TS娘が百合の間に挟まれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 作:孔子
転生してから3年の月日が経ち、
あの日は浮かれに浮かれて危うく捨て子になるところだったけど、よくよく考えたら途轍もなく重要なことをまだ確認できていないことに気づいた。
即ち、本当にこの世界は
転生したのは確実だが、現代日本に転生しただけで別にわたなれの世界に転生とは限らないのだ。
一番確実なのは原作キャラ会う若しくはクインテットの女神様方のどなたかにお目にかかることだ。しかし、少し前にやっと二足歩行や言葉を覚えたような乳幼児が直接会いに行くために1人で探しに行くのは不可能だ。
せめて小学校に上がるぐらいの年齢になれば、かのクインテットのスパダリであらせられる
そこで私は考えた末にもっとお手軽で3才ぐらいでも出来そうな案を一つ思い付いた。
それは、わたなれの主人公である
幸いウチにはパソコンも両親のスマートフォンだってあるし、検索するのは容易だ。ただ流石に首も座っていない時期やハイハイしていたような時期に手の届くようなところにそういった電子機器を置いてくれてはいなかったので、今になってやっと実行に移せそうなのである。
さてさて、それじゃあ母が目を逸らしている隙に、このロックが開いているスマホを拝借させてもらいましょうかね。
母の目を盗んで、スマホを持ちながらコソコソと目の届かないところに隠れる。
……芦ケ谷、高校っと、
すると、トップページにはよくある高校のホームページが出た。
いよぉおお──しッ!!
芦ケ谷高校が実在している!
やっぱりここはあの大好きなわたなれの世界なんだ!!!
そのままホームページを開き、芦ケ谷高校のホームページを眺めているとふととある項目が目に入った。
……偏差値65?
見間違いかと思って何度も目を擦ってみるが、値は変わらない。
高過ぎない??
……確かにれな子神は中学の誰にも会いたくなかったため、
……勉強をしよう。
今から勉強すれば間に合うはずだ。こちとらなんだかんだ前世はFラン卒とはいえ大卒で社会人だったんだ。本気で勉強すれば高校入試で偏差値65を突破することも出来るだろう……多分。
せっかく大好きなわたなれの世界に転生出来たのに、頭が悪いせいで物語の舞台にすら立てないだなんていくら何でも辛過ぎる。
私はこれから12年間勉強の鬼になる。