転生したらカーバンクルだった件について   作:おさんどんさん

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ジュラの森大同盟

俺とリムルは本来リザードマン首領が座るはずの椅子に座っている

しかし...しかしだ。俺はリムルの補佐的立ち位置なはず。なのにスライム状態のリムルの上に覆い被さるようにいるのはどう考えてもおかしい

 

〈空気が重い〉

 

〈そりゃ、会社での会議の場はってルリは元々学生だっけ。会社だといつもこんなもんだぞ?〉

 

そうなんだ。にしても注目浴びまくっててくすぐったい

 

「えーっと...俺もだが、弟はそもそもこういう場を一度も経験してなくてな。失礼があったらすまない。先に謝っておく」

 

俺はその発言があって直ぐに頭を下げた。と、言ってもリムルに近づけただけなんだが

 

〈ルリ、どういう考えだ?〉

 

〈この場にいるみんな見知ってて、尚且つ争う必要はもう無いでしょ?なら仲良くすればいいと思うな〉

 

〈流石俺の弟、俺も似たような意見だ。んじゃ発言するからルリは合わせてくれ〉

 

「何か発言があれば聞くから、まず俺の思ってる事を聞いてくれ」

 

みんな、黙っている

そして俺たちを見ている

 

「俺たち兄弟はオークに対して罪を問わない」

 

一番最初に反応したのはオーク達だ。それもそう、追放なんてのが当たり前なのに悪く言われなかったのだから

 

「被害の大きかったリザードマンからしたら不服だろうが、そもそもの問題は飢饉による飢餓が原因だ。他の種族が陥っていたらその種族も行っていたはず...ってのは建前だ」

 

え、建前なの?

 

「では本音を伺ってもよろしいかな?」

 

リザードマン首領が訪ねてきた。もちろんリムルが応える

 

「オークの罪は俺が引き受けた。弟も納得の上だ」

 

いやまぁそれはここに来るまでに聞いたけどさ...それを盾に言う?普通

 

「お待ちください!それは流石に」

 

「それが、魔王ゲルドとの約束だ」

 

オークの1番上っぽいやつがそれを聞き、何も言えなくなって黙って座ってしまう

 

「なるほど...しかし、それは少々ズルいお答えですな?リムル殿ルリ殿は、兄がこう仰ってるのを認めると?」

 

「ああ、兄が、リムルがそう言うなら俺は何も言わないよ」

 

「...だが」

 

「魔物における唯一共通する不変のルールが存在する。弱肉強食」

 

それを聞いて皆静かになってる

 

「ベニマル達は里を滅ぼされてるのに、何もないの?」

 

「無いと言えば嘘になりますが次があれば同じ無様は晒しませんよ」

 

鬼人達が頷いた。なるほど、恐らく町にいるシュナやクロベエも同じ反応をするだろう

 

「正論ですな...しかし、生き残ったオーク達をどうするおつもりですか?その話しぶりですと、オークを受け入れる...と、捉えられます」

 

「それに関してはルリと話し合って結論は出てる。な?」

 

「うん。みんなでもう敵同士じゃないでしょ?なら協力しあっていけばいいかなって」

 

「協力...」

 

「と、いいますと?」

 

首領とその娘さんが聞いてくる

もちろんオークも疑問に思っているようだ

こっから先は兄の領分なんだが

 

〈1回ルリが言いたいこと言ってみろ。危なかったら俺が助けてやるから〉

 

〈う、うん。分かった〉

 

「この話に関してはトレイニーさんにも関係があるからみんなしっかり聞いて欲しいんだ。いい?」

 

準備はいいか?と、見渡す。心構えは出来たみたいで話す。これはもう森だけの話というか、俺とリムルが都会での暮らしを知っていたからこそ話せるものになる

 

「えーっとね、これはもしも、ってだけの話で長い時間が必要になるけど、みんなで力を合わせていけたらと思うんだ」

 

「力を...」

 

「合わせる?」

 

リザードマン、オークから疑問の声が上がる

 

「何も難しい話をしようってわけじゃない、例えばだけどリザードマンからは水を、オークからはその力を見込んで力仕事を頼みたい。もちろん俺たちゴブリン村...村というよりもう町になってるけど、からは色んな意見も出すし何か出てきたったらいってくれれば俺と兄でなんとかできると思う。こういうのは森のルール違反になるかな?トレイニーさん」

 

「いえ、そもそも前例がないという事で切り捨てるには惜しい意見かと。流石です」

 

あ、あはは...

 

「今ルリがいったのは夢物語に見えるかもしれない。でもオークに関しては15万もいる。仕事量は増えるかもしれないけど村でなく、街を増やしていけばなって、さっきの補足としてゴブリンからは住む場所を、俺たちの街からは加工品を。こうすれば、いい国になると思うんだ。魔物が国ってのも変かもしれないけど...どう?トレイニーさん」

 

「悪くない案です。わたくし達からは森の実を提供します。そうすればしばらくはオーク達の飢えを凌げると思います」

 

「そ、その国とやらに...我々が入ってもよろしいのですか!?」

 

なんかすっごい驚いてる。そんなに驚くこと...なのか。食べることができるって、普通に考えて幸せだもんね。何事も幸せが1番

 

「もちろん!いないと困るからね!力仕事は任せたよ!働いたあとのご飯は美味しいよ?」

 

〈学生なのによく言う〉

 

〈今は街の主やってるじゃん!?〉

 

「誠心誠意!命を賭けて働かせてもらいます!」

 

「お、おう...」

 

「部族だけでなく全てをひとつにまとめて国に...悪くないですな。反対する理由もない、我々も賛成します」

 

リザードマン首領も認められた。これで水には困らない

 

「ではここに、森の管理者トレイニーが宣誓します。ジュラの森の新たなる盟主としてリムル=テンペスト様並びにルリ=テンペスト様をジュラの森大同盟は成立いたしました」

 

なんで...俺とリムル...が?

盟主ってなると管理者のトレイニーさんじゃないの?

はぁ...

 

〈お兄ちゃん、全部任せていい?〉

 

〈こんな時だけ妹っぽくなるな!いいから俺と一緒にやれ!ルリ、やらないと....これ同盟崩れるぞ〉

 

ですよね...はい。やります

 

その後はオーク達への名付けがもちろん待ってたのだがリムルに接続して名付けしたのだが、10日もかかりしかも接続してなおリムルがスリープモード1歩手前になっていたのが大変だった




リムルがルリを呼ぶ時、絶対と言っていいほど使ってない言葉第1位は「お前」です。
多分ですが呼ばせてないはず、意識してるので。絶対にルリの事をさす時は弟かルリと言ってます。多分ですよ?洞窟抜けて以降はお前と言わせてないっての
その前は関係性が乏しかったからアレでしたが
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