メスガキを分からせる為だけに俺は最強になった 作:カレーパン
広々とした白い空間。
何度も何度も、肉を叩く音が響き。
女の鳴き声と、何かが噴き出す音が耳に聞こえた。
何度も、何度も、何度も何度も――俺は手を下ろす。
「ふぅふぅふぅふぅ♡!!!」
「……ふむ」
白いタイル張りの空間。
天井には照明となる魔石が無数に蔓に繋がれぶら下がっていた。
そんな空間の中で、手足を拘束されて――尻を突き出す女が一人。
無様だ。
哀れであり、今の奴に相応しい姿だ。
その女は――ナタリア・スーだ。
その装いはぴっちりとした白いシャツが一枚と。
下は元々つけていた水色の下着だけだ。
汗やら何やらでシャツも下着も濡れていて。
赤らんだ肌が透けて見えていた。
彼女は歯を食いしばりながら必死に声を抑えていた。
俺は彼女が自分自身の顔がよく見えるように置いた鏡。
それを通して、彼女の赤み汗ばんだ顔を眺める。
そうして、徐に手を上にあげて――彼女の尻を叩く。
「ふぅぅ――ッ!!♡」
彼女の突き出された尻は真っ赤になっていた。
何度も何度も叩いたからだ。
そっと指で撫でてやれば、彼女はびくびくと肩を跳ねさせる。
が、声だけは出すまいと堪えていた。
俺はそんな彼女の姿を楽しんでから。
彼女の前に移動し――彼女の目を見つめる。
「……ぺっ!」
「……」
彼女を見つめていれば、頬に彼女の唾液が飛んできた。
指で触れればぬちゃりとし。
俺はそれを指で遊んでから――彼女の口に突っ込む。
「うあぁ!? ふがぁ♡!! あぅぁ♡!?」
「……なるほど」
彼女の口の中で指を動かす。
彼女は俺の指を噛みちぎろうとしてきたが。
その程度の攻撃では本来、俺には傷一つつけられない。
彼女は知らず、いたずらに口に力を込める事によって。
俺の指は面白いように彼女の口内を――蹂躙できた。
段々と声に熱がこもり。
たらりと鼻水が垂れていた。
目を半開きにして、鼻息が荒く……ゆっくりと指を抜く。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……く、うぅ♡」
俺は唾液に塗れれた指を――口に入れる。
彼女は目を見開いて口をキュッと結んでいた。
見せつけるように指を舐めれば。
奴は初めて目を逸らすように顔を動かした。
羞恥心……いや、興奮か?
俺はじっくりと観察する。
そうして、指を口から出して。
魔法によって水を出し、水流操作によって手を綺麗に洗う。
水を消し、俺は彼女の頬を片手で挟み此方に向かせる。
「……っ。変態が……死ね」
「……まだ、心は分かっていないようだな。自部自身の――立場が」
俺がため息を零せば、奴はにやりと笑う。
「立場、やって? ハッ、そんなの知っとるは……お前は殺される。ウチやなくとも、騎士団やSクラスのバケモン共にな。ウチが美人だったから連れて来たのは失敗やったな。もう三日か? くくく、そろそろやろなぁ」
奴は笑う。
助けが来ると信じて疑っていない。
俺は哀れなメスガキを見つめて――にやりと笑う。
「何がおかしい――!!」
奴が目を見開く。
視線を向ければ――“ナタリア・スーが立っていた”。
「はぁぁ疲れたぁぁ。任務任務って、ほんましんどいわぁ」
「な、なんで、ウチ、が……お前!!」
「あぁ? 何睨んどんや……こいつ、殺した方がいいですよ? ごっついむかつきます」
ナタリア・スーの姿をした奴はにへらと笑い奴に指を指す。
同じ声、同じ顔で言われたんだ。
奴は顔を真っ赤にして悔しそうにしていた。
俺はそれに心を良くし、種明かしをする。
「――
「はぁい♡」
奴が返事をし――姿が変わる。
半分は笑っている老人の顔で、半分は泣いているように見える子供の顔をした不気味な仮面だ。
その姿は血で染まった道化師の姿で。
服に巻き付けた革のベルトには、人間や魔物の皮膚をはぎ取って作った仮面がつけられていた。
奴は長く伸びる銀の爪をぎちぎちと揺らし。
王に謁見するように大層な礼をした。
「あく、ま……お前、どれだけ……ありえへん。ありえる訳が……っ」
奴は俺を化け物でも見るような目で見つめる。
俺はその顔を目を細めて眺める。
