戦乙女は死線を乗り越えて   作:濁酒三十六

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戦乙女を更新。
今回は短いですが完全なグロ回、救いはありません!


魔少女達の猛襲…

 学校内には新たな絶叫が加わっていた。男性の恐怖に歪んだ悲鳴…それは鬼面兵達の物であった。青く長い髪を翻して二本の氷の両刃剣で一人、また一人と斬り裂く少女がいた。振り上げた両刃剣で頭から股にかけて両断、横薙ぎに一閃し胴体を真っ二つにし、臓腑がバラバラとバラけた。彼女の足元には転がる哀れな犠牲者の残骸、そして泣き過ぎてひきつけを起こしていた女生徒が一人いた。

 

「ヒッ、ヒッ…ヒキッ、たっ、すけ…!?」

「醜い者に存在する権利はありません。

速やかに消え去りなさい。」

 

 そしてまた剣を一振り、女生徒の首が“スパン”と落とされた。キュアビューティとは対局の魔少女…バッドエンドビューティは無表情のまま鬼面兵と生徒達を解体していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黄色の魔少女がアサルトライフルを乱射する鬼面兵にゆっくりと近付き、しかし弾丸には一発も当たらずに彼等の前に立つ。

 

「ばっ、化け物め!!」

「酷いわ、こんな可愛い娘に化け物なんて…。

ムカつくから殺しちゃうね?」

 

 少女が鬼面兵に触れた瞬間、鬼面兵の全身を高圧の電流が駆け巡り断末魔と共に鬼面兵は吹き飛び、ガラス壁に叩きつけられて焼け焦げた煙を立ち昇らせ倒れ込んだ。

 

「あ~あ、死んじゃったわねアレ。

よっわいの~、アハハ♪」

 

 そして遠くの鬼面兵を見つけると指先に向けて強力な電光を放ち一掃、キュアピースとは正反対の魔少女…バッドエンドピースは無邪気な笑みを浮かべると、足下に転がる亡骸を踏みつける。彼女の通った後には感電した幾つもの死体が転がり、一体また一体増やす度バッドエンドピースは上機嫌になっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい早くしろ、追ってくるぞ!!」

「何なんだよあの女、あの鬼の面した奴等をみんな“燃やしやがった”ぞ!!」

「おかあさん、助けてよ、おとうさん!?」

 

 廊下の天井を赤く染めて焦がしていく炎の中で逃げ惑う生徒達に赤い魔少女が関西弁で罵倒する。

 

「逃げ道なんて何処にもあらへんで!

諦めてウチにその身ぃ晒しいな、そしたらそのウザい存在を生きたまま苦しませて炭化するまで焼き尽くしてやる!」

 

 そう言って赤い髪の魔少女は背を向けて逃げる生徒達に掌を向けると深いピンク色の火球を造り出して撃ち放った。火球は生徒達に着弾して燃え上がり、炎の中で悶え苦しむ影が踊り、悲鳴が混声合唱の様に聴き取れた。

 

「ハッ、つまらん影絵やな。」

 

 キュアサニーに姿を似せたバッドエンドサニーはその光景を鼻で嗤い、足元の炭化した死体を蹴り崩した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ってってば~、わたし全然遊び足りないよ~?」

 

 廊下の向こうから可愛らしい少女の声が聴こえてきた。鬼面兵は捻り折られた左腕を庇いながら走り、ガラス壁の角を曲がる。

 

(クソッ、クソッ、話が違うじゃねえか!

この学校の生徒と教師を皆殺しにする任務じゃなかったのかよ!!?)

 

 鬼面兵は左腕の激痛に耐えながら今の自分の状況に毒吐き、右手に拳銃を握り校舎の出入口を目指す。…だが何時の間にか彼の逃げる先にはピンクの長い髪の毛を両端に束ね、スレンダーな体がクッキリと現れたピンクのフリルで装飾された黒のボディスーツの魔少女…バッドエンドプリキュア・バッドエンドハッピーが行く手を塞いだ。

 

「はい、鬼ごっこは終わり。

…と言っても貴方も鬼なのよね?

フフ…ッ、鬼が鬼を“陵辱”するのって…、とてもファンタジーな感じだと思わない?」

 

 鬼面兵は魔少女を見るや否や、震える右手の拳銃を構え乱射し始めた。…だが魔少女の姿は鬼面兵の視界から突然消え、彼の眼下からあの少女の声が聴こえた。

 

「そんなの撃っても何も変わらないわ。

さあ、わたしの玩具になってね?」

 

 とても愛らしい微笑みに鬼面兵は自身の死を悟る。そして彼女が鬼面兵の腹部に触れて爪を立てた瞬間、腹の皮膚を引き裂いて血飛沫と共に臓物を引き出された。鬼面兵は面の口元から血反吐を吐いて苦しがり、その彼を彼女は押し倒して馬乗りになる。

 

「血の色って綺麗…。」

 

 うっとりとした表情でバッドエンドハッピーは掌一杯に濡らついた血を舐めとり鉄錆びた味を味わった。

 そして鬼面兵の断末魔が響き渡り、その後に残されたのは人の形など残らない程に引き千切られた四肢と首…胴体から臓物であった。血塗れのバッドエンドハッピーは鬼面兵から抉り取った心の臟を両手に持ち、先程とは違い虚ろな瞳で薄笑いを浮かべ心臓を目線まで持っていき人差し指と親指でハートの形どる。

 

「他人の不幸は蜜の味…、とても心を打つ言葉だわ。

今この学校は人間の不幸…“死”で満ち溢れているわ。何て“ステキ”な事なんでしょう、全ての命がわたし達バッドエンドプリキュアに平伏すのだわ!

ねえ、そうでしょ…“御父様”?」

 

 そう独り言を呟き、彼女はその手に持つ心臓をグシャリと握り潰した。

 




バッドエンドプリキュア殺りたい放題回でした。
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