自滅する天才悪役貴族に転生したけど、設定厨知識で闇堕ちフラグをへし折ったヒロインたちの様子がおかしい   作:涼暮皐

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ざっくり用語集。
この作品は用語が覚えにくいですが、別に覚えなくても平気です。
ざっくりで大丈夫。


WR-1『悪役貴族の世界記録』

Cross Lord【くろすろーど】

 ゲーム『Cross Lord』シリーズ――中でも特に第一作。無印。

 アロルドが生きている時代のお話。

 原作版とリメイク版がある。

 旅人であり英雄志望の冒険者である主人公が、様々なキャラクターたちと出会い、仲間となって――魔王の新生(or復活)を目論む爻印(こういん)教勢力と戦う物語。

 時系列としては乂歴1000年スタート。

 六代魔王が支配した暗黒時代、千年の趨勢を脅かされた乂印(がいいん)教が、再びその勢力を取り戻しつつある中で、復興と再生を阻まんとする爻印教勢力が最盛期を迎える。

 

 

四大術【よんだいじゅつ】

 作品世界における魔法的・ファンタジー的技術の総称。

 命術(バーン)魂術(ブレイド)冥術(ブライト)混術(ケイオス)の四つ。

 ただし一作目時系列(アロルドの時代)では、使用者の少ない混術(ケイオス)を除いた《三大術》として括るほうが表現としては一般的。

 この時代は、術が最も(世間一般的に)力を失っているとされる時代である。

 

 

魔力【まりょく/マテリアル】

 作品世界における不思議現象――主に四大術――のエネルギー源の総称。

 ただしこの時系列では一般的な用語ではない(『魔』の概念が廃れた時代)。

 主にライフ/オド/マナの三種。だが、根本的には全て同一。違いは個性(いろ)と濃度。

  ライフ:ヒト(生物)が生まれ持つ生命力。命術/魂術に使用。

      最も薄いが、持ち主の個性によって染色されているため扱いやすい。

  オド :教会の洗礼で得る神が分けた後天的な力。冥術/魂術に使用。

      ライフより濃く《力》として強力だが、基本色が白と決まっている。

  マナ :星が持つ根源の力。最も濃く最も強いエネルギー。

      なんにでも使える無色透明の力だが、その分だけ扱いづらい。

 

 

命術【めいじゅつ/バーン】

 四大術のひとつ。己の命を削り、対価に発生するもの。ライフ消費。

 冥術と似ているが、ライフ消費/個の力/攻撃的――という特徴がある。

 ざっくり《HP消費の黒魔法系スキル》と思えばだいたい正解。

 才能で向き不向きはあるが、三大術で最もできること(種類)が多いのが利点。

 発動に必要なのは《呪文の詠唱》。

 呪文は謎のオリジナル言語。

 発動時に命術陣と呼ばれる謎の紋様と個人によって違う色の光が発生する。

 

 

魂術【こんじゅつ/ブレイド】

 四大術のひとつ。物体に宿る《魂》の力を借りて行う超常現象。

 生き物ではなくモノの個の力。使用にはライフを消費する。

 主に《同調》と《発動》の二段階があり、一般的に魂術とは後者を指す。

 ただし同調を転用した物体の解析や調査も魂術の範疇。

 ざっくり《HP消費武器攻撃スキル》または《人物や物体の解析能力》である。

 発動に必要なのは《同調と解放令》。

 解放令と呼ばれる命令形の言葉によって魂に働きかける。

 

 

冥術【めいじゅつ/ブライト】

 四大術のひとつ。神の奇跡、権能を借り受ける個を超えた力。

 主に回復/補助に特化しているが、命術のような攻撃的なスキルもある。

 逆を言えば命術の側にも、別に冥術っぽい補助スキルも存在する。

 違いは、オド消費/神の力/補助的――という感じ。

 ざっくり《MP消費の僧侶系白魔法スキル》で基本いい。

 発動に必要なのは《聖句の詠唱》。

 冥術光(ブライトライト)と呼ばれる白い光が生じる。

 

 

混術【こんじゅつ/ケイオス】

 四大術のひとつ。他の要素を全て持ち合わせる最強・最高・最難の術系統。

 オド消費。一作目時系列では一部が教会に禁術とされている。

 混術には二種類があり、

  ①ほかの三大術を個人/複数人で混ぜ合わせて使う術

  ②自身のオドを火打石に、他のリソースに着火して強大化した術

 に大別される。このうち禁術に指定されているのは②のほう。

 いずれにせよ根幹は《三大術の強化》である。

 ①は要するに合体技。原作でも必殺技として戦闘システムに採用されている。

 問題は②のほう。

 他者に術を強制させる/マナを利用する、などが禁止理由。

 ただ①も②も《自分以外のリソースを使う》点で同じ技術ではある。

 

