「これ...は?」
止まってる?ずっと続く...訳がないよね
とにかくこの止まってる間に安全な場所に行こう。何となく分かりはするんだから
ふぅとため息を着くとダダダっと弾幕が壁や床、天井に当たる音が鳴り響く
五月蝿くて耳を塞ぎそうになったがそれじゃダメだ。とにかくフランちゃんに集中しないと
「アレ?いない...今度は咲夜?」
何がきっかけで思い出してくれるのかよく分かってないけど多分さっきの止まった時間の中移動したのは咲夜さんの力ってことかな、いつでも使える...はずがない
そうポンポンと使えたら攻撃が絶対に当たらないように出来てしまう
「それにお姉様もいる?うーん...あなたはダァレ?」
「最初に名乗ったよ。結目結弦って、それに全員思い出せたんだね」
「アレ?でも誰かいないよーな」
嘘だよね、ここに来て紅魔館で出会っていない人がいるって....いや、普通に考えてこんな広い館にレミリアさん、フランちゃん、咲夜さん、美鈴さんだけとは考えづらい、他にいてもおかしくないはず
それに僕はその人達のこと知らないし
「まぁ忘れてるなら思い出してもらうしかない...今まで思い出せたんだから!」
そうだ。レミリアさん、咲夜さん、美鈴さん。しっかりと思い出せたのならちゃんと思い出せるはず
だって僕は...その為にここにいるのだから...けど
「フランちゃん...流石に僕も初めてだから次で決めない?」
「ソウだね!でも...決まるのは貴方が壊れることよ!」
そう言ってフランちゃんは部屋の中央に来た。決して最初のように適当に攻撃するとか近距離じゃないみたいだ。これならなんとか
「QED『495年の波紋』」
これまでと違い遅い弾幕は決して避けられないスピードでもなく、これが決め手?と疑問に思った。けど、違う。考えても見ろ、名前を...彼女はなんて言った?
QED...つまり―証明終了―
「ガッ!!?」
背中に凄まじい衝撃が走る。痛いなんてもんじゃない、気を失いそうだ
反射したのか...朦朧としてる意識の中それだけ分かった。あと...1回、痛くても...深呼吸....落ち着いて...見て回避できなくはない
背中の方はゆっくりと後ろを見ながら、これならなんとか
「ツカマエタ」
密着され、凄い力で締め付けられる
背中も痛いし身体中が悲鳴をあげてるのが分かる....でも、手も使えない。密着されてて蹴りも入れられない
なら、する事は1つ
「こんの....問題妹さん!!」
唯一自由な頭を使って頭突きをする。密着していた身体からフランちゃんは離れて、僕も身体中の痛みや背中の痛みより頭をさすってしまった
「痛い!」
「僕もだよ!!」
少し睨んで、まだ何かしてくるかもと身構えるが
「お兄ちゃん誰?どうして美鈴や咲夜、お姉様を感じるの?パチェやこあは?」
「えっ、えーっと...フランちゃん?思い出せた?」
「何が?」
とりあえず...疲れた...なんか緊張の糸が解けたらそのまま前のめりなって...倒れてしまった
「わーっ!?お兄ちゃん!?また...私が壊しちゃったの!?咲夜!咲夜!」
呼ばれた事で来た咲夜、状況を見ていち早くに動く
「妹様、どうかご自身を責めないでください。結弦様は責任をもって診ますので。所で記憶の欠落は...」
「大丈夫だからお兄ちゃんを助けてあげて!」
それだけ聞くと咲夜は結弦を連れて行った。入れ替わりでレミリアが入ってくる
「フラン、大丈夫?」
「お姉様...お兄ちゃん...あの人は」
「結弦の事は咲夜とパチェに任せるわよ。それにしても...よく戻ってくれたわ。フラン」
「ごめんなさい...お姉様」
謝るフランだが咎める事なく抱きしめるレミリア
「今回、フランは悪くないわ。この落とし前はみんなでつけましょう?私達を敵にしたら恐ろしいんだって、分かるように」
「...うん」
「所でフラン、そのお兄ちゃんって...結弦は貴女より年下よ」
「?」
ため息が出るレミリアであった