ロック・リー転生伝 作:六亭猪口杯
バカほど間が空いてすみません…私事で色々有った挙句、色々考え過ぎて軽いスランプになってました…
また色々と捏造がございます。ご注意下さい。
第三次選抜予選から一月後。
左腕も自由に動く様になり全部元通り…とは行かないものの実戦には支障がないレベルまで戻った。
結局この準備期間でできたことは衰えない程度の訓練とチャクラコントロールの修練になるが…
「この一ヶ月、何やってたんだ?」
会場でほぼ一ヶ月ぶりに顔を合わせたネジから開口一番にそう言われた。
白眼で確認してるんだから分からない訳無いだろうに…と苦笑しながら答える。
「主にチャクラコントロールだね。大分慣れたから最近は色々試してたけど」
今の俺は右手の指先に其々独立して回転するチャクラを維持しつつ、回転方向を適当なタイミングで切り替えながら話している。
「…こんな感じだね」
右手の指先から腕を経由して左掌へ移動させたチャクラの渦を表面に出す。
キィィィ…と擦れるような音を立てて回るチャクラの塊。
「ま、大道芸かな…今のところは、だけど」
威力無いし。と呟きながら螺旋丸はおろか螺旋掌にも劣るチャクラの塊を握り潰した。
「よく言うものだ…それがどれだけの難易度か分からない奴は居ないだろう」
五指に作ったチャクラ塊の一つだけを崩す事なくもう一方の手まで回す…正直やる意味があるとは思えんが。と続けるネジ。
「…修行バカだなお前は」
そんな役に立つかも怪しい技術を磨く。
それがお前以外なら一笑に付す所だが…
「どうせ何か考えがあるんだろ?」
いつも通りのやれやれ、と言わんばかりの…それと少しの期待が込められていた気がする言葉に対して
「それは完成してのお楽しみって奴かな」
残りの四本指に残った渦を左掌に纏めて握り潰しながら答えた。
手応え的に日の目を見るのは早くて青年編…ナルトが自来也との修行を終えて里に帰って来る頃になりそうだが。
フン、と鼻を鳴らすネジの後ろから見たことのある影がチラチラと出ている。
完全に隠れようって訳でもなく、ただ単に人見知りしてる感じ。
へぇ…とネジをからかう様に見ると睨み返された…まぁ、お前がこの子と一緒に居るってのは別に不思議でもないか。
「そっちも大分変わったみたいだね?」
若干からかう様に問いかけると
「…頼まれたからな」
少し考えた後に答えるネジ。
それと同時に後ろに居る日向さん…ヒナタさんが頭を下げる。
「は、はじめまして」
日向ヒナタです…と挨拶されて思わず笑みが漏れる。
「はじめまして。ロック・リーです」
しかしまぁあのネジがヒナタさんと来るとは…意外だったわ。
俺の視線に気づいたネジと目が合った。
そう睨むなよ、と苦笑しつつ問いかける。
「一緒に修行してたの?」
「ヒナタ様の願いだからな。俺の意思じゃない」
それを聞いて少し顔が曇ったヒナタさんを見て。
あぁ…いや、承諾したのは俺の意思か。と訂正するネジ。
自分の言葉が誤解なく通じる様に矯正しようとしているのを見て頬が緩む。
「あのネジがねぇ…それで今日も一緒なのか」
感慨深く呟くと同時に少しの違和感…と言うよりも噛み合わなかった何かを感じる。
考えすぎか…?と思考を巡らせていると
「すみません…お邪魔かとは思ったんですが」
申し訳なさそうに縮こまるヒナタさん。
「貴女一人で今の里を歩かせるのは危険ですので」
あの男がいるかもしれないなら尚更。と小さく続けるネジ。
「可能性は低くとも白眼を狙うならヒナタ様を狙うでしょう」
他里の連中がいる中で無警戒に宗家を歩かせる訳には行かない。
俺の都合に合わせて頂いているのは申し訳ありませんが…と話を結ぶネジ。
「そんな事…!お陰で道が開けたし…」
医療忍術…とてもためになりました!と笑うヒナタさん。
本人の性格的にも向いてるっぽいしなぁ…医療忍術。
「筋が良いと言われてましたしね」
チャクラの細かい操作に関して言えば白眼ありきとは言え経絡系への直接攻撃を主軸に置く柔拳の使い手達だ。
「この道ではいずれ教えを乞うことになりそうです」
冗談っぽく言うネジにアタフタするヒナタさんを微笑ましく見ていると
「リー!」
聞き覚えのある声に振り向くとナルトが立っていた。
…何やら自信ありげな表情だ。
「おはよう、ナルトくん」
