推しの弟~天才VSサヴァンの恋愛証明   作:5億円借金おじさんガチ勢

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白銀奏ドクター(17歳)の1日

「すごーい!なんか…ハリー・ポッターに出てきそうな町並み!!」

 

LEXUSLCの後部座席。ルビーちゃんは前世を含めて初めての海外旅行、それもイギリスの観光名所であるオックスフォードの町並みを見て軽く興奮していた。

 

「オックスフォード大学の食堂はホグワーツと一緒だよ。俺、結局ちょっとしかオックスフォード大学の学生でしかなかったけど。ロケいつまで?土日休みだから、オックスフォード大学行く?」

「「行きたい!!」」

 

ご存知、オックスフォードはハリー・ポッターのロケ地として有名だ。ホグワーツの食堂はオックスフォードの食堂であり、映画を見てみればオックスフォード大学の様々な所が出ていたりする。

オックスフォードは学生街と言うこともあり、治安も良く(ロンドンと比べると)物価も安い(ロンドンと比べると)のが特徴だ。しかし、歴史的景観が残る町であり…車などの移動はロンドンに軍杯が上がるだろう。だが、レストランでの外食は高いのだ!!イギリスだから仕方がないし、本場のプロフェッショナルなバリスタが淹れるコーヒーは日本のスタバより全然高いのである。

 

「因みにイギリスのレストランで、イートイン…あー…店内で食べたら20%の付加価値税が付くよ。だからイートインは特別な時しかしないかな?」

「20%も!?日本の消費税の倍じゃん!!その前に普通の消費税も有るんだよね!!」

 

オックスフォードは物価がロンドンより安め。しかし、ここはイギリスであり…レストランの店内で食べると20%の付加価値税が付くのだ!!

 

「付加価値税が消費税扱いだね。お持ち帰りなら税率0%」

「私も1人でイギリスに訪れたら、お持ち帰りにしよ!」

 

カメラを自分に向けて、そう言う早坂あっちゃんであった。

 

「てか、奏おじさん…17歳になったばっかりだよね?なんで車運転出来るの?」

「イギリスは17歳からだよ。小型は16だね」

 

日本は18歳から自動車運転免許を取得することが出来るが、イギリスでは17歳から自動車運転免許を取得することが出来るのだ。だからこそ、奏は17歳で有りながら、車の免許を取得したのである。

 

「右手に見えるのが、オックスフォード大学~そして左に見えるのが複数あるオックスフォード大学病院の中で一番大きなジョン・ラドグリフ病院でーす。ジョン・ラドグリフ病院は僕が木曜日以外働いている所だね」

 

運転しながら奏はルビー、早坂あっちゃんにオックスフォード大学そしてジョン・ラドグリフ病院である。

オックスフォード大学病院…というかオックスフォード大学医学部と連結している病院は複数あり、その中でも最も大きいのがジョン・ラドグリフ病院である。このジョン・ラドグリフ病院…24時間職員が居ており、緊急病院でも有るのでオックスフォードで事故や事件に巻き込まれて救急車に乗ったら、ここに運ばれる可能性が高いのだ!!

 

「でも今日は別の病院なの?」

「そう。木曜日だけね。今から行く市民病院は、前の心臓外科医がケビン先生曰く『ボンクラ』オペ看*1は『くそ』『ゴミ』だったらしくて。麻酔科医からも苦情のオンパレードで、オックスフォード大学に『心臓手術出来る医者派遣して』ってことになって、それからだね」

 

奏ドクターは語る。奏は基本的にオックスフォード大学医学部附属病院…ジョン・ラドグリフ病院で働いている。しかし、今から行く市民病院前には訳有って週一で派遣されて働いているのだ。

なぜかと言うと、その市民病院には常勤の心臓外科医が居たのだが…トラブルばかり起こす医師であり、オペ看や麻酔科医から苦情が来て辞めさせられたに近い形で退職。その後、執刀できる心臓外科医が必要になった病院がオックスフォード大学に要請し、週一で奏が派遣されたのだ。

 

「つまりやぶ医者だったの?その辞めさせられたお医者さん」

「うん。聞いた話ではプライドは高くて直ぐ手術を勧める。その上、手術の完全成功例はゼロ件。ニュースにもなったよ」

 

因みに件の医者は外科医なのに手術がロクに出来ず、プライドがめっちゃ高いクソだったとか。余談だが、日本でも脳外科医竹田くんというマジでヤバい医師が後日ニュースで明らかになるのは内緒である。

 

AM7時 オックスフォード大学から車で40分ほど離れた市民病院に到着。

 

「はい。到着。忘れ物はないね」

 

職員専用駐車場に車を停めて、奏ドクターは先頭を歩いて職員専用入口から入る。その後、奏はルビーや早坂あっちゃん、そしてスタッフが入れるように扉を開けて待ってくれていた。

 

「病院には話を通してるから、通って良いよ」

「「お邪魔しまーす」」

 

裏口から入るという貴重な経験をして、奏に続いていく。その後、ロッカールームに車の鍵などの貴重品をしまった奏はルビーと早坂を見て今日の予定を言っていく。

 

「今日は午前中に心臓の手術が1件。午後2時から外来だね」

「えーと、どんな手術?」

「冠動脈バイパス。えーとね、冠動脈って分かるかな?冠みたいな動脈が有るんだけど。大動脈→冠動脈って細い動脈があって、その1本が悪くなっちゃったんだ。その悪くなった1本を迂回するように、血管を繋げ直したり、人工血管で血液を迂回するようにしたりだね」

 

冠動脈…それは大動脈から繋がる心臓の細い動脈であり、王冠のように見えることからそう言われる。その1つの流れが悪くなり、つまってしまったりすると…他の血管を持ってきたり繋げて血液が迂回するようにするのが、冠動脈バイパス手術である。

 

「手術は7時半からだけど、執刀は8時半からだね。ちょっと、今から患者さんとご家族さんに挨拶と簡単な説明してくるよ」

 

奏はそう言って、患者さんとご家族さんの控え室に入っていった。

 

患者さんとご家族さん顔出しNGのため、ここはカット!!

