大好きなうぽって!!の短編です!!
続かない!!笑
息抜きで描きました!笑

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続かない!
僕の好きなうぽって!!の二次創作が少ないから、描いてみました!
好きは人には刺さる良い漫画です!笑
人気なら続くかも?


うぽって!! 彼女達の青春

 

 

青錆学園。

その名の通り、ここは金属と油の匂いが日常に溶け込む学び舎だった。

 

午後の陽射しが射撃場のコンクリートに斜めに差し込み、空気を白く切り裂くような乾いた音が響く。

 

ターン。

ターン。

 

銃声は短く、鋭く、しかしどこか規則正しい呼吸のように続いていた。

 

「……ヒット。次」

 

落ち着いた声が、硝煙の残る空間を引き締める。

高等部のふぁる――FALL1A1。

彼女は射撃手のすぐ隣に腰を下ろし、スポッター用スコープ越しに標的を見据えていた。

 

照準線の先、的の中心に穿たれた穴が、確かな結果を静かに物語っている。

 

「……ヒット。これでラストよ」

 

短い沈黙。

風が一瞬、止んだ。

 

ターン。

 

最後の一発が放たれ、金属音が遠くで小さく弾く。

 

ふぁるはスコープから目を離し、ゆっくりと息を吐いた。

 

「――全弾命中よ、ニコ」

 

その言葉と同時に、射撃姿勢のまま伏せていた人物が動いた。

無駄のない動作で立ち上がり、弾倉を抜き、ボルトを操作し、チャンバーを覗き込む。

 

そこに弾薬が残っていないことを確認する仕草は、あまりにも自然で、あまりにも慣れていた。

 

その鋭い眼差し。

迷いのない所作。

 

それは「訓練」の域を超え、幾度となく実戦を潜り抜けてきた者だけが持つ空気を纏っていた。

 

――SR25。

ニコ。

 

ナイツアーマメント社が生み出した、精密射撃の結晶。

米軍正式採用、海軍特殊部隊ネイビーシールズでも使用実績を持つ名銃。

 

そんな彼が、今はこの学園の生徒として、制服を着てそこに立っている。

 

ふぁるは、その姿から目を離せずにいた。

 

気づけば、胸の奥が熱を帯び、頬がじんわりと火照っている。

はっとして、彼女は視線を逸らした。

 

「……さ、さすがね、ニコ。この距離で、その集弾率……申し分ないわ」

 

自分でもわかるほど、声が少し上ずっていた。

 

ニコは大きく息を吐き、肩の力を抜くと、穏やかに笑った。

 

「これくらい、大したことないさ。俺なんかより、ふぁるや……じーすりの方が、よっぽど凄い」

 

その何気ない言葉と、曇りのない笑顔。

 

ふぁるの胸は、また一段と強く脈打った。

 

――どうして、この人はこんなにも無自覚なのだろう。

 

ニコは銃を肩に掛け直し、こちらを見る。

 

「ありがとう、ふぁる。狙撃訓練、付き合ってくれて」

 

「……な、何言ってるのよ。これくらい、全然大したことないわ」

 

そう返しながらも、胸の内では別の言葉が溢れそうになっていた。

 

(貴方と2人なら……どんな補習でも、何時間でも……)

 

言葉にはできない想いを押し込め、ふぁるは歩き出す。

ニコも隣に並ぶ。

 

二人分の足音が、放課後の校舎に静かに響いた。

 

「珍しいわね。貴方が狙撃の補習なんて」

 

「ん? ああ……」

 

ニコは少し考えるように視線を上げる。

 

「授業中、急につむじ風が起きてさ。砂が舞い上がって……それで、ちょっと調子崩した」

 

その言葉に、ふぁるは眉をひそめた。

 

砂。

微細な粒子。

精密機構を誇るSR25にとって、それは決して相性の良いものではない。

 

「……大丈夫なの? その……貴方が体調を崩すなんて……」

 

声が小さくなる。

心配が、隠しきれなかった。

 

ニコは一瞬きょとんとしたが、すぐに柔らかく笑った。

 

「大丈夫だよ。心配してくれて、ありがとう」

 

そう言って、彼はふぁるが持っていた弾薬箱を自然に受け取った。

 

「ちょ……!」

 

「ほら。俺は元気だ」

 

軽く言って、彼は笑う。

 

その笑顔が、ふぁるには眩しすぎた。

 

「……そ、そう。大丈夫なら……いいんだけど……」

 

視線を逸らしながら、胸の高鳴りを必死に抑える。

 

そんな彼女の心を知ってか知らずか、ニコは続けた。

 

「なあ、ふぁる。補習に付き合ってくれたお礼に、何か奢らせてくれ」

 

「い、いいわよ。そんなの……」

 

「いや」

 

ニコの声が、少しだけ真剣になる。

 

「俺が、そうしたいんだ」

 

その言葉に、ふぁるは顔を上げられなかった。

 

「……じゃ、じゃあ……駅前の、新しい喫茶店……行ってみたいわ」

 

「よし。決まりだ」

 

そう言って歩き出すニコ。

ふぁるは慌てて、その横に並ぶ。

 

身長差のある二人。

放課後の道を並んで歩く姿は、どう見ても――デートに向かうそれだった。

 

(違う、違うわ……これは、お礼……)

 

そう言い聞かせながら、ふぁるは隣を盗み見る。

 

横顔。

力強い腕。

無骨で、男らしい手。

 

――今なら。

 

恐る恐る、手を伸ばす。

 

あと少しで、触れられる――

 

「おぉーい!!」

 

声が、空気を破った。

 

ふぁるは反射的に手を引っ込める。

 

「ニコさんに、ふぁるさん! 2人でどこ行くんですか?」

 

振り返ると、いちよん――M14と、じーすり――G3が並んで歩いてきていた。

 

「ふぁるに補習に付き合ってもらったお礼に、喫茶店に行くところだ」

 

ニコがあっさり答える。

 

「ちょ……!」

 

止める間もなく、

 

「えぇ!? じゃあアタシらも連れてけよ!」

 

いちよんが声を上げる。

 

じーすりはふぁるの表情を見て、何か言いかけたが――

 

「……はぁ。仕方ないな。2人も来るか?」

 

「そうこなくちゃな!」

 

いちよんは先に走り出し、振り返って叫ぶ。

 

「競争だ! 負けた方の奢りな!」

 

「あ、おい! 勝手に決めるな! ……って、店わかってるのか?」

 

苦笑しながら、ニコも追いかける。

 

遠ざかる背中を見送りながら、じーすりは申し訳なさそうに言った。

 

「あの……私達も、よかったんですか?」

 

ふぁるは、少しだけ寂しそうに、それでも微笑む。

 

「ええ……大丈夫よ。みんなで、行きましょう」

 

(……また今度、ね)

 

四人の笑い声が、夕暮れの道に溶けていく。

 

銃である彼女たちの青春は、

今日もまた、確かに――過ぎていくのだった。

 

 

そもそも漫画ご存知でしたか?笑良い漫画なんですー!笑みんな見てほしい!!

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