転生したらカーバンクルだった件について   作:おさんどんさん

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サブタイトルが物語ってます
よくある救済ものですが齟齬が発生しても問題ないようにはしてます


井沢静江=シズ

リムルが先にシズさんと話してる中、俺は割って入るように室内に入った

 

「話は大体聞かせてもらったよ。シズさん、リムル」

 

「ルリ...」

 

この世界に来てからのこと、居なくなった魔王の居城を守る役目、助けてくれた勇者

教え子達のこと

 

「シズさん...この世界の事、どう思ってる?」

 

「なっ、ルリ!お前」

 

「いいの、スライムさん...私は...この世界が嫌い...だけど...憎めない...」

 

優しい答えだ。俺なら破壊したいとか言ってもおかしくなかったと思う

 

「シズさんが助かる方法が一つだけある」

 

「なに!?それは本当か!?ルリ!」

 

頷く、シズさんに近づく。シズさんの中にイフリートは消えた。故にシズさんの死期は早まって来ている

 

「時間がないから手短に説明する。リムルの捕食者でシズさんを捕食、その後シズさんの魂をリムルから俺に譲渡、その後俺が解放する」

 

「それだとやること変わらなくないか?むしろ現状がもっと悪くなるだけじゃ」

 

首を振る。これが知識有現さんと大賢者さんで検索、導き出した答えなのだ。今これ以外に答えは見つかっていない

 

「シズさんはイフリートによって生かされた。もちろん寿命もだ。それを俺たちが解放する。魔物として」

 

「そういう事か...でも...シズさんは...」

 

そう、これは勝手にやるような事ではない。自己満足だってのは分かってる。俺がこの世界に来るきっかけの時行った行為となんら変わりない

 

「シズさんは...まだ生きたい?それとも...眠りたい?」

 

「っ...休めるなら休みたい...でも、スライムさんやカーバンクルさん達と生きれるなら.....生きたいッ、もう誰にも迷惑をかけずに済むなら...お願い...スライムさん!カーバンクルさん!」

 

リムルの顔を見て頷く。リムルが捕食しようとしたその時

 

「その前に2人の...人としての名前を聞かせて...?」

 

「...三上悟だ」

 

「笹川雄介」

 

「...井沢静江。お願い、2人とも...」

 

リムルは今度こそ捕食した。そして解析が済んだのかコチラに魂が送られてきたのが分かった。あとはウルの時と同じように解放するだけ、その際に俺の額の宝石と同じ力を渡す。ルビーの宝石の言葉は...情熱、勝利、愛情だ。そしてもうひとつ、時々見せる色、瑠璃色の宝石の言葉は...........!!!

 

 

「シズさん大丈夫かな?お邪魔しまーす...えっ、えっ!?えぇえええええ!?」

 

「どうしやした?姐さん」

 

「入ってくるな!!」

 

俺と、リムル、そしてシズさんの格好からエレンが男達の入室を経ったのだ

 

「え?え?シズさん...は分かるけどなんで裸!?」

 

「んー...どういう事だ?」

 

「そりゃ魂から作り出したんだからそうなるよ...シズさん。身体の調子はどう?」

 

「軽い...前より断然に...!」

 

【解-個体名シズは魔人から宝石魔人に進化しました】

 

「なるほどなぁ...って宝石魔人!?」

 

リムルが驚いている。まぁ俺も言われて驚いている。たまにこうしてリムルと同じで教えてくれる大賢者先生ホントに先生

 

俺はと言うと...小学生高学年か中学生辺りの身長になってしまった。リムルも身長はそこまで大差ないがまだリムルの方が高い

ゴソゴソと部屋にあった布を2人に投げ渡す

 

「一応これ羽織っとこう」

 

「そうだな」

 

「ありがとう。カーバンクルさん...あっ、もうカーバンクルさんって呼べないのかな?」

 

「好きに呼んでくれていいよ。俺もこれまで通りシズさんって呼ぶから」

 

「じゃあスライムさんにカーバンクルさんだね!」

 

それから3人に説明した。勝手な事をしたのを謝るのも含めて

すると

 

「「「ありがとうございます!!!」」」

 

「「えぇ...」」

 

俺とリムルは突然の感謝に若干引いていた

 

「シズさんを助けてくれたこと、感謝します!」

 

「あっしも、助けてばかりだったのをお礼が言えてなかったので!」

 

「お姉ちゃんみたいだなって思ってて...シズさん!ありがとうございました!」

 

優しい笑みを浮かべてエレンを撫でたシズさん

 

「にしても...」

 

「こうして見るとリムルさんもルリさんもシズさんの妹みたいっすね」

 

まぁ年齢順で言うとそうなるよな

 

「三姉妹?」

 

「ふふ、妹ってのもいいけど2人はこの村の主なんだからそれは失礼になるよ。私は大人しく配下になって「ちょちょちょ!?」?」

 

言い終わる前にリムルが止めた

 

「いや、それは俺たちが遠慮しちゃうから!な?ルリ」

 

「まぁシズさんとは対等でいたいし...でも勝手に同格化ってのはアイツに失礼だから...まぁ義姉妹で、リムル!名付けしろ!一応はシズさん魔物になったんだし」

 

「え....「「ぇえええええええ!?!?」」」

 

今日、何度目かの叫び声。うるさい。その辺も説明すると納得してくれた。それ以外に救う方法がなかったから

 

「ほら」

 

「シズさんはシズって名があるだろ?もう俺たち二人でぇえ!?」

 

俺も魔素を吸い取られるのを感じた。リムルもだろう

 

「?」

 

ご、ごっそり魔素を取ってかれた....ここで名づけしてた中では1番だぞ...

 

「やばっ」

 

俺たちは人型形態を維持するのが難しくなり、スライム、カーバンクル形態に戻った

 

「「あっ」」

 

シズさんとエレンが悲しそうな声をあげる。なんとも分かりやすい

3人がとうとう出立...という時にリムルが一言、「お前たちの装備、ボロボロだな」となって3人にうちの村から迷惑をかけたこともあって装備を進呈し、帰っていった

 

「スライムさん、カーバンクルさん」

 

「「ん?」」

 

「これからよろしくね!」

 

「「ああ!!」」

 

こうしてまた、新たな仲間が増えて賑やかになった




瑠璃色、ラピスラズリの意味は幸運・成功の保証、真実、健康、崇高
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