 

AM7時50分。患者さんは手術室に運び込まれ、全身麻酔→血圧チェックのため針タイプの血圧計をつけられたり、喉に呼吸器を入れられているなどの執刀準備をオペ看と麻酔科医の手で行われている頃、奏は病院のパソコンで来週の手術予定の患者さんを確認していた。

 

「この患者さんは何処が悪いの?」

 

英語が分からないルビーがそう聞く。

 

「心臓に血液が逆流…反対方向に流れないように弁が有るんだけど。その心臓弁がバイ菌で腐っちゃったんだ。

まだ若い患者さんだけど、同じ注射で自分をブスッと何度もしてね。バイ菌が入って感染症になったんだ」

 

イギリスでも薬物は違法であり、社会問題となっている。オックスフォードはそうでもないが、北イングランドなどはフェンタニルなどのヤヴェーのが入ってきてるとか。

 

「やはり…手術で人工弁か豚の弁に?」←早坂あっちゃんは英語が読めるので、患者さんの状態が分かっちゃった。

「一先ずお薬で様子見たいけど…この患者さん…悪い薬(ルビーのためオブラートだが、ぶっちゃけ禁止薬物)乱用してるから。そこまで壊されてないし…まだ抗生物質で行けるけど、無理なら人工弁かな」

 

手術は前もって決まってる場合もあり、このように確認して患者さんに手術のリスクなどを正直に話して、最適な治療を行う必要があるのだ。

心臓治療の開胸手術は最後の手段でもあるのだ。まあ、手術したい&手術手当て目当てに手術をゴリ押しする悪いお医者さんもいるが。

 

因みに人工弁は投薬を続ける羽目になるし、やがては壊れる。生体弁は豚や牛の弁を移植だが、思ってるより早く壊れるなどの問題がある。

 

午前8時半。手術着に着替えた奏ドクターが手術室に到着。因みにカメラマンなどの最低限の人しか入室は認められず、早坂あっちゃんとルビー達はモニタールームへと移動となった。

 

「あら?貴女がドクター奏の姪っ子さんね?そんで貴女がミス早坂。ようこそ、イギリスに」→英語

 

待ってる間、ルビー達は暇を持て余した看護師やお医者さんに話しかけられたりした。

 

「ドクター奏は凄いのよ!!史上最年少で心臓外科のコンサルタントになるし!!世界最年少で心臓移植を成功させた凄い子なのよ!!」

 

「なんで日本の義務教育はドクター奏をないがしろにするのかしら?見る目がないわね」

 

「ここでの手術も手抜きなしでしっかり行うし、手術のリスクも患者さんとご家族に説明するし」

 

ここのお医者さん、奏のことをベタ褒めであった。と言うのも、前の心臓外科医が超クソ野郎だったこともあり、自分の子供と歳は変わらないが…腕前は高いし自慢しないわ、ちゃんと手術出来るし…物凄く高評価なのだろう。

 

AM11時半 手術完了。

 

「簡単?」

「うん。簡単。ここの患者さん、若かったり、元気な(当事者比)心臓だからね」

 

その後、手術の記録をパソコンで書いて、午前の業務は完了である。

 

PM12時半。

 

病院近くのキッチンカーでランチを購入。もちろん、ルビーと早坂のは奏の奢りである。

 

「いつもこんなの?」

「イギリスのキッチンカー、安くて旨いの。あとチキフィレって最近イギリスにやってきた、アメリカの鶏肉ハンバーガーのお店とか、テイクアウトが多いかな?」

 

店内で食べれば税率20%増し!!節約はテイクアウトかキッチンカーに限る!!

 

PM2時 外来。

 

「奏くんに変わってもらって良かったよ!!本当に前の医者はね!!」→英語

「それはどうも。体調はおかわりないですね…来週はエコー検査ですので」→英語

 

PM4時 退勤。

 

「まって、俺…泊まるのルビーしか聞いてないけど?」

「私も泊まるし」

「なら良いや。てっきりスタッフさんもかと」

「「「自分達はホテルですよ!!」」」

 

スタッフさんはオックスフォードのホテルだが、ルビーと早坂あっちゃんは奏の自宅ことマンションの部屋である。

 

 

一方の御行兄ちゃん!!

 

「シロガネ!!ノォォォォ!!」

 

スタンフォード大学校内を歩いていた白銀御行。そんな彼にアメフトボールの流れ弾が高速で飛んできた!!そんな御行兄ちゃんはふっと笑みを浮かべて片手で受け止めようとする。だが…ボールは御行兄ちゃんの顔面にめり込み!!

 

「ひでぶ!!」

 

その後にキャッチし…周囲から見れば、めり込んでなくて片手でキャッチしたように見えたとか。

 

*1
手術を手伝ってくれる看護師




因みに、アイの生存にはケビン先生およびババガンプグループ(フォレスト・ガンプの経営グループ。退役軍人および元CIAが多い)が関わってるとか(笑)

流石のカミキも元CIAとムキムキ退役軍人の料理人達には勝てへんやろ~

奏くんちゃん、お嫁さんどうする? ルビーが新生B小町デビュー時は未婚です

  • 障害が遺伝する可能性有りだから未婚
  • ハーサカさんを幸せにするのだ!!
  • MEMちょを生き遅れにするなよ!
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