「おう!…いや、今はそうじゃなくて」
チラリとネジを見やるナルト。
一回戦の相手だし、思う所があるんだろう。
「…何か用か?」
視線に気づいたネジが問いかける。
咄嗟にネジの後ろに隠れたヒナタさんをさり気なく庇うようにしながら。
「お前には負けねぇ」
ナルトもナルトでヒナタさんに気づいてないし…この時期はサクラ一筋で成長してからはサスケ一筋だった子を良く射止めたもんだよ本当に。
そんな事を考えていると、ナルトの言葉を聞いてジロリと睨み返すネジ。
…宣戦布告されて一瞬頬が緩んだな。ネジもこう言うタイプは嫌いじゃないだろうしな。
「威勢が良いな。口だけじゃ無いことを祈るが」
挑発する様に言い返す辺りは年相応だけど。
「ヘンッ!勝つのは俺だってばよ!」
お前にもだぜリー!と俺を睨んでから離れていくナルトに苦笑しつつ。
「楽しみにしてるよ」
…歩く姿をみる限り前よりも体幹のブレが少なくなってる。体術の修行を積んだ証拠だろう。
この時期だと口寄せの習得に時間を使ってた記憶があるんだけど…ワンチャン、
流石に時間が足りないか…と浮かんだ考えを振り払う。
僅かに感じた違和感を振り払う様に軽く首を振ると
「中々やる様になったみたいじゃないか」
本気で相手をする必要があるかもな。と呟くネジが続けて背後に隠れたヒナタさんに
「それにしても…ヒナタ様?」
ご友人なら挨拶位しても良かったのでは?と問いかけるが
「え、あ、その…」
とあたふたする姿を見て首を傾げるネジ。
マジかよコイツ…
「…察しの悪い奴」
ボソッと呟いた言葉が届いたのか僅かに顔を赤くするヒナタさん。
ネジは訝しげな顔をしている。
ウソだろ、これだけあからさまでなんで気づかないんだコイツ…と戦慄していると
「あ、リー!ネジ!」
それと…ヒナタ!と手を振りながら近寄ってくるテンテンの声で思考がきり替わる。
「久しぶり…って訳でもないか」
数日に一度のペースで顔合わせてたしね?
苦笑しながら言葉を返すと
「何だ、また悪巧みか?」
お前達が組むと碌な事にならん…と眉を顰めるネジに
「ネジ兄さん、そんな言い方は…」
仲間なんじゃ…と言いかけるヒナタさんを遮る様に口を開くテンテン。
「別に良いよ?ネジ対策も兼ねての事だからあながち間違ってないし」
ネジとヒナタさんに笑みを見せた。
そんな事だろうと思った。と苦笑するネジとそれに対してえぇ…みたいな顔で二人を見るヒナタさん。
そのまま三人で会話するのを横目で見ながら考える。
…まぁ、どちらかと言えばその後の木の葉崩し対策になるんだけども。
真実は言わずともネジへの対策として考えたモノはそのまま木の葉崩しでの結界対策になる…はずだ。
四紫炎陣…音の四人衆が発動した結界は木の葉の上忍でも破壊不可能な強度を持っていた…少なくとも普通の手段で破壊することは困難だろう。
インフレが進めば突破する手段がある類のモノではあるが、現状では正面からの破壊はほぼ不可能と考えて良いだろう。
結界忍術の使い手が少なすぎるのと秘匿性が高い術のため下忍の目にできる書物では空間隔離の術法としか分からなかった。
それでも術の仕様が予想通りならテンテンか俺なら多分崩せる。
結界さえ崩せれば里の暗部や上忍達に任せれば良いだろう。
約一名、戦力が居なくなってるのが不安だがそれはさておき。
俺の予想が外れていた場合は二人が死なない様に守り切る方向にシフトするだけだ。
出来るなら三代目様を死なせたくないが…大蛇丸の弱体化が無ければ木の葉崩しやサスケの乗っ取りが完遂される可能性が跳ね上がる。
そもそもどうにか出来るとも思えないが…最悪の場合は見捨てる。その結果テンテンやネジに恨まれようとも。
この先どうなるか分かったものではないが大蛇丸を完全にフリーな状態にしておくのは危険すぎる。
内心で覚悟を固めているといつの間にか話が終わったのか
「……そろそろ行くか」
思考の海に沈んでいた俺を引き戻すように声を掛けてきた。
「そうだね」
いよいよ中忍試験本戦、それに伴う木の葉崩しが始まる。
「えー、皆様!この度は木の葉隠れ中忍試験にお集まりいただき誠にありがとうございます!」
三代目様の声が会場に響き渡る。
試合会場はそこそこ広い平地、所々に木が生えてたり岩が有ったりと実戦想定でやり合える様にしてある。
