その鴉は黄昏を見せるかそれとも夜明けを起こすか   作:0.The_Fool

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なんかこっちを先に出すよ、気分屋だからね。


星の終わりを告げる夜

この結末は望んだものではなかった。

 

 

けれど知ってしまったからには願ってしまった。

 

「この空を汚すことしか能のないお前らに可能性を求める価値はない。すでになかったんだよお前たちには」

 

 

「やるなぁレイヴン、クレイドルがいったいこれでいくつ目だ?ざっと見ても10は超えてるぜ?人類の天敵さんよぉ、そんな相棒に依頼が届いてるぜ」

 

 

空の美しさを知ってしまった、

 

 

「お前とこうなるとはな…残念だが、私の蒔いた種だ。刈らせてもらうぞ」

 

 

たとえ、恩ありしとする存在だとしても

 

 

「自分はそれでも空のために人類を狩るよ、セレン」

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「これで残りはオメーの元オペレーターだけだぜ相棒」

 

 

 

「そうだね、邪魔だから消えて」

 

 

 

オールドキングのメインエンジンにコジマブレードが突き刺さっていた。

 

 

 

「な!…まじかよ、殺しているんだ殺されもする、だがそれがお前だったとはな」

 

 

オールドキング撃沈

 

 

 

「あとは、セレスだけだね」

 

 

くッやはり強いなお前は。…もう機体も限界か。…当然か。私が見込んだのだからなお前にやられるのも悪くない」

 

 

「…答えにたどり着ける存在を私は殺さないよ。ただそれだけ、それだけなんだ。人の可能性を最後まで信じ続けたのに、信じ切ることができないほどにこの世界の人間は腐りきってしまっているから。どのルートをたどっても人類は空を、汚し続けた。選択肢はまだあった、その向こうの宇宙(そら)にだって選択肢を広げるための方法を託したのに」

 

 

なら…私を、今殺さない理由には…ならないだろうレイヴン…

 

「客に聞くけどなら私はどうすればよかったのかな、セレン」

 

 

「…」

 

 

「私は、自分は、空に焦がれたのは間違いだったかな」

 

 

「…」

 

 

「人の可能性を、答えを選べるための世界を作れるかな?」

 

 

…そうか、…なら成就しろよお前の答えを

 

 

その伸ばされた手はあまりにも弱弱しくて、美しいと感じてしまったから。

 

 

「…行かなきゃ、そろそろまだ有り余るクレイドルを壊しに、大体が片付いたら私は表舞台から消えるよ、そしてそのまま別の星に行くだから…だから本当にさようなら」

 

 

願いはいつしかその人と呼ぶべきではない人類の天敵に、否、一つの‘‘‘‘に駆逐される。

 

(ノベル私はお前を拾ったことを間違いじゃないと感じていたよ、ただお前に人のこの世界の人間にもお前の言った可能性を求め続けるほどの価値を見出せなかった、私の力不足なのだからな)

 

 

 

 

「あーあ、違うルートで言われたことがここまで刺さるなんてなぁ。さようなら、汚れてしまっても美しさを見せる焦がれたこの世界の空に可能性を見せようとしてくれたもう一人の「   」」

 

 

大切なものを失ってでも答えを見つけるために。

 

 

「それを否定しつ続けた寄生する人類種に原初の恐怖を…」

 

 

‘‘マスター‘‘

 

 

「なに、アイシス」

 

 

‘‘これでよかったのでしょうか‘‘

 

 

「今まで黙ってたのにここでそれを聞く?…でも、そうだね。いいんだよ、私はもうあきらめちゃったから。だから今はやらなきゃいけないことをやるよ」

 

 

‘‘…はい、アイシスシリーズ ネクストAC『レトゥス』起動シークエンスオールクリア。いつでもいけます‘‘

 

 

「……大好きだよ、セレス。私にかすかな希望を残してくれたあなたにだからここだけは、もう誰にも、知られずにいてほしいから。アイシスここの自動防衛システムの掌握は終わってるでしょ?私と、セレスの関係者以外は排除するようにして。必要なら資材は使えるだけ使って」

 

 

この星の終わりを告げる夜(ニュクス)として。

 

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