走ってくれているウルには失礼だが、暇なのだ。ゴブリンライダー達や戦闘組みの鬼人組み、そしてシズさん。あ、シズさんはウルに乗ってるよ。何でも
「スライムさんには少し反省してもらいます」
との事、アレだ。浮気がバレたって感じなんだろう。恋愛を経験したことのない俺からしたら分からない事だけど恋愛ドラマではこういうのはよく見た
それが理由かリムルが落ち込んでたが、3日たった時かな?
〈お兄ちゃんだぞ〜〉
〈...いきなりなに?リムル〉
〈いや、ルリのせいで何かに目覚めそう〉
もう既に目覚めてる気がするのは気の所為だろうか?
4日目の夜、休みを取ってる時に
『リムル様、ルリ様。はぐれているオークがいます。リザードマンの首領の娘らしき者もいたため、勝手ながらオークを処理しました。ですが酷い怪我です』
ゆ、有能すぎる...生徒会とかに欲しい人材
それにしてもリザードマンの首領の娘と言うと、あの傍で控えてた子か。あの子結構見どころのある子なんだよね
俺の解放した魔素に当てられつつも踏ん張ってたし
....まぁそれでもあと数秒出してたら倒れてたと思うけどさ
『そのまま待っててくれ』
リムルが思念伝達でソウエイに伝えると
「みんな!ソウエイが首領の娘を保護したらしい。急ぐぞ!」
その号令で牙狼達の脚が早くなりソウエイの下へと向かった
あっ、これ俺の姿見せないと怪しい集団になるな
「カーバンクルさん?」
「姿見せないとって思ってね。後でまた戻るから」
リムルが自慢のフルポーションを飲ませている。が、いきなり喉に飲み物突っ込まれたら咳き込むわな
「回復薬だ。安心しろ」
飲ませ切るとハッと目が覚めるように身体を見ている。そうだよね、いきなり傷が治るんだから
「致命傷だと思ったのに...貴方様は...っ!まさかリムル=テンペスト様!?ルリ=テンペスト様!?お、お願いがございます!!」
いきなりの土下座に困惑する俺たち
何事だ?
「兄ガビルが謀反を起こして
あぁ...アレね...流石に戦力差がわからないほどだったのか....でもまぁウルとランガの殺気にも気づかないほどだし仕方ないのか
「えっと「貴女は見どころがあります!」「えっ」」
俺とリムルの声が重なった。何言ってるのシオン
「リムル様とルリ様の偉大差を理解するとは、リザードマンは救われ、明日の朝日を拝めるでしょう!」
〈なぁ...〉
〈...なに?〉
〈これ負けたら...ヤバくね?〉
〈勝つことだけ考えよう。その他はまた後で〉
〈だな〉
つらいがこの事は仕方ない。シオンは秘書、つまり秘書としてした事はそのままリムルのした事に繋がるようなもの。ちなみに俺のお世話係はシュナが担当してる
これの話し合いに丸一日経って漸く決まった事だ
シズさんは先生の仕事があるから仕方なく下がったが俺が見回りしてる時は結構な頻度で捕まってる
「分かった。ならルリが行った時に決まってたそうだが、君を首領の代理として、ここで同盟を締結する。異論はあるか?」
「い、いえ!ありません!」
「ソウエイ、首領のとこまで影移動してくれ。俺たちはこのまま進軍だ。一分一秒が惜しい」
そう言うと俺はカーバンクルモードになりシズさんのとこに行こうとしたら
「ルリ、せっかくだし俺に抱かれような?」
逃がさんと言わんばかりかいい笑顔のリムルが俺を捕まえてランガの上に乗せた。シズさんは無表情になってしまってるよ
リムル、後ろから刺されないようにって刺されても大丈夫なのか
こうして俺達はオーク達のいる湿地帯へと向かう事となった
実はルリをあまり抱っこしたことがないリムルであった。初めては会議の時
内心男同士になるからと遠慮したがお兄ちゃん呼びの事もあって目覚めちゃったかぁと