冷たい海賊は欲しいものを得られるのか   作:Connect

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28.イレギュラー

 

 

 リューの前に現れたのは、1週間以上地上に帰っていないシンだ。彼は真っ直ぐ、ジャガノートを睨んでいる。

 

「アレがジャガノートか…。なら、少し試す事が出来た」

 

 ジャガノートは先程その持ち前のスピードでベル・クラネルの腕を斬り落とした様に、今度はシンの腕を斬り落とそうと動く。その速さは凄まじいが、ジャガノートはシンの腕を斬り落とせはしなかった。むしろ、ジャガノートはその動きを止めて、ようやく気づいたのだ。シンの腕を斬り落とそうとした自らの脚一本(・・・)が無いことに…。

 

「グオオオオオオォォォッ!!」

 

 それは敵を威圧する咆哮などではない。明確な悲鳴だ。

 

「五月蝿い」

 

 鬱陶しそうにジャガノートを睨むシン。彼の右手には、先程引き千切ったジャガノートの脚が握られていた。彼はそれをジャガノートに投げつける。

 ジャガノートは当然のように避けるが、避けた次の瞬間、先程までいた場所にシンはいない。何処にいるのか、すぐに感知を始めるが、全て後手に回っている。

 

「ここだ」

 

 シンはジャガノートの上空にいた。そして、ジャガノートを殴りつける。ドンッ!!という音が響き、ジャガノートは地面に倒れ込む。しかし、シンの攻撃はまだまだ終わらない。

 

「とりあえず、その面倒な脚を斬り落とすか…」

 

 シンは武装色の覇気を纏い、手刀の構えを取る。そして、次の瞬間、ジャガノートの脚を全て斬り落とした。

 ジャガノートは残された尻尾でシンの腹をズサッ!!と突き刺したが、それすらも無意味なこと。

 シンは今尚自身の腹に刺さっている尻尾を凍らせていく。パキパキッ!!と尻尾からその身体まで広がる。最後には顔以外の全てが凍らされた。シンが顔を凍らせなかったのは、ジャガノートに聞きたい事があったからだ。

 

「お前に聞きたい事がある。赤い飛竜は何処にいる?」

 

「グオオオオオオォ!!!」

 

「お前、人の言葉を話せないのか?」

 

「グオオオオオオォォォ!!!」

 

「…そうか。無駄な時間だったな」

 

(…あの飛竜は五年前に大規模な破壊が行われた時に生まれたと言っていた。それはアストレア・ファミリアを壊滅させたジャガノートが生まれた時だろう。もしかしたら、ジャガノートも人の言葉を話せるのではと考えたが、あの飛竜が特別なだけだったのか?)

 

 シンはもうジャガノートに用は無いと、その手に武装色の覇気を纏い、ジャガノートを潰そうとする。

その瞬間に、突如として、上空から青い炎(・・・)がシンを襲う。それを察知したシンは氷の壁を展開して、炎を防いだ。

 

「…青い飛竜?」

 

 上空には青い飛竜が殺気を放って、シンを睨んでいる。

シンは少しだけ、青い飛竜が赤き飛竜と似ていると感じた。

 

(恐らく、赤き飛竜と同様にダンジョンが態々生み出した存在。けど、赤き飛竜(アイツ)よりも明らかに強いんだよな…。しかも、赤き飛竜とは性質が違うな…。殺意が剥き出しだ…)

 

 シンは青い飛竜と対峙した瞬間に、青い飛竜は赤き飛竜よりも数段強いと感じ取る。青い飛竜から出されたその炎も第一級冒険者を殺す程の十分な威力を有している判断した。

 

(意外と熱がある炎だ。しかも広範囲攻撃。油断すれば、オレにダメージが届く可能性がある。…こういう時は速攻で殺すに限る)

 

