五条が認めたもう一人の最強   作:ぐちロイド

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第一話呪術の世界へ

あれから5年の月日が経つ

 

 

ナリア「――はい、5年経過しました!お疲れ様です、連さん。……いえ、もう『特級術師』と呼ぶべき威圧感ですね」

 

 

周囲に浮かぶ、炎を纏った「狼」「龍」「虎」「鷹」の四星獣。そして連の背後には、絶対零度の冷気を放つ「月魄」の武装が静かに鎮座している。

 

 

連「……ああ。この術式のすべて、骨の髄まで叩き込んだ」

 

 

ナリア「今の貴方なら、あの五条悟とも面白い勝負ができるかもしれません。それでは、転生先は『呪術高専・東京校』の付近に設定しておきますね。あ、虎杖悠仁くんが指を食べる少し前の時期にしておきましたから!」

 

 

連「そういや俺の立ち位置ってどうなるんだ?」

 

ナリア「そう言えばまだ決めてませんでしたね、どうします?学年とか家族関係とかは?」

 

連「学年は2年で家族は…いなくて良いや」

 

ナリア「本当にそれで良いんですか?」

 

連「嗚呼、構わない。家族が居ると呪術師の戦いに巻き込む事になってめんどくなるかもだからな」

 

 

ナリア「分かりました!。それでは転送準備するので待っててくださいね~」

 

ダメ女神が転送の準備するッと言って端末を操作し始める

 

ナリア「…これで良いね。連さん!準備が整いましたよ!それでは転送します。」

 

 

連「……行ってくる」

 

ナリア「あ、ちょっと待って! 最後に言い忘れてましたけど、その術式、あまり全力で使いすぎると周囲の地図が書き換わっちゃうから気をつけてくださいねー!」

 

 

ーーーーー   「東京、奥多摩の山中。」   ーーーーー

 

 

転生の光が収まると同時に、俺の周囲の空気が一変した。

5年。あの宇宙の見た目の空間で、俺はただ「星の炎」を練り、守護獣たちと対話してきた。その呪力が、この世界の理に触れた瞬間、山が震えた。

 

 

?「――おっと。挨拶なしにいきなり『特異点』が降ってきたのかと思ったよ」

 

 

背後からかけられた、軽薄だが逃げ場のない声。振り返るまでもない。後を向いていて声や呪力で分かる、この世のものとは思えない呪力の塊。

 

連「……五条悟、か」

 

振り向くと五条悟が居た。

 

 

五条「僕の名前を知ってる? 有名人だねえ、僕は。でも君のことは知らないな。……いや、知らないどころか、君、この世界の人間じゃないでしょ」

 

 

五条がゆっくりと歩み寄る。目隠しの奥の「六眼」が、俺の術式構成、呪力の流れ、そして「この世界の因果に結びついていない存在」であることを瞬時に見抜いていく。

 

 

連「やはりあんたにはバレるか…俺は暁連。……あんたが言う通り、別の場所から来た転生者だ。そこで5年ほど、あんたの隣に立てるくらいには修行してきた」

 

 

五条「転生者? あはは! 面白いこと言うね。でも、そのふざけた呪力量と、僕の『無下限』にすら干渉しそうな熱量……嘘じゃないってのが一番タチが悪いな」

 

 

五条の手が、わずかに上がる。試されている。俺は一歩も引かず、指先で空中に小さな円を描いた。 

 

 

連「『星焔の創世宮』――狼座(ルプス)」

 

 

足元の影から目に入った木を依代に青白い炎を纏った岩石の狼が這い出し、五条に向かって牙を剥く。

 

 

五条「……へぇ。構築術式に近いけど、中身はもっと純粋な『エネルギーの結晶』か。しかも自律してる。……合格だよ、連くん」

 

 

ふっと殺気が消える。五条は楽しげに肩をすくめた。

 

 

五条「君が化け物なのは分かった。それで? その力を持って、わざわざ僕に会いに来た理由は?」

 

 