…風影も三代目様の横に居る。
我愛羅の姿が見えないのが気がかりだが…
「これより予選を通過した精鋭九名による本戦を開始いたします!」
「…一人足りねぇぞ?」
ボソッと呟く声が聞こえた。
奈良シカマルか…でもまぁサスケが居ないのは原作通りなんだよな…
「サスケは来るってばよ。絶対に」
逃げるような奴じゃねー。ナルトに前を見ながら反論されてシカマルは軽く肩をすくめていた。
「どうぞ最後までご覧ください!」
三代目の挨拶が終わると同時に歓声が上がる。
見世物としての側面を強く感じるなぁ…まぁ武力を示すって意味ならこう言う形も悪く無いんだろうけど。
「…第一試合の二人以外は観覧席に戻れ」
審判役の上忍…バンダナの忍がそう言うと
「1個聞いておきてーんだけど…サスケがまだ来てねぇ。来なかったらどうなるんだ?」
ナルトの質問に
「自分の試合に間に合わないなら失格だ。例外は無い」
さっさと準備しろ。と返す上忍に考え込むナルト。
「きっと来る、でしょ?」
楽しみにしてるよ。とナルトの肩を叩いて観覧席に向かう途中でネジと目が合った。
「油断は…」
「しない。…手加減はするかも知れんが」
それで負けるような無様は見せん。と軽く拳を握るネジ。
「ま、ネジなら問題無いでしょ。また後でね」
軽い口調で激励してから観覧席へ上がって行くテンテン。
それを見て二人で苦笑しながら
「…じゃ、また後で」
「あぁ。また後で」
軽く手を振って観覧席に上がる。
気合いが入ってるネジ相手に今のナルトがどれだけやれるのか見せてもらおうじゃないか。
「リー、此処此処!」
ペシペシと席を叩いて呼んでくるテンテンの横に腰掛ける。
「結構良い席だね?」
「選手用…と言うか班員が出る人の指定席だって話だから」
ほら…と軽く周りを指すのに合わせて視線を巡らせると
「おわっ第三班だ…」
「三人全員何処かおかしい…俺はそう思う」
「し、失礼だよ二人共…」
犬飼キバ、油女シノ、日向ヒナタの第八班と。
「シカマル、挨拶位しといたら?」
「別に良いだろ…面倒くせぇ」
猪鹿蝶の二人、奈良シカマルと秋道チョウジ。
「…サスケくん、大丈夫なの?」
「この一ヶ月はカカシ先生と修行してるって話だから…」
猪鹿蝶の一人、山中いのと第七班の春野サクラが居た。
砂隠れの絡繰り使い…カンクロウは端の方で静かに腕を組んで瞑想?している。
「砂隠れの二人は…居ないのか」
「薄情なのか砂隠れではそれが普通なのか分かんないよね」
私の試合の時も居なかったし。と続けるテンテン。
我愛羅が大人しくしてたのも気になる所だけど…この時期の我愛羅なら襲撃の一回や二回はあると思ってたのに結局来なかったし。
既に一尾を上手いこと制御出来ていると考えるのは楽観が過ぎる。
木の葉崩しに向けて万が一が無いようにしていると考えるのが妥当か…何にせよ、
音と砂の襲撃時に対処しつつ一尾の相手なんて出来るわけがない。
そもそも大蛇丸側への対応すら満足に出来るか怪しいのだから。
「ガイ先生も居ないしね?」
三日前に急に里を離れると告げられ少し取り乱した事を揶揄われた。
「…少し不安だってだけだよ」
最大戦力の一角がまさかの木の葉崩し参戦不可である。
原作でも何やってたんだあの人…レベルの強者だったが里に居なかったとは思わなかった。
これが大蛇丸の仕込みじゃ無いなら相当運が良い野郎だが…
(十中八九大蛇丸の仕業だよな)
内心で溜息を吐く。
何とか引き留められないかとガイ先生にも、恐れ多くも三代目様にも直談判したのだが…
『なぁに、お前達なら問題無い!いつも通り頑張れば必ず勝てるさ!』
『すまんの…詳しくは話せんが重要な任務じゃ。中忍試験中に担当上忍を離してしまうのは心苦しいが…』
真実を話せない以上、子供の我儘でしかない俺の言葉は軽く却下されてしまった。
最終的にダメ元で泣きついてみたがやはり効果は無く。
困ったものだと苦笑されて終わった。
ネジやテンテンからからかわれるネタになっただけだった。
「少し?凄い勢いだったらしいじゃない?」
その時の話を続けようとするテンテンを一睨みしながら
「その話、まだ続ける?」
続けるなら今此処で殴り合っても構わないんだが?と指を鳴らす。
周りがぎょっとした顔で見てくるが…冗談だよ?