 シンは武装色の覇気を纏い、青い飛竜を殺そうとする。青い飛竜もまたシンを殺そうと青い炎を広範囲に放つ。

 シンはそれを自分だけ防ぐことは可能だが、後方にはリューや傷の手当てを受けているベルと彼を守っている彼の仲間たちもいる。それ故にかなり気を遣って立ち回っていた。

 

(一応、攻撃が届かないようにしているが、長期戦は面倒だ。というか、飛んでいるのが鬱陶しいな…。出来れば、話せるかどうか検証したいが、敵意剥き出しだ。…殺すか)

 

「『天の咆哮(ロアー・オブ・ヘヴン)』!!」

 

 武装色の覇気を纏った拳。それは圧力波となり、青い飛竜に真っ直ぐ突き進む。それは青い飛竜が避けるよりも速いスピードを有しており、ドンッ!!!と青い飛竜に直撃した。

 

「ジャガノートの方も殺すか…」

 

 今尚、凍って動けないであろうジャガノートを殺そうと、シンはジャガノートのいる方を向いた。

しかし、そこにはジャガノートがいない。

 

「ん?」

 

「シン!!上です!!」

  

 リューの言葉を聞いたシンは即座に上を見る。そこには先程まで凍って動けなかったジャガノートがシンを殺そうと天井にへばりついていた。

 

「全ての脚を斬り落とされた癖に、よく動くな。…そして、お前も意外とタフだ」

 

 シンは青い飛竜を殺したと思っていたが、青い飛竜は胴体に穴を開きながらも生きている。

天井にはジャガノート、正面には青い飛竜。どちらもボロボロの状態だが、第一級冒険者を殺すには十分な力を有している。

 シンではなく、第一級冒険者なら殺せていただろう。

だが、この場にいるのは規格外の強さを持つシンだ。余程のことがない限りピンチにすらならない。

 

「ダンジョンを壊さないように威力を抑えたが、やはりお前も跡形もなく全身を完全に粉砕されない限りは動くか」

 

 ジャガノート同様に、たとえ頭部を失おうが、胸部を貫かれようが、全身を完全に粉砕されない限りは消滅しない。

 その事を分かった上で次は完全に殺すとシンは力を込める。

手始めにギロッ!!と覇王色の覇気(・・・・・・)を使い、ジャガノートと青い飛竜を威圧した。

 

(まずは、面倒な飛竜。その次にジャガノートだ)

 

 シンが動き出した。その瞬間にそれは不気味に笑う(・・・・・・・・・)

 

「ッ!!!!?」

 

 シンの動きが止まる。それも止めたくて止めたわけではない。自身の覇王色の覇気よりも巨大かつ凶悪な覇王色の覇気がシンだけに向けられているからだ。

 

(ッ!…何だよッ!?これはッ!?心臓を鷲掴みにされたような、周りから聞こえる音という音が遠のく、呼吸が、苦しいッ!)

 

「シンッ!!」

 

「……ッ!?」

 

(オレはいつからこの世界に迷い込んだのが、オレだけだと思っていたんだ。オレ以外にも迷い込んだのがいたと考えるべきだろうが…ッ。しかも、このレベルの覇王色の覇気、クソッ!この感覚、アイツ(・・・)の覇気と似ている。だが、似ているだけだ。全く同じではない。どうなってやがる?)

 

 前へ進むどころか苦しそうにその場で膝をつくシン。彼の真上にいるジャガノートと彼の正面にいる青い飛竜は、シンを殺そうと動き出す。

 シンは能力者だ。刺されても潰されても死ぬことはない。その事は長年の付き合いでリューも分かっている。だが、それでも彼女はシンを助けなければと直感する。

 そして、それはとても正しい(・・・)。今のシンには攻撃が通るだろう。

 

 リューはシンの側へ行こうとする。現在、シンが動けないこの状態でLv.4のリューが行けば、殺される可能性は極めて高い。しかし、それでも彼女は行く。シンを放っておけないから。

