「ん...」
あれ、えっと...全部夢...なわけないよね、横で霊夢が髪結ってるし
「起きたのね、ちょうど朝よ」
「えっと...おはようございます」
「えぇ、おはよう。それとは別に何か言うことがあるんじゃない?」
言うこと...あぁ
「フランちゃん大丈夫?」
「違うわよ!一人で行ったこと謝りなさいよ!私も魔理沙も心配したんだから...」
「ご、ごめん...」
どこから取り出したのか棒で叩かれそうになったため身構えた。すると
「...本当に能力が使えてるのね」
「え?」
能力...確かに時間が止まってたりなんとなく弾幕が飛んでくる場所が分かったのはあったけど...それになんだっか、彩︎華『虹色太極拳』だっけ、とかも使ってたし
「私は先に行くわ。結弦も起きたんだから来なさいよ」
そう言って先に出て行ったので後を追わないとと思いベッドから降りる...も、服を着ていない事に気づいた。えっ、上裸で行けと?というか霊夢さんは知ってたってこと?そこでノックがされる
「あっはい」
「咲夜です。入ってもよろしいでしょうか?」
「はい」
行動を見ながら問いかける
「あの...フランちゃんは...」
「妹様は正常に戻られて全て思い出してくれました。本当にありがとうございます」
「約束しましたし、託されもしましたから」
笑顔を向けると咲夜さんも笑ってくれた
「そういえば服...」
「妹様との戦いでボロボロになってましたのでこちらで用意させてもらいました。採寸を勝手にした事は事後承諾になりますが、すみません」
「いやいや、こっちも困ってたから助かります」
渡された服を着て思う、これが僕の幻想郷での服か...と
咲夜さんについて行ってみんなが集まってるのを見てると家族みたいでいいなぁと
こっちじゃ僕は1人になるってことだしと考えてたらフランちゃんが走ってきた
「お兄様!おはよう!」
「お、おはよう...お兄様?お兄ちゃんとかじゃなくて?」
「うん!ほら、早く食べよー!」
なんだか性格が180度変わったなぁ、いや明るいのはおなじだけど恐ろしいのが優しくて可愛いって感じに
みんなで仲良く食べてる中疑問に思ったのが
「吸血鬼って納豆ダメなんじゃ」
「知らないわよ、私は好きよ」
そうなんだ。あぁ、炒め豆とかがダメなんだっけ
「にしても...」
右見ても左見ても女の子
「か、肩身が狭い...」
「なに?もしかして男1人だからって思ってるの?そんなの気にしてたらこの先やっていけないわよ、ほとんどが女なんだから」
絶望しかけた...
「そういえばあなた達、拠点が必要でしょ?これからもフランのようになってるヤツを治すでしょうから」
「まぁフランちゃんみたいな人達を治すのがこの旅の目的なのかなあ?」
2人を見る。首を傾げる魔理沙さん
応えない霊夢さん
「そんなんだからその子に能力使って貰えないのよ。あなた達は」
「えっと...貴女は...」
「パチュリー・ノーレッジ、そうね。本物の魔法使い、魔女よ」
ちらりと魔理沙を見ると
「なんだよ、私が魔法使いじゃないみたいな言い方やめろよな。普通の人として魔法使いやってるから」
「まぁまぁ...美鈴さんは?」
「門番してるわ」
そうなんだ。門番って大変だなぁ。雨とか大丈夫なのかな
「アレでも美鈴は妖怪よ」
「妖か...えっ、何かしらの武術の達人って訳じゃなくてですか?」
「ええ、唯一の人間は咲夜だけよ」
咲夜さんこんなにすごいのに人間なんだ...ここまでパーフェクトな人間ってそうはいないと思う。ちらりと霊夢さんと魔理沙さんを見る
「「失礼な事考えてない?」か?」
「す、すみません」
謝る。そこでバンッと扉が開く
「お嬢様!それに結弦さん!こ、これを!」
美鈴さんが忙しなくやってきた。アレ?門番の仕事は
「食事中...まぁいいわ。ふぅん...」
見て何か分かったのかこちらにチラシ?があ、いやこれ新聞だ。が渡された
「えっと...人斬り?闇夜に浮かぶ霊...記憶喪失か!?って...これ...」
「まるで巡ってるみたいな感じだな」
「そうね」
何が頷ける事なんだろうか
「今のところ巡るような場所が異変の順番通りになってます。我々も多少関わった所がありますので...」
「何かあって霊夢が動かない時は咲夜に向かわせてるわ」
な、なるほど。それよりこの新聞、闇夜に浮かぶ霊とか記憶喪失とか流石に大袈裟じゃ
「まぁ捏造新聞で有名だけど今回は役に立ったわね。次の目的はまず白玉楼に行ったあとにはた迷惑な人斬りを探すわよ。」
「知り合いなんですか?どんな方です?」
「ただの通り魔」「縁起が悪いもん」
「怨霊」「押し入り強盗」
順番に霊夢さん、魔理沙さん、パチュリーさん、咲夜さんと。アレ?この人良い印象持たれてない?写真に写ってる黒い影を見ながら思った