転生したらカーバンクルだった件について   作:おさんどんさん

5 / 28
基本名付けはリムルです


俺達、初めての名付け

朝になり、皆が集まった。

お、大所帯、これはまぁルールが必要になるな。これほど法がどれだけ大事か身に染みて分かった日はなかった

 

「はい、聞いてくださーい。これから君たちにはペアになって過ごしてもらいます」

 

「「「ペ」」」

 

「「「ア?」」」

 

...あっ

 

〈リムル、ペアとかそういうのって俺達の世界での言葉だから基本的な英単語は通用しないじゃない?〉

 

〈あー、そうか。異世界転生も楽じゃないな〉

 

「2人1組のことだ。互いに助け合って生活する。これを守ってくれ」

 

「「「「はい!!」」」」

 

「困ったり分からない事があったら俺達に聞いてくれ、答えられる範囲であれば答える」

 

「「「「分かりました!!!」」」」

 

にしても俺、牙狼族より小さいのよな...そこはリムルも一緒だけど

 

「これから大事なのは衣食住!衣類や食べ物、そして住む家を作るための組み分けをしようと思う!まずは...村長、名前は?」

 

「普通の魔物は名前を持ちません。名前を持たなくても意思の疎通が出来ますからな」

 

最初の俺達とヴェルドラみたいな関係か。確かにヴェルドラは俺達の名前を呼ばずに意思疎通してたな。いやまぁヴェルドラが特別凄いのもあるんだとは思うよ?

 

「よし、お前達に名前をつけようと思う!いいか?」

 

ふむ、解放しちゃうとまた暴れだしそうだし名付けをして配下にってのが普通なのか。俺達とヴェルドラが違うだけで

ヴェルドラは俺達に同格としてくれた。友達だもんな

というかゴブリン達も牙狼族もめっちゃ喜んでる

 

「...なんでこんなに喜ばれてるんだ?」

 

「さぁ?」

 

「んじゃ一列に並んでもらうとして、ルリ、手伝ってくれ」

 

「あ、悪いリムル。俺やることがあるからそっち先に終わらせてからでいい?」

 

「ん?んー...なんか悪いことじゃないか?」

 

「大丈夫だって」

 

ならいいやとリムル達と別れて俺は村から遠くに行き、森の中に入った

 

「さて...解放!」

 

「ん...俺は...」

 

「牙狼族の長、今お前を解放したが、牙狼族は俺達に降った。我が...えっと」

 

リムルは...友?違うな、家族...だし年下って言われたから名前的に男だよな

 

「兄リムル=テンペストと俺、ルリ=テンペストの配下になった。そこでだ。お前はどうする?」

 

「...どうする?とは」

 

「なに、殺すのは容易くても無駄に殺す必要はないだろう?だから好きに生きるといいってことさ。ただ、お前の配下は俺達の下にいるがな。あ、次俺達に襲いかかったらそん時は容赦しないからな。じゃ達者でな」

 

後ろを振り向き村に帰ろうとする。一応背中を警戒しながら、騙し討ちが一番怖いんだし。そう思ってたら

 

「待ってくれ!ルリ=テンペスト殿!」

 

「...なんだ?変な事だったら困るんだが」

 

「いや...俺も...いや、わたくしめも配下にくわえて頂きたい」

 

「...」

 

「散々食い散らかしておいて虫のいい話、だがそちらには我が息子もいるはず。ならば我が力も役に立てて頂きたく...」

 

「裏切りとかしたらリムルから怒られるぞ?」

 

そういうと牙狼族の族長だったやつは顔をあげて

 

「そんな!裏切りなど、弱肉強食の中、あなた様方の強き力の末端となれるのであれば本望です」

 

うーん...知識有現、これって信じていいのかな?いやまぁどっちにしろ手を差し伸べるけどさ

 

【尊敬と信頼しかありません】

 

あ、そなの?ならいいや

 

「分かった。お前を俺とリムルの配下にする」

 

「ありがたき幸せ...」

 

「今リムルがみんなに名前を付けてるから、せっかくだし俺からお前に名前をやるよ」

 

「名前を!?そんな、いいのですか?」

 

またこの反応、なぜみんなこんな反応をするのだろうか

 

「いいよ?ちょっと待ってな。考えるから」

 

うーん...かっこいい狼...片目...検索!ほうほう

 

「よし、お前は今日からウルだ!」

 

「ッ!ハッ、我が名はウル!」

 

うんうん、ああ意味とか教えとかないと

 

「これの意味は狼を別で呼ぶとウルとか、それにウルトラってのにもかけてる。分からないと思うから補足するとウルトラは超えるって事だか狼を超える存在だな。よろしくな!ウル!」

 

「なんと、そこまで考えてくださって...」

 

いやまぁその辺はテキトーなんだけど

 

「ルリ様ぁあああ!ってひぃい!!」

 

「ん?どうした?あ、大丈夫、仲間になってもらって俺も名付けたよ、ほら自己紹介して」

 

「ルリ様よりウルの名を授かった。本当にすまなかった」

 

「あ、いえ...それよりもリムル様が!」

 

リムルがどうかしたのだろうか?

 

「ウル、乗せてやってくれ。俺も一緒に行く」

 

そう言って村まで行くとウルに怯えるもの、もちろん牙狼族は驚いてたりしてたがその辺の説明をウルに任せて村長に案内させた

 

「リムル?リムル!知識有現!大賢者!リムルはどうなってるの!?」

 

大賢者からの反応がない...が

 

【解-スリープモードに移行してます】

 

スリープモード?眠ってるのか?どゆこと?

 

【スリープモードとは魔素の使い過ぎで行われる緊急停止状態です】

 

な、なるほど、原因は?

 

【解-名付けを行った事により対象へ個体名リムル=テンペストから渡った魔素によって足りなくなった事による状態】

 

あー、つまり名付けをするとリムルや俺、ヴェルドラは魔素を受け渡ししてた訳か...って危な!?俺達そんな危険なことしてたのか!ヴェルドラが消えるって言ってたからつまり俺もリムルに参加してたら水分だけ蛇口全開で出す可能性が...よ、よし。これからはリムルに任せよう(丸投げ)

 

「リムル様は大丈夫なのですか!?」

 

「ああ、今スリープモードに移行してるからこの状態だとリムルは動けないし身を守る手段がないからみんなで守護してくれ。その間は俺が仕切る」

 

なんとか乗り切った...とりあえずはなんとかなったかな

 




親父殿復活
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。