「こんなにいるとは聞いてないぞ!」
帰宅早々にリムルに怒られた。が、今回の俺はちゃんと考えている
「うん。だってこれ以上来たのを追い返したら来ていたゴブリン達がガッカリするだろうと思って」
「確かにそうだが...名付け「やだ」...名付け「やだ」弟が反抗期な件」
俺は名付けを任せてやってきたドワーフ達の歓迎をするために向かった
「どうも、リムルの弟のルリ=テンペストです。一応ここの主の副リーダー的存在です」
「こいつはどうも丁寧に、ルリの旦那、カイジンってんだ。リムルの旦那には世話になったよ。こっちは俺から見て左ガルム、ドルド、ミルドだ」
「おお!よろしくな!」
「俺たちを助けてくれたんだ。リムルさんは」
「命の恩人です。」
「ウッウッ」
ん?最後頷いてるだけ?えっと...分かる?
...なんも返答なしってことは分からないのね
「みんなに色々と教えてやってほしい。俺やリムルは見ての通り手足がさ、だから教えようにも難しいんだ。それに知識だけあってもそれを活かす実力がない。だからこっから先頼む」
「任せろってもんだ。お前達、やるぞ!」
仲良くできそうだ...そこで思念伝達ではなく魂の方で呼びかけが
〈ルリ、ヘルプ...ミー〉
〈名前は考えないよ〉
〈魔素が...〉
〈それを早く言って!?〉
なんとかならない!?大賢者さん!知識有現さん!教えて!
【答-魂伝達により個体名ルリ=テンペストと共に魔素を消費することで個体名リムル=テンペストのスリープモードを凌げます】
おお、よし、実行してくれ!あっ、でも俺が魔素切れになりそうになった解除してね?
【はい】
大賢者と知識有現の検索結果で導き出された答えによりなんとかなるっぽいので大賢者に頼んだ
〈おお?なんか眠気が消えた?〉
〈今俺とリムルの魂同士で魔素送ってるからそれを使って。俺が魔素切れになりかけたら解除するように言ってるから〉
〈なんとも頼りになる弟だ。サンキュ〉
これでなんとかなるなら問題はないそして名付けは無事終わったようで...
「ちなみに名前に意味は?」
「...」
特に決めてないのね。まぁその辺深く追求したら可哀想だし、付けられた側も可哀想なので言わないでおく
こうしてカイジンらドワーフ組が来てから実に有意義な生活を送れるようになった。元々建ててた家を改良したりもして住めるようになった。牙狼達にも家が出来て、これで安心になったなと言う頃
「ルリ様!」
「ん?リグルド、何か問題か?」
「ハッ、近くに人が来ておりまして」
「この村が気になったのかな...リムルには?」
「失礼ながら先に報告しております!」
「ん、なら俺はここで待ってるよ。何かあったらリムルから報告来るだろうし」
報告後、数分もしない内に爆発音が。うーん、リムルにそんな技あったっけ?と、思いながら音のした方を見つつ上空に飛んだ。、すると、黒い雷が落ちた。アレはリムルと確信できた
そして空から見てるとヴェルドラの洞窟で見た3人と仮面をした人?髪が長いし胸もあるから女性だよな...
「リムル、あの4人が近くに来てたって人?」
「ああ、それと...いや、先に4人を見ててくれ。リグルドに見てもらってるから大丈夫だろうけど念の為な」
何かする必要があるのだろうか?まぁいい、言われた通りに冒険者っぽい人達のとこに向かった
「お邪魔しまーす...焼肉?」
って凄い顔で食べてる...仮面の人は仮面付けたまま...邪魔じゃないのかな
「ルリ様、空腹とのことで食事を用意しました」
「流石、リムルに伝えとく」
伝えたところリグルド分かってるぅ!って帰ってきた。それ本人に言ってあげて?
「どうも、カーバンクルのルリです」
「「「っん!カーバンクル?」」」
まぁそうなるよな、かく言う村のみんなもそれに関しては分からなかったようで
「スライムさんじゃなくて?」
「俺はずっと村にいたぞ?ここは2人主がいるんだ。そろそろ...お」
「どうだ。お前達」
「あ、とっても美味しいです!」
「助かりやした!」
「もう空腹で倒れるかと」
「思いっきり走ってたじゃない!」
あはは...
「プルプル、僕はスライムのリムル!悪いスライムじゃないよ!」
「「ぷっ」」
〈お前も笑うのかよ!〉
〈無茶言わないで...〉
というより仮面の人も笑ったって事はネタが通じたのか?えっ、てことは同じ日本人!?
リムルと交互に見る、リムルは頷いてるのでそうなのだろう
「まさか魔物に助けてもらうとは...あ、すみません。俺はカバル、一応このパーティーのリーダーしてます。でコイツが」
「エレンです!リムルさんもルリさんもありがとうございます!」
俺なんにもしてないんだけどな...