 

乂印教【がいいんきょう】

 この世界、この王国で支配的な、千年の歴史を持つ宗教。

 オドを生まれ持たない人間にオドを与える《洗礼》の技能と、及び冥術全般を管理する組織。その起源である《勇者》と《聖女》が持っていた二本の聖剣が象徴。

 ゆえに《乂印》。

 

 

編纂書院【へんさんしょいん】

 教会暗部組織の中でも秘中の秘。

 異端審問部自体は存在が知れ渡っているが、その中でも存在自体を秘匿されている暗部最強の武闘派組織。

 教会に不都合な歴史を《編纂する》ための部署。

 

 

十三夜戒【じゅうさんやかい】

 ナイトルーラー。編纂書院に所属する十三名のリーダー。

 教会暗部最強の十三名。

 神の目の届かぬ夜に神を代行してルールを布く、夜を支配する戒律。

 

 

爻印教【こういんきょう】

 元は暗黒時代に葬られた六代魔王の復活のために集まった人々。

 乂印に対する否定、及び六代魔王の四大の魔剣を象徴とするがゆえの《爻印》。

 十名の大司教が合議制で運営するが、組織としての結びつきは劣悪。

 あらゆる意味で《アンチ乂印教》集団であるが、ガチ憎みしている者から「混術の研究がしたいのに邪魔~」くらいのテンション感の者まで内情はかなりバラバラ。

 

 

魔王【まおう】

 時代最強の術師。

 それを宣言し強化を得る《王権宣言》という混術で魔王化した者。

 現在、最新の魔王は暗黒時代の六代魔王。

 

 

六代魔王【ろくだいまおう】

 四剣のエーヴァルト。

 初代がすでに伝説となった現在、歴代最強と謳われた魔剣使い。

 己が四肢全てをそれぞれ魔剣として振るった、歴史上最強の魂術使いとされる。

 

 

魔獣【まじゅう】

 この世界のモンスターっぽい生き物のうち、肉体・生殖能力があるもの。

 オドを保有するヒト系以外の生き物。

 

 

魔物【まもの】

 この世界のモンスターっぽい生き物のうち、肉体が完全にオドで形成されたもの。

 オドでできた生命。

 

 

冒険者ルート【ぼうけんしゃるーと】

 初代原作における三大ルートのうちのひとつ。

 学院を訪れた主人公が出奔し、冒険者として名を馳せながら爻印教と戦う。

 華々しい勧善懲悪な冒険活劇といった感じで、全ルートで最も明るい雰囲気の王道ルートといった印象。

 初プレイにオススメの難易度イージールート。

 ヒロインは《爻印教の施設から逃走してきた元実験体の少女》や《元いたパーティから追放された才能はあるが性格に難ありの少女》など。

 ラスボスはシギナス、に見せかけて七代魔王クラウディア。

 アロルドは死ぬ。

 

 

学院ルート【がくいんるーと】

 初代原作における三大ルートのうちのひとつ。

 学院を出奔せず、同じ学年に身分を隠して通っていた少女の正体が実は王国の王女だったことを知った主人公が、歴史好きの王女の護衛として世界観の謎に迫っていく設定開示の多いルート。陰謀への対策や推理劇的な要素も兼ね合わせる。

 慣れてきた二週目にオススメの難易度ノーマルルート。

 ヒロインは王女のほか、彼女の護衛として従っている少女もヒロイン候補である。

 ラスボスはやっぱり七代魔王クラウディア(覚醒)。

 ただシギナスは序盤で暗殺されて早々に退場してしまうため、このルートでは出番ほぼなし。

 アロルドはやっぱり死ぬ。

 

 

教会ルート【きょうかいるーと】

 初代原作における三大ルートのうちのひとつ。

 序盤で知り合った謎の白フードに「もしかして女の子?」とか言っちゃったせいで目をつけられ、彼女に脅される形で教会暗部組織の小間使いにされるルート。

 同じことやって目をつけられてるのはアホですよね。

 歯応えが欲しくなった頃にオススメの難易度ハードルート。

 ヒロインは謎の白フードこと十三夜戒のミリアステオル=キスリンタスだったり、スパイとして活動していた元爻印教徒の暗殺者の少女など。

 このルートでは、なぜかクラウディアが影も形も登場しない。

 その代わりとなるラスボスは、復活する六代魔王《四剣のエーヴァルト》。

 どう足掻いてもアロルドはやっぱり死ぬ。

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