「それは勘弁!流石にこの距離で始めたら勝ち目ないし」
両手を上げて降参のポーズを見せてくるテンテンに苦笑を返しながら
「ま、順当に行けば次で当たるしね」
その減らず口、叩けなくしてあげるよ。
冗談交じりにそう答えると。
「ん〜?捕らぬ狸の皮算用ってやつかな?」
あれだけ離れた状態で始まるなら私に分があるよ?と試合会場を指差す。
テンテンの指先には第一試合のネジとナルトが距離を置いて立っていた。
「リー相手なら全部使うから」
殺すつもりで行くけど死なないでね?と無邪気に笑うテンテンに
「こっちも本気で殴るから…折れても恨まないでね?」
殺さない様に手加減はするから。と笑顔を返す。
周囲の音が消えた。
別に変な事言ってないよな?と辺りを見渡すと全員目を逸らした。
耳を澄ますと小さな声で話している内容が僅かに耳に入ってくる。
「…やべぇよなんだよあの蛮族達」
「仲間内で煽りあってる…」
「"殺す"だの"死ぬな"だの…物騒な事だ」
アレが噂の第三班、木の葉の下忍における異端児達か…と俺達に視線を向ける同郷達。
「…この話はやめよっか」
「…そうだね」
テンテンと顔を見合わせて互いに頷く。
身内ノリは嫌いじゃないが時と場合は選ばなければ…と反省して囁くようにテンテンと話す。
「…結構離れて始めるんだね」
ざっくり言うと声を張れば届く位の距離だ。
八門を開いて始めて良いならあの程度の距離はあってないようなものだけど。と呟くが
「それやられたらネジ以外じゃどうしようもないじゃん…」
最初から本気で来られたら流石にどうしようもないわ。と真顔で返された。
周りも静かに頷いている。
サスケとかナルトとかシカマルも対処する札は有るだろうに…
「あ、始まるよ」
テンテンの言葉通り、審判が開始の合図をしようとしているところだった。
…さて、ナルトは今のネジに何処までやれるのかな?
九尾のチャクラを使用しての勝負になるのか、はたまた別のプランがあるのか。
若干不安が募るが…どう転ぶのか分からないのはテンテンの試合結果からも明らかだ。
祈るような気持ちで向かい合う二人に視線を向けた。
ネジ視点
あのバカ共、また変な話をしているな…と苦笑する。
それを見て勘違いしたのかうずまきナルト…ナルトが俺を睨んできた。
「随分余裕じゃねぇかよ」
「まだ始まってもいないのに緊張する理由があるか?」
対戦相手とはいえ敵と言うわけでもなし。
殺し合いではなく試合なら、それも同郷の忍相手なら命の取り合いまでは行かないだろう?
そんな事をオブラートに包んで伝えると少し気が抜けた表情で答えるナルト。
「そりゃそうだけどさ…本気でやるからよ」
お前も、本気で来い!と掌に拳を打ち当てて気合を入れたのを見て思わず笑みが漏れる。
最近気づいたが俺はこう言うバカは結構好きみたいだ。
ただ見上げるだけではなく超える為に努力を積み続ける、その気概があるならちゃんと相手をしてやろうという気持ちにもなる。
勿論、負けてやるつもりは毛頭無いが。
そんな事を考えていると審判から声が掛かる。
「互いに準備は良いな?殺しかねない攻撃は禁止、俺が危険と判断したらすぐに止めるからな」
…まぁ、大名も居るしな。余りスプラッタな場面を見せる訳にも行かないって訳だ。
この分じゃ予選よりキツい事にはなりそうもないか。
互いに頷いて返すと
「よろしい…第一試合、はじめ!!」
開始と同時に印を結ぶナルト…あれは影分身か。
「多重影分身の術!」
ワラワラと増えるナルトに対して白眼を発動する。
…凄まじいな。いきなり十数人まで増やして尚余裕が残るチャクラ量とは。
「これなら本気出さざるを得ないだろ?」
本体が得意気に笑うのに対して
「さて…それに値するなら出し惜しみはしないが」
少なくとも手加減して無様に負けることはしない。と宣言する。
それを挑発と受け取ったのか
「…上等!」
掛け声と共に走り出すナルト達。
様子見の囮か…まぁ常套手段だな。
ゆるりとチャクラを回した腕で一人目の拳を逸らす。
「何っ!?」
一人目がそう言うのを聞いて器用な…と思うが意識は其々が別々に持っているんだったな。
テンテンから聞いた影分身の仕様を思い出しながら。
連撃を仕掛けて来た二人目の前に来るように誘導した一人目の右拳と二人目の蹴りが互いに直撃、同士討ちで二人消えた。
数の利を瞬時に得られる禁術…確かに下忍が手にして良い術ではないが…弱点が有るのも知っている。
例えば本体との差異、要はダメージを与えれば消える。
