けど、これが蓄積すれば“バグモンスター”になる。そしてそこにAIDAが絡めば――プレイヤーに直接影響が出る存在になる。」
ゆっくりと、僕は右腕を掲げた。
幾何学模様が腕に浮かび上がり、黄金の光が腕輪のような形を描く。
「これが……!」
誰かが小さく叫んだ。
僕は迷わず、歪みに向かってその力を解き放つ。
「――データドレイン。」
閃光が奔る。空間が震え、歪みは――まるで最初から存在しなかったかのように掻き消えた。
音も、痕跡も、なにも残さずに。
「これが……データの“解体”と“初期化”の力。ハッキングを駆使してバグを、根本から消せる。」
静寂。誰もが息を詰め、言葉を失っているようだった。
その中で――ヒースクリフが淡々と、けれどはっきりと拍手を送ってくる。
「……見事だ。」
冷静な声音。その奥に漂うのは、称賛とも不気味さともつかない気配だった。
「カイトくん――ひとつ訊いていいかな?」
一歩踏み出した彼が、変わらず淡々と、しかし鋭く問いかける。
「なぜその力で、“このSAOそのもの”をハッキングしなかった? いまの説明を聞けば、それも可能だろう?」
場が張り詰め、視線が一斉に僕へ注がれる。
僕は一度目を伏せ、握った拳を見つめ直すと、顔を上げる。
「……できるかもしれない。でも、“やらなかった”んじゃない。やれなかったんだ。」
息を呑む気配が広がる。
「この力は、――世界そのものを破壊することもできる可能性を秘めてる。」
重い沈黙。誰も軽々しく口を開きはしない。
「なにも考えずに使えば、この世界は壊れる。そうなったとき、中にいる人たちは……現実に帰れなくなるかもしれない。」
僕は顔を上げ、全員を見渡した。
「だから僕は、これを“バグにしか使わない”と決めてる。誰にも危害が及ばないように、間違えないように。」
覚悟を伝える。否定の言葉は誰からも出なかった。
「……さすが、“勇者”さまだ。」
ヒースクリフは納得したのか、小さな声で僕に囁いた。
その笑みは、称賛とも皮肉ともつかない。
僕は眉を寄せ、答えずに視線を逸らした。
そして再び皆に向き直り、はっきりと言う。
「……これと“同等の力”を、PoHは持っていると考えてほしい。」
一瞬の静寂。
「だから――PoHは僕が倒す。みんなは街の防衛と、生き残ることに集中してほしい。」
誰もすぐには答えられなかった。それでも
「では、その他は私達が指揮をとろう。」
ヒースクリフがそう賛同すると一人、また一人と――静かに頷いていく。
その後、方針会議はまとまりを見せた。
PoHの足取りの追跡、そして襲撃に備えた街の防衛――。
実働部隊は《血盟騎士団》を中心に、ヒースクリフの指揮下で動くことに決まった。
僕への配慮がされた大変助かる方針。彼の統率力は確かで、組織としての影響力も広い。
「黄昏の騎士団の指揮はオレがやる。任せておけ。……お前はPoHを倒すことに集中しろ。」
ディアベルにもそう言われて、彼は当然のようにギルドの指揮権をさらっていった。
本来なら団長である僕の役目のはずなのに。……けれど、嫌な感じはしない。ただ頼もしくて、安心できて。ほんの少しだけ、寂しくもあって。
色々な考えが頭をよぎりながら僕は談話室のソファに身を預け、ふぅ、と息を吐いた。
天井を見上げる。
こうしていると、まるでいつもの日常に感じる。
静けさを破ったのは、扉の開く音だった。
「……アルゴ。」
「……ったく、しれっと一人になるんだから。」
ぶつぶつ言いながら、彼女は当然のように隣に腰を下ろす。
そして、言葉少なにぽつりと呟いた。
「……良かったね。皆に、話せてさ。」
「……うん。」
僕は天井を見上げたまま、目を閉じて答える。
彼女の一言に、胸の奥で張り詰めていた重さが、少しだけ溶けていくような気がした。
「ねぇ、カイト……。」
「大丈夫。ちゃんと、帰ってくるよ。」
彼女の問いかけを先回りするように、僕は笑って言った。
片目だけ開けて、彼女の横顔を盗み見る。
「皆が協力してくれる。僕は一人じゃない。だから、大丈夫だよ。」
心配そうに揺れる瞳を、少しでも安心させたくて。
穏やかな声で、ゆっくりと言葉を重ねた。
――こうして心配してくれる“誰かがいる”ことが、嬉しい。
独りで走り続けていた頃には、なかったもの。
誰かが僕を気にかけてくれる。
誰かが、僕の無事を願ってくれる。
それは、どれほど尊く、どれほど力になることか。
アルゴがいてくれる。仲間がいてくれる。この世界には、確かに“繋がり”がある。
僕はそう想いを込めて、彼女の金褐色の髪先にそっと触れた。
柔らかな感触を愛おしむように撫でながら、静かに目を閉じる。
(――ありがとう。君たちがいてくれるから、僕はまた、戦えるよ)
PoHとの決戦編です。
いやーヒースクリフは何を思っているんですかねぇ(笑)
誤字報告をいただきまして。大変助かります。
特に.hackの記憶は、もう15年近く前の記憶になるので…いろいろと怪しい…。
あと文章を読み直しても自分でも気づかない誤字脱字がありそうで…。