「ここがリザードマンのいるとこ...そうか。湿地帯なのか」
「こちらです」
ソウエイに案内させる。さて、この姿だとなめられるな、人型になってっと
「何やつ!」
「首領に会わせてもらいたい。ソウエイ、手出しするなよ」
「はっ、お前のようなチビが首領にだと?今首領は」
額の宝石の魔素を解放した。すると、目の前のリザードマンは怯えて腰を抜かしたのか尻もちをついた
「首領に会わせてほしいんだけど...ダメ?」
「い、今話を通して来ます!」
「...ふぅ、威圧するのもなんか心苦しいな」
「流石です、ですがよろしかったのですか?」
「いいのか...とは?」
「話さずこのままという場合も」
ああ、そういう
「俺の耳っていいから結構聞こえるんだよ。それにこの洞窟内だと反響して余計に...ね」
「なるほど!」
しばらく待つとさっきのやつかな、プルプル生まれたての子鹿のように立っている
「こ、こちらです!」
さて、ガビルみたいなバカだったら知らんが、話をつけさせに使者を送るほどの知能があるなら大丈夫だと信じたい
「ソウエイ、下がってろ」
ちょっと語感を強くする。いつもみたいに優しくしてたらダメだと思うし
静かに頷いて下がってくれた
「我が名はルリ=テンペスト。此度はリザードマンとの同盟を結ぶために参った次第」
首領は周りを見て、後ろのソウエイを見たのだろう、こちらに問いかけてきた
「後ろに控えているのは南西に属するオーガと見受けられる」
「いや、彼はソウエイ。オーガから鬼人に進化した俺と俺の兄、リムル=テンペストの配下の1人。他にも数人控えているが、大人数で来ては不味かろうと二人で来た」
「な、なるほど...しかしそなたは...魔人?」
「いや、変身能力で人の姿をしてはいるが、カーバンクルだ。同種は存在しない世界で1人の存在とでも思ってもらって構わない」
こ、こんな感じでいいよね?
「し、して同盟とは...」
「なに、簡単なこと。
「なっ!?」
「
「やめろと言ってるのだ」
「くっ、この!」
向かってきたのをソウエイが糸で止めかけたのを察知し手で止め
俺は飛び上がりかわして再び降り立つ
「さて、今のは知らないが...次に襲いかかってくるのであれば...全力で相手してやるからかかってこい」
入り口でもやったように魔素を全開にした。ヴェルドラの封印されていた洞窟から出た時と同じ状態だ。それにビビったのかほとんどのやつが膝をついたりもたれかかったりした。いちばん近くにいたやつ、襲いかかってきたやつに関しては気絶してる
「ま、待ってくれ!同族の非礼を詫びる!だからどうかその力をおさめてもらえないだろうか?」
ちゃんと賢くてよかった。ガビルがアレなだけか、と、魔素を引っ込めた。というかソウエイは気にしないんだな
「無理を承知でお願いしたいことが」
「なんだ?」
「そなたの兄、リムル=テンペスト殿とも会わせてほしい。同盟を受けることに異論はないのだが...話を」
ふむ...まぁこんな高圧的なやつ相手じゃ困るのかな
「少し待て、今兄に説明する」
俺はこんなキャラじゃないって!!
〈リムル、いいか?〉
〈ああ、なにか問題か?〉
〈いや、同盟は受けることに異存はないみたいだがリムルにも会って話したいらしくてね。どうも高圧的にやりすぎたかも〉
〈ルリ...一体何やったんだ〉
〈魔素全開で、戦いたいなら相手してやるからかかってこいっていったらほとんどのやつ倒れた!〉
〈よし、帰ったらシオンの手料理の刑だ〉
シオンの手料理の刑?全く理解できないがいいか
〈で、どうする?〉
〈俺が行くまで手を出さないように言ってくれ。食われたら強くなるからな。それを守れるならって。日にちは、七日後だ〉
〈了解、お兄ちゃん〉
〈...もっかい言って?〉
〈やだ。めっちゃ後悔した〉
と、話終わったため首領に意識を向ける
「今、承諾を得た。七日後、こちらに来る。相手は
「っ!分かった!その話を信じ我々は待つ!ルリ=テンペスト殿よ、先程は大変失礼した」
「こっちも少しやりすぎたのでお互い様だ。ソウエイ、戻るぞ」
「はい」
そうして戻った。部隊編成されてたらしく俺はどうするかと言うと
「先にシオンの手料理か、今シオンの手料理か、それとも戦い終わった直後にシオンの手料理か。選べ」
「お兄ちゃんの手料理がいいな!」
なんか危機感を覚えたためあざとく言ってみると
「ちくしょう!その言い方は反則だろ!!」
勝ったと思いウルに乗ってシズさんと共にみんなで駆け抜けた
キャラ作りしまくりのルリであった。あともう覇王色の覇気である。というかあんな密室に近いとこでやったら気絶だけじゃ済まないだろう