消えた分身体のチャクラと情報は本体に還元するが…自発的に消すよりもはるかに目減りする。
「確かに恐ろしい術だ」
何せ一人が複数人に増える。
普通の分身の術と違って実体が有ると言うのは大きなアドバンテージだ。
チャクラが等分されるとは言え手数が増えるのは脅威。
単純に数の暴力で押し切れる可能性が有るイカれ忍術である。
…俺のチャクラ量が豊富なら選択肢に入ったんだがな。
俺には不可能な大量展開された影分身を見て少し羨ましく思う。
思考を回しながら襲い来る影分身達に対処し続ける。
三人目の指先にある点穴を突くと先端部のチャクラを分断された影分身が音を立てて消える。
…この辺の仕様は多重影分身と言うだけあってテンテンの影分身と同じか。
ダメージは無くとも体チャクラの流れを断てば分身体は消える。
これは構造上の問題だな。
チャクラで構成している以上、その流れを断てばその先を維持できなくなり本体との差異が出来る。
汚れや返り血程度ではものともしないが軽く傷が付いた程度で消える…要は極端に打たれ弱いのが明確な弱点だな。
「お前ほどのチャクラ量なら一方的に対多数戦闘を仕掛けられる…」
四人目と五人目…六人目も纏めて思いっきり蹴りつけると煙になって消えた。
「しかしそれは実力がある程度拮抗していてこそ意味がある」
六人まで粉砕されて警戒したのか攻撃の手が止んだ。
…どうせなら圧倒的な物量で押し切れば良いものを。逐次投入で何とかなると考えているなら俺を舐めすぎだぞうずまきナルト。
「そのレベルなら何人来ても問題無い」
それで終わりって訳じゃ無いだろう?と続けると
「当然、まだまだこれからだってばよ!」
多重影分身の術!と更に分身体を増やす
…影分身はやれても後二回だな。
大量に影分身を出しておきながらまだ二回発動出来るであろうチャクラ量を持つというのは紛れもなく奴の才能だ…観覧席でテンテンが凄い顔でナルトを見てるのを見て苦笑が出そうになるのを噛み殺し。
「先程の焼き直しか?」
構わんがそれでは勝てんぞ?と挑発する。
今のところリーが警戒する程の男には思えんが…油断して足元を掬われるのは御免だ。
「それは見てからのお楽しみって奴だ!」
行くぜ野郎ども!と自分に声掛けしながら本体ごと突っ込んでくる。
逐次投入は止めて全力で来るか。
少し評価を上方修正しながら捌き続けていると徐々に包囲されていく。
当然の話、俺の手足は四本しか無いのだから危険度の低い…直撃しない攻撃は見逃すしか無い。
純粋な物量で押し切る方向に切り替えたか…頭が回るやつだ。
感心しながらも何人かを消し飛ばす隙に後ろに回られる。
「おらおらどうしたってばよ!」
「まだまだいるぜ!」
挑発しながら殴りかかってくる分身体を消し続けるがキリがないな…一回全部吹き飛ばすか。
一体ずつ消すのも面倒になってきたし、背後の分身がジワジワと距離を詰めようとしてきている…と考えていると観覧席前方でヒナタ様達が話している言葉が聞こえて来た。
「あー…ありゃ不味くねぇか?」
あんだけ囲まれてちゃいくらネジとはいえ…と呟く犬飼キバに
「…ううん、ネジ兄さんはまだ本気じゃ無いよ」
全然焦ってない。
そう続けたヒナタの言葉に頷くリーとテンテン。
「そうだね…あの程度ならどうにでも出来るよ」
纏めて殴り飛ばせば良いだけだし。と軽く言うリー。
拳の一振りでそれを成せるのはお前ら体術バカだけだろうが。
ナルトの猛攻を捌きながら内心で苦笑する。
「あんなに数を出せるなんて…羨ましい…」
テンテンはナルトを羨望の眼差しで見ている…いや、アレは対策を考えてる時の顔だな。
班員二人のマイペースな発言を聞いて犬飼キバがヒナタ様に問いかける。
「でもよ…あんだけ囲まれてんだぜ?あんなんじゃいずれ息切れすんだろ…」
柔拳は俺も知ってるけど…アレは一対一で効果を発揮する拳法だろ?と続ける。
「うん、その通り」
日向流柔拳法は基本的に一対一を想定している。
もしくは多数で一人を叩く時に隙を突くのが基本的な運用方法。
そう呟くヒナタ様の言葉を聞いてやっぱりな、という顔になるが…
「それでも多数を相手に出来ない訳じゃ無い」
ヒナタ様の言葉を聞いて内心で頷く。
日向流柔拳…柔拳は直接相手の経絡を叩く性質上、一対一に特化している。
しかしタイマンしか出来ない様な欠陥戦法が長い歴史を経て今日まで里有数の一族の代名詞として残っているだろうか。
答えは否だ。
その歴史の一端、対多数戦闘への答えの内の一つ。
宗家の秘伝を見せようじゃないか。
「…八卦掌・回天!」
