とあるギンガのPartiality INNOCENT 作:瑠和
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この世界は、ミッドチルダ、魔法、管理局、ロストロギア、戦闘機人、次元、異世界、様々な惨劇を引き起こす種となる物とは、むぁっったく無関係な平和な世界であるが、その世界の住人はミッドチルダという世界の住人と酷似している。だが、酷似しているだけでそれ以外は特に近いものは無い。逢えて言うなら人間関係ぐらいだろうか。
さて、これから語られるのはその世界にある、とある家庭の話。
家族構成は、母、中島クイント、父、中島ゲンヤ、長女、中島ギンガ、次女、中島チンク、三女、中島ディエチ、四女、中島スバル、双子の姉の中島ウェンディ、妹の中島ノーヴェの八人家族と、その家の居候の、橘アキラという青年。
語られるほとんどは、ギンガとアキラの物語になる。
そして、その世界で作られたとあるゲーム「ブレイブディエル」。
このブレイブディエルがもたらす、様々な出会いの物語………。
◆◆◆◆◆◆◆
ー中島家 屋根ー
西暦 20XX年。この日は、梅雨の間にもかかわらず晴天だった。中島家の屋根では、一人の青年…橘アキラが寝っ転がって空を見ている。
「空が青い……………」
「どうしたんですか?そんな当たり前のことを言って」
真っ青な空しか見えてないアキラの視界にギンガが入ってきた。ギンガは少し冷たい言葉を言ったがその表情は笑顔だった。そんなギンガを少し見つめてからアキラは一瞬「クスッ」っと笑う。
そのことにギンガは少し不満そうな顔をしたが、すぐにまた笑う。
「なんか用か?」
「いえ、何となく来ただけです。アキラさんがなにしてるのかなって思って」
「そうか…」
短い会話が終わってもアキラは動かなかったが、ギンガはアキラの隣に座る。アキラはギンガをチラリと見るが、それだけで特に何も言わなかった。ギンガがいて別に困る訳ではないし、迷惑なことがあるわけではない。
「………お前、最近ここによく来るよな」
アキラがなんとなく思ったことを言うと、ギンガは急に顔を逸らす。
「そうですかね?あんまり意識してないんですが……なんとなく好きなんです」
「ここにきてもなんもねぇし…あるつったら俺の部屋代わりのテントと空くらいか。そんなに空とか景色とか好きなのか?」
ギンガは少し間を開けてから答えた。
「……ま、まぁ………好きです」
「へぇ…」
その会話が終わってから、ギンガは一分経たない内に立ち上がった。
「あっ!ごめんなさい!宿題あるんでした!失礼します!」
「あ、おう」
ギンガは屋根にかけられてる梯子を伝ってベランダに行く。そしてベランダから家に入り、自分の部屋に向かった。部屋でギンガはパタリと仰向けになる。ギンガはモヤモヤしていた。初めての、恋という感情の制御の仕方を探して。
To be continued