「こいつは、どんな存在にでもなれる。基本的な戦闘力であれば、他の悪魔に劣るが。こいつの変身能力であれば、それすらも補える。分からなかっただろ? それはそうだ――完璧、だからな」
「……きひ♡」
道化師が俺の賛辞に笑みを深めたのが分かった。
道化師に視線を向けて、何か用があったのではないかと聞く。
すると、奴はゆっくりと説明を始めた。
「任務を終えて、人間たちへの報告を終えた時……勇者数名が“竜人の谷”へと派遣されたとの話を聞きました」
「……竜人の谷か……あそこには、竜人たちの末裔が集落を作っていたな……祖龍を祀る為の神殿もある筈だ……それと関係が?」
「……分かりません。ですが、何やらただならぬ雰囲気を感じました……“封印”、そのワードは確かに聞こえました」
「……なるほど……心当たりはあるか?」
俺は視線をナタリアに向けた。
すると、奴は嫌味な顔をしながら「話すわけないやろ、ボケが」と言う。
俺はそんな奴の前に立ち。
静かに俺を嘲笑う奴の顔を見つめて――頬をぶった。
「うぐぅ♡!?」
奴は頬を赤くし。
痛みによる声ではなく、快楽の声を漏らす。
奴自身も自分の体の変化に気づいて戸惑っていた。
俺は顎に指を添えて考える……そうだな。
「……アレにしようか」
「あ、あぁ? 何、言って――!!」
俺が指を鳴らせば、奴の拘束は解かれた。
奴は一瞬で攻撃を仕掛けてくるが。
即座に、床から噴き出した液体に包まれてしまう。
奴はその中でもがくが、まるで動けていない。
緑色の薬液であり、奴は呼吸を止めていたが。
すぐにごほりと噴き出していた。
「……!!?♡」
奴は苦し気に藻掻く。
俺はそんな奴を見つめながら、ポケットに手を入れて立ち上がる。
「この空間にいる限り、死は訪れない。苦しくても、お前は生き続ける。そして、その薬液は俺が作った特別なものだ。一時間も漬かっていれば……面白い事になるぞ?」
「……っ……っ♡!!」
奴は目を大きく開きながら俺を睨む。
が、既に効果が表れ始めているようで。
体が何度も震えていた。
俺はその様子を眺めながら、道化師が用意した椅子に座る――
◇
「……そろそろか」
「ですねぇ♡」
「……」
薬液の中の奴はぐったりとしている。
意識は失っているが死んではいない。
俺はそんな奴を眺めながら――指を鳴らす。
瞬間、奴を包み込んできた液体は床に流れ落ちる。
そうして、タイルの隙間に吸い込まれて行った。
それと同時に奴の体にある魔法を付与した。
奴を見れば、体を小刻みに振るわせていた。
着ていた服は液体で濡れている。
白いシャツは肌に張り付いていて胸が突き出している。
ボタンが取れていて中の下着も濡れているのが分かる。
先ほどの躾によってついた跡は見えなくなっていた。
仰向けに倒れていて、口から液体を流しているそいつを見つめて――腹に蹴りをぶち込んだ。
「――――ッ!!!!!????♡」
奴は口から液体を吐き出す。
瞬間、言葉とも呼べない獣の叫びをあげて――奴の体が激しく揺れた。
危険な震え方で。
奴は白目を剥き、鼻からは血を流していた。
全身の穴という穴から体液が流れている。
暫く、奴は絶叫していたが。
何とか意識を取り戻し。
か細い呼吸の中で、俺の事を見つめて来た。
「な、に、うぅ♡ ひ、て、ぁ♡ こ、えぇ♡ うくぅぅうう!!?♡」
「随分と甘えた声を出すじゃないか……何をしたかって……分かるだろう?」
俺はそう言って、手から奴が持っていた金属球を取り出す。
それを指で転がしてから、指で弾いて――奴の胸に当てた。
「あああぁぁぁぁぁ!!!?♡」
奴は少し球が触れただけで――また、体を激しく震わせた。
ぶしゅぶしゅと音がするが。
俺はそれを無視して奴を眺める。
鼻から血を流し、口を大きく開けて白目を剥きかけている。
哀れで、可哀そうで――愛おしいなぁ♡
「くふ♡」
「はぁ!! はぁ!! はぁ!! はぁ!! うくぅ♡!!」
奴は必死に動きを制限していた。
動くだけでもかなりの刺激だろう。
奴の体を漬け込ませた薬液の正体は――所謂、感覚増強液だ。
一滴でも舐めれば、少しの刺激でもより強いものと体が認識するようになる。
体を漬け込めば、奴の体は風が吹くだけでも電気が走るようなものだ。
痛みも、痒さも、何もかもが今の奴にとっては――危険な刺激だ。