連「あんたが最強のまま、封印もされず、死にもしない未来を作るためだ。……そのために、俺を高専に入れろ。階級なんてどうでもいい。あんたの生徒たちを、死なせたくないんだ」

 

 

五条「……未来を知ってる、って顔だね。いいよ、面白い。憂太がいなくなって退屈してたところだ。君の実力なら特級相当だけど、まあ、表向きは『海外帰りの1級編入生』ってことで通してあげる」

 

五条が差し出した手。それは、呪術界の絶望的な未来を焼き尽くすための、最強の協力関係が結ばれた瞬間だった。

 

 

 

 

翌日 高専の奥深く、薄暗い拝殿。

 

 

 

無数のぬいぐるみに囲まれ、中央で淡々と作業を続ける男——夜蛾正道。その威圧感は、五条の軽薄さとは対照的な「厳格な壁」のようだった。

 

 

五条「おーい、学長。連れてきたよ。昨日言った、例の『規格外』の転入生」

 

 

夜蛾「……遅いぞ、悟」

 

夜蛾が顔を上げ、サングラス越しに俺を射抜く。

 

 

夜蛾「昨日、悟からは聞いた。五年間、海外の未踏の地で隠棲し、独自の術式を磨き続けてきた男だと。だが、経歴などどうでもいい。暁連と言ったか。……お前は何のために、呪術高専へ来た」

 

 

連「(海外隠棲、か。五条が用意した表向きの経歴だな)」

 

 

俺は一歩前に出る。ここで嘘をつけば、夜蛾の「呪骸」たちが黙っていない。

 

 

連「……大切な奴らが、救えるはずの命を零れ落ちていく。そんな未来を、ただの夢で終わらせるために来ました」

 

 

夜蛾「救う? 呪術師は、常に死と隣り合わせだ。他人の死に報い、己の死を呪う。……その程度の甘い動機で、お前は呪霊に八つ裂きにされても、自分を呪わないと言い切れるのか!」

 

 

夜蛾の呪力が膨れ上がり、傍らにあった巨大な呪骸「キャシィ」が跳躍した。かなり強い威力の連撃が俺の顔面に迫るが俺は動かないがただ、右手に小石を持ち静かに掲げた。

 

 

連「『星焔の創世宮』——虎座(ティグリス)」

 

 

爆発的な炎が渦巻き、俺の右腕と一体化するように岩石の虎の腕が顕現する。

 

 

ドォォォォン! と衝撃音が拝殿に響き、キャシィの拳を、俺は一歩も引かずに片手で受け止めた。

 

 

五条「おっと、やりすぎないでよ。床の修理代、僕の給料から引かれるんだから」

 

 

夜蛾「……ほう。術式による肉体強化と物質構築の同時行使か。だが、まだ答えになっていない。お前が呪術師として死ぬ時、お前は何を拠り所にする」

 

 

キャシィの力が強まる。俺は虎の腕から星の炎を噴射し、逆に呪骸を押し返した。

 

 

連「……俺は、死ぬつもりはありません。死なせないための力を、あの場所で5年かけて練り上げてきた。俺の拠り所は、俺自身の『研鑽』と、これから出会う仲間たちの『生』そのものです」

 

 

静寂が訪れる。

 

 

 

キャシィが力を抜き、夜蛾の元へ戻っていった。

 

 

夜蛾「……フン。傲慢な答えだ。だが、その傲慢さを通すだけの力と、確かな眼(まなざし)は持っているようだな」

 

 

夜蛾は再び針を持ち、作業に戻った。

 

 

夜蛾「悟、案内してやれ。……暁連。今日からお前を、東京校2年として受け入れる。その炎、せいぜい絶やすなよ」

 

 

五条「はーい、合格! じゃあ行こうか、連。みんな教室で待ってるよ」

 

五条に案内され2年生がいる教室に行く。

次にやって欲しい作品は?

  • 暗殺教室
  • ワンピース
  • 僕のヒーローアカデミア
  • ハイスクールD×D
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