全身からチャクラを解放、回転させて周囲を丸ごと巻き込んではじき飛ばす絶対防御。
ヒアシ様との組手の際に披露した絶対防御が…正直、俺のオリジナルだと思っていた絶対防御が実は宗家の秘伝だったと知った時は肩が落ちたものだが。
それを見て苦笑していたヒアシ様に八卦掌・回天から巻き込んで派生させる我流柔術・廻天を見せた時は真顔に成っていたから良しとしよう。
『これは…』
『廻天、と名付けました。原理は…』
説明する俺を見て神妙な顔で頷くヒアシ様。
『八卦掌の更に先を開拓するか…流石はヒザシの息子よ』
天賦の才に偽りなしと言ったところか。
感心と羨望がない混ぜになった様な顔で呟いた。
『…惜しいな。世が世なら宗家の秘伝として新たに追加されただろうが…』
『勿体ないお言葉、感謝致します』
作り上げたのが俺だから、と言うわけではないだろう。
『練度が必須なのは勿論…センスが物を言う技術だ』
弾くチャクラと吸着するチャクラ。
その二つを絶妙なタイミングで展開、維持する事を求められる。
自身のチャクラを変性、軽く腕を振って確かめるヒアシ様が顔を歪めた。
『誰にでも出来る類の術理ではない』
故に伝承し難い。
『…それはお前の個人技能と見た方が良い。そうだな?』
『恐れながら。どちらか片方なら出来ましょうが』
戦闘中に右手と左手で別々に文字を書き記す様なモノだ。
慣れれば出来なくも無いだろうが完全に習得するまでどれだけの時間が必要になるのか…
無言で考え込むヒアシ様を見て確信した。
廻天は従来の日向流柔拳法に無い形の運用方法、紛うことなき俺のオリジナルであると。
記憶の海から戻ると同時に回転するチャクラに巻き込まれて四方八方に弾き飛ばされたナルト達が消えていった。
「だッ!?」
「嘘だろ!?」
其々の断末魔を上げて消えていくナルト達。
ただ弾き飛ばすだけでは消えない奴も出てくるだろうが…先程考えた様に壁や地面に叩きつけて
それでも他の奴がクッションになったのか数人残ったが…
「…正直、今のお前が俺に勝つのは難しいだろう」
白眼で確認した
手札が多重影分身のみなら俺の絶対防御…八卦掌・回天を抜くことは不可能。
下忍が用意できるであろう暗器も起爆札もこの技の前には無力と化す。
俺は物量を頼みの綱にして居る類の相手は得意だ。と言うか得意になった。
身近な奴が物量や質量で押し潰そうとしてくるからな…内心で苦笑しながら問いかける。
「まだやるか?」
力の差は歴然。
今までに積み上げて来た経験の差が如実に出ている。
それだけのチャクラ量ならそれこそテンテンの思考をトレースするだけでも十分化けるだろうが…流石にアレは突然変異過ぎて無理か。
詮無いことを考えていると
「当たり前だ!」
俺はまだ諦めてねぇぞ!と意気軒昂に吠えるナルトに笑みが漏れる。
「そうか。…次は俺から行くぞ」
防いでみせろ。と吶喊する。
影分身が邪魔をする様に襲い来るが邪魔になる者だけ点穴を突いて消していく。
本体の経絡を潰せば残りの影分身は問題に成らない。
「速ッ…!?」
影分身体の脆さでは肉壁としての使用は出来ない。
あくまで攻撃に転用するなら脅威というだけの忍術だ。
こんな戦法が通用するのは体術の練度が低い相手だけだが…今のナルト相手なら十分通じる。
「この程度、リーなら鼻歌交じりでやるぞ?」
いやいやいや、俺そこまで人間やめて無いよ!?
観覧席から素っ頓狂な声が上がるが無視する。
「お前が本体なのは確認済みだ」
柔拳を叩き込む。
「…ッ!」
咄嗟に影分身に自身を引っ張らせて避けたか。
影分身の練度においてはテンテンを超えるなコイツ。
「往生際の悪い…」
そういう奴は嫌いじゃないが。と追撃。
「別に好かれたい訳じゃねーよ!」
顔を歪めるナルトに遂に指先が掛かる。
「此処までだ」
更なる踏み込みと同時にチャクラを込めた一撃がナルトの左胸の経絡を打つ直前に。
「…ここだ!」
背後から追従して来てた影分身から苦無が飛んでくる。
チャクラ量からして何かを仕込んでるな。
「それも見えている」
首を傾げる様にして回避、念の為に身体に纏ったチャクラで逸らした瞬間。
ボンッという音と共に苦無がナルトに変わる。
防御するか?いや、このまま先に本体の経絡を断てば俺の勝ちは揺るがない。
一瞬の思考、その隙を突くようにナルトの背後にいた影分身が本体と入れ替わる様にナルトを引っ張り上げた。
「隙ありィ!」
狙いが逸らされた俺の指先がナルトの左肩の経絡を寸断すると同時に、俺の肩に回し蹴りが直撃する。
踏み込む瞬間を狙われた…!?