「ふぅぅぅ♡!!! ふぅぅぅぅ♡!!!!」
奴は歯を噛み締める。
そうして、鼻血を流しながらも耐えていた。
俺はそんな奴に笑みを向けながら――ある提案をしてやった。
「もしも、お前が後一週間、その状態で正常でいられたのなら――解放してやろう」
「……っ!!! ほんま、かああぁあああ!!?♡」
「あぁ約束しよう。その代わり――貴様に制限をつける」
俺が再び指を鳴らせば。
奴の服装が一変する。
下着だけの姿となり、手足は鎖でつながれ床に固定されて伸ばされた状態だ。
空間の状況も変えて、適度に風が流れるようにする。
優しいそよ風であり――奴は歯を食いしばって震える。
「――ッ!!!!♡」
「その状態だ。その状態で一週間だ……頑張れよ♡」
俺は笑みを浮かべながら奴を応援してやった。
奴は鼻血を垂らしながらも挑戦的な笑みを浮かべる。
その目には僅かながらに希望の光が灯っていた。
俺はそんな奴を一瞥し、踵を返して去っていく。
「道化師。暫くは任せたぞ」
「仰せのままに♡」
道化師は一礼し姿を消す。
俺もゆっくりと目を閉じ――開ければ自室であった。
「さて、こっちはこっちで……イベントだな」
カーテンの隙間から光が見える。
時刻は昼過ぎであり、今日は学校は休みだが。
以前に教師から配られたそれが、机にはまだあった。
ただのプリントだ。
書かれている内容も、特段、焦るようなものじゃない。
ゆっくりと机に近づき、それに視線を向ければ、近々行われる――交流会の案内だ。
交流会とは、他校とするものもあるが。
今回は上級生たちとの交流会で。
新入生である俺たちに対して最上級生の五年生たちが姿を見せる。
彼らは既に就職先が決まっている者たちも多く。
学業に関しても、四年生の時点で必要となる事は収めてしまっている。
五年生となれば、自由に授業の選択が出来て。
中には冒険者として活動を始めている者や教師の手伝いをしている者もいると聞く。
つまり――暇なのだ。
故に、新入生が相手をしてやるのだ。
彼らは最上級生として威厳を見せつける事が出来て満足だろう。
俺にとっては特段、重要なイベントではないが……いや、そうでもないか。
最上級生の中にも、“過去に”俺と交戦した者がいたかもしれない。
Sクラスほどではないにしろ。
面倒な手合いであれば、今のうちに分からせておくのも手だが……あぁ、ダメだな。
今は、ナタリア・スーに集中したい。
あの生意気で、男をカスであると思っているあの女を――分からせたい♡
今はそれだけが望みであり……まぁそうだな。
「味を見る程度であれば……ふは♡」
俺は笑う。
そうして、部屋から出る。
鍵を閉めれば、別の男子生徒が他の部屋から出て来るのが見えて……ん?
「……っ!」
「……」
一瞬、視線を感じた気がした。
が、奴はさっと視線を逸らして走り去っていく。
若干、怯えに似た感情が見えたが……そうだな。
不穏分子は排除するが……相手が男なら泳がせよう。
俺はそう考えて、手の中に意識を集中し――黒い小鳥が出る。
「行け」
俺が命じれば“使い魔”は羽ばたいていく。
壁を通り抜けてあの男子生徒を追っていった。
俺はこれで暫くは様子を見ようと考える。
すると、ポケットの中の通信石が震えのが分かった。
「チッ……何だ?」
《何だじゃないわよ!! 人に仕事を押し付けた癖に無視って――こ、このぉ♡》
《そうだそうだ!! 私たちだってなぁ!! お前の為に――いや、ちがぁ!?♡》
《……報酬を下さい。何か、私たちの得になるものを……ふふ♡》
奴らは口々に俺に言ってきた。
奴隷の分際で好き放題であり、立場がまだ分かっていないようだが……いや、違うな。
敢えて、無礼な物言いをして俺からの……くふ♡
馬鹿な奴らだ。
本当の阿呆どもで……が、手の掛かる奴ほど可愛いのだろうな♡
俺は最初こそ苛立ったが。
すぐに気分を良くし、それならばとニヤリと笑い――
「お前たちにも――参加させてやろうか♡」
《……?♡》
奴らは戸惑いながらも期待している様子だった。
俺はそれだけ伝えて馬鹿三人共との通信を切る……さて。
色々と準備がある。
交流会もそうであり、ナタリアの事でもな。
先ずは街に出て、買い出しだな。
俺はそう考えながら。
街を目指して歩き出した。