「どうも、ギドといいやす。お見知り置きを」
3人の事は俺とリムル、1度出会ってるはずなんだけどね
「そしてこの方が行く方向が同じとなって臨時メンバーとなった」
「...シズ」
座り方...正座だよね。一応エレンさんもそれらしい座り方をしてるけどそれは女の子だからであって、しかもシズさんは完璧に座れてる
姿勢を崩す事なく
カバル達が来たきっかけを説明してくれた。俺たちは魔物だというのに
ヴェルドラが消えてから各国が大騒ぎして、ギルドでもそれは問題になっていたらしい
魔物の活発化。それが原因と
うーん...これって俺とリムルのせいでもあるよな...けど簡単に口にする訳にもいかないし
基本的な発言は任せてる
「なるほど...俺たち、見ての通り村を作ってるが、ギルド的に問題とかあるか?」
「...大丈夫だろ?な?」
「国はともかくね」
「ギルドが口出す問題じゃないかと」
シズさん喋らないんだ
夕暮れ時にリムルから呼び出された。というよりも着いてこいと
何か悪いことしたかな、そう思ったが丘の上にシズさんがいたので違うと判断した
「シズさん、ちょっといいかな?」
「リムル、俺もいなきゃダメ?」
「ダメに決まってるだろ!それでえっと...シズさんは...その」
めっちゃ言いずらそう、そんなに聞づらいならここまで来るのか、まぁ勇気がいるのは分かるけど
「悪いスライムじゃないよ、スライムさん。さっきのゲームセリフだよね?」
「あ、ああ」
抱かれたリムル。よく抱っこされてるなぁ。まぁ俺も女の子達に抱えられることが多いけど
「スライムさんやえっと、カーバンクルさん?も日本人?」
「ああ」
手を伸ばされた。ん?これ乗れって?いや、乗るのは流石にと思ったが肩に乗ればいいかと手をつたって登っていき肩まで行く
〈おぉい!ルリ、シズさんの顔の近くに!!〉
〈そういうリムルさんは胸に密着してるよね?〉
ぐっと帰ってきたところ
「そっか、会えて嬉しいよ」
横顔だけど笑顔が眩しい
さて、下からの視線が痛いのでジロジロ見るのはやめておこう
「2人はどうしてこっちに?」
「いやぁ、それがさ、刺されて死んじゃって...」
「ふり「違うわ!通り魔だよ!」あっはい」
「そういやルリはどうやってこっちに?」
「トラックにはねられた」
「信号無「子供庇った結果だよ!」お互い似たようなもんかぁ」
気づけばシズさんが俺たちのやり取りを見て笑っていた
「仲がいいんだね」
「ああ、何せこの世界での唯一の家族だからな!」
「家族?」
「俺はルリ=テンペストで」
「俺はリムル=テンペスト。名付け親も一緒だから兄弟みたいなもんなんだ。あ、兄は俺ね?」
念を押すように言ってくるリムル
「2人とも転生者なんだ」
「シズさんは違うの?」
「私は...召喚者だから」
召喚者?って...どゆこと?知識有現先生!
【答-大人数で行う魔法により呼び出されたもののこと、また召喚された者は魂に呪いがかかられ隷属されます】
聞くだけで胸糞悪いな
「シズさんはいつ頃召喚されたんだい?」
「...ずっと昔、町が燃えて...炎につつまれて...」
火事...所じゃないよな
「空から爆弾が降ってきて」
空襲...って下手したら相当前になるんじゃ!?
「お母さんと一緒に逃げてたんだけど、途中で...」
これ以上は聞かない方が良さそうだな
「...そうだ!」
「「?」」
突然の発言、俺とシズさんは首を傾げる
すると思念伝達により景色が変わる
これは...転生する前のかな?
「エルフさん?」
「わー!?!?無し!無し!大賢者!違うから!」
ちょっと兄を見る目が変わったかも
それから見たのは戦後、世界は発展していったものだった
「凄い...絵葉書で見たニューヨークの景色みたい!」
そ、その辺結構知ってるんだ
「世界は平和になったよ」
「...そっか...良かった」
そこで突然苦しみ出したようなシズさん。リムルも落とすし俺は邪魔だろうから飛び降りてリムルの横に行く
「だ、大丈夫?」
「うん...多分...大丈夫」
何かの持病...あっ、いや呪い?....現段階で分かる?先生
【答-シズの体内に上位精霊の存在を確認しました】
...名前、分かる?
【イフリートです】
再び俺とリムルは抱えられてゴブリン村に戻って行ったが...皆が寝静まった頃
「リムル、話がある」
「...なんだ?」
「シズさんの事だ。シズの中にいる存在...イフリートについて」
原作知識無しなのに現状検索するから原作知識ありみたいに見える不思議
肩に乗ってるのはサトシのピカチュウをイメージしてください。一応カーバンクルってピカチュウより小さいはずなので
両手に乗せても問題ないくらいは小さかったはず
あっ、〈〉がルリとリムルだけの会話、魂による会話です