「…ッ!」
片足が浮いて僅かにブレた体幹を立て直す間もなく襲い掛かる影分身達。
コイツ、端からコレを狙ってたのか…!
「ここで決めるってばよ!」
経絡を絶たれた左腕をぶら下げたままのナルトと分身体が一斉に掛かって来た。
「…やってくれる!」
だが、その程度でやられてやるものかよ!
リー視点
「成る程…影分身を変化させたんだ」
確かに初見なら不意を打てる可能性が高い…白眼持ち相手に二度は通じないだろうけど。
感心したような声で続けるテンテン。
「白眼でチャクラを見ているなら変化した苦無はチャクラの塊に見えるはず…ネジならそんなものに触れる不注意は犯さない」
私の口寄せ苦無と同じ様に。
その言葉に答える。
「普段なら距離を取るだろうけど…格下相手に攻撃の最中、それもこれで決まるって一撃ならネジは攻撃の手を止めないしね」
先に経絡を断てばほぼ勝ちが決まる。そんな状況なら相打ちでもリターンの方が大きいと判断するだろう。
ネジの数少ない悪癖…最近は鳴りを潜めていたが、俺とやり合う時も最初の頃はそう言う展開が多かった。
まぁ普段なら即時発動の絶対防御…八卦掌・回天で弾く事が出来るから問題ないんだけど…
「ネジの絶対防御は両足が地面に着いているのが条件だから…」
周囲に残った影分身体は八体…回天なしで完全に防ぎ切るのは不可能だ。
「踏み込む直前で避けさせて変化を解いて奇襲する…お見事」
相手が最も無防備になる瞬間を突く。
ネジが無意識に格下だと、油断はしていなくとも慢心していた結果だが…
「流石だね、ナルトくん」
此処で決められるならまだ目はある…かも知れない。
「ネジが本気になる前に決められるなら、だけど」
そう呟くと隣のテンテンさんも頷く。
「本当に予想外…私と違って口寄せは無いって判断なんだろうけど」
私相手なら迷わず距離を取るでしょうに…と溜息を吐いた。
「ま、それで負けたら大笑いしてやりましょ」
暫くからかうネタに困らないよ?と笑うのだった。
ネジ視点
「ッだらぁ!」
「ぐッ…!」
不安定な体勢のまま殺到する影分身を殴る。
この状況で経絡を正確に突くのは困難故の苦肉の策。
案の定カス当たりした三体目と四体目は消えずに弾き飛ばされている。
やはり火力が足りないか…!
チャクラによる強化込みでも踏ん張れない状態の手打ちでは威力が乗らない…!
あの馬鹿力なら問題なく吹き飛ばせただろうに、と歯噛みする。
結局、二体消す代わりに四発貰う羽目になった。
「まだまだぁっ!」
空中に投げ出され、逃げ場のない俺に襲いかかってくる分身達。
…アイツに当たるまで隠しておきたかったが仕方ない!
「疾ッ!」
左手の手刀に沿わせるようにチャクラを展開、薄く伸ばす。
視認出来るほどに集中して固めたソレを襲い来る影分身達に向かって振る。
「は…?」
振った腕の延長線にある影分身に切り傷が入ると同時に全て消えた。
…威力不足も甚だしいが、分身体を消すくらいなら可能か。
チャクラの刃。
医療忍術を学ぶ過程で見せてもらったそれは形態変化の一種。
チャクラを刃の様に薄く伸ばしながら収束、集中する事で発現する実体の無い刃である。
…俺のはまだ制御が甘いから強度も切れ味も鈍く、何なら無理矢理距離を伸ばしたせいで一回振ると霧散するお粗末なモノだが。
本来はリー相手に不意を打つ為の奥の手だったが…まさか使わされるとはな。
着地して残りの影分身…ナルトの背後に残った一人以外を全て消したのを確認する。
「…驚いた。まさか俺に手傷を負わせるとはな」
数発貰った箇所を軽く撫でながら称賛する。
本音を言うなら奥の手まで切る羽目になるとは思わなかったが。
「化物かよ…」
思わず、と言った口調で呟くナルトに対して
「この程度でそう思えるならお前の世界が狭いだけだな」
ガイならこんな物無視して突っ込んでくるぞ?
リーでもダメージにはなるだろうが決め手にはならん。初見なら通じるだろうが二度目は無い。
そんな事を考えながら深呼吸するナルトを見据える。
まだ目が死んでいない…何か奥の手があるのか?