 

「シンッ!!!」

 

「……、来るなッ、逃げるんだッ!!」

 

 シンは何とか声を振り絞り、リューにこちら来るなと言う。

だが、その瞬間にジャガノートはその巨体でシンを押しつぶそうとした。

 

(ヤバい、今のオレは何者かの覇王色を受けて能力が無効化されている。この状態で攻撃を喰らえば、オレは死ぬ(・・)

 

 シンは何とかしようとするが、身体を動かすことが出来ない。もう数秒後にはジャガノートの巨体に潰される。

 

(このままでは、殺られる。…こうなったら、一か八かの全開を仕掛けるしかないッ!)

 

 シンは己の覇王色の覇気を全開にして、圧倒的覇王色の覇気を相殺しようとする。それをしたことにより、シンは十数秒だけ動く事が出来る。だが、今の状態では再び押し切られて、圧倒的な覇王色の覇気に縛られるだろう。

 

「何なんだよ、この無茶苦茶な覇気は」

 

 シンは何とかジャガノートの攻撃を避けた。だが、正面から青い飛竜が咆哮の構えを取っている。

 

「シンッ!!」

 

「リューッ!!」

 

 リューはシンを助けようと、彼を抱きしめ、青い飛竜から放たれる咆哮から回避した。

 

「シンッ!!大丈夫ですか!?」

 

「……あぁ」

 

 シンは苦しんでいる。理由は謎の圧倒的覇王色の覇気を相殺し続けているからだ。この場にいるシン以外の者たちは覇王色の覇気を受けていないので、苦しんではいない。シンだけが疲労困憊の状態だ。

 

(この覇王色ッ…キツ過ぎる。いつまで相殺出来るのか分からない。クソッ!!しかも、この音はッ!?)

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!!

 

『(にかっ)!!!!』

 

 頭に響くリズムはとても気分が悪くなる。シンは何とか立ち上がるが、フラフラと足がおぼつかない。

何とか安定するために、リューの肩を借りている状態だ。

 

「シン、ひとまず離脱を…」

 

「……クソッ!」

 

(情けない。八年か…。鈍り過ぎだッ。今受けている覇王色の覇気は恐らく100%の力ではない。恐らく80%前後だ。察するに何かの理由で、制限がかかっているんだろう。だが、それでもオレはこの有り様。せめて、ジャガノート共を殺さないと)

 

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…、リュー、今から一撃を放つ。合図を出したら逃げろ。お前だけは絶対に生きろ」

 

(少年は仲間に抱えられている状態か。悪いがシル、オレはこの場にいる面子なら迷わずリューを選ぶ。というか、少年は死んでも構わない。リューさえ、生きていれば良い)

 

「何をッ!?」

 

「…ひねり出せッ、今出せるオレの最大最高峰の覇気をッ!(ギロッ!!!)、……逃げろ、リューッ!」

 

 シンは覇王色の覇気を倒れるまで全開にして、自身の向けている覇王色の覇気を跳ね除けた。

そして、一次的に復活した自身の能力をジャガノートと青い飛竜に放つ。

 

「『アイスノヴァ』!!!!」

 

 氷のエネルギーがジャガノートと青い飛竜を覆う。

その瞬間にシンは倒れた。奇しくもシンが倒れた時、深層から放たれる覇王色の覇気が一瞬だけ乱れながらシンを襲う。

 乱れた覇王色の覇気はシンだけではなく、シンの周りにある地面にも影響を及ぼす。そして、そのせいで地面が崩れたのだ。

 

「シンッ!!」

 

 疲労状態のシンは動く事が出来ず、崩れた地面共々、下へと落ちていく。そして、最悪なのはシンの向かう先は深く流れの強い滝だということだ。

 

 ドボンッ!!と水の中に落ちたシンは当然の如く溺れる。疲労状態で動けないというのもあるが、それ以前にシンは悪魔の実の能力者だ。泳げないのは当たり前。

 水が溜まっている場所、つまりは海、川、プール、風呂などの場所に悪魔の実の能力者が入ると、たちまち全身の力が抜け、体が沈んでしまう。

 

 普段のシンなら水に落ちそうになった瞬間に、ヒエヒエの能力で水を凍らせるのだが、疲労状態の上、覇王色の覇気を受け続け能力が無効化されている。

 

「ゴバッ!!ガバッ!!ゴボッ!!」

 

(力が抜ける…呼吸が出来ないッ、溺れ死ぬ…このオレがッ)

 

 シンは成すすべも無く、激しい水の乱流に呑まれていく。藻掻く手も足もまさしく出ない。

何とか水の中から脱出しようと手を伸ばすが、何も掴めず流されていく。

 

(…ッ、ヤバい、このままでは…)

 

 シンの意識が朦朧とする。そんな中、彼の手を必死で掴もうとする手が水中を彷徨う。その手とはリューである。

 リューはシンが水に落ちたのを見た瞬間に、彼を助けようと自身も流れの強い水中へと入ったのだ。  

 

(シンッ!!手をッ!!)

 

 リューは必死にシンの姿を追っていく。2人はみるみると水の中を流れて行き、それが意味するのは2人とも下の階層へ入っている事を意味する。   

 

(シンッ!!)

 

 リューは水中で何とかシンの手を掴もうとする。その時、彼女はシンの状態を見た。シンは既に意識を失っていた。恐らく水を大量に飲み込んだせいだろう。

 2人は水中を流されるまま流されていき、ついにシンは水の溜まっている湖の底へとたどり着いた。普通なら、これより下に落ちることはない。

 しかし、シンが意識を失った瞬間、再び彼は覇王色の覇気を何者かから受けた。それはバリバリッと音を立てながらも大きな圧力となり、地面を崩していく。

 

(これはまずいッ、このままでは更に下の階層へ落ちていく) 

 

 リューがそう思ったところで意味はない。シンは既に下の階層へと落ちていた。リューには追いかけないという選択肢などない。当然、彼の後を追うように下へと落ちる。

 

 シンが覇王色の覇気を受け続けている限り、地面は崩れ、彼は下へと落ちていく。

 リューは力の限りに水中を進んで行き、ついにシンの手を掴むことに成功する。その瞬間に、シンが受けている覇王色の覇気は消えた。恐らく、覇王色の覇気を使っている者が使うのを止めた、もしくは力を使い過ぎた(・・・・・)のだろう。

 

 リューはそのままシンの身体を自身に引き寄せ、彼が離れないように抱きしめた。

彼女はその状態で水中から脱出し、地面へと着地する。

 

「シンッ!!」

 

 リューはシンをそっと地面に寝かせると、彼の安否を確認する。だが、水中で見た時と同様にシンの意識はない。

 

「呼吸がないッ!シンッ!!」

 

 リューは必死に呼びかけるが、シンはいつものように、声を出すことはない。

 

「…ッ、死なせないッ!私はあなたに…」  

 

(失うわけにはいかない。私は愛していると伝えていないッ!)

 

 大切な人が死んでしまう。それはリューにとって、恐怖でしかない。彼女はブルブルと手を震わせながらも、シンの気道を確保し、鼻をつまむ。そして、シンの唇に自身の唇を重ねた。

 それは、一方的で重苦しいキスだ。生死を左右するキスとも言えるもの。

 

 人工呼吸。リューは自身の肺にある空気を、シンの肺へと送り込む。彼女が息を吹き込むたび、シンの胸が僅かに持ち上がり、そして力なく沈む。それを数回行い、次に心臓マッサージを行う。何度も何度も行うが、シンは反応しない。

 

 もうダメなのかと…、リューは涙が止まらない。それでも諦めきれない。

 

 五度目に唇を合わせた、その瞬間だった。

 

「……ッ、ゲホッ!ゲホッ!!」

 

 シンは勢いよく水を吐き出した。リューは慌てて顔を離すと、シンに声をかける。

 

「シンッ!!大丈夫ですかッ!!」

 

「……ぅ…ッ……」

 

 まだ、意識はハッキリしていないが、心臓が動き出したシンは辛うじて呼吸が戻る。

 リューはシンの呼吸が戻り、安堵した。だが、その安堵も一瞬で消える。何故なら、今自分たちのいる場所が最悪の場所だと気づいたからだ。

 

「…このプレッシャー、ここは深層ッ…」 

 

 リューとシン。二人の周りには深層のモンスターたちが二人を殺そうと近づいている。

 シンは意識を完全に取り戻しておらず動けない。残るリューだけで深層のモンスターたちと戦わなければならない状況。

まず、深層のモンスターが十体以上いるので勝てないだろう。

 

「ッ!!」

 

 だが、戦わなければ無残に殺される。リューは先手必勝と言わんばかりにモンスターを倒そうと動いた。

その手に持つ木刀でモンスターを薙ぎ払い、同時に並行詠唱を行う。詠唱を終えたリューはモンスターに魔法を放った。

 

「『ルミノス・ウィンド』!!!」

 

 広範囲に放たれた魔法。モンスターはもちろんの事、地面や壁にも激突し、砂煙が立ち込めていた。

 

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

 

 ここまでのリューの疲労はかなり大きい。何よりも先程まで水中を移動していたのだ。身体も冷え切っている。

 

(モンスターの気配が消えない…)

  

 それはモンスターがいると言うこと。単純にモンスターの耐久力が強く、単純にモンスターの数が多い。それだけのことで今尚、リューは死に直面していた。

 

「このままでは…」

 

 リューは深層から脱出する方法を考えるが、どれも成功はしないだろう。まず始めに考えられること。それは落ちて来た穴を通るというのはもう無理だ。既に穴は塞がれており、そこを通ることは出来ない。

 

 次に考えられるのは正規の道にたどり着くことだが、今シンを抱えて突破するのは不可能に近い。今、天井に穴を開ける事もリューには出来ない。

 最早、シンが目覚めてモンスターを倒さなければ、リューは死ぬ。そして、シンもまた呼吸が戻ったとはいえ、体力も無く、身体が冷え切っている。このまま放っておけば、命に関わる状態だ。

 

「もう一度、魔法を…」

 

 リューは再び並行詠唱を始めようとする。しかし、その瞬間にモンスターたちは何故か逃げ出した(・・・・・)。まるで、何か(・・)に怯えているようだ。深層のモンスターが何に怯えているのかは分からない。だが、リューにもこれだけは分かる。圧倒的な殺意が何処かから漏れ出ているのが。

 この場は危険だと判断したリューはシンを抱えて歩き出す。

 

「シンッ…」

 

 シンを抱えて進んでいたリューだが、正直何処に行けば良いのか分からないでいた。この広大な深層を無作為に歩き回るなど、とても現実的ではない。

 

 リューは何とか、自身の知識をフル回転して移動しているのだが、それが本当に正しいのか分からない。 

 しかも、彼女が最も不安となっているのはシンの状態だ。

抱えているからこそ分かる。シンの身体はどんどん冷たくなり、深刻な低体温症を引き起こしていた。

 

「少しでも安全な場所に…そこで、身体を温めなければ…」

 

 リューは必死で少しでも安全な場所へと移動するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ダンジョン????階層】

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!!

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!!

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!!

 

 

「──────ヒャッハハハ!!!」

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!!

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!!

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!! 

 

 

「──────ッ…ォハハハ!!!」

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!!

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!!

 

 

 ドンドットット!! ドンドットット!! ドンドットット!! 

 

 

 

 一人の男が悲しくも笑う(・・・・・・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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