「構えろ、ナルト」
軽く流す程度に留めていた体内を循環させているチャクラの回転を最大に。
その全てを身体強化…主に神経系に回す。
「此処からは本気で行く…死ぬなよ?」
コイツの拙いチャクラ制御では強化された俺の速度に追いつけないだろう。
それでも本気でやれと、俺に一太刀浴びせるだけの工夫を見せたナルトを相手に手を抜くのは不誠実に思えた。
「ヘヘッ…ようやくかよ」
待ちくたびれたぜ。と空元気を見せるナルトに
「疾ッ!」
加速した俺の動きを辛うじて目の端に捉えたのか防御体勢に入るナルト。
「ナルトくん、守っちゃダメ!!」
ヒナタ様の声を聞いて咄嗟に後ろに跳ぼうとするが…もう遅い。
「柔拳相手に防御は意味がない」
防御の為に上げた左腕の点穴を突く。
経絡を断たれてチャクラの巡りが目に見えて悪化した。
「日向の柔拳を相手にするなら回避か弾くしかないんだよ…」
呟くリーの言葉を聞きながら連撃。
棒のように成った左手を右手で持ち上げ、盾にして防ぐ。
「ナルトッ!」
「…頑張って、ナルトくん!!」
七班の…春野サクラだったか?とヒナタ様の応援を聞いて俺を睨み返すナルト。
既に左手は使い物に成らないと判断して躊躇いなく盾にしたな…その判断は正しいが咄嗟に出来るものでもないだろう。
感心しながらも攻撃の手は緩めない。
右足の点穴を突いて逃げるための足を潰そうとするも跳躍されて逃げられた…予選で見た時よりも成長しているな。
しかし片腕が潰れた以上、印を結ぶ必要がある多重影分身はもう使えない。
それでもまだ勝ち目があると信じている、そんな顔だ。
このまま殴り続けてもヒナタ様が諦めなかった様にこいつも諦めないだろう。
コイツが負けを認める、そんな状況にするのなら…
「奥の手があるのならさっさと使え」
俺に勝てると、そう信じている策をねじ伏せる必要がある。
「俺はそれを超えて行く」
そう告げると痛みに引き攣った顔で不敵に笑うナルト。
「そっか。じゃ、遠慮なく…」
半身に成って右手を隠すナルトの後ろで一人残った影分身が両手をナルトの右掌に叩き付け始める。
「お前…それは、その術は!?」
次第に出来上がる
「コイツが俺の奥の手だってばよ…!」
聞き慣れた回転音を聞いて顔が歪む。
あの馬鹿以外にあんなイカれ技術を使う奴がいるとはな!
「良いだろう…来い!」
リーに比べれば精度は劣るが込められたチャクラ量は倍近い。
瞬間的な威力はリーのそれを超えるだろう事は想像に難くなかった。
「おぉぉッ!」
完成した螺旋丸を手に影分身から射出されるナルト。
避けるだけなら楽勝だが…それは無粋だな。
「螺旋丸!」
「八卦掌・回天!」
回転するチャクラがぶつかり合う。
右手を伸ばすナルトと体ごと回転させる俺のチャクラが噛み合って異音を撒き散らしている。
「ぎぎぎ…!」
徐々に弱くなる螺旋丸の光。
想定通り…制御が甘いせいか持続力にまだ難がある様だ。
回天の途中で吸着するチャクラを混ぜ込み、螺旋丸が消失したナルトの腕を捕らえる。
「我流柔術・廻天!」
捕らえた腕ごと振り回して地面に叩き付けた。
「…ッ!?」
背中から落としたからそこまでダメージは無いだろうが…左手が使えない分、禄に受け身も取れず地面に着弾した。
轟音と共に地面にめり込んだナルトと目が合った。
信じられない、と言った顔だが…
「まだやる必要があるか?」
これ以上は殺す以外に無くなるぞ。そう呟くと悔しそうな顔に変わる。
「……俺の負け、だってばよ」
「…勝者、日向ネジ!」
その言葉を聞いて審判が宣言した。
ドッと沸く観覧席を無視して試合場を後にする。
その途中で後ろから声が掛かった。
「待て…!」
振り返るとよろよろと立ち上がったナルトが俺を睨んでいた。
「…何だ?」
「今回は俺の負けだってばよ!でも、次は負けねぇ!」
覚えとけ!と吠えた直後にフラリと倒れるナルト。
審判が咄嗟に抱えて救護班を呼ぶ声を背にして観覧席へと向かう。
面白い奴だ。これはリーが目を掛ける訳だな。
リーやテンテンとはまた違う才能と発想の噛み合わせがどう化けるのか…楽しみでもあり末恐ろしくもある。
まぁ、そう簡単に追いつかせるつもりも無いが。
チャクラメスは医療忍術の一環と言う形に。
カブトしか使ってないのは勿体ないなぁ…と思ったのが始まりですが、ネジに外部破壊系統の術が追加されました。
リーのチャクラの渦移動は中忍試験編で覚醒させるかは未定です。
ペースは落ちるかと思いますが一応中忍試験終了までは構想してますので楽しんで頂けますと幸いです。
最後に、読んでいただいている皆様に